自動ダイナミックレンジ選択機構が 実験をシンプルに

Q
A
自動ダイナミックレンジ
選択機構
自動ダイナミックレンジ選択機構が
実験をシンプルに、
マイクロプレートアッセイの結果にさらなる価値を
Thermo ScientificTM VarioskanTM LUXが持つ幅広いダイナミックレン
ジ(読み取りレンジ)
は一枚のマイクロプレート上の低シグナルと高シグ
ナルの両方を一度に測定することを可能にしました。 従来のマイクロプ
レートリーダでは、アッセイに合わせて手動でダイナミックレンジを調整
する必要がありました。この作業は時に複雑であり、測定するサンプルに
最適な調整ができているという保証はありませんでした。Varioskan LUX
の自動ダイナミックレンジ選択機構は、
プロトコルの設定を簡単にするだけ
でなく最高の測定感度を得るための最良のセッティングをお約束します。
Varioskan LUXの自動ダイナミックレンジ選択機構は、各ウェルのシグ
ナル強度に合わせて最適な設定を自動的に選択します。このシステムが
Varioskan LUXの最高の感度を引き出します。測定結果は、アッセイ間
または日々の研究の間での比較が可能です。 幅広い濃度にわたるサン
プルが一枚のプレート上で混在するような測定であっても問題ありませ
ん。サンプルに合わせた感度調整や測定可能な濃度幅などを気にする
必要がなく、研究の結果のみに関心を持っていただけます。
Varios kan L U X Mult im ode
Microp lat e Reader
Smart
Notes
why
なぜマイクロプレートアッセイで
自動ダイナミックレンジ選択機構が必要なのか?
測定の手順を簡単に
感度調整は不要です
近年、多くのマイクロプレートリーダで従来から使用されてき
蛍光測定や時間分解蛍光測定・発光測定では、複雑なマニュア
たハロゲンランプに代わり、それよりも幅広い波長に対応し、測
ル作業によるダイナミックレンジ調整は必要ありません。 最適
定の感度を向上する光源であるキセノンフラッシュランプが採
な設定を探すためのテストランはもう過去のものです。マルチ
用されています。しかし一方では、キセノンフラッシュランプは
モードマイクロプレートリーダ Varioskan LUX はそのような煩
測定のダイナミックレンジを狭め、サンプルの濃度に合わせた
雑な作業を研究者の代わりに行います。そして測定するサンプ
測定ごとの感度調整が必要とされました。この作業は容易では
ルがどういったシグナルを示すかにかかわらず、そのアッセイに
なく、時間がかかるものでした。マルチモードマイクロプレート
最高のセッティングで測定を実施します。
リーダ Varioskan LUX は、自動ダイナミックレンジ選択機構に
よりこの問題を解決しました。
幅広い測定レンジ
Fluorescein standard curve
自動ダイナミックレンジ選択機構は、従来のマニュアルでの感
度調整では不可能であった幅広いシグナルレンジのアッセイで
高感度に設定した場合
には ダ イ ナミックレン
ジが大幅に損なわれる
も確実な測定を可能にしました。サンプル濃度にあわせた機器
設 定の 制 限はありません。 自動 設 定により低 濃 度から高 濃 度
のサンプルに1 つのセッティング、一度の測定で対応することが
Fluorescence signal
可能です。
次世代の機能
研究においては測定の感度と測定結果の一貫性は非常に大切
Varioskan LUXでは高
感度と広いダイナミッ
クレンジを同時に実現
です。自動ダイナミックレンジ選択機構は、マイクロプレートの
ウェルごとのシグナル強度に合わせた最適の測定レンジを選択
することで最 高の 感 度と、いつ誰が 測 定しても変わることのな
い一貫性のあるデータを提供します。
Key
幅広いダイナミックレンジを選ぶと
測定の感度は約100倍損なわれる
Varioskan LUX - 自動ダイナミックレンジ選択機構
他社製品 X - マニュアル設定で高濃度を選択
他社製品 X - マニュアル設定で低濃度を選択
Fluorescein (pmol/well)
図1 Varioskan LUXと他メーカー製品の蛍光測定におけるダイナミック
レンジと測定感度
要旨
マニュアル操作でのダイナミックレンジ調整と比較して、マルチモードマイクロプレートリーダ Varioskan LUXの自動
ダイナミックレンジ選択機構は卓越した便利さを提供し、全ての実験で最高の測定を得ることを保証します。
Learn more about the Varioskan LUX at www.thermoscientific.com/varioskanlux
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