建荷協静岡県支部 フォークリフト技術部会情報 №4 安全なフォークの取外し、取り付け作業 普段何気なく行っているフォークの取外し、取付作業は作業手順を間違えると大きな災害に つながる恐れが有ります。 今回は、安全なフォークの取外し、取付の作業手順を、ご紹介致します。 フォークの取外し作業(必ず1本ずつ実施) 1、 フォークストッパーを解除位置にする 2、 フォークをリフトブラケットの中央へ安全に移動する。 (リフトブラケット中央下の切り欠け部分まで移動する) 3、 取り外す側のフォークの下に高さ20cm程度の台木を置く 4、 マストを最前傾させ、ロアフック部をリフトブラッケト下部より外し、 そのままフォークをゆっくりと降下させる 5、 アッパフックがリフトブラケットから離れるまで降下させる 6、 車両をゆっくりと後退させる 7、 もう片側も同様1~6の手順で行う 【図1 参照】 【図2 参照】 フォークの取付け作業(必ず1本ずつ実施) 1、 2、 3、 4、 5、 6、 7、 フォークストッパーを解除位置にする リフトブラケットの切り欠け部の前面に向かって、床面にフォークを置く。 マストを垂直より前傾し、フォークアッパフックの下部の高さまでリフトブラケットを上昇させる リフトブラケットがフォークに軽く接触するまで静かに前進する。 【図2 参照】 リフトブラケットをフォークの先端が床面から離れるまで(10~20cm)静かに上昇させる フォークがリフトブラケットに掛かるまで、上昇させる切り欠け部にロアフックが入ったことを確認 マストを垂直よりやや後傾しリフトブラケットがはまっていることを確認し所定の位置まで 安全に移動する 【図3 参照】 8、 フォークストッパーをロックの位置にする 切り欠け部とロアフックの位置を 確実に合わせる。 図 1 注 リフトブラケットをフォークに 軽く接触させる。 図 2 フォークがブラケットに確実に はまっていることを確認。 図 3 台木の幅はフォーク全幅の2倍以上、高さはフォークの厚さの3倍以上 長さは、フォーク全長の1/2以上が望ましい。
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