2015/7/4 第13回 断面の核、建物の崩壊機構 軸力と曲げが作用する材の応力度 両方が同時に働く場合、弾性 では重ね合わせられる 対称軸周りに曲げ モーメントMが働く場 合 圧縮 軸力Pが図心に 働く場合 • 偏心荷重(曲げと軸力) 圧縮 M M P + • 仮想仕事(配布プリント) 外力の仕事=内力の仕事 • 節点振分け • 部材の曲げ終局強度(全塑性モーメント) 塑性ヒンジ 引張(+) P A P = y 引張 M y I y 引張 圧縮 圧縮 圧縮(-) 1 偏心距離 P = y 引張 P M y A I M M P + y 引張 2 一つの力の効果 図心に作用するPとMは図心からeだけ離れたPに置き換えられる(第 二回目に説明) P P e M P • ある点に作用する一つの力の効果は • 別の点に作用する一つの力とモーメントに 置き換えられる :偏心距離 M P M P e P P e P M=Pe 3 4 1 2015/7/4 偏心距離 断面の核 図心に作用するPとMは図心からeだけ離れたPに置き換えられる(第 二回目に説明) P e P M P • 偏心距離によって断面内の垂直応力度分布は 異なる • 断面内に圧縮応力度しか生じないような偏心軸 力の作用領域を断面の核という :偏心距離 左図の状態で M P P e e P P e P P M e e t P M=Pe 引張が生じる t P Pe 0 A Zt Z t bh 2 h bh A 6 6 圧縮しか生じない 5 矩形断面の核 円形断面の核 y軸上で B’ ey C’ z軸上で同様に B h E h 6 A h 6 z C D A’ b b 6 6 b y D’ 6 2 Z t bh 1 h A 6 bh 6 ez A r 2 , I b 6 e r AB上の点Eに偏心軸力PEが作用するとすると PEはA点B点に作用する力PA、PBに分解できる PA では縁C’D’が応力度ゼロで他は圧縮応力、 PBでは縁A’D’が応力度ゼロで他は圧縮応力 となるから、E点より内側の点では引張応力は 発生しない r 4 D I r 4 4 , Z r 3 4 Z r 3 1 r 2 A 4 r 4 D4 64 したがって、図のひし形内部が矩形断面の核で ある 7 8 2 2015/7/4 第13回 建物の崩壊機構(配布プリント) • 仮想仕事 外力の仕事=内力の仕事 外力の仕事は力が与えられている節点(部分) 内力の仕事は各節点の合計 • 節点振分け 柱 柱と梁の強度の和を節点で比較する ⇒小さい終局強度で節点の 梁 塑性ヒンジが決まる ⇒その強度を1/2*分割して 柱(または梁)に振分ける 時計回りに数値を記入する9 部材の曲げ終局強度(全塑性モーメント:Mp) ・塑性ヒンジ 2 j D 応力中心間距離 σ M C D j T 弾性 σ B C D 塑性 M C j T j σy j T σy B D 2 D 4 3 B D2 Z 6 応力中心間距離 Mp B 3 D 1 B D C T B 2 2 4 C T y j 1 D 2 D B D B y 2 2 Mp C j T j Zp:塑性断面係数 Z:断面係数 1 B D y D 2 2 B D2 y Z p y 4 10 3
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