MDK 留学支援制度 留学報告書 2015 年 1月 金沢大学 野村 結 2015

MDK
留学支援制度
留学報告書
2015 年
1月
金沢大学
野村
結
2015 年になり、一ヶ月が経とうとしています。この一ヶ月は冬休みというこ
とで、かなり自分の時間を持つことができました。今月も報告をさせていただ
きます。
【ヨーロッパ旅行について】
12 月の後半から1月にかけて、ヨーロッパを旅行してきました。国は、ドイ
ツ・ベルギー・イギリス・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・エスト
ニアです。この旅行は金沢大学からそれぞれの国に留学している同期のもとを
訪ねるというものでした。交通費を節約するべく、電車・バス・船・飛行機な
どあらゆる交通手段を使って最安値で行くことを目指したのでかなり身体的に
疲労はたまりましたが、それ以上に得たものがとても大きい旅行でした。まず、
わたしは EU 圏がどのように成り立っているのかということにとても興味があ
りました。島国で育った私には、すぐ隣にいる国々で国境を引き、違う国だと
争うという歴史に大きな疑問を抱いていました。しかし、その疑問も少し解け
ました。やはり、話す言葉が違い、その国を作ってきた歴史と文化があるとい
うことに気がつきました。人間が意図的にひいた国境はあるべくしてあるのか
もしれないと思うようになりました。
そしてたくさんの国を見ていくうちに自分の価値観を超えるような景色や、
持つ歴史に直面することが多々あり何度も心を揺さぶられました。そしてその
心を揺さぶられる感覚が自分の求めていたものなのだと感じました。この感覚
を求めてこれからもいろんな世界を自分の目で見たいと思うようになりました。
ロンドンでの年明け
また、今回のヨーロッパ旅行でのもう一つの目的であった、ヨーロッパの国々
がロシアをどのように見ているのかということを少し知ることができました。
やはり、旧ソ連国であったフィンランド、エストニアではロシア語がかなり広
範囲で使うことができしました。しかし、船で出会ったフィンランド人とロシ
アのことについて話すとやはりいいイメージは持っていないということが分か
りました。このようなイメージがもたれているのにはたくさんの理由があると
考えられるので、この留学中に他の旧ソ連諸国にも赴き、ロシアを外から眺め
たいと思っています。
【ロシアでのホームステイについて】
ヨーロッパ旅行を終えてすぐに、カザンから電車で6時間の街、イジェフスク
を訪れました。ここでも父の教え子である方が道場を開いているため、ホーム
ステイをさせてもらいました。イジェフスクという街は、長らく「武器の街」
として栄えてきた街です。それもあってか街の中には大きな工場が立ち並び大
きな煙突から煙が出ている景色が広がっていました。そしてカラシニコフとい
う機関銃の博物館もありました。武器製造という世界的に見ると「悪」である
産業が堂々と国家産業であると公言しているところに少し「ロシアっぽさ」と
いうものを感じました。しかし、イジェフスクの人々はとても心の温かい人ば
かりでした。ここでも何度か稽古に参加し、たくさんの人に出会うことができ
ました。そして、ロシア語の特訓もかなり受けました。自分の実力がまだまだ
甘いということを痛感することができました。このホームステイは人の温かさ
に触れたかけがえのない時間になりました。
皆でロシア料理を作りました。
イジェフスク道場にて
【ロシア語の学習について】
冬期休暇の間、ヨーロッパにいたこともあり、ロシア語に触れる機会が減っ
てしまっていましたが、ホーステイを経ることでかなり感覚を取り戻すことが
できました。休暇は2月の2週目まで続くとても長いものでしたが、お世話に
なっている先生に連絡したところ、また他国からきている留学生の語学研修に
参加させてもらえることになりました。今回は留学当初に参加した語学研修よ
りレベルの高い研修になるので、しっかりと臨んでこの機会を活用したいと思
います。そして、もう少しで後期も始まるので、残りの半分も充実したものに
しようと意気込んでいます。
今回も少し長くなってしまいました。ご精読ありがとうございました。