2015 年 9 月 28 日(月) 報道関係各位 ライブロックテクノロジーズ株式会社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LTE 対応インテリジェントゲートウェイ「Coral Edge」を提供開始 IoT のエッジコンピューティングをタフに支える 業界初の PoE 給電機能搭載モバイルゲートウェイ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ IoT デバイス開発と関連サービスを手掛ける、ライブロックテクノロジーズ株式会社(所在地: 東京都新宿区、代表取締役:齋藤昭宏)は、過酷な環境でも安定した動作を実現する LTE 対応イン テリジェントゲートウェイ「Coral Edge」を、2015 年 9 月 28 日より販売を開始いたします。 ■LTE 対応インテリジェントゲートウェイ「Coral Edge」 http://www.liverock-tech.com/ 「Coral Edge M7000」 : LTE 対応モバイルゲートウェイ 「Coral Edge V7000」 : M7000 の機能に加え、PoE 給電機能搭載 【背景】 「厳しい外部環境下で障害が多発する」、「障害時に現場へ駆けつけるのは多大な負担になる」、 「IP カメラも接続したい」、「エッジ側にアプリを簡単に搭載したい」といった、運用してわかる IoT システムの課題に応えるために「Coral Edge」を開発しました。 【製品の概要】 Coral Edge は、産業用 IoT システムに最適な、タフでインテリジェントなモバイルゲートウェ イです。広い動作温度範囲と動作電源範囲、ノイズや瞬停に強い電源回路をもち、障害発生時に自 律回復する SSR(Self Sustaining Recovery)機能を装備。過酷な屋外や車載環境でも安定した動作 を実現します。加えて、モバイルゲートウェイとして業界で初めて PoE(Power over Ethernet) 対応機器への給電機能を搭載、PoE ハブなしで IP カメラを直接接続できます。通信モジュールに は、u-blox 社の LTE/3G 対応 TOBY-L2 シリーズを採用、モバイル回線と有線回線に対応したルー ティング機能を装備しています。また同社の GPS モジュールも標準搭載し、正確な位置・時刻情 報を提供します。デバイス側のハードの制限を気にせずにインテリジェントなアプリを搭載できる リッチなハードリソースを装備すると共に、Oracle Java SE Embedded 8 も標準搭載しています。 太陽光発電システムやコインパーキング、車載装置、社会インフラなどの遠隔監視・制御用モバイ ルゲートウェイとして最適です。 標準価格 オープン 販売開始 2015 年 9 月 28 日 出荷開始 2015 年 10 月 28 日 <主な仕様> 仕様項目 Coral Edge M7000 Coral Edge V7000 PoE給電 (IEEE 802.3af) ― 〇 ARM Cortex-A8 799MHz CPU RAM 1GB NOR FLASH 4MB 512MB NAND FLASH(SLC) 8GB GNSS GPS ー ハ eMMC ド ウ モバイル回線 LTE、3G ェ インターフェース ア 仕 アンテナ 様 サイズ Gigabit Ethernet x2、コンソール、RS-232、RS-485、SDカード、USB2.0、DIO(2x2) SMA(LTE)x2 、SMA(GNSS)x1 約175mm x 107mm x 30mm ブラケットを除く 重量 約390g 約430g 電源仕様 DC 5.0~32.0V DC10.8~32.0V 消費電力 スリープ状態 約0.6W、ノーマルモード 約3W、最大 約10W スリープ状態 約0.6W、ノーマルモード 約3W、最大 約25W 動作温度 -30℃~+70℃ (結露無きこと) -30℃~+60℃ (結露無きこと) -40℃~+80℃ 保存温度 Linux 3.14 OS ARP、IPv4、UDP、TCP 基本プロトコル IPCP(IPv4)、PPP(IPv4)、PPPoE(IPv4) 接続プロトコル ソ 動的IPアドレス フ ト ルーティング ウ アドレス変換 DHCPv4(サーバ/クライアント) スタティックルーティング ェ NAT/NAPT(送信元/送信先) ア VPN 仕 時刻同期 様 セキュリティー 開発キット(SDK) IPsec NTP、GPS パケットフィルタ gcc-4.9.2、binutils-2.25、Oracle Java SE Embedded 8、Oracle Java SE Embedded suite(オプション) 対応ディストリビューション 独自ディストリビューション、Debian jessie <4 つの特長> 1. 過酷な環境でも安定稼働します。 Coral Edge は、環境に強い LTE 対応インテリジェントゲートウェイです。 動作温度範囲は、 -30℃~+70℃(※1)。厳しい外部温度の環境下でも、安定して稼働します。動作電源範囲も DC5V ~32V(※2)と広く、電圧変動、ノイズ、瞬停への対応も強化されているため、電源環境の悪 い屋外現場や車載でも安定した動作を実現します。 ※1 当仕様は M7000 のもので、V7000 は-30℃~+60℃を保証しています。 ※2 当仕様は M7000 のもので、V7000 は DC10.8V~32V を保証しています。 2. 障害時に自律回復する SSR 機能を搭載しています。 Coral Edge に搭載された SSR(Self Sustaining Recovery)機能は、温度変化や入力電圧変 動、モバイル電波環境の変化など、さまざまな要因で発生する障害に対し、自力で再起動や再接 続を行います。この SSR 機能は、SD カードや通信モジュール、各インターフェースに接続さ れた機器にも適用され、障害発生時に現場に駆けつける負担を大幅に軽減します。 3. 業界初の PoE 給電機能を搭載。IP カメラへの給電と電源再起動を可能にします。 Coral EdgeV7000 は、PoE(Power Over Ethernet:IEEE802.3af)対応の LAN ポートを搭 載。PoE ハブを使わずに、IP カメラに直接電源供給できます。また、SSR 機能で常時 IP カメ ラの死活を監視することで、ハングアップした場合でも供給電源を OFF・ON して IP カメラを 再起動させることが可能(国際特許出願中)。屋外設置時でも安定した運用ができます。 4. リッチなハードウェア環境を提供します。 Coral Edge は、OS に Linux 3.14 を採用。エッジアプリケーションの動作に必要な豊富なハ ードウェアリソースを装備し、エッジコンピューティングを強力にサポートします。Oracle Java Embedded SE8 を標準搭載することにより、サーバ上で開発した Java アプリ資産を容易に流 用できます。 【今後の展望】 Coral Edge は、IoT/M2M プラットフォームとして豊富な実績をもつ日本システムウエア社 Toami の動作確認を既に完了しており、米国 PTC 社 ThingWorx の動作検証の称号 ThingWorx ready も取得予定です。今後は更に多くの IoT/M2M アプリケーションやクラウド型監視カメラア プリケーションの動作確認を進め、幅広いソリューションパートナー様との連携を強化してまいり ます。来春には Coral Edge のラインナップの増強とデバイス管理ツールの提供を予定しており、 今後3年で 10 億円の売り上げを目指します。 当社は、Coral Edge を、9 月 30 日から東京ビックサイトで開催される日経 BP 社主催「IoT Japan 2015」に、日本システムウエア社のブースにて展示いたします。 <関連リンク> ・u-blox 社 TOBY-L2 シリーズ :https://www2.u-blox.com/ja/wireless-modules/lte/toby-l2-lte-module-series.html/ ・日本システムウエア社 IoT クラウドプラットフォーム Toami : http://www.m2m-cloud.jp/ ・IoT Japan 2015:http://expo.nikkeibp.co.jp/iot/2015/exhibition/ 【ライブロックテクノロジーズ株式会社について】 ライブロックテクノロジーズは、モバイル通信機器の開発・販売に豊富な実績経験をもつメンバ ーが 2014 年末に共同創業したベンチャー企業です。創業以来、産業用 IoT システムにおけるエ ッジコンピューティングの重要性に着目し、インテリジェントなモバイルデバイスの独自 開発を進めています。ライブロックテクノロジーズは、センサー機器や IoT アプリケーション の提供ベンダー様、ネットワークオペレータ様やシステムインテグレータ様と協力して、経済的で 運用性に優れた IoT ソリューションをご提供し、新たな価値を造りだすことで人々の豊かな生活を 支え続けます。ライブロックテクノロジーズに関する詳細は、http://www.liverock-tech.com/ ご覧ください。 【本リリースに関するお問合せ先】 ライブロックテクノロジーズ株式会社 担当 :小嶋 修 TEL :03-6389-0630 FAX :03-6380-0631 E-mail :[email protected] を
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