①知識・技能を習得すること、定着を図ることに重点を置いた授業展開例

①知識・技能を習得すること、定着を図ることに重点を置いた授業展開例
~
第5学年
「分数と整数のかけ算・わり算」~
本時の目標
分数×整数を計算する活動を通して、途中で約分できる計算のよさが分かり、能率的に計算すること
ができる。
本時の展開(2/7)
段階
主
課
題
学
習
活
動
指導と評価
【評価規準】
分数に整数をかける乗
法の計算をすることがで
きる。
<技能>
9
× 4 の計算のしかたを考えましょう。
8
問題1
必
然 1
な
既習の内容と比較し、解決の見通しをもつ。
・同じところは、分数×整数です。
・ちがうところは、仮分数です。約分もできそうです。
・前時と同じように、単位分数のいくつ分で考えればよい。
いろいろな分数×整数の計算ができるようになろう。
2
追
究
2つの計算のしかたを全体で確かめ、比較する。【※1】
1
あ 9
9× 4
い
○
○
× 4=
×
8
=
8
9
36
8
2
9
1
= =4
2
2
最後に約分し
ています。
9
9 4
× 4=
8
8
2
9
=
2
=4
計算の途中で
約分していま
す。
児童の学習状況(B)
・分数×整数では、途中
で約分した方が計算が
簡単になることを知
り、練習を通してその
技能を身に付ける。そ
して、既習の等しい分
数のつくり方や分配法
則 を も とに 、「 帯 分 数
×整数」の計算技能を
身に付ける。
確実に定着させるために
1
2
【※1】
・約分を用いた計算技能
を身に付けさせたい。
・そこで、2つの考え方
い の、途中で約分する方法で計算する。
3 ○
を提示し相違点を確か
4
める場をはじめに位置
7
3
× 5 に取り組み、途中で約分できているかペアで確かめる。
付けることで、約分し
① ×6 ②
8
10
てから計算していくよ
※ペアで順番を決めて、ノートを指しながら説明する。
さを確かめる。
・確かめの問題をペアで
分数の計算では、とちゅうで約分すると計算が簡単になる。
説明し合う場を位置付
け、途中で約分する方
法を身に付けさせる。
3
問題2
1 × 4 の計算のしかたを考えましょう。
5
【※2】
5 2つの計算のしかたを確かめる。【※2】
帯分数を整数部 ・帯分数×整数では、約
う 1 3 × 4= 8 × 4
え 1 3 × 4=1× 4+ 3 × 4 分と分数部分に
○
○
分の場所だけでなく、
5
5
5
5
帯分数を仮分数
計算方法そのものに違
分けます。全体
8× 4
12
になおして計算
いがあることに気付か
=
=4+
を4倍するの
5
5
せたい。
します。
12
32
で、それぞれに
=4
・そこで、ここでも2つ
=
5
5
4をかけて合わ
2
を提示し、どちらがよ
2
=6
=6
5
せます。
い か で はな く、「 ど う
5
やっているのか」に着
6
目させる。
2
・どちらの方法ともの理
1 × 7 に取り組み、ペアで説明し合う。
解が図れるよう、方法
3
を変えて説明する場を
う 、もう一方が○
え で取り組む。
※1人が○
位置付ける。
(一方の説明が終わったペアは、もう一つの方法で取り組む。
途中で約分した方が、数が小さくなり、計算が簡単になります。
振
り
返
り
7
分数×整数の計算練習を行う。
①
5
×4
6
②
4
×9
3
③2
3
×4
8
④2
1
×6
4
・①②は先に約分してい
ることを、③④⑤はい
ずれかの方法で正しく
4
⑤1 × 10 計算できているかをみ
5
とどけ、価値付ける。