平 成 19 年 商 業 統 計 結 果 (小売業) 調査の期日 平成 19 年 6 月 1 日。なお、年間商品販売額は、平成 18 年 4 月 1 日から平成 19 年 3 月 31 日まで の 1 年間の販売額。商業統計調査は、平成 9 年以降の調査から 5 年ごとに実施し、その中間年(調 査の 2 年後)に簡易な調査を実施することとなっている。平成 16 年調査は、全国すべての事業所・ 企業を対象とした総務庁所管の事業所・企業統計調査との同時調査(調査表は両調査共通の平易な 様式)により実施され、既設の対象事業の捕捉を行っているため数値を時系列で使用する際には注 意を要する。 なお、平成16年以前の調査数値については、合併後の行政単位で集計を行った。 出雲市小売業の推移 250,000 9,000 8,000 7,000 5,000 4,000 3,000 2,000 209,970 206,041 132,481 132,737 207,912 200,000 190,817 181,495 6,000 150,000 137,895 126,748 8,817 8,686 8,123 2,027 1,945 1,874 8,507 117,572 100,000 8,013 1,729 1,562 50,000 1,000 0 0 H11 H14 H16 従業者数(人) 年間販売額(百万円) H9 商店数(店) H19 売場面積(㎡) 9000 80 8000 72 70 6000 5000 4000 3000 2000 6803 6517 7069 70 64 63 7000 7677 7527 57 60 50 40 30 1560 1588 1503 1560 1467 20 10 1000 0 0 H9 1店当り販売額 H11 H14 従業者当り販売額 -1- H16 H19 売場面積当り販売額 売場面積当り販売額(万円) 出雲市小売業販売効率の推移 1店当り販売額(万円)・従業者当り販売額(万円) 商店数(店)・従業者数(人) 10,000 販売額(百万円)・売場面積〈㎡) 出雲市小売業の推移(自動車・燃料除く) ◦ポイント ・平成 19 年調査では売り場面積以外が減少した。長期的に減少傾向にある商店数は今回 189 店 9.5%減少し、前回 から減少に転じた従業者数は 569 人 5.6%引き続き減少した。特に年間販売額は 9.6%と大幅に減少した。前回に減 少に転じた売場面積は 0.4%とわずかながら増加を示した。 ・小売吸引率、販売額県内シェアともに前回に比べ減少したものの、県内では高い水準を保っているため、県内にあ って出雲市の商業拠点性は高い状態にあることがわかる。 ・年間販売額が大幅に減少し、商店数、従業者ともに減少したため、1 店あたり、従業者あたり、売場面積あたりの 販売効率すべてが低下した。 ・1 店あたり、従業者あたり、面積あたりの販売額は県下で2番目、3番目の水準となっている。 ・1 店当りの売場面積は大幅に増加しており、店舗の大型化が進行している。 出雲市小売業の推移 全体 店舗数 (対前回増減率) (県対前回増減率) 従業者数 (対前回増減率) (県対前回増減率) 年間販売額 (対前回増減率) (県対前回増減率) 売場面積 (対前回増減率) (県対前回増減率) 商店数 (対前回増減率) (県対前回増減率) 従業者数 (対前回増減率) (県対前回増減率) 年間販売額 自動車・燃料除く (対前回増減率) (県対前回増減率) 売場面積 (対前回増減率) (県対前回増減率) 1店当り販売額 (同 県実数) 従業者当り販売額 (同 県実数) 1㎡当り販売額 (同 県実数) 1店当りの売場面積 (同 県実数) 人口100人当り売場面積 (同 県実数) 小売吸引率 販売額県内シェア 平成9年 2,210 店 ▲4.3% ▲5.7% 9,759 人 ▲0.8% ▲2.4% 1,720 億 8,161 万円 0.8% 5.1% 185,721 ㎡ ▲1.3% ▲4.5% 1,945 店 ▲3.6% ▲6.5% 8,123 人 ▲1.4% ▲2.5% 1,267 億 4,833 万円 ▲3.6% 3.2% 181,495 ㎡ ▲0.7% ▲4.7% 6,517 万円 6,087 万円 1,560 万円 1,558 万円 70 万円 71 万円 93 ㎡ 86 ㎡ 123 ㎡ 112 ㎡ 1.09 20.7% 平成11年 2,308 店 4.4% 2.2% 10,453 人 7.1% 7.0% 1,827 億 6,778 万円 6.2% 1.4% 194,875 ㎡ 4.9% 6.1% 2,027 店 4.2% 2.0% 8,686 人 6.9% 6.6% 1,378 億 9,523 万円 8.8% 3.2% 190,817 ㎡ 5.1% 6.4% 6,803 万円 6,160 万円 1,588 万円 1,508 万円 72 万円 69 万円 94 ㎡ 89 ㎡ 130 ㎡ 119 ㎡ 1.14 21.8% -2- 平成14年 2,147 店 ▲7.0% ▲7.7% 10,614 人 1.5% 0.4% 1,803 億 2,626 万円 ▲1.3% ▲4.1% 213,500 ㎡ 9.6% 3.1% 1,874 店 ▲7.5% ▲8.3% 8,817 人 1.5% 1.1% 1,324 億 8,148 万円 ▲3.9% ▲6.1% 209,970 ㎡ 10.0% 3.6% 7,069 万円 6,309 万円 1,503 万円 1,402 万円 63 万円 62 万円 112 ㎡ 101 ㎡ 143 ㎡ 124 ㎡ 1.15 22.3% 平成16年 1,987 店 ▲7.5% ▲7.2% 10,168 人 ▲4.2% ▲5.7% 1,773 億 7,055 万円 ▲1.6% ▲2.8% 209,961 ㎡ ▲1.7% ▲1.4% 1,729 店 ▲7.7% ▲7.6% 8,507 人 ▲3.5% ▲6.1% 1,327 億 3,676 万円 0.2% ▲3.4% 206,041 ㎡ ▲1.9% ▲1.1% 7,677 万円 6,591 万円 1,560 万円 1,443 万円 64 万円 61 万円 119 ㎡ 108 ㎡ 140 ㎡ 125 ㎡ 1.19 23.2% 平成19年 1,798 店 ▲9.5% ▲9.9% 9,599 人 ▲5.6% ▲4.3% 1,602 億 7,249 万円 ▲9.6% ▲7.3% 210,779 ㎡ 0.4% 1.9% 1,562 店 ▲9.7% ▲10.4% 8,013 人 ▲5.8% ▲3.9% 1,175 億 7,150 万円 ▲11.4% ▲6.8% 207,912 ㎡ 0.9% 1.6% 7,527 万円 6,856 万円 1,467 万円 1,399 万円 57 万円 56 万円 133 ㎡ 122 ㎡ 142 ㎡ 133 ㎡ 1.10 22.0% 出雲市の状況 (1)商店数 商店数(自動車・燃料を除く)は減少が続いている。中分類業種別では、すべての項目で減少し た。特に「飲食料品」は 100 店以上の減少があった。 商店数の推移 3,000 2,500 2,308 2,210 2,147 1,987 1,798 2,000 2,027 1,945 1,500 1,874 1,729 1,562 1,000 500 0 H9 H11 H14 全業種 H16 H19 自動車・燃料除く 出雲市中分類別商店数の推移 900 800 771 707 700 772 752 各種商品 757 672 704 609 600 織物・衣服・身の回り品 606 601 飲食料品 500 400 自動車・自転車 300 200 307 245 319 270 166 179 14 16 287 245 254 179 274 221 169 7 10 3 177 157 100 0 H9 H11 H14 H16 H19 -3- 家具・じゅう器・家庭用 機械器具 その他の小売業 (2)従業者数 従業者数(自動車・燃料を除く)は、前回に引き続き減少した。 「その他の小売業」で 257 人増 加した以外は減少となった。特に「各種商品」では 500 人近く減少している。 従業者数の推移 12,000 10,000 10,453 9,759 8,000 8,123 10,614 8,686 8,817 H11 H14 10,168 9,599 8,507 8,013 (人) 6,000 4,000 2,000 0 H9 全業種 H16 H19 自動車・燃料除く 出雲市中分類別従業者数の推移 4,000 3,500 各種商品 3,000 織物・衣服・身の回り品 (人) 2,500 飲食料品 2,000 自動車・自転車 1,500 家具・じゅう器・家庭用 機械器具 1,000 その他の小売業 500 0 H9 H11 H14 H16 H19 -4- (3)年間販売額 年間販売額(自動車・燃料を除く)は 9.6%の大幅な減少となった。中分類業種別では「その他 の小売業」が 26 億円と増加したものの、それ以外は減少していることが全体の大幅な減少につなが った。 年間販売額の推移 200,000 180,000 172,082 182,768 180,326 177,370 160,272 160,000 (百万円) 140,000 120,000 137,895 126,748 132,737 132,481 117,572 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 H9 H11 全業種 H14 H16 H19 自動車・燃料除く 出雲市中分類別販売額の推移 60,000 各種商品 50,000 織物・衣服・身の回り品 (百万円) 40,000 飲食料品 30,000 自動車・自転車 20,000 家具・じゅう器・家庭用 機械器具 その他の小売業 10,000 0 H9 H11 H14 H16 H19 -5- (4)売場面積 売場面積(自動車・燃料を除く)は過去一貫して増加していたが、前回減少に転じた。今回は微 増となったが、特にホームセンターが含まれる「その他の小売業」が 22,624 ㎡、 「織物・衣服・身 の回り品」が 3,975 ㎡、 「飲食料品」が 3,061 ㎡と大幅に増加した反面、 「各種商品小売業」が 11,467 ㎡減少した。 売場面積の推移 240,000 230,000 220,000 213,500 209,961 210,779 206,041 207,912 H16 H19 (㎡) 210,000 194,875 200,000 209,970 185,721 190,000 190,817 180,000 181,495 170,000 160,000 H9 H11 全業種 H14 自動車・燃料除く 出雲市中分類売場面積の推移 (㎡) 80,000 70,000 各種商品 60,000 織物・衣服・身の回り品 50,000 飲食料品 40,000 自動車・自転車 30,000 家具・じゅう器・家庭用 機械器具 その他の小売業 20,000 10,000 0 H9 H11 H14 H16 H19 -6- 中分類業種別の 4 項目の増減率を見ると、 「各種商品」、 「自動車・自転車」、 「家具・じゅう器・家 庭用機械器具」は 4 項目とも減少した。 「織物・衣服・身の回り品」、 「飲食料品」、 「その他の小売業」 では商店数が減少しているものの、売場面積が増加しており、店舗の大型化が進行している。特に 「その他の小売業」は商店数が 1.3%の減少の一方、売場面積が 44.0%増加している点が注目される。 100 出雲市中分類業種別増減率(H19/H16) 75 44.0 50 25 -5.6 0.4 -44.3 -54.0 -5.8 15.4 -2.7 0 -9.5 -0.2 -9.6 -7.3 -3.1 -13.9 -6.3 -9.2 -7.1 -13.9 -17.5 -1.3 -10.5 -20.0 (%) -25 9.0 5.4 -14.6 -50 -57.8 -75 -70.0 -100 商店数 従業者数 年間販売額 -7- 売場面積 7.8 (5)販売効率 ①1 店当りの年間販売額 出雲市の 1 店当りの販売額(自動車・燃料除く)は、県平均を 9.8%(671 万円)上回り、7,527 万円で、9,109 万円の松江市、7,756 万円の益田市に次いでいる。 出雲市の業種別 1 店当り販売額では、店舗規模の大きい「各種商品」が 40.7%(6 億 4,230 万円) の高い増加率を示し、22 億 2,070 万円で突出している(グラフ上には記載していない)。「自動車・ 自転車」が 3.7%減少した以外は、全ての業種で増加している。 県及び8市の1店あたり販売額の推移(自動車・燃料除く) 10,000 9,000 (万円) 8,000 7,677 7,000 6,517 7,527 7,069 6,803 6,000 5,000 島根県 松江市 浜田市 出雲市 益田市 大田市 安来市 江津市 雲南市 4,000 H9 H11 H14 H16 H19 出雲市中分類別1店あたり販売額 180 全業種 160 織物・衣服・身の回り品 (百万円) 140 120 飲食料品 100 自動車・自転車 80 家具・じゅう器・家庭用機械器 具 その他の小売業 60 40 20 0 H9 H11 H14 H16 H19 ※各種商品は平成 16 年 1,578 百万円、平成 19 年 2,220 百万円 -8- ②従業者当りの年間販売額 従業者当たりの販売額(自動車・燃料除く)は、県平均が 1,399 万円で前回に比べ 44 万円(3.0%) 減少した。市部では浜田市と江津市は増加しその他の市では減少した。出雲市は 1,467 万円で、93 万円(6.0%)減少した。実数では、松江市に次いで2番目に高くなっている。 出雲市の業種別従業者当り販売額では、 「自動車・自転車」が引き続き最も高くなっている。唯一 増加したのは「織物・衣服・身の回り品」で、その他は微減となった。 県及び8市の従業者あたり販売額の推移(自動車・燃料除く) 1,800 1,700 1,600 1,588 1,560 (万円) 1,500 1,560 1,503 1,467 1,400 1,300 1,200 1,100 島根県 松江市 浜田市 出雲市 益田市 大田市 安来市 江津市 雲南市 1,000 H9 H11 H14 H16 H19 出雲市中分類別従業者あたり販売額 3,500 全業種 3,000 各種商品 (万円) 2,500 織物・衣服・身の回り品 2,000 飲食料品 1,500 自動車・自転車 1,000 家具・じゅう器・家庭用機械 器具 その他の小売業 500 0 H9 H11 H14 H16 -9- H19 ③売場面積当りの年間販売額 1 ㎡当りの販売額(自動車・燃料除く)は、県平均が 8.2%減少し 56 万円となっている。出雲市 は 10.9%、7 万円の減少により 57 万円となっている。一方、松江市はほぼ横ばいの 66 万円となっ ている。出雲市の業種別 1 ㎡当りの販売額では、 「家具・じゅう器・家庭用機械」が唯一 2 万円増加 し 51 万円となった。他の業種は「その他の小売業」の 25.1%、 「各種商品」の 24.3%をはじめ全て で減少した。 県及び8市の1㎡あたり販売額の推移(自動車・燃料除く) 100 90 (万円) 80 70 72.3 69.8 63.1 60 64.4 56.5 50 島根県 松江市 浜田市 出雲市 益田市 大田市 安来市 江津市 雲南市 40 H9 H11 H14 H16 H19 出雲市中分類別1㎡あたり販売額 140 全業種 120 各種商品 (万円) 100 80 織物・衣服・身の回り品 60 飲食料品 40 家具・じゅう器・家庭用機械 器具 その他の小売業 20 0 H9 H11 H14 H16 H19 ※自動車・自転車の 1 ㎡当り販売額・・・平成 16 年 653 万円 平成 19 年 643 万円 - 10 - 販売効率は、 「各種商品」での 40.7%など「自動車・自転車」を除いて 1 店あたりの効率は改善し ている。また、従業者あたりでは「織物・衣服・身の回り品」を除く全業種、面積あたりでは「家 (%) 具・じゅう器・家庭用機械」を除く全業種が悪化している。 50 40 30 20 10 0 -10 -20 -30 出雲市販売効率の増減率(H19/H16) 40.7 12.5 7.5 6.0 6.5 -4.5 -0.2 -4.2 -10.1 -8.3 -0.5 -8.2 -13.6 -3.7 -1.5 3.5 -0.9 9.2 -1.1 -24.3 -25.1 1店当りの販売額 従業者当りの販売額 売場面積当りの販売額 県下 8 市の状況 自動車・燃料を除く 8 市の県内シェアを見ると、年間販売額は松江市が 29.5%、出雲市が 22.0%、 浜田市が 9.5%などとなっている。出雲市は前回調査に比べ、1.2 ポイント下降した。松江市と出雲 市では、年間販売額のシェアが他の 3 項目に比べて高くなっており、1 店当り、従業者当り、面積当 りのいずれの販売効率も県平均を上回っていることがわかる。 8市の各項目県内シェア(自動車・燃料除く) 35 29.5 30 (%) 25 商店数 22.2 20.0 22.0 従業者数 20 15 10 5 年間販売額 27.9 24.9 9.5 9.5 9.4 9.6 21.0 21.8 7.3 8.3 8.5 8.8 6.6 6.3 5.4 6.1 売場面積 5.2 3.9 4.6 4.7 4.0 3.4 3.3 3.9 5.6 4.6 4.6 4.6 0 松江市 浜田市 出雲市 益田市 大田市 安来市 江津市 雲南市 - 11 - 出雲市の小売吸引率は、前回の 1.19 から 1.10 に下降し、松江市と同じである。県内では益田市 が 1.18 で最高値を記録し、大田市と浜田市がそれぞれ 1.15、1.14 で続いている。安来市と雲南市、 江津市は 1.0 を下回り、流出超過となっている。 8市の小売吸引率(自動車・燃料除く)の推移 1.3 1.2 1.14 1.1 1.15 松江市 1.19 1.10 1.09 浜田市 出雲市 1 益田市 0.9 大田市 0.8 安来市 0.7 江津市 0.6 H9 H11 H14 H16 - 12 - H19 雲南市
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