生活指導便り 第4号

生活指導便り
第4号
ライン(line)
平成 27 年 6 月 23 日発行
あきる野市立東中学校
校 長 神 谷
出
生 活 指 導 部
について考えよう!
日本で 5800 万。世界では 5 億の人が「ライン」を何らかの形で活用しているといいま
す。実は、私(岡田)もラインに登録しています。
「ライン」には、基本的なチャット機能の他に「グループトーク」というシステムもあ
ります。(他にも「タイムライン」や「無料通話機能」「無料ビデオ通話」などもあります。)これ
は、通常のメールのやりとりやチャットとは違い、同一の表示画面を通して、複数人で、
スピーディーかつタイムリーに情報のやりとりができる機能です。私も所属する社会ごと
に、「グループ」分けをし、事務連絡等のやりとりをしています。
「ライン」の便利なところは、一回の発信で、そのグループに所属している全ての人に
情報を流すことができるところです。また、グループ内での「トーク(会話)」も同一グル
ープ内の人であれば読むことができるので、何度も同様のやりとりをする必要がないとい
うところです。
このように「ライン」は、発信も返信も非常に簡単でとても利便性の高いコミュニケー
ションツールですが、使い方や「使用上のルール」の有無によっては、大きなトラブルや
事件を招くことがあることは、周知の事実です。
特に東中生の間では、友人どうしのトラブル(余計な「言いふらし」や「伝聞」に振り回さ
れる。
「言った、言わない」の些細なけんか。他人の悪口や根も葉もない噂話の流布など)が多く、
それが原因で友人関係をこじらせ、中学生として本来やるべき学習や生活に悪影響を及ぼ
してしまっている生徒も少なくありません。
まだまだ、中学生には大人と同等の判断力や社会性は持ち合わせていません。便利な「文
明の利器」と上手に付き合うことのできる生徒 の育成を目指し、ぜひ、ご家庭におかれま
しても、以下のような例を参考に、「使い方」や「ルール」の設定をして いただき、トラ
ブルや事件等の未然防止に努めていただきたいと思います。
(1)
(2)
(3)
(4)
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(6)
(7)
(8)
と時間を決める。
と決める。
と決める。
と決める。
と決める。
と決める。
と決める。
と決める。
※『ノート』=ラインに付帯する機能。会話等を記録できる。
食育月間
6月は内閣府により『食育月間』と定められています。「食べること」は心身共に健康
に、豊かに生きていくために重要なことです。特に、成長期である中学生の食生活は、そ
の後の心身の成長に大きな影響を与えます。
今月実施した、生活委員会と保健委員会が合同でおこなったアンケートでは、東中生の
中にも朝食をとらない生徒がいることがわかりました。朝食は、給食までの午前中の活動
のエネルギーとなる非常に大切なもので、朝食をとる生徒ととらない生徒では、学力や運
動能力の差がつくというデータもあります。毎朝、しっかりと食べるようご家庭でもご指
導よろしくお願い致します。
~
朝食は元気に1日を過ごすための準備
~
体のリズムを整える
1日の体のリズムは、3食の食事をすることで整います。朝食をとらずに登校する
と、体が起きた状態にならず、頭も体もぼんやりしたまま午前中が過ぎ、元気が出てく
るのは給食を食べた後になってしまいます。
脳にエネルギーを補給する
人間の脳が順調に働くためには、エネルギーが必要。そのエネルギーの源となるの
が、ご飯などに含まれるブドウ糖です。例えば夕食を午後8時にとり、次の日、朝食を
とらないと、給食まで15時間もあるので、脳が栄養不足になって、イライラしたり、疲
れやすくなったりしてしまいます。
熱中症を予防する
睡眠中は汗で水分が蒸発し、起きた時の体は「水分不足」の状態です。そのままの状
態で暑い中で活動することは熱中症のリスクが高まります。朝食をとり、水分補給をす
ることで熱中症の予防にもなります。
朝食をとる時間を確保するためには、余裕をもって起きることが大切です。「早寝早
起き朝ごはん」で元気よく一日をスタートさせ、部活動の朝練習・朝学習・午前中の授
業に集中して取り組んでもらいたいと思います。「早起きは三文の徳」、「寝る子は育
つ」などということばもあります。あらためて、人間としての基本的生活習慣について
考え、健全で充実した学校生活を送りましょう。
1 学期のまとめに向けて
いよいよ明日から、1学期期末テストが始まります。また、3年生にとっては、引退をか
けた選手権大会の地区予選等も重なっていたり、暑さも重なったりと体力的にも一年で
一番きつい時期だと思います。計画的に学習や部活動に励むとともに、暑さ対策、熱中
症予防に十分に留意した生活を心がけてください。また、1.2年生は、いよいよ先輩から
東中を引き継ぐ時期でもあります。先輩たちが進路に向けて頑張る姿勢を見て学ぶとと
もに、先輩たちが創り上げてきた東中学校をより発展させる為に、上手に1学期の締めく
くりをしてほしいと思います。