教育方針 「未来の地域社会を支える力」を育む学校 1 ページ 蛍 の 郷 平成27年度 第 3号 7月17日発行 @この学校だよりは、ホームページ に掲載しました。 ◎大和市立下福田中学校 ◎webサイト www.ed2.city.yamato.kanagawa.jp/c-shimf/ ◎TEL 046-269-8281 「あまのじゃくな蛙」 下福田中学校校長 私事です恐縮ですが。 7月終業式の講話から 私が小さかった頃の事です。私の曾祖母は明治時代の生まれで、よく私に地域に伝わる昔話を話してく れました。そんな私の田舎には、引地川の5倍もある大きな川があり、昔から水害に悩まされて困っていまし た。今日は、そんな田舎の伝承のひとつを、皆さんに聴いてもらおうと思います。お題は「あまのじゃくな蛙」の 話です。 昔、お母さんと息子の蛙が田舎に住んでいました。この息子は、母親の言う事に、いつも逆らって、反対の ことばかりしていました。近所からはひねくれ者と言われていました。母親は息子の行動を心配して、当然、 息子の将来を案じました。母親は息子のことを心配しすぎて、とうとう重い病にかかってしまいました。 その後、母親の病気は直ることもなく、いよいよ死んでしまうという時になって、母親は「死んだら山に埋め てほしい」と思い、息子に、その反対に「私のお墓は川の側にしてくれ」と言い残して亡くなりました。しかし、息 子は、母親の最後の言い付けだけは素直に聞こうと、本当に川の側お墓をつくってしまいました。 ところが大雨が降って、母親の墓は、増水した川の水で流されてしまったそうです。息子は、母親のお墓 が雨で流されたことを、大変、後悔して、いつまでも泣いていたそうです。というお話です。 この話のように、自分の心に素直になれず、周囲に反発ばかりしている人のことを「偏屈者」といいます。 これは人の言う事を聞かずに、過ちをおかしてしまう、たとえ話です。 学校でも、先生方が皆さんに注意をしているところを目にする時があります。それは「皆さんにがんばっ てもらいたい。こうなってほしい。」という願いが込められた注意でもあるということを忘れないでください。 聞く姿勢や態度がある人は、自分の言葉や行動を振り返りながら、大きく成長していくことができます。ど こがいけなかったのかを振り返り、良い方向に進む機会だと思います。 ただ、実際に皆さんが叱られる前に、先ほどのお話のような体験を通して覚えることなど到底、あり得な い話です、しかし疑似体験は可能です。夏休み中は、いつもより自分の時間があります。「読書」で、本を通 して疑似体験してみると良いと思います。人生に生かせる知恵を身につけてみましょう。 ニュースレター タイトル 8月・9月の主な行事予定 8/1 8/26 8/29 9/5 9/16 9/19 フィールドディサマー ボランティア 2学期始業式 災害時引き取り訓練 市総合防災訓練 (下福田中グラウンド) PTA 美化作業 (草刈り) 運動会予行 運動会 ★★ 保護者の皆様へ ★★ 8 月 29 日に本校のグラウンドで大和 市総合防災訓練が実施されます。当日 は、特殊車両や本校のエコストーブの 展示もあります。珍しい体験車両や体験 型のブースがたくさんありますので、お 子様やご近所の方と一緒に是非ご参加 ください。(自然災害体験車・非常食試 食・NTT 伝言ダイヤル使用体験・携帯ト イレ体験・自衛隊活動展示・ペットの同 行避難啓発など) 「Next Stage」~こうようだいにいこう YO 2学年キャンプ担当 諸田 祐樹 6月5日から3日間、世界文化遺産富士山のふもと、西湖の湖畔にある 「紅葉台キャンプ場」にキャンプに行ってきました。上記のテーマは、去年 行ったデイキャンプからさらに成長したものにしようと生徒達が考えまし た。大切なテーマなので、みんなで覚えられるように歌って踊りながら言 えるようになっています。 赤学年の2年生にとっても、我々教員においても、キャンプはこの学年 においても初めての宿泊行事であり、また、3年間で行う最大の行事でし た。そのため、キャンプの準備は4月17日から始まりました。今年は3学期 制になり、準備期間に慣れない中での取り組みになりました。 各クラスでは、班長決め、班決め、係り決め、クラススタンツ決めなどを 行いました。そして、各班の班長、係長、生徒会からなる実行委員を結成 し、テーマ、目標、持ち物等を生徒達地震で時間をかけ、自分達の手で作 り上げました。行事は事前の準備が大切です。その準備が出来ていなけ れば成功しないどころか、行事後の学校生活にも活用されないただの娯 楽になってしまいます。 生徒達は、本当に良く準備し、真剣に取り組めました。しかし、当日まで に色々な壁がありました。本気だからこそ起こり得るクラスでの衝突、悩 み、焦燥、仲間同士の自己主張、そんな階段を一つ一つ乗り越えていきま した。 迎えた本番、生徒達の頑張りをねぎらうような最高の天候の中で、「炊 事」、「登山」、「ファイヤー」等を通して、赤学年のこれまでの“軌跡”、これ から起こすであろう奇跡の予感を十分感じる行事となったと思います。 またキャンプで見出した課題や成長の跡を学校生活に活かして、より良 い学年にして行こうと思います。むすびになりますが、保護者の皆さまの たくさんの支えやご支援に改めて感謝申し上げます。
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