3Dマンモグラフィのご紹介 マンモグラフィとは マンモグラフィとは、乳房の腫瘍や乳がんの初期症状の1つである 石灰化を低線量の放射線を用いて画像を撮る検査機器です。 乳がんについて 乳がんは、乳房のなかの母乳をつくる小葉組織や母乳を乳首まで 運ぶ乳管組織から発生する悪性腫瘍です。発症は、20歳過ぎか らと若い方にもみられ、年齢を重ねるにつれその発症率は増加し、 40歳代から50歳代がピークとなっています。 国立がん研究センターがん対策情報センターのデータによると、生 涯に乳がんを患う日本人女性は、現在、12人に1人と言われてい ます。また、乳がんで亡くなる女性は、2013年に1万3000人を超 え、1980年と比べ約3倍となっています。 欧米などでは、検診受診率の向上により早期発見が増え、死亡率 が年々減少しています。その一方で、日本では国が定期的な検診 受診を推奨しているものの、乳がん検診受診率は低く、年々死亡 率は増加傾向にあります。 当院で導入している最新鋭機器「3Dマンモグラフィ」 当院では最新鋭の3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)を導入しています。撮影方法は従来と同様で乳房を圧 迫板ではさみ、複数の角度より画像を撮ります。従来のマンモグラフィより優れている点は、得られる画像の 鮮明さ、情報の多さです。従来のマンモグラフィで得られる画像は平面的で、重なり合う乳腺組織に病変が 隠れてしまうことがありました。3Dマンモグラフィでは乳房の断面的(輪切り)な画像を1mm間隔で撮るため、 病変や腫瘤の辺縁などの確認も容易に行なうことができます。 従来画像との比較 従来の画像(2D) 3Dマンモグラフィの画像 ※ 点線内が病変 ※ 点線内が病変 画像提供 画像提供 シーメンス・ジャパン 株式会社 シーメンス・ジャパン 株式会社 受診をご希望される方は金曜日午後の「乳腺腫瘍外来」に受診ください。 検診をご希望される方は健康管理センターまでお問い合わせください。
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