「よんでみよう あんなほん こんなほん 小学5・6年

2015年
小学 5・6年生以上
『よんでみよう あんな本 こんな本』
~図書館がすすめる子どもの本~
いつもは 時間がないという人も
夏休みにはじっくり本を読んで
みませんか。
図書館がえらんだおすすめの本の
リストです。
対象年れいは、目安です。
「面白そう」と思ったら、他の学年
の本も読んでみてください。
草加市立中央図書館
草加市松原1-1-9
電話 946-3000
「思い出をレスキューせよ!」
堀米 薫 文
くもん出版 知識 369ホ
「紙本・書籍保存修復士」を知っていますか?それは古くなったり、傷んでしまった紙や本を、これ以上傷まない
ように、ずっと残していけるように「保存治療」する専門家。金野聡子さんは、東北では数少ない「紙本・書籍保存
修復士」そして「製本家」。東日本大震災による津波では、多くの写真や本などが被害を受けた。「思い出を救うこ
とは、被災した方の大きな力になる」。そう考えた金野さんは、ボランティアの方たちと思い出をレスキューするた
め「写真洗浄」に取り組む。
「幽霊屋敷貸します」
富安 陽子 作
新日本出版社 物語 913ト
季子たち一家が引っ越したのはりっぱな庭つきのお屋敷。でも、幽霊の住むお屋敷だった!引越しの日の夜、おば
さんの幽霊が現れて、三つの試験にパスしないとこの家には住まわせない、なんて言う。一つめの問題は「私の名前
をあててください」
。季子はとなりの家に住むケイ君に手伝ってもらいながら、謎解きに乗り出した。名前さがしに
お宝さがし、そしておばさん幽霊の本当の願いが明らかになっていく…。季子たちはこの幽霊屋敷に住むことができ
るのか!?
「希望の牧場」
吉田 尚令 絵
岩崎書店 絵本 E ヨ
「牧場で、牛のせわをしてくらしている。それが牛飼いだよ。かんたんだろ?」
。でも、でっかい地震のあと、かん
たんじゃなくなった。東日本大地震による事故で、原子力発電所の近くにあった牧場には放射能が広がり、人間は住
めなくなった。町にはだれもいなくなり、にげられなかった動物たちは、つぎつぎと死んでしまった。
「放射能をあび
た牛たちは、もう食えない。食えない牛は売れない」
。そんな中、だれもいなくなった町の牧場に残り、牛のせわを続
けている牛飼いの姿を描く。
「ランドセルは海を越えて」
内堀 タケシ 写真・文
ポプラ社 知識 376ウ
紛争が長くつづいているアフガニスタン。危険と貧しさのなか、子どもたちがあたりまえに成長することがむずかし
い国だ。その国に、使われなくなったランドセルを、日本から贈る活動がおこなわれている。子どもたちは働き手とな
って、学校に行くことも自由にならない。そういった環境のなかでも、ランドセルは大きな意味と希望になる。ランド
セルを受けとった子の笑顔と傷ついた手を見つめて、学ぶことや生きることを真剣に考えてみよう。
「みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ」
飯田 守 著
講談社 知識 546イ
2015年3月、北陸新幹線が開通した。しかし、新幹線のなかには、時刻表にのらない黄色い列車が存在する。そ
の名もドクターイエロー。ニックネームのとおり、新幹線のいろんな設備の「健康状態」をチェックするために走るお
医者さん。その運行日や車内は一般公開されていないので、なかなか出会うことができず、多くのなぞにつつまれてい
る。
「まぼろしの新幹線」とも呼ばれるドクターイエロー、たくさんの写真をまじえながら、その姿とひみつにせまっ
ていく。
「ぼくの仕事場は富士山です」
近藤 光一 著
講談社 知識 786コ
近藤さんは夏の2ヶ月間ガイドとして、今日までに500回近くも富士山に登っている。奥さんの出産費用をかせぐ
ために始めた仕事だったけれど、様々な思いを胸にけわしい山道を歩く人達との出会いや、富士山の自然・文化につい
て知るうちに、その魅力をみんなに伝えたいと考えるようになった。山に登ることができない季節には学校や会社で講
演をしたり、山のふもとの掃除をしたりと、日々活躍している。自然を守り、未来へ手渡すためのメッセージ。
「だんご鳥」
飯田 朋子 作
新日本出版社 物語 913イ
僕には16歳のおねいちゃんがいる。編み物が上手で、家にはおねいちゃんが編んだ「梓ブランド」の作品がいっぱ
いある。でもおねいちゃんは、みんなと少しちがうんだ…。いつもはニコニコ笑っているけれど、ときどき悪魔に変身
する。ある日家族会議が開かれて、おねいちゃんは両親がやっているラーメン屋で働くことになった。なんとかラーメ
ン屋の仕事に慣れてきたころ、事件がおきたんだ。その日からおねいちゃんは、お店に出ることができなくなって…。
「サラの翼」
稲葉 なおと 著
講談社 物語 913イ
サラはもうすぐ 11 歳になる女の子。小さな頃から肌が弱く、そんなサラのためにママが旅行を計画した。行き先は
「水の国」と呼ばれるポルリア。この土地の水は皮膚の炎症に効くらしい。だが、ママが亡くなってしまい、代わりに
ママの友人のコウおじさんと旅にでるサラ。おじさんとの旅はトラブル続きで不安だらけ。でも旅先で出会う人たちの
温かい言葉や、コウおじさんとの「強く羽ばたくために」のレッスンで心も身体もきれいになっていくサラ。そして旅
の最後のホテルで・・・。
「少年探偵 1(怪人二十面相)」
江戸川 乱歩 作
ポプラ社 物語 913エ
美術品や高価な宝石を盗む怪人二十面相は、盗みをする前には必ず予告状を送るが、だれもつかまえることができな
い。多くの顔をもつという意味の「二十面相」の名前のとおり、老人でも若者でも、女にも変装できるからだ。名探偵・
明智小五郎の助手である小林少年は、知恵をつかって怪人を追い詰めるが、逆につかまってしまい…。
明智小五郎&小林少年コンビと、怪人二十面相の勝負の行方は? シリーズ続編あり。
「大おばさんの不思議なレシピ」
柏葉 幸子 作
偕成社 物語 913カ
とっても不器用な美奈が、納戸で見つけた大おばさんのレシピノート。縫い物から編み物、料理の作り方まで、さし
絵入りでていねいにのっている。レシピについてる名前も《竜のよだれかけ》や《ケンタウルスのひづめカバー》など、
おもしろいものばかり。美奈はそのレシピの中の 1 つ《星くず袋》を作ったとたん、不思議の世界へワープしてしまっ
た!このノート、レシピどおりに料理や裁縫を作れば、別世界へ呼ばれてしまうようだ。美奈は別世界で起こる難題を
不器用ながらに解決していく…。
「キャプテンはつらいぜ」
後藤 竜二 著
講談社 物語 913ゴ
勇は5年生。万年最下位の野球チーム、ブラック=キャットのショート。夏休みになって張り切っていたのに、キャ
プテンたち6年生3人がやめてしまう。その上、ピッチャーの吉野くんもやめると言い出してチーム解散の危機がおと
ずれていた。キャプテンにされた勇は大弱り。残ったのは補欠も含めてたったの8人。チームを続けるため勇は、幼な
じみの不良の秀治をピッチャーにしようと行動をおこすのだが・・・。キャプテンシリーズの第1作。
「タイムチケット」
藤江 じゅん 作
福音館書店 物語 913フ
小学4年生のマサオは、めずらしい電車のキップをコレクションしている。今いちばん力を入れてさがしているの
は、自分の誕生日である4月4日のキップ。年月日がそろっている昭和44年4月4日のキップが手に入れば、マサオ
にとって特別な宝物になる。夏休みのある日、猫につられるように路地の奥へと進んでいくと、うす茶色の紙切れが落
ちていた。拾いあげてみると、そこには“タイムチケット”文字が。遊び半分で、その日の日付を書きこんでみると…。
「パンプキン!」
令丈 ヒロ子 作
講談社 物語 913レ
小学5年の夏休み、ヒロカの住む大阪の町に、東京からいとこのたくみが遊びに来た。家の近所にあるのにヒロカが
全然気付かなかった石の板を見つめているたくみ。その石の板は慰霊碑で「模擬原子爆弾投下跡地」と記されている。
わたしたちの町が、原爆投下の練習台に!?これをきっかけに、たくみやおじいちゃんに協力してもらいながら、ヒロ
カは夏休みの自由研究に「模擬原爆=通称パンプキン爆弾」について調べ始めた。実際にあった模擬原爆投下をもとに
した物語。
「おりの中の秘密」
ジーン・ウィリス 著
あすなろ書房 物語 933ウ
ぼくは11歳。ふつうの小学校に通っている。ぼくはただ、話せないだけ。耳はしっかり聞こえているし、頭もちゃ
んと動いている。みんなは笑って「頭がおかしいんだ」と言う。ひとりぼっちの外国人のように感じることがある。こ
とばを話さないものたちといっしょにいたくて、ぼくは動物園に行く。そしてある日、ゴリラの“ザンジ”の秘密を知
る。やがて「ふたり」は大変な事件にまきこまれることになる。
「ケニー&ドラゴン」
トニー・ディテルリッジ 作
文溪堂 物語 933デ
ウサギのケニーは丘の農場に暮らしている、本が好きなちょっと変わった男の子。ある日ケニーの家の丘にドラゴン
が住みつた。「おそろしい力で巻きついて、つかまえたものを手当たりしだいに殺してしまう」といわれる竜属。ドラゴ
ンのことを知りたくてたまらないケニーは、意を決してドラゴンに会いに行くことに。やがて事態は親友のジョージや
王様など、国中を巻き込んだ大事件になってしまう。大切な友達を守るためにケニーが考えた作戦とは?!
「リンゴの丘のベッツィー」
ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー 作 理論社物語 933フ
赤ちゃんのときに両親をなくしたベッツィーは、町に住む大おばさんのもとで大切に育てられる。9歳になったある
日大おばさんが病気になり、母方の親戚のいる田舎の農場に行くことに。人を頼ってばかりいたのに、何でも自分でや
らされて戸惑うベッツィー。美しい自然の中、無口で温かい家族に見守られながら、農場での様々な経験や楽しい学校
生活で自信を身につけ、元気で思いやりのある子になっていく。アメリカで1917年から読み継がれてきた物語。
「ぼくとヨシュと水色の空」
ジーグリット・ツェーフェルト 作
徳間書店 物語 943ツ
生まれつき心臓が弱いヤンと、体が大きくてちょっと太っているヨシュは親友どおし。ふたりは、川で遊ぶのが大す
きでお気に入りの場所だ。自然に興味があるヤンは、自然のことならなんでも「自然かんさつノート」に書きとめてい
る。ヤンはときどきいじめられるけど、ヨシュがかばってくれる。ある日、よそのおばさんをナイフで傷つけたと疑わ
れたヨシュがいなくなってしまった。ヤンはヨシュを助けたいけれど、心臓の手術をする日が近づいてきて…。
「のどか森の動物会議」
ボイ・ロルンゼン 作
童話館出版 物語 943ロ
人間のことばがわかるからすのヤコブスは、のどか森で動物たちと平和に暮らしていた。ある日ヤコブスは、近所の
かわず村で「森の木を切って町へ売りに行き、村をお金もちにしよう」という、村人の話をきいてビックリ!おおいそ
ぎで、森の精ペーターに知らせに行くことに。話をきいたペーターは、森の動物たち全員を集めて動物会議を開くこと
にする。集合場所に集まった動物たちは、のどか森を守るために知恵を出しあって、戦うことに決める。そして、考え
出した作戦は…。
「カエサルくんと本のおはなし」
せきぐち よしみ 絵
福音館書店 絵本 Eセ
放課後、図書室に本を借りに来たしょうた。本を選んでページをめくると突然、中から小さなおじさんが出てきた!
おじさんはローマの将軍カエサルで、本についていろいろ教えてくれるらしい。本の形を最初に考えたカエサルくんが、
巻物から冊子の本になるまでの歴史を話していると、印刷術を考えたグーテンベルクさん、冊子の本を完成させたアル
ドゥスさんまで本の中から出てきて…。
みなさんも、本の歴史やこれからの本のことについて、一緒に考えてみませんか?
「道はみんなのもの」
モニカ・ドペルト 絵
さ・え・ら書房 絵本 Eド
いまから100年ほど前、ベネズエラの山にあちこちから人びとがやってきて住みはじめた。子どもたちは、森や小
川や原っぱで遊んでいた。やがて家がふえ高速道路やビルができ、子どもたちの遊び場はすっかりなくなってしまった。
道で遊んでいても、かいだんで遊んでいても、おとなたちにどなられてしまう。
「道はみんなのものなのに、どうして遊
んじゃいけないんだろう?」
。子どもたちは遊び場を作ってもらおうと、みんなで意見を出して市役所にお願いにいくこ
とにする。
「海辺の宝もの」
ヘレン・ブッシュ 著
あすなろ書房
知識 289ア
松岡 達英 作
ポプラ社
知識 453マ
竹田津 実 著
偕成社
知識 649タ
ルイーズ・ボーデン 文
岩波書店
知識 726ボ
井上 林子 作
文研出版
物語 913イ
くぼ ひでき 作
小峰書店
物語 913ク
八木田 宜子 作
講談社
物語 913ヤ
岩波書店
物語 933マ
偕成社
物語 933メ
岩波書店
物語 943ケ
「モグラはかせの地震たんけん」
「写真記野生動物診療所」
「戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ」
「宇宙のはてから宝物」
「カンナ道のむこうへ」
「小さなコックさん」
「ポータブル・ゴースト」
マーガレット・マーヒー 作
「歯みがきつくって億万長者」
ジーン・メリル 作
「エーミールと探偵たち」
ケストナー 作