国立大学法人茨城大学コンプライ

○国立大学法人茨城大学コンプライアンス推進体制規程
(平成 27 年 5 月 11 日規程第 168 号)
(目的)
第 1 条 この規程は、国立大学法人茨城大学(以下「本学」という。)におけるコンプライアンスの推進に
必要な事項を定め、もって本学の社会的信頼と業務遂行の公正性の維持に資することを目的とする。
(定義)
第 2 条 本学におけるコンプライアンスとは、役員及び教職員(派遣契約その他の契約に基づき、本学の
業務に従事する者を含む。以下「役職員等」という。)が、法律、規則その他法令等に基づいて職務を
遂行することを基本に、公平・公正に職務を遂行し、地域社会においても高い倫理観に基づき良識あ
る行動をとることをいう。
(推進体制)
第 3 条 本学におけるコンプライアンスの推進に関わる体制は、別図のとおりとする。
(学長の責務)
第 4 条 学長は、本学におけるコンプライアンスに関して総括する。
2 学長は、コンプライアンスの推進を図るための学内体制の整備その他必要な措置を講じなければなら
ない。
(コンプライアンス担当役員)
第5条
コンプライアンスの推進に関して学長を補佐し、本学の組織におけるコンプライアンスの状況を
把握するため、コンプライアンス担当役員を置き、理事(総務・財務担当)をもって充てる。
(コンプライアンス推進本部の設置)
第 6 条 本学におけるコンプライアンスの推進を担当する組織として、コンプライアンス推進本部(以下
「推進本部」という。)を設置する。
2 推進本部は、コンプライアンスの推進に必要な事項について審議及び総合調整し、並びにコンプライ
アンスに係る状況について把握し必要な措置を講じるものとする。
3 推進本部の組織・業務等については、別に定める。
(コンプライアンス推進責任者)
第 7 条 各学部、各大学院研究科、図書館、教育振興局、学術振興局、管理運営部門及び事務局(以下
「部局等」という。)におけるコンプライアンスの推進を図るために、別表に定めるコンプライアンス
推進責任者(以下「推進責任者」という。)を置く。
2 推進責任者は、部局等の長とする。
3 推進責任者は、部局等におけるコンプライアンスに関する責任者として、当該部局等におけるコンプ
ライアンスについて指導・監督を行うものとする。
4 推進責任者は、この規程及び学内諸規則その他の法令に定めるところにより当該部局等におけるコン
プライアンス推進体制の整備その他必要な措置を講じなければならない。
5 推進責任者は、役割(責務)の実効性を担保する観点から、副責任者を置くことができるものとする。
6 前項の副責任者は、学科長、課程長、コース主任又は専攻長等とする。
(役職員等の遵守事項)
第8条
役職員等は、茨城大学憲章の基本理念のもと、教育・研究に携わる者として、社会からの期待と
要請に応えていくため、法令等を遵守するとともに、教育・研究倫理を徹底し、社会的良識をもって
公平・公正に業務を遂行しなければならない。
2 役職員等は、この規程及び学内諸規則その他別に定めるコンプライアンス・ガイドライン、行動規範
等を遵守しなければならない。
3 役職員等は、本学の基本理念に沿ったリーダーシップの実現のため、自己研鑚に努め、常に奉仕の精
神を心がけるものとする。
(学生の遵守事項)
第 9 条 茨城大学の学生(大学院学生、学部学生、科目等履修生、研究生等を指す。)は、茨城大学憲章の
基本理念のもと、行動規範の趣旨を踏まえて、所属する部局の推進責任者等の指導・監督のもとに法
令等を遵守しなければならない。
(コンプライアンス相談・通報)
第 10 条
コンプライアンス上問題がある事態を知った場合の相談・通報(以下「問題通報等」という。)
は、原則として職制ラインを通じて行うものとする。ただし、必要に応じ、国立大学法人茨城大学に
おける公益通報者の保護等に関する規程(平成 27 年規程第 65 号。以下「公益通報規程」という。)の
定めるところによる通報(相談窓口は監査室)又は茨城大学ホームページにおける「大学運営等に関す
るご意見・ご要望等」による通報によることができる。
(相談・通報への対応)
第 11 条
コンプライアンス相談・通報窓口への問題通報等についての取扱いは、公益通報規程第 7 条の
規定を準用する。
2 前条による問題通報等で、危機に関する通報等を受けたときは、国立大学法人茨城大学危機管理規程
(平成 27 年規程第 64 号)の定めるところによる。
(コンプライアンス担当役員、推進責任者、副責任者又は推進本部の対応)
第 12 条
コンプライアンス担当役員、推進責任者、副責任者又は推進本部は、問題通報等(推進責任者又
は副責任者にあっては、他の所掌に係るものを除く。)があった場合には、以下のとおり対応するもの
とする。
(1) コンプライアンス担当役員、推進責任者又は副責任者は、直ちに推進本部に報告しなければならな
い。
(2) 報告を受けた推進本部は、問題の性質に応じて、適宜、担当部署、委員会等に問題の調査又は対応
を委嘱することができる。
(3) 委嘱を受けた担当部署、委員会等は、調査結果及び対応の状況を、適宜、推進本部に報告するもの
とする。
(4) 推進本部は、全学的な見地から対応を要する問題については、速やかに推進本部の下に調査委員会
を組織するなどして真相究明を行うとともに、再発防止策を含む対応についての提言を行うものとす
る。
(5) その他必要な取扱いは、公益通報規程に定める公益通報された事項の取扱いに準じて行うものとす
る。
(モニタリングの在り方)
第 13 条
コンプライアンス上問題がある事態に対応した再発防止策に関する検証は、監査室が、監事と
連携して行うものとする。
附 則
この規程は、平成 27 年 5 月 11 日から施行し、平成 27 年 4 月 1 日から適用する。
別表(第 7 条関係)
コンプライ
部 局 等
アンス
推進責任者
人文学部(人文科学研究科を含む。)
学部長
教育学部(教育学研究科、専攻科及び附属学校園を含む。)
学部長
理学部(理工学研究科を含む。)
学部長
工学部(理工学研究科(理学部に係るものを除く。)を含む。) 学部長
コンプライアンス
推進副責任者
学科長、課程長、コース主
任又は専攻長等
学科長、課程長、コース主
任又は専攻長等
学科長、課程長、コース主
任又は専攻長等
学科長、課程長、コース主
任又は専攻長等
学科長、課程長、コース主
農学部(農学研究科を含む。)
学部長
教育振興局
局長
所属センター長等
学術振興局
局長
所属センター長等
図書館
館長
分館長
事務局長
部課長等
事務局(大学戦略・IR 室、国際戦略室、監査室、広報室、地
方創生推進室及び学長秘書室を含む。)
別図
[別紙参照]
任又は専攻長等
○コンプライアンス推進本部の設置細則
(平成 27 年 5 月 11 日細則第 6 号)
(設置)
第 1 条 国立大学法人茨城大学(以下「本学」という。)に、コンプライアンスの推進を担当する部署とし
て、コンプライアンス推進本部(以下「推進本部」という。)を置く。
(組織)
第 2 条 推進本部は、次に掲げる者をもって組織する。
(1) 理事(総務・財務担当)
(2) 理事・副学長(学術担当)
(3) 学長が指名する学長特別補佐 1 人
(4) 各学部長
(5) 事務局の部長
(本部長等)
第 3 条 推進本部に本部長を置き、理事(総務・財務担当)をもって充てる。
2 本部長に支障があるときは、あらかじめ本部長が指名した者が、その職を代理する。
(業務)
第 4 条 推進本部は、次に掲げる業務を行う。
(1) コンプライアンスの推進方針及び推進体制に関すること。
(2) コンプライアンスの推進に係る関連組織との総合調整に関すること。
(3) コンプライアンスに係る状況把握、監査及び点検・評価に関すること。
(4) コンプライアンス相談・通報窓口に関すること。
(5) コンプライアンス(他の所掌に係るものを除く。)の教育・訓練に関すること。
(6) コンプライアンス(他の所掌に係るものを除く。)に関する周知及び啓発に関すること。
(7) コンプライアンス(他の所掌に係るものを除く。)に抵触する事案の再発防止策に関すること。
(調査委員会)
第5条
コンプライアンス上問題がある事態としてコンプライアンス相談・通報窓口に相談又は通報され
た事項について、事実関係の調査のため、必要に応じ調査委員会を組織することができる。
2 調査委員会は、コンプライアンス担当役員を含めて、委員長及び委員若干人をもって組織するものと
し、学長が任命するものとする。
3 調査委員会の委員長は学長が指名する。
(事務)
第 6 条 推進本部の事務は、関係部署の協力を得て監査室が行う。
附 則
この細則は、平成 27 年 5 月 11 日から施行し、平成 27 年 4 月 1 日から適用する。
別図
茨城大学におけるコンプライアンス推進体制
学
相談・通報
調査・対応委嘱
長
全学危機対策本部
危機連絡
会議
監
リスク管理
委員会
事
コンプライアンス推進本部 (監査室)
構成員 (本部長 総務・財務担当理事)
理事・副学長(学術担当)
学長が指名する学長特別補佐
各学部長
事務局の部長
リスク管理対
策連絡会議
コンプライアンス担当役員
(総務・財務担当理事)
・コンプライアンスの推進に必要な事項の審議
・コンプライアンスの総合調整
・コンプライアンスの状況把握
・コンプライアンス事案の再発防止策
・コンプライアンスの状況把握
コンプライアンス
担当部署・関連委
員会等
【日本国憲法を初めとする
国内外のすべての規則及
び茨城大学のすべての規
則に関連する委員会や部
署】 以下は、代表例
不正防止計画推進本部
ハラスメント防止委員会
個人情報保護管理委員会
安全衛生委員会
部局危機対策本部
コンプライアンス推進責任者
(部局等の長)
・コンプライアンスについて指導監督
・コンプライアンス推進体制の整備等
部
コンプライアンス相談・通報窓口
公益通報窓口
目安箱
(大学運営等に関する
ご意見・ご要望等)
局
等
コンプライアンス推進副責任者
(学科長、課程長、コース主任又は専攻長等)
・具体策の実施、状況報告等
役員・教職員、学生、学外者等
監査室