世界各地の料理が楽しめる飲食店を開業

創業・
経営革新
世界各地の料理が楽しめる飲食店を開業
世界食道
代 表 者
所 在 地
従業員数
事業内容
連 絡 先
企業
の
現状
大久保 邦博
長野市権堂町2373
1名
飲食業
090-6792-5957
当社は、平成25年10月、長野市権堂
のアーケード通りに世界各地の料理を提
供する飲食店をオープンした。料理を楽
しみながら、旅行の話に花を咲かせ国際
交流の空間づくりを目指している。
支援
の
経緯
大久保氏は、自身のやりがいを突き詰めるため、好きだった旅行にのめり込んでみようと決意し、28
年間のサラリーマン(県職員)生活にピリオドを打った。その後、東欧を中心にバックパックの放浪旅行
をスタートさせ、世界各国の料理と出会い、食を通じて国際交流ができる空間づくりを夢見るようになった。
若い頃の思い出がつまった、かつて市内随一の繁華街・権堂地区に飲食業出店を決めた平成25年4月、当
センター内「ながの創業サポートオフィス」に大久保氏から、
メニュー構成や資金計画について相談があった。
そこで、国の中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業を活用し、専門家の丸田守男氏に創業に向けビジネス
プラン等の内容について指導していただき、平成25年10月に開業した。その後も、引続き多方面にわたり支援している。
支援の結果・成果
支援内容(連携支援機関を含む)
平成25年度は、丸田氏に当センターにおいて大久保
開店後は、世界各国料
氏の指導を3回実施していただき、ショップコンセプト
理の提供にとどまらず、
に基づいた店づくり(店舗イメージ・メニュー構成、単
料理を囲んでの外国人と
価…)から資金調達計画・収支計画等を網羅したビジネ
の交流会、ロシアやブラ
スプランを完成させた。
ジルの方々と一緒に応援
開店から1年が経過した平成26年度では、1年間の
する冬季オリンピック・
実績を検証しながら今後の営業戦略を組み立てるため、
ワールドカップ観戦、レ
一般財団法人長野経済研究所と連携しながら国の中小企
ストランを想定した英会 「H26年7月から、モーニングもスタート」
業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業の専門家派
話教室など、ユニークな
遣事業を活用した。専門家の丸田氏を再度派遣し、メ
取り組みを展開している。
ニュー・サービス等の見直し及びイベントの企画等につ
そうした活動は、創業支援策を活用した者による「長
いて指導してもらった。
野県内創業者がつなぐリレーエッセイ」1番手としての
また、大久保氏は、地域需要創造型等起業・創業促進
執筆や、「社会人向け創業セミナー」(平成26年11月)
事業(創業補助金)を活用し、内装工事や厨房設備等を
で発表され、地元のテレビ番組や紙面等でも数回採り上
導入した。
げられている。
創業後も支援を継続することで、経営の安定化に向け、
《連携して支援した支援機関や活用した支援策》
持続的にメニューの再構成・設備の改善を進めている。
●関東経済産業局 中小企業支援ネットワークアドバイザー
●地域需要創造型等起業・創業促進事業(創業補助金)
●中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業
●一般財団法人長野経済研究所
支援をうけて
世界食道
店主
大久保 邦博 氏
4
補助金など資金面での援助はも
ちろん、ありがたかったのですが、
それ以上に、丸田アドバイザーは
じめ、サポートオフィススタッフ
による親身な相談、多様な支援は、
五里霧中で不安の渦中にいた私に
とって、精神的に大きな支えとな
りました。物件契約前の、もっと
早い段階で相談すれば良かったと、
後悔しています。