流通経済研究所戦略セミナー 2015年7月8日開催 店頭の買物価値を高め、ブランドの活性化も実現する新しい提案方法 セミナーのねらい 現在、既存ブランドの「新しい使い方・食べ方を提案すること」(新用途提案)で、ブランド 活性化を実現する事例が注目を集めています。本セミナーでは、チェーン小売業と有力メー カー数社との共同実験の中で得られた消費者の購買行動に関する知見と、実務家による事例 報告から、この「新用途提案」を小売業の協力を得ながら効果的に進め、リアル店舗とブラ ンドを活性化する手法を学びます。 通常の食べ方 「ポークカレー」 新しい食べ方(新用途) 「ジュ~ジュ~つけつけカレー」 出所)ハウス食品株式会社ホームページ 出所)ハウス食品株式会社ホームページ このような新しい使い方・食べ方を店頭で提案することで、 リアル店舗、ブランドが活性化します 参加をおすすめしたい方 消費財メーカー、卸売業で小売業へのプロモーション企画提案に関わる方 消費財メーカーのマーケティング、ブランド開発に関わる方 広告代理店、SP企業でメーカー・卸売業・小売業への企画提案に関わる方 開催日: 2015年7月8日(水)13:00~17:00 会 場: アルカディア市ヶ谷 受講料: 1名様につき 東京都千代田区九段北4-2-25 税別30,000円(税込32,400円) セミナーの概要 消費者の節約意識の高まりと小売業の特売依存 原材料高騰などにより商品の値上げが必要な場面が増える一方で、消費者の節約意識の高まりもあり、 小売業では特売に依存した販促が依然として行われています(グラフ1参照) 。しかしながら、消費者は単 に価格が安ければ商品を買ってくれるわけではありません。賢い消費者は、価格が安くても価値を見い ださないと購入してくれず、メーカーの頭を悩ませています。また、小売業にとっても安さだけの訴求 には限界を感じており、価値の提供を通じ、ストアロイヤルティを高める必要があることが認識されて います。 新商品の短命化と生産性低下 一方で、メーカーから年間多くの新商品が発売されていますが、短命に終わりロングセラー化できて おらず(グラフ2参照)、メーカーの生産性低下を招いています。価格に依存した販促だけでは、消費者から の支持も得られにくく、価格引き上げが難しいと考えられます。「なぜこの商品を買う必要があるか」、 店頭でブランドの価値をショッパーに伝え、価格以外の購買理由に結び付けることが、価格に頼らない 販促への近道です。 既存ブランドの「新用途提案」 このような状況の中で、いくつかのメーカーは、すでに発売した既存ブランドの新しい使い方・食べ 方を開発し、マス広告や店頭で訴求しています。本セミナーでは、このような戦略を「新用途開発戦 略」として定義し、新用途提案による店頭プロモーションで、リアル店舗を活性化する手法とその効果 についてご報告します。 【グラフ1】特売金額比率(※1) 売上に占める特売での売上は増加している 【グラフ2】新商品残存比率(※2) 新商品の5~6割は1年以内に店頭から姿を消している 出所)流通経済研究所「CATEGORY FACTS BOOK2015」 出所)流通経済研究所「CATEGORY FACTS BOOK2015」 ※1 特売金額比率とは、1店舗あたり売上に占める特売時の売上が占める比率 ※2 新商品残存比率とは、発売した新商品のうち、翌年も販売実績があった新商 品の比率。つまり、この値から1を引いた値が店頭から姿を消した比率となる セミナーの構成 理論・研究 視点 流通経済研究所・研究員より、新用途開発戦略の概要と店頭で の訴求効果をご報告します メーカー 視点 食品メーカーの実務家より、ブランドマネジメントの現場にお ける取り組み事例をご報告いただきます 小売業 視点 食品スーパーの実務家より、消費者が買物シーンに求めている ことと、店頭での取り組み事例についてご報告いただきます プログラム 時間 プログラム 13:00~13:05 はじめに 13:05~14:15 既存のブランドに新しい価値を -「新商品開発戦略」から「新用途開発戦略」へ- 【理論・研究視点】 ・今、重視される顧客経験-ブランドの顧客経験と買物価値- ブランドの課題「どうすれば顧客経験を高められるか」 ・「新用途開発戦略」の進め方 店頭でのブランドの新用途提案が成功のカギを握る ・店頭におけるブランド新用途の提案事例と効果検証 定量的測定結果報告「その時、顧客は売場でどのような経験をしたか」 公益財団法人 流通経済研究所 研究員 三坂 昇司 14:15~14:25 休憩 14:25~15:35 【メーカー視点】 ハウス食品のルウカレーブランド活性化に向けた取り組み ・ハウス食品「バーモントカレー」のロングセラー化の秘密 ブランド成熟期に向けたハウス食品の取り組み ・ハウス食品が考えるブランド戦略における新用途の役割 なぜ「ジュ~ジュ~つけつけカレー」が生まれたか ・ブランドにおける新用途の店頭プロモーションへの応用 店頭での新用途提案がブランドにもたらしたものとは ハウス食品株式会社 事業戦略本部 食品事業一部 ビジネスユニットマネージャー 石川 哲也氏 15:35~15:45 休憩 15:45~16:55 『いいね!』がいっぱい、 【小売業視点】 カスミにおける顧客経験向上の取り組み ・カスミにおけるマーケティングへの取り組み 小売業の「マーケティング活動」とはどのようなものか? ・カスミにおける購買履歴データの活用方法 カスミMD研究会の事例「既存ブランドのチャンス発見」 ・カスミにおける顧客経験創造に向けた取り組みと新用途提案 メーカーとのコラボレーションによる商品価値を訴求する売場作り 株式会社カスミ 常務取締役 上席執行役員 山本 慎一郎 氏 16:55~17:00 セミナーのまとめと今後の取り組みについて ※プログラムや講演者の役職・氏名は、都合により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください 参加費用とお申込み方法 ◇受講料:1名様につき、税別30,000円(税込32,400円) • お申込受付後、ご請求書と受講料のお振込先を併せて郵送させて頂きます。 • 振込料は貴社でご負担下さい。また、振込受入票をもって領収書にかえさせて頂きます。 • 報告資料は冊子にてご提供します。 ◇お申込方法:以下の申し込みフォームに必要事項をご記入の上、FAXで お申し込みください。ホームページからもお申込みいただけます。 http://www.dei.or.jp/seminar/20150708.html ◇お問合せ先: 公益財団法人 流通経済研究所【担当:東、三坂】 〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10階 TEL:03-5213-4532 FAX:03-5276-5457 E-mail:strategic_seminar2015@dei.or.jp 流通経済研究所戦略セミナー「『新用途提案』による店頭・ブランド活性化戦略セミナー」 2015年7月8日(水)参加申込書 申込日:2015年 貴 社 名 所 在 地 月 日 FAX:03-5276-5457 (公財)流通経済研究所 店頭研究開発室 行 〒 参加者ご氏名1 ご所属・ お役職1 E-mail 1 お電話番号1 参加者ご氏名2 ご所属・ お役職2 E-mail 2 お電話番号2 連絡通信欄 <請求書送付先>※ご請求書の送付先が上記と異なる場合のみ、下欄にご記入下さい。 ご 氏 名 所 在 地 E-mail ご所属・ お役職 〒 お電話番号 ※ご記入頂いた個人を特定できる情報については、以下のとおり利用させて頂きます 1)お申込頂いたセミナーの運営および、それに必要なご連絡、資料の送付 2)(公財)流通経済研究所からの各種情報のご案内 ※ なお、2)に関して配信停止、ご登録内容の変更は、お電話又は下記専用ページからお願いいたします。 http://www.dei.or.jp/dm/index.html 配信停止の手続きには多少お時間がかかる場合がございます。 行き違いでメールが届きました場合は、ご容赦をお願いいたします。
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