資料2_綾川町総合戦略の施策展開の方向性(249KBytes)

綾川町総合戦略の施策展開の方向性
綾川町の人口動態等からみた特性と課題
資料 2
●本町に出生時から住んでいる、または 20 年以上住んでいる人の割合の合計が約 60%となっており、居住期間
が長くなっている。
●近年の本町の合計特殊出生率は 1.4程度で、香川県(1.59)より低く、人口置換水準の 2.07 より低くなって
おり、自然減の状態が続いている。
合計特殊出生率
合計特殊出生率
綾川町
37.6%
17.5%
9.3%
21.9% 4.0% 9.7%
2.00
2.00
1.81
1.77
1.80
1.80
高松市
1.67
1.60
1.42
1.41
1.38
1.40
30.5%
16.1%
13.9%
19.8%
12.3% 7.4%
1.59
1.60
1.43
香川県
15.6% 6.0%
34.4%
12.3% 15.6%
16.2%
1.40
1.38
1.20
0%
1.20
1.00
昭和63年(1988)
~
平成4年(1992)
昭和58年(1983)
~
昭和62年(1987)
平成5年(1993)
~
平成9年(1997)
綾川町
平成10年(1998)
~
平成14年(2002)
(綾上町)
平成15年(2003)
~
平成19年(2007)
平成20年(2008)
~
平成24年(2012)
20%
40%
出生時から
5年以上10年未満
1.00
昭和60年
(1985)
平成2年
(1990)
平成7年
(1995)
平成12年
(2000)
平成17年
(2005)
平成22年
(2010)
平成23年
(2011)
平成24年
(2012)
平成25年
(2013)
60%
80%
1年未満
10年以上20年未満
100%
1年以上5年未満
20年以上
居住期間(※不詳を除く)
(平成 22 年)
香川県
(綾南町)
●昼夜間人口比率(昼間人口/夜間人口)は増加傾向にあるものの、100%を下回っており、昼間は町外で就業・
綾川町、香川県の合計特殊出生率の推移
通学している人が多くなっている。
●本町の若い世代(25~34 歳)の未婚率は、増加傾向にあり、その値は香川県と比べて高くなっている。
昼夜間人口比率
(人)
30,000
150.0%
また、生涯未婚率も増加傾向にあり、晩婚化、非婚化が進んでいる。
未婚率(%)
120.0%
未婚率(%)
70%
59.7%
20%
20,000
86.1%
83.5%
17.1%
91.5%
90.0%
60%
53.6%
48.5%
50%
26,203
15%
16.0%
46.2%
40%
42.2%
42.3%
25,617
21,867
10%
24,625
22,054
10,000
60.0%
22,521
30.0%
8.2%
30%
21.2%
20%
5%
20.1%
10%
0
4.1%
3.5%
0.0%
平成12年
5.9%
3.3%
2.6%
平成17年
綾川町(夜間人口)
平成2年
(1990)
平成7年
(1995)
平成12年
(2000)
香川県(25~34歳男性の未婚率)
綾川町(25~34歳男性の未婚率)
平成17年
(2005)
平成22年
(2010)
香川県(25~34歳女性の未婚率)
綾川町(25~34歳女性の未婚率)
綾川町、香川県の 25~34 歳の未婚率の推移
平成2年
(1990)
平成7年
(1995)
平成12年
(2000)
香川県(男性の生涯未婚率)
綾川町(男性の生涯未婚率)
平成17年
(2005)
平成22年
(2010)
香川県(女性の生涯未婚率)
綾川町(女性の生涯未婚率)
●男性では製造業の就業者が最も多く、次いで卸売業・小売業、建設業となっている。女性では、医療・福祉の就
就業者数(人)
綾川町、香川県の生涯未婚率の推移
農業の産業特化係数が高い
0
-100
-200
20 歳前後の転出が多い(男性・女性)
2.5
85歳~→90歳~
80~84歳→85歳~
75~79歳→80~84歳
70~74歳→75~79歳
65~69歳→70~74歳
60~64歳→65~69歳
55~59歳→60~64歳
50~54歳→55~59歳
45~49歳→50~54歳
40~44歳→45~49歳
35~39歳→40~44歳
30~34歳→35~39歳
25~29歳→30~34歳
20~24歳→25~29歳
15~19歳→20~24歳
10~14歳→15~19歳
0
0.0
A
農
業
,
林
業
う
ち
農
業
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K
L
M
N
O
P
Q
R
漁
業
鉱
業
,
採
石
業
,
砂
利
採
取
業
建
設
業
製
造
業
電
気
・
ガ
ス
・
熱
供
給
・
水
道
業
情
報
通
信
業
運
輸
業
,
郵
便
業
卸
売
業
,
小
売
業
金
融
業
,
保
険
業
不
動
産
業
,
物
品
賃
貸
業
学
術
研
究
,
専
門
・
技
術
サ
宿
泊
業
,
飲
食
サ
生
活
関
連
サ
教
育
,
学
習
支
援
業
医
療
,
福
祉
複
合
サ
サ
就業者(女)
産業特化係数(男)
ビ
ス
業
他
に
分
類
さ
れ
な
い
も
の
)
1
ビ
ス
業
ビ
ス
業
,
娯
楽
業
S
T
公
務
分
類
不
能
の
産
業
他
に
分
類
さ
れ
る
も
の
を
除
く
)
就業者(男)
転入元・転出先における移動数の内訳(平成26年、平成 24 年)
ビ
ス
業
ビ
ス
事
業
(
0~4歳→5~9歳
0.5
(
5~9歳→10~14歳
1.0
500
ー
年齢階級別の人口移動(男性、女性・社会移動)
1.5
ー
平成17年(2005)→平成22年(2010)(女)
綾川町の転入元・転出先の内訳(H24) 単位:人
転入数
転出数
純移動数
香川県内
366
392
-26
高松市
***
219
***
丸亀市
12
47
35
坂出市
-5
21
26
***
観音寺市
11
***
宇多津町
11
13
***
***
18
まんのう町
***
その他の市町村
57
300
-243
県外
200
238
-38
-14
東京都
15
29
-5
神奈川県
10
15
***
愛知県
10
***
7
大阪府
34
27
-5
兵庫県
12
17
岡山県
1
15
14
***
広島県
14
***
徳島県
3
16
13
愛媛県
-14
16
30
***
高知県
10
***
***
福岡県
11
***
その他の県
62
68
-6
ー
平成17年(2005)→平成22年(2010)(男)
2.0
1,000
ー
-400
医療・福祉業の就業者が多い(女性)
ー
-300
綾川町の転入元・転出先の内訳(H26) 単位:人
転入数
転出数
純移動数
香川県内
427
363
64
高松市
5
245
240
丸亀市
17
59
42
坂出市
1
19
18
***
善通寺市
19
***
-3
観音寺市
10
13
***
12
三豊市
***
***
さぬき市
11
***
***
宇多津町
14
***
***
まんのう町
22
***
その他の市町村
28
38
-10
県外
223
236
-13
***
埼玉県
11
***
1
東京都
25
24
2
大阪府
31
29
***
19
兵庫県
***
岡山県
9
23
14
***
広島県
11
***
徳島県
10
25
15
愛媛県
6
31
25
***
福岡県
12
***
その他の県
65
99
-34
製造業の就業者が多い(男性)
(男性・女性)
直近の平成 26 年では、丸亀市及び愛媛県、岡山県、徳島県からの転入が多く、転入超過となっている。
10 歳未満の転入が多い(男性)
産業特化係数
3.0
1,500
10 歳未満の男性の転入が多い。
100
昼夜間人口比率
業者が最も多く、次いで卸売業・小売業、製造業なっている。
●長らく社会減の状態が続いており、特に男性、女性ともに 20 歳前後の転出超過が多くなっている。一方で、
純移動数(人)
綾川町(昼間人口)
昼夜人口比率の推移
0%
0%
平成22年
産業特化係数(女)
産業別就業人口(15 歳以上)及び産業特化係数(平成 22 年)
綾川町総合戦略の施策展開に向けた方向性
●大型小売店舗や沿道型店舗が増加するなどの傾向が見られ、サービス業などの第3次産業の就労者が多くなって
いる。また、工業団地には優良な企業の誘致も進んでいる。農業は、米を中心に、いちご、きゅうりなどの園芸
作物、柿などの果樹栽培も盛んである。さらに自然や歴史のほか、うどんやいちごなどの特産品を活かした観光
キーワード
特
性
方 向 性
を展開している。
●本町の観光入込客数は、平成 22(2010)年度については、滝宮天満宮の減少等により、落ち込みが大きくな
土
っているものの、おおむね50 万人前後で推移している。中でも、道の駅滝宮に設置されている食文化を伝える
・山、川、景観、歴史・文化が残る風土
(堤山、綾川、滝宮天満宮、滝宮の念仏踊等)
「綾川うどん会館」や歴史的背景を持つ「滝宮天満宮」などに比較的多くの観光客が訪れている。
入込客数(人)
600,000
500,000
柏原渓谷
400,000
医
・医療、福祉施設が立地しており、安心な生活環境
(滝宮総合病院、綾川町国民健康保険陶病院、綾川町
国民健康保険総合保健施設えがお等)
職
・隣接する高松市内の企業への通勤に便利な位置環境
・空港、高速道路に近接している企業立地等に便利な
交通環境
高山空港公園
滝宮天満宮
300,000
滝宮公園
200,000
綾川うどん会館
合計
100,000
平
成
1
6
年
度
平
成
1
7
年
度
平
成
1
8
年
度
平
成
1
9
年
度
平
成
2
0
年
度
平
成
2
1
年
度
平
成
2
2
年
度
平
成
2
3
年
度
平
成
2
4
年
度
観光入込客数の推移
それぞれの特性を活かし、
「住」へと繋げる
0
田舎暮らし希望地域ランキング(資料:NPO法人 ふるさと回帰支援センター)
※実際に田舎暮らしを考えている相談者に対してのアンケート調査
本町へ多く転入(転入超過)している転入元は、県内では丸亀市、県外では、大阪府、岡山県、徳島県、愛
媛県からとなっている。また昼夜人口比率から、ベッドタウンとして機能していることがうかがえる。
香川県への移住ニーズは高く、高松市に近接している地域特性や空港、高速道路(府中湖IC)にも近接し
ているといった利便性を活かした移住を促進する。
2
住
・電車、バス等の公共交通が整っており、便利な交通環
境
・大規模な商業施設等が立地しており、快適な生活環境
(高松市内の観光・レジャー施設等へのアクセスも良
好)
・魅力ある自然環境を強みとした地方移住の促進
・空港、高速道路に近接している交通環境を活かし
た就業機会の創出
(企業誘致やサテライトオフィス等の誘致)
・IT環境を活かした就業環境の創出
・高松市のベッドタウンとして魅力のPRによる移
住促進
・若い世代が安心して出産・子育てできる環境の充
実
(保健・医療環境、教育環境等の充実)
・地元愛を深め、Uターンの促進