運動器評価測定マニュアル

∼測定 マ ニ ュアル (平成 24年 度暫定版)∼
※ 昨年 と異 な る内容 には
で色 を変 えて いま す 。
H24.4.25
このマニ ュアルは開眼片脚立位時間 (開眼閉脚立位時間 ・継 ぎ足肢位保持時間)、TUG、5m通 常 ・最大歩行時間、
握力の測定方法 を記載 してお ります。
◎全ての検査項 目において、転倒等の リスクに配慮 し実施 して ください。
◎検査は全て、踵の低い靴 もしくは裸足で行 つて ください。
◎疼痛等の訴えがある場合や新たに出現 した場合,気 分不良がある場合は無理せずに中止 して ください。
◎全ての検査項 目は、各検査前 に一度検査者が実際 にや つて見せ て被検者が理解 してか ら行 います。
◎デー タ入力の際は、良いほ うの値を入力 して ください。 (2回 測定項 目の場合 ・左右測定項 目は左右問わず―
番 いい値 を入力)
眼 片脚 立 位 時
○測定の手順
「
新体 カテ ス ト」 に基 づ き行 う。
①両手を腰に当て、片脚 を床から5cm程 度挙げた状態で行う。
②検査前に 1∼ 2回 練習させてから、左右それぞれ 2回 ずつ測定する。
③計測時間は、最長 120秒までとする。
○測定上の注意 ・配慮
①終了の条件は a)挙 げた足が支え足や床に触れた場合、
b)支 え足の位置 がずれた場合、
二主上 Lあ てた両手、も しくは片手が腰か ら離れた場合
J2_支 え足あるいは挙げた足が大き く振れてバ ランス をとるよ うな場合
②検査者 の 片足を挙げて合図を し、被験者 が それにならって片足立ちになつたときか ら計測するとよい。
③計測時間 とは支え足の時間 を記載する。 (左片足立ちの場合 ・・・評価用紙 の左に記載)
④片足立ちができなかつた場合は不可と記載する。
⑤左右2回 ずつ測定するが、左右関係なく一番いい値を集団シー トに記載する。(小数点第 1位 まで)
⑥ l回 日で最長 2分 経過した場合は、2回 目は実施しなくてよい。
足 立 位 足 間距
開眼片脚 立位時間で 1 5 秒 以下であつた者 を対象 とする。
○準備物
・ス トップウォッチ
・閉脚立位 シー ト
(30cm:4点
も保持困難 :0 )
,15cmで
,65cmi 3点
,10cm:2点,o15 cm:1点
○演1 定の手順
①左右のつま先及び踵をしつか りつけた位置で 3 0 秒間立位保持できるかス トップウォッチで測定。
1 5 c m と5 c m 刻みで足隔を開いていく。
②立位保持できない場合は、O c m →5 c m →1 0 c m →
ぎ足肢位保持時
閉脚立位距離 で、O o m で 3 0 秒 以上保持が可能だ つた者 を対象 とす る。
○準備物
・ス トップウォ ッチ
・タンデム シー ト
○測定の手順
①左 ( 右) のつま先と右 ( 左) の踵をしつか りとつけた位置で保持できる時間をス トップウォッチで測定。
( 左右両方とも前後で入れ替えて両側とも測定を行う。その際、左右均等に体重がかかるように注意する。)
※上肢に関 しては、楽に肘を伸ばした状態、体幹にくっつける。
②左右問わず、どちらか良い数値を集団シー トに記載。
ime up and go (丁UG)tes
○準備物
・ス トップウォ ッチ
・肘掛 のない椅子
・目印用 の コー ンも しくは ペ ッ トボ トル等
○器具 の配 置
①椅子からコーンの端までの距離を3m(椅子の前方とコーンの奥端を基準に合わせる)
②椅子とコーンの周囲には障害物がないようにする。2人の人間が歩くスペースを確保する。
○ 測 定 の 手順
椅 子 か ら立 ち上 が り、 3 m 先 の 目印 ( コー ン) を 回 り再 び椅 子 に座 るまでの 時間 を測 定 す る。
前の姿勢は椅子の背もたれ及び座面にしっかり体をつけておく。両手を膝の上に置いておく)
①スタート
ハイ :」 と言つた時点から被験者が歩いてお尻が椅子に触れるまでの時間をス トップウォッチで測定す
②検査者が 「
る。 ( 小数 点 第 2 位 まで)
③回り方 (右回り ・左回り)は 被験者の自由とする。
④一回練習を設ける。測定は 2回 測定する。(小数点第 1位まで)
○測定上の注意
①測定開始前に背もたれから背中が離れないようにする。
ハ イ :」 に統 一
声か けは 「よ― い ・…ス ター ト」や 「スター トJの 童 か けは上 めて 「
できるだけ速く回つてください」と統一する。
②できるだけ急いでもらうが走らない。声をかける内容は 「
③ l人 は転倒 しないように側方で監視しながら一緒に歩く。
④立つ場合は膝以外の椅子などを支えにして立ってはならない。→歩行補助具を使用しており、かつ支えにして立つ
場合には記載する。
⑤床に足がつかない場合はしつかりつくように少し前にきてもよい。
⑥ コーンに触れて方向転換はしないようにする。
ハイ !」の声かけを肩をたたくもしくはボー ドで示して合図をする。
⑦耳が聞こえに くい、耳が聞こえない方は 「
③歩行補助具使用の場合は使用する装具の種類を記載する。
5m通 常 ・最大歩行時
予備路 3 m ず つ と測定期間 5 m の 計 1 l m を
確保 し、対象者 に歩 いて も らう。
○測定の手順
①足が測定区開始まりのテー プ (3m地 点)に のったもしくは越えた時点から足が測定区間終わ りのテー プ (8m地
点)に のるもしくは越えた時点の所要時間をス トップウォッチで測定する。
前方のOOに 向かつていつも歩いているように歩いてください」目印を設置 してもよい。日印まで (‖m
②指示は 「
地点まで)歩 き抜けるように指示する。
(最大の場合には 「
)に 統一する。
前方の○○に向かつてできるだけ早 く歩いてください」
卜数点第 1位 まで)
③通常 ・最大 2回 ずつ測定する。(′
○測定上の注意 ・配慮
① ゴールの 5mよ り先の予備路 3mの テー プまで歩き続ける。
②補装具の使用があれば種類を記載する。
③ 5mは しっか り確保 して頂き、予備路は lmず つで構わない。その際、評価用紙にその旨を記載する。
□
5m
○準備物
ス メ ドレー 式の握 力計 ( グリップ幅 を調整 で きるもの) も しくはデ ジタルの握 力計
○測定の手順
①基本は椅子に座って行う。場合によっては立位でも良い。また、評価開始 ・終了時で姿勢は統一する。
②人差し指の指先から2 番 目の関節が握力計と直角になるようにグリップを調整する。
○ 測 定 上 の 注意 ・配 慮
①握力計のパネル面と垂直に立つ(極端に肘や肩を動かさないように防止)
②反対の手で押さえない、手を振らない、体を傾けてはいけない、椅子の場合は椅子に押さえつけない。
③指示は 「フー ッと息を吐きながら、身体に腕をつけないように、ジワッと手を握つてください」に統一する。
④一回目と二回日も同一姿勢で行う。開始時と終了時でも同様で姿勢が変わらないように注意する。
⑤左右2回ずつ測定し、一番いい値を集団シー トに記載する。(小数点第 1位)
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TEL096-373-7084
問 い 合 わせ 時 間
大串
幹 ・西
FAX096-373-7083
8:30∼
佳子
リハ ビ リテーシ ョン部
shin‐
9:00 12:00∼
babaofc.kuh.kumamotO‐u.ac.jp
13:00
嶋 村 梨 紗 ・馬 場 晋 平 ・芳 田なお み