TOPIC 2015 Intervention医のための トレーニングコース 講義編 6. 合併症 (解答) 千葉大学 / 君津中央病院 藤本善英 Chiba University / Kimitsu Central Hospital ステントバルーンのデフレーション と共に急激に血圧は50台まで低下し ショック状態となった Chiba University / Kimitsu Central Hospital その後は 1.まずステントバルーンでの圧迫止血 2.すでに心タンポナーデでショックとなっているので 心臓マッサージをしながら心嚢ドレナージ+PCPS挿入 (IABPはこの時点では不要) 3.ACTを測定し300以上であればプロタミン1ml注入 (200以下までは下げないほうが安全である) 4.2本目のガイディングカテーテルをPCPS対側のfemoral より挿入し、末梢まで新たなワイヤーを通過させる 5.Ryuseiバルーンを2本目のガイディングカテーテルから 進めてステントバルーンと入れ替える Chiba University / Kimitsu Central Hospital 6.出血量からカバードステント留置の方針とする 7.Ryuseiの入っていないガイディングカテーテルか らベアーでGRAFTMASTER2.8x16を進めるが ステントの手前で引っかかるために無理をせずに 一旦引き上げる 8.Anchor balloonをしながらHeartrailⅡST01(5Fr) を子カテとして進める 9.Ryuseiのデフレーションと共にHeartrailⅡST01 (5Fr)を留置予定地点より更に奥に進める Chiba University / Kimitsu Central Hospital 10.HeartrailⅡ ST01(5Fr)の中をGRAFTMASTER 2.8x16mmを進め目的の地点に留置する Chiba University / Kimitsu Central Hospital 11.これで止血が出来ない時はnon-compliant バルーンで後拡張を行う Chiba University / Kimitsu Central Hospital 12.それでも止血できない時はもう1本カバードステント を留置する Chiba University / Kimitsu Central Hospital 13.先ほどと同様にHaertrailⅡ ST01(5Fr)を用いて 先ほどのGRAFTMASTERと繋げて留置する 14.必要であれば、non-cmpliant balloonで後拡張 Chiba University / Kimitsu Central Hospital を行う 最終造影 Chiba University / Kimitsu Central Hospital どうすれば冠動脈穿孔は 起きなかったか? 1.拡張しない石灰化の場所をスコアリング バルーンで前拡張したほうがよかった 2.拡張しない部分のステントバルーンでの拡 張は諦めて短いnon-compliant balloonで後拡 張をしたほうがよかった Chiba University / Kimitsu Central Hospital
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