平成25年度 人文・自然科学ユニット研究活動状況

関西医療大学紀要 , Vol. 8, 2014
平成 25 年度 人文・自然科学ユニット研究活動状況
A.構成メンバー
C.研究業績
中村 正信、亀 節子、吉田 仁志、王 財源、
1.著書・原著
中吉 隆之
王 財源,大形 徹:鍼灸美容にみえる「美」意識につ
い て の 考 察, 全 日 本 鍼 灸 学 会 誌,63(2),123-131,
B.研究活動の概要
2013.
平成 24 年度より開始された王 財源准教授を研究代
王 財源,中吉 隆之,遠藤 宏:七表八裏九道脈にお
表者とする共同研究(研究課題名:中医哲学思想にみる
ける数(數)脈の検討,関西医療大学紀要,7,1-7,
生命観の文献的研究 鍼灸美容における「美」意識につ
2013.
いて)が、平成 25 年度末で終了した。
本研究は、古代実践医学の集大成で「気」の思想を基
中吉 隆之:国家試験問題から学ぶ臨床の要点,東洋医
盤として構築された『黄帝内経』に記される従来の理論
学臨床論第 9 回,医道の日,72(9),160-161,2013.
体系をさらに昇華させ、そして「美」を創り出すための
実践医学として、古代文献にみる「美」意識を始めとす
2.総 説
る、鍼灸による「美」の実践方法とその理論を、先人ら
Kame, S. : Signification de la ≪ Leçon sur Tchouang-
の文献資料に基づいて客観的に明らかにし、中国伝統医
tseu ≫ au Japon, Acupuncture & Moxibustion, 12(1),
学に基づく古典医学理論と、美容における「美」の創出
73-75,2013.
方法との関係を考察することで、古代中国医学における
「美」の宇宙観や世界観の一端を明らかにするととも
3.学術講演・学会発表
に、東洋医学を基盤とした鍼灸美容理論の構築や臨床実
王 財源:中国伝統医学における鍼灸美容の文献的検
践等、今後の鍼灸学が果たすべき役割について提言し
討,大阪府立大学人文学会,大阪,2013.5
た。
王 財源:中国明朝期の針手技“焼山火”と“透天涼”
の文献的検討,第 6 回日本中医学会学術総会,大阪,
2013.5
王 財源,大形 徹:中国伝統医学における鍼灸美容の
文献的検討―『黄帝内経』にみえる「美」―,第 62 回
全日本鍼灸学会学術大会,福岡,2013.6
王 財源:中国医学に基づいた鍼灸美容の実際,第 65
回日本良導絡自律神経学会学術大会,沖縄,2013.10
中吉 隆之,王 財源,坂本 辰徳:七表八裏九道の脈
の文献的検討 なぜ祖脈である「数脈」が含まれていな
いのか,第 62回全日本鍼灸学会学術大会,福岡,2013.6
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