ベトナム 第二タンロン工業団地への進出に関するお知らせ(株式会社

報道各位
2015 年 6 月 23 日
株式会社多摩川ホールディングス
第二タンロン工業団地
ベトナム 第二タンロン工業団地への進出に関するお知らせ
株式会社多摩川ホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役:桝沢 徹)の連結子会社である株式
会社多摩川電子(本社:神奈川県綾瀬市、代表取締役:小林正憲、以下「多摩川電子」)は、ハノイ近郊
の第二タンロン工業団地(所在地:フンイエン省、以下「TLIPⅡ」)への進出を決定し、同工業団地と貸
工場の賃貸借契約を締結しました。
ベトナムは、安定した政情、豊富な労働力、依然として他国に比して競争力のある労働コストに加え、
昨今では、ノイバイ国際空港、新国道 5 号線などの整備・改善が進む社会・交通インフラが高く評価さ
れており、ASEAN 共同体(AEC)発足や環太平洋戦略的経済協定(TPP)の加盟により、世界各国に
向けた輸出拠点としても、人口約 9,000 万人の内需向けの生産拠点としても期待が高まっています。
多摩川電子は移動体通信の基地局やテレビ放送、公共無線等の施設で使用される高周波デバイス等の設
計・製造・販売を主たる業務としており、国内主要通信機器メーカーに対して長年にわたり多数の納入
実績があり、高い評価を得ています。近年、お客様の低価格需要に対応して一部海外での部品調達等を
進めてまいりましたが、今般、更なるコスト競争力強化と海外市場での拡販を目的に、コスト面や周辺
産業の成熟度合い、労働の質の高さ等を勘案し、ベトナム北部、ハノイ近郊への進出を決定いたしまし
た。
2015 年 8 月下旬には貸工場の設備導入を完了させ、2015 年 9 月の生産開始を予定しており、主力製品
であるアッテネータ、終端器、分配器などの高周波コンポーネントを順次生産していく計画でおります。
ベトナム工場では、当面日本市場に向けた携帯基地局および通信放送向け高品質高周波受動コンポーネ
ント製造からスタートし、数年後には成長マーケットである東南アジア、中東向け製品販売を目指しま
す。
今回の進出は、TLIPⅡと神奈川県が提携して実施している神奈川インダストリアルパーク(注 1)事業
における入居第一号であり、TLIPII のみならず神奈川県および関係機関等からも操業支援を受けていき
ます。
(注 1)神奈川インダストリアルパーク
神奈川県内中小企業の海外での生産拠点設置を支援するため、進出要望の高いベトナムにおいて、中小
企業向け集合貸工場「神奈川インダストリアルパーク」を TLIPII 内に設置し、入居する県内企業に対し
て、県や神奈川産業振興センター等が進出の準備段階から操業後まで総合的に支援する事業。
【多摩川電子の会社概要】
会社名:
株式会社多摩川電子
所在地:
神奈川県綾瀬市
従業員:
121 名
資本金:
310 百万円
事業内容:
通信用機器および部品並びに電子応用機器の製造及び販売
.
【第二タンロン工業団地の概要】
名称:
第二タンロン工業団地
立地:
ベトナム フンイエン省(ハノイ中心部より南東 33 キロメートル)
出資比率:
住友商事グループ 92 パーセント
総開発面積:
346 ヘクタール(第一期、第二期含む)
入居企業数:
51 社(2015 年 6 月時点)
設立時期:
2006 年 11 月
■ベトナム北部のインフラ開発
■別紙1: 神奈川インダストリアルパーク
○写真1:神奈川インダストリアルパーク
第二タンロン工業団地外観
第二タンロン工業団地外観
○写真 2:高周波コンポーネント(主力製品の一つであり、2015 年 9 月の生産開始を予定)
【本件に関する問い合わせ先】
株式会社多摩川ホールディングス 経営企画部兼財務経理部 後田
TEL : 03‐6435‐6933
第二タンロン工業団地(住友商事株式会社 海外工業団地部 田川)
TEL :
03-5166-6342