鉄砲館便り7月号

■ 鉄砲館特別展『戦後70年展 ~ 失う前に 聞かしょーか ~』が開催されます!
8月1日(土)から31日(月)にかけて、『戦後70年展 ~失う前に 聞かしょー
か~』を開催します。
夏の特別展開催に向けて、鉄砲館スタッフが各地域や個人宅へお邪魔し、取材
を進めてきました。
今回の企画展は、「見る」ではなく「伝える」に重点を置き、展示します。
【特別展のみの観覧は無料です。この機会にご覧ください。】
1 戦争を体験した人たちの体験談
2 種子島の戦争跡地の紹介
市民の聞き取りの調査により今も残る戦時中の爪痕を紹介
(防空壕、石碑、砲台跡等)
3 市民より提供していただいた資料、鉄砲館収蔵の資料の展示
当時の写真、戦地からの手紙、戦争をまとめた本等
4 その他
特別展に向け提供された資料
今回の取材にあたって
楽しげに笑う人、穏やかな町。今の種子島では、この平和な姿が当たり前で
す。しかし、それは大きな苦しみと痛みを乗り越えてきた姿なのです。
今回、種子島の方に戦争体験を伺うことで、戦争は遠いどこか別の町のこと
だけではなく、身近な人や町にも、多くの戦争の傷跡が残っているのだと改め
て分かりました。
いつか失って惜しむのでなく、戦争体験者の思う気持ちを私たちは、親身に
なって受け取り、語り継ぐ時ではないかと強く感じます。
鉄砲館スタッフ
今回の特別展あたり、
多くの方々にご協力
いただきました。
心より感謝申し上げ
ます。
■ 特別展開催記念『種子島の戦争を聞く』を開催します。
8月8日(土)午前9時30分から、種子島開発総合センター「鉄砲館」で、特別展開
催記念『種子島の戦争を聞く』をぢろの会ご協力のもと開催します。
節目の年に、多くの方に戦争について考えてもらいたいと思います。みなさんの参
加をお待ちしております。
■ 熊毛美術協会会員展を開催しています。
7月26日(日)まで、熊毛美術協会会員展を開催しています。
会員一人一人が、丹精こめて描い
た絵画を展示しております。
絵画展のみご観覧は無料です。
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
■ 鹿児島県指定文化財「横山盆踊」が披露されます。
7月12日(日)、午後7時から上西横山神社において、横山盆踊りが披露されます。鹿児島県を代表する郷
土芸能の1つです。ぜひ、この機会にご覧ください。
横山盆踊とは?
横山盆踊は、現在一般に踊られているにぎやかな盆踊りとは全く異な
り、祖霊供養としての心のこもった素朴で古きゆかしい踊りです。寛永5
年(1628年)、悪政の理由で種子島に流された宮崎県高岡の地頭比志島
国隆(ひしじまくにたか)(島津家家老)のあとを追って種子島に渡り、つい
には、国隆の切腹とともに殉死した阿久根(鹿児島)出身の千代女(ちよ
じょ)の心情をしのんで踊り継がれています。
曲も手振りもきわめて静かで荘重であり、また踊り手全員がカムキと
呼ばれる白い覆面をつけるという特徴をもっています。カムキは、清浄
な霊に人の息がかからぬための覆いであり、同時に踊り手自身が精霊で
あって、静かな中にも祖霊への畏敬をこめたものといわれています。 【「西之表市の民俗芸能」参照】
■ 西之表市指定文化財「太鼓山」のHPができました。
この度、「太鼓山」のホームページができました。みなさん、ぜひ
ご覧ください。今年も、8月に開催される「種子島鉄砲まつり」の先頭
をきって披露されます。
ホームページアドレス
http://taikoyama.main.jp/
太鼓山とは?
太鼓山とは、八坂神社祇園祭行事の中で、最も勇壮な行事です。
編み笠に白のハッピ、白ズボン、白ダビの若衆約80人が、白はちま
きに白装束の少年4人と太鼓を乗せたやぐらをかつぎ、「チョッサー
サセサセ」のかけ声をはりあげ、太鼓を打ち鳴らしつつ、途中甲女
川(こうめがわ)を渡る太鼓山の光景は壮快です。
行列の先頭には長い大きな傘が飾られます。山車には着飾った婦
人や少女が乗り、太鼓、三味線、笛などではやして、市内を練り行
きます。元禄の昔がしのばれる優雅さがあるのが特徴です。
【「西之表市の民俗芸能」参照】
■ 鉄砲館キッズコンシェルジュによる案内が始まります!
7月19日(日)から、鉄砲館夏休み特別企画「鉄砲館キッズコンシェル
ジュ」の案内が始まります。
市内各小学校の応募により選ばれた小学4~6年生の子どもたちが館内を案内
してます。毎年恒例になっている大人気企画です。ぜひ、来館の際には、子ど
もたちをご指名ください。
●編集後記
去年9月より1年間「鉄砲館だより」を担当しましたK.Mです。この度、編集担当が来月号から変わり
ます。鉄砲館のイベントや西之表市の文化財、今年開催される国民文化祭を中心に記事を書かせて
■ 6月お客様動向
【総入館者数】 1,257人
【主な団体客】
島内
島外
いただきました。心機一転する来月号もよろしくお願いします。
編集担当 K.M
榕城小学校
読売旅行(関西・富山) ・ 阪急交通(東北) ・ 日本旅行(大阪) ・ 名鉄観光(大阪) ・ トヨタツーリスト(群馬)
タビックス(東北・岡山) ・ アガ会(愛知)
種子島開発総合センター
鉄砲館だよりNo.38
2015.7月発行
編集・発行 種子島開発総合センター「鉄砲館」 〒891-3101 鹿児島県西之表市西之表7585番地
TEL:0997-23-3215 FAX:0997-23-3250 担当:K.M