短時間労働者の社会保険の 適用拡大について 公的年金制度の財政基盤および最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法 律(年金機能強化法)が成立し、 次に示す5つの条件を満たす短時間労働者については、 平成 28 年 10 月から厚生年金保険・健康保険の適用拡大の対象とされます。 改正内容 現 行 短時間労働者への適用拡大(平成 28 年 10 月~) 適用拡大の5要件 週30時間 以上 被用者保険全体の対象者数:37.5万人(健保連試算) ※5つの要件のうち、 従業員 501 人以上の企業については、 現在の基準で厚 生年金保険の被保険者となっている者の人数で判断しますが、 その際は、 現 在の適用事業所を単位としてではなく、 次に示す単位で適用事業所を括り、 括られた範囲内の各適用事業所の人数を合計して判断することとしています。 ⑤「従業員 501 人以上の企業」の適用の単位 法人事業所……………法人登記(会社法人等番号)単位 個人事業所……………適用事業所単位 国・地方公共団体……各省各庁、 各地方公共団体単位 私学共済………………法人登記(会社法人等番号)単位 「短時間労働者に対する厚生年金・健康保険の適用拡大」については、 労働者や事業主の皆さま にも多大な影響を与えることが見込まれますので、 施行に向けて必要な対応を早期に検討する必要が あります。 ~次号につづく~ ―4―
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