ウェアラブル製品向けトータルソリューション

ウェアラブル製品向けトータルソリューション
近年、コンシューマー向け製品から医療機器に至るまで、ウェアラブル製品が急
速に市場に出回る様になり、我々の暮らしがより便利になると言われています。ユ
ーザーにとって、これらウェアラブル製品の普及は、これまで“携帯”してきたモバイ
ル機器を、身体に“装着”するものであり、モバイル機器以上に安全性への配慮が
求められます。ウェアラブル製品の設計・製造者は、こうしたリスクに対応する必
要があると同時に、自社製品を差別化する為にも、安全試験、性能確認を充分に
行うことが必要です。世界各国・地域では、これらに伴う事故の未然防止に向け
て、各種安全規格・規制が検討されています。製品の海外輸出を検討されている
製造者の皆様におかれましては、それらを十分に理解し、認証取得などの対応を
取っていただく必要があります。
ULのサービス内容
ULは、お客様のパートナーとして、以下をはじめとする様々なサービスを提供しています。対象国・地域毎に該当する要求事項を特定し、必要
な試験の実施、および、認証の提供・取得支援を行います。また、認証を目的とせず、お客様の独自基準などに基づき試験を実施し、試験レポ
ートを発行するサービスもございます。ULは、長年の経験と知識を基に、これらの充実したサービスを提供し、お客様の海外進出をサポートい
たします。
各国電波法/
安全認証提供
リーの試験/
認証提供
の
バッテリーの試験/
認証提供
各国電波法/
IEC 62368-1 への
安全認証提供
対応サポート
IEC 62368-1
ワイヤレス充電器の
への
対応サポート
認証提供
ワイヤレス充電器の
バッテリーの試験/
認証提供認証提供
環境関連
バッテリーの試験/
認証提供サービス
環境関連
各国電波法/
サービス
安全認証提供
医療機器関連
IEC 62368-1 への
サービス
対応サポート
欧州指令への対応
ワイヤレス充電器の
各種試験
バッテリーの試験/
サービス
認証提供
環境関連
サービス
各国電波法/
安全認証提供
ICT
ICT
+ AV
環境関連
各国電波法/
サービス
安全認証提供
環境関連
サービス
ICT
ワイヤレス充電器の
認証提供
IEC 62368-1
ワイヤレス充電器の
への
対応サポート
認証提供
ICT + AV
ICT + AV
ICT + AV
環境関連
サービス
認証提供
IEC 62368-1 への
ICT + AV
+ AV
対応サポート
各国電波法/
IEC 62368-1 への
安全認証提供
対応サポート
各種試験
バッテリーの試験/
認証提供サービス
バッテリーの試験/
認証提供
リーの試験/
認証提供
ワイヤレス充電器の
認証提供
各国電波法/
安全認証提供
各国電波法/
安全認証提供
レス充電器の
欧州指令への対応
証提供
IEC 62368-1 への
対応サポート
医療機器関連
サービス
医療機器関連
+ AV
サービス
IEC 62368-1 への
対応サポート
バッテリーの試験/
認証提供
ワイヤレス充電器の
バッテリーの試験/
認証提供認証提供
環境関連
バッテリーの試験/
認証提供サービス
各種試験
サービス
欧州指令への対応
欧州指令への対応
欧州指令への対応
ワイヤレス充電器の
認証提供
各種試験
サービス
各種検査
・
バッテリーの試験/
検証サービス
認証提供
環境関連
サービス
各国電波法/安全認証提供
IEC 62368-1 への対応サポート
ULは、お客様が製品を海外市場に導入する際に、該当国/地域
IEC 62368-1は、既存のAV、ICT機器の規格に置き換わるだけでなく、安
の 電 波 法 および 安 全 要 求 事 項 の 特 定 から、最 新 情 報 の 提 供、必
全規格そのものをハザードベースという全く新しいアプローチへと
要な試験/評価の実施、証明書/認証マークの発行またはそれ
導くものです。ULでは2010年のIEC 62368-1第1版および2012年の
らの 取 得 支 援を行 い、お 客 様 の 世 界 市 場 進 出をサ ポートい たし
UL/CSA 62368-1第1版の発行当初より62368-1での評価・認証業務を
ます。世 界 各 国 の 関 連 機 関との 強 い 協 力 関 係、並 び にC Bスキー
行ってきましたが、
この度、第2版での認証業務がIEC/EN/UL/CSA規
ムなどの 国 際 規 格 に基 づく試 験データの 相 互 承 認 制 度を通じ、
格共にUL Japanで可能となりました。また、62368-1への対応を進め
様々な認証提供/取得支援サービスを提供しています。
るにあたって、
「実際に実機で適合性を評価したい」、或いは「適用
される試験項目を知りたい」などのご要望にお応えする為の各種サ
ービスや、出張セミナーなども実施しております。
ワイヤレス充電器の認証提供
UL 2738は、小型低電力製品に使用するワイヤレス充電器のような
バッテリーの試験/認証提供
電磁誘導方式送電/受電装置に適用される安全規格です。一部例外
ULは、バッテリーの規格であるUL 1642およびUL 2054に基づく試
を除いて、受電装置からの出力が直流60Vまたは42.4Vピーク、およ
験/認証の提供に加え、IEC 62133に基づくCB証明書および試験レ
び、皮相電力100VAを超えない装置に適用されます。また、ULはモ
ポートの発行や、世界各国/地域の認証の提供/取得支援を行っ
バイル機器の無接点充電の相互性に関する国際規格の策定と普及
ております。また、米国運輸省(Department of Transportation)が
を推進するワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)から認定を受
国連のモデル規則に基づきリチウムバッテリーなどの危険物に対し
けた日本で最初の第三者認証機関として、ワイヤレス充電規格「Qi」
て定めた危険物規定に基づく試験も提供するなど、バッテリーに対
(チー)、及びPMA(Power Matters Alliance)のロゴ認証サービス
する各種サービスを提供しています。
も提供しています。
欧州指令への対応
医療機器関連サービス
E U 域 内で I T 、AV 機 器 を 販 売 する場 合 、低 電 圧 指 令( 2 0 0 6 / 9 5 /
医 療 機 器と周 辺 シス テム 間 の 接 続 性 向 上 の た め の 技 術
EC)、EMC指令(2004/108/EC)、無線機能搭載の場合は、R&TTE
mHealth(モバイルヘルス)テクノロジーが注目を集めています
指令(1999/5/EC)などの該当指令に適合していることを示すCE
が、設計や使用目的の考え方の違いにより、求められる技術要件
マ ー キング の 製 品 へ の 貼 付 や、宣 言 書 、T C F( 技 術ファイル )の
が異なり、整合化された基準がまだ存在しないことから、国や地
作成などが求められます。また、低電圧指令では対象外とされる
域ごとに 異 なるプロセスが 採 用されているの が 現 状で す。製 造
DC機 器(D C75V未満 の 製 品)も、R& T TE 指 令 の 中で 低 電 圧 指 令
業 者 は、製 品 開 発 の 早 い 段 階でグローバ ル なコンプライアンス
への適合は要求される点で注意が必要です。また、ポータブル音
戦略を計画することによって、開発プロセス後半での設計変更や
響 機 器 に対し、ユーザーを過 度 な 音 圧レ ベ ル の 被 爆 から守るこ
規 制 対 応 の 遅 れ による市 場 導 入 のリスクを軽 減 することが 求 め
とを目的として制定された、EN 50332-1およびEN 50332-2に
られます。ULは、mHealthテクノロジーに関するアドバイザリー
基 づく試 験も提 供しています。U Lで は、E U 指 令 へ の 適 合を示 す
サービスおよび 各 種 サービスを提 供し、お 客 様 の 海 外 展 開をサ
際 に必 要 な 初 期 構 造 評 価 からT C F 作 成までトータル サ ポートを
ポートいたします。
提供しています。
各種試験サービス
環境関連サービス
ULは、認証を目的としない各種試験サービスを提供しています。
ULは、
ウェアラブル製品向け環境関連規格として、UL 2887の評価アウ
お 客 様 が 希 望される試 験 方 法 により、指 定され た 項目に 対 する
トライン※を2014年10月に発行しました。
これによりスマートウォッチ、
安全・性能・信頼性試験を実施し、試験レポートを発行します。試
スマートグラスなどのウェアラブル製品のサステイナビリティ
(持続可
験のパラメーターや手順、実施計画は、お客様のご要望にそって
能性)を認証いたします。
また、ULは、2014年1月に株式会社島津テク
カスタマイズし、お客様と共に決定いたします。製品の初期設計
ノリサーチと設立した合弁会社である株式会社UL島津ラボラトリー
段 階 から最 終 製 造 段 階 に 至るまで、お 客 様 の 製 品 開 発スケジュ
などを通じて、以下のサービスを提供いたします。
ール にあわ せて柔 軟 に対 応させてい た だきます。製 品 開 発 の 効
・CA Proposition 65に対応した有害物質の暴露評価
率化、並びに、第三者の公正な試験を受けた製品として、消費者
・RoHS指令など欧州指令に対応した分析試験
の 信 頼 性 の 強 化、および 競 合 製 品との 差 別 化 に、U L の 試 験レ ポ
・米国CPSIAに対応した分析試験
ートをご活用ください。
・REACH高懸念物質(SVHC)の分析試験
・その他、国内外の規制・規格に対応した様々な化学分析・環境分析試験
※
U L 規 格 が 発 行されるまで の 評 価・認 証 に使 用される要 求 事 項 集で、サブジェクトとも称され
る。規格策定パネル(STP)における検討・投票が行われた後、正式なUL規格として発行される。
問い合わせ先
ul.com/jp
株式会社UL Japan カスタマーサービス E-mail: [email protected] 本社 T: 0596-24-6735 東京本社 T: 03-5293-6200 F: 03-5293-6201
1503A500_V2.1
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本内容は一般的な情報を提供するもので、法的並びに専門的助言を与えることを意図したものではありません。