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お知らせ
発行 No.
分 2014-46
発行月
2015 年 3 月
太陽光発電システム用接続箱
太陽電池ストリングへの逆流に対する安全策
容
太陽電池ストリングへの逆流に対する安全策として太陽光発電システム用
接続箱内に逆流防止デバイスの設置が求められています。
当社では国内規格や信頼性の面から「逆流防止ダイオードタイプ」の接続箱
を推奨しています。
理
PV-8R
PV-12X
由
【理由①】 国内規格を満足している。
規格名
逆流防止ダイオード
内容
遮断器の動作時間やヒューズの溶断時間などについて記載されており、それらの要
電気設備技術基準(解釈)
件を満足させる必要がある。また、同一の電気使用場所において国内規格品と IEC
規格品とを混用して電気設備を施設することは禁止(注 1)されている。
JEM1493
公共建築工事標準仕様書
(電気設備工事編)
逆流に対する安全措置として、「逆流防止ダイオード又はこれに代わる機能をもつ逆
流防止デバイスを設けること」と記載されている。
太陽電池ストリングごとに、逆流防止ダイオードを設けることと記載されている。
【理由②】 信頼性が高い。
・短絡時やストリング電位差による逆流など確実に逆流防止が可能。
・逆流防止ダイオードの期待寿命は 10 年以上(故障時を除き交換不要)。
・国内では逆流防止ダイオードが起因となる火災事故の報告はあがっていない。
【理由③】 保守費用を含めたトータルコストでは有利である。
・逆流防止ダイオードと PV ヒューズの発電損失を比較した場合、逆流防止ダイオードのほうが発電損失は大きい。
ただし、太陽光発電システム全体における発電損失はごく僅かであり、また逆流防止ダイオードは定期的な交換
が不要(故障時は除く)なのに対して PV ヒューズは定期的に交換が必要となる。PV ヒューズの交換作業などの保
守費用を含めて考えるとトータルコストでは逆流防止ダイオードタイプが有利と言える。
なお、世界的に主流なのは IEC 規格の接続箱となり、逆流に対する安全策として PV ヒューズが使用されていますが、
当社では上記理由により、「逆流防止ダイオードタイプ」の接続箱を推奨しています。
(注 1)
IEC 規格品においても電気設備技術基準(解釈)第 3 条~第 217 条に記載されている性能を有している場合は、国内規格品と同一の電気使用場所に
使用が可能です。
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