3s通信06号おもて

3S 通信
スマイル
竹の台小学校
スマイル セーフティ サポーターズ
2015.7 006 号
Smile Safety Supporters (3S)はこどもの安全をテーマに楽しく活動している保護者サークルです
不安定な天気が続いていますが、梅雨の晴れ間には、公園で遊ぶ子どもたちを沢山見かけます。元気な
姿がジメジメを吹き飛ばしてくれそうです。濡れた遊具は滑りやすいです。皆さん気をつけてくださいね。
さて、6 月 9 日に竹の台小学校にて、神戸西警察署のおまわりさんと交通安全指導員さんによる交通安
全教室が開催されました。残念ながら当日は雨のため、映像での学習になりましたが、子どもたちは真剣
に聞いていました。
昨年 1 年間、神戸市西区で発生した交通事故は約 8000 件。うち 1600 件はケガのある事故でした。
そのうちケガをした小学生は 59 人でした。今年平成 27 年 1~4 月までで西区では 13 人の小学生が交
通事故でケガをしているそうです。交通ルールは覚えるだけでなくしっかり守って、自分の身を守りまし
ょう。お話の中で印象深いフレーズが 2 つありました。 ▶なぜ交通事故はなくならないか。→ 車、バ
イク、自転車、歩行者、道路を使う全ての人が、それぞれ交通ルールを守らないと事故はなくならない。
▶自分がまわりをよく見ることは大切だが、まわりから自分を見てもらうことも大事。まわりから自分が
見えているのかも考えて安全な行動をとる。 なるほどとうなずくものでした。
今回、子どもたちは自転車の安全な乗り方を中心に勉強しました。内容をまとめましたので是非ご一読
ください。お子さんとの安全の話や、一緒に外出するときの安全力チェックに役立ててください。
自転車は車両の仲間。だから、車のルールとマナーを守って乗る。違反をすれば罰則もある。自転車に乗
ると誰もが運転者になる。大人だけでなく子どもでも運転者としての義務がある。たくさんのルールを守
って安全に乗らなければならない。
Q
なぜ体に合っていないといけないの?
体に合った自転車に乗る
.
自転車は発進、停止、徐行時不安定な乗り
体に合った自転車とは、スタンドをあげた状態でサドルに.
物。ふらついたとき足がすぐつくと安全。
座り、両足のつま先が軽く地面につくもの。
.
.
自転車の点検・整備をする
●サドルの高さは合っているか、グラグラしていないか。 。
●ハンドルは曲がっていないか、グラグラ
していないか。 ●ベルは鳴るか。 ●タイヤに空気が入っているか。など
ポイントはいくつもあるが、特に以下の 3 つに気をつける。
●ブレーキは前(右)後(左)ともしっかり効いているか。
●ライトがついているか。壊れていないか。
●反射器材がついているか。汚れていないか。
13 才まではヘルメットをかぶる
ヘルメットの正しいかぶり方
Q なぜヘルメットをかぶるの?
●頭のサイズに合わせる。
. 自転車では頭部損傷の事故が多い。
●地面と平行になるようにかぶる。
. 大切な頭を守るため。
●あご紐はカチッと音がするまでしめる。
走行中の交通ルール
●道路の左側を走る。
●路側帯を走るときは、左側の路側帯を走る。いつでも
止まれる速度で、歩行者の邪魔にならないように走る。
●小学生の間は歩道を走ることが許されている。
歩道の車道寄りを、すぐ止まれる速度で、歩行者の Q
邪魔にならないよう走る。歩行者が多いときは、
自転車を降りて押して歩く。
Q。
なぜ左側通行なの?
.
自転車は車両の仲間だから左を走
.
る。右側通行は正面衝突の危険が
。あるから禁止されている。
なぜスピードを出してはいけないの?
歩道は歩行者優先。歩行者の急な動きに
対応できるように。
●横断歩道を渡るときは押して渡る。
●自転車横断帯は乗って渡ることができる。横断帯の左寄りを走る。
●信号のある交差点の右折は、歩行者用信号青で渡る。右に向きをかえ、前方の信号が青になるまで待つ。
青になったら安全確認をして渡る。
●交差点の左折は、まわりの安全を確かめて左折の合図を出し、出来るだけ道路左端をスピードを落とし
て曲がる。横断歩道の人に注意して曲がる。後方からの左折車による巻き込み事故に注意する。
●見通しの悪いところは、止まって安全確認する。前の人が確認したからと安心しないで、一人一人確認
する。
●二人乗り禁止、並進禁止、夜間のライト点灯など
Q
なぜ二人乗りや片手運転、手放し運転は
安全ルールを守る。
危険なの?
自転車が安定しないので危ない。
Q なぜ夜はライトをつけるの?
・前方を照らして道を見えるようにするため。
Q
・自分が乗っている自転車に気づいてもらうため。
なぜ並進はいけないの?
道をふさぐから迷惑。
自転車の約束「5 つの左」
●左側から乗る。
Q
なぜ左?
●道路の左端を一列で走る。
右側だと車が走っているので危険。
●止まったときは左足を地面につく。
●降りるときは左側へ降りる。
Q なぜ左?
●ブレーキは左からかける。
右ブレーキは、場合によっては身体が前のめり
になり、頭から転倒するので危険。
隠れている危険を予測する
▶▶路上駐車している車の横を自転車で通り抜けるとき、
どんな危険が予測されるか?
⇒車のドアが急に開いたり
車のかげから急に人が飛び出したりするかも。
だから、自転車のスピードを落とし、車から離れたところを通る。
▶▶自転車で友だちを追いかけて、
青信号の交差点を慌てて渡ろうとした子 ⇒ 左折車にひかれそうになった!!
友達が先に行っても焦らない。青信号で横断中でも右左折の車が通る可能性がある。
青信号でも必ず安全確認する。横断中でも車が来ないか、車が止まってくれるか注意する。
▶▶車道ぎりぎりで信号待ちをする子。⇒左折車の後ろのタイヤにひかれそうになった!!
しっかり歩道の中に入って待つ。
▶▶
車の死角
内輪差
車の運転者から自分が見えているかどうか考えて行動する。
自転車の運転者として大切なもの
♥技術
思った通りに運転できる技術。
♥ルール
ルールを知る、守る。
♥思いやり
歩いている人やまわりをしっかり考えた優しい運転。
♥命
自分の命、まわりの命を大事にする。
※自転車も加害者になる。相手を傷つけてしまうと、治療費支払や損害賠償で大変なことになる。
十分気をつける。
【兵庫県の条例により、自転車利用者には損害賠償保険への加入が義務化される。】
(平成 27 年 10 月 1 日施行)