プラグコードの種類

プラグコードの種類
プラグコードの種類はおおまかに分けて 5種類あります。
(図は4気筒エンジンを基本で表示しています)
①センターコード付きタイプ プラグコード5本(各気筒 4本 + センターコード 1本)
昔の車両は このタイプが多く
一般的なシステムです。
ポイント式からフルトラ式
になって長く使われてきた
3気筒
4気筒
3気筒
4気筒
ディストリビューター
2気筒
IGコイル
1気筒
システムです。
②センターコード無しタイプ プラグコード4本(各気筒 4本)
ディスビー内にイグニッションコイルを内蔵することで
センターコードが不要となるシステムです。
IGコイル内蔵
2気筒
1気筒
IIAという名称で呼ばれています。
ディストリビューター
次世代では ディスビーがなくなり エンジンコンピュータによる点火制御に切り替わり いろいろなシステムが採用されています。
③同時点火(同点)タイプ
プラグコード4本
1つのコイルで点火工程と排気工程の圧縮時に
2回点火させるため、2気筒分を1コイルでまかなう事
ができ コスト低減と燃焼効率アップが実現できます。
同点IGコイル
弊社 MDIコンバージョンキットでも
4気筒
3気筒
2気筒
同点IGコイル
1気筒
こちらを採用しています。
IGコイル
IGコイル
2気筒
1気筒に1つのコイルで直接プラグに点火するタイプ。
1気筒
④ダイレクトイグニッションタイプ プラグコード 0本
IGコイル
IGコイル
こちらのシステムが現在 主流となっています。
4気筒
※このタイプは弊社プラグコードの適合はありません。
3気筒
最新車両の大半がこのタイプです。
⑤セミダイレクトイグニッションタイプ プラグコード2本
上記 ③と④を合わせた仕様で
同点IGコイル
1 気筒をダイレクトイグニッションタイプとして
同点IGコイル
そのコイルが同時点火方式で もう1気筒をプラグコードで
4気筒
3気筒
2気筒
1気筒
接続するシステムです。
●その他 いろいろなシステム
Ⅰ.同時点火方式のコイルが一体化したタイプ
同点IGコイル
初代BMWミニ等が採用しているもので
1
4
2
3
4気筒
2気筒
1気筒
基本は上記 ③同時点火方式です。
3気筒
同時点火コイルが一体式になっていて
Ⅱ.ツインスパーク(ツインプラグ)方式
アルファーロメオのツインスパークが
有名ですが 燃焼効率を上げるために
サブ
4気筒
メイン
サブ
同点IGコイル
3気筒
サブ
2気筒
メイン
サブ
メイン
同点IGコイル
同点IGコイル
1気筒
ベンツのV6、V8にも採用されています。
同点IGコイル
メイン
1気筒に2プラグで点火するタイプです。
Ⅲ.2ディスビー 2コイル 方式
トヨタ セルシオのV8エンジンで採用したシステム
1台のディストリビューターで8気筒の点火を制御する
4気筒
6気筒
8気筒
5気筒
7気筒
ディストリビューター
3気筒
片バンクずつに分ける点火方式を採用しています。
IGコイル
2気筒
発生する確率も上がるため
1気筒
場合 点火ポイントの間隔が狭く 構造的にも不具合が
ポルシェ 911 の 964,993 モデルにも燃焼効率を
上げるため メインディスビーとサブディスビーを
ベルトで駆動してメイン点火とサブ点火の
ツインスパークを実現しています。
IGコイル
ディストリビューター
Ⅳ.1気筒-1コイル方式
ハマーH2等のV8エンジンで採用したシステム
1気筒に対して ダイレクトIGコイルではなく
IGコイル
外付けのIGコイルとプラグコードで配電します。
IGコイル
4気筒
3気筒
2気筒
IGコイル
1気筒
気筒数分のプラグコードが必要になります。
IGコイル