8月 23(日) - 芥見東まちづくり

平成27年度岐阜市東部コミュニティセンター文化講演会
第1部
講師
講演「川端康成が歩いた岐阜の町」
三木秀生先生
2015 年
~川端の手紙発見の意義~
川端康成は、日本人最初のノーベル賞作家です。「伊豆の踊
子」「雪国」「古都」「山の音」などの作品はよく知られています。さ
て、川端の養子・香男里氏(川端康成記念館理事長・東京大学
名誉教授)は「岐阜は川端文学のスタートの地」と話されました。
大正10(1921)年、23歳の川端は3度にわたって岐阜市を訪
れました。東京のカフェの女給でしたが、理由あって岐阜の寺に
預けられた16歳の少女伊藤初代さんに会うためでした。
10月8日、2回目の来岐の折、長良川河畔の旅館で、2人は
結婚の約束をし、長良川の川上から下って来る鵜舟を見ます。
この喜びを描いたのが短編小説「篝火」です(よく知られている
「伊豆の踊子」よりも3年前に出ました)。
残念ながら、結婚することはできませんでしたが、この体験が
後の川端文学に大きな影響を与えました。岐阜での婚約・失恋
の体験が基になった小説は数多くあります。
今回は、「篝火」に描かれた岐阜の町と、昨年7月に公開され
た川端の手紙・初代さんから川端に送られた手紙についてお話
をさせていただきます。
三木秀生先生
講師 プロフィール
昭和18(1943)年 関市生まれ
関西大学文学部国文学科卒業
富田学園岐阜東高等学校教諭
現中部学院大学非常勤講師
第2部
23日(日)
8月
開場 12:30 開演 13:00 終演 15:40
会
場 東部コミュニティセンター(大集会室)
岐阜市芥見4丁目80番地
電 話 241-2222
参加料 無料
著書
「岐阜の文学碑散歩」
「ことばの玉手箱」
「いわずもがな」
「篝火に誓った恋」
川端康成
伊藤初代
コンサート
当日の演奏曲目
♪Viva Tsugaru
♪哀愁の Tsugaru
♪Viva Lassela
♪コンドル~花祭り
など
初代から康成宛ての書簡
出演者
オープニングは津軽三味線。二胡とピアノとパーカッション&津軽
三味線のコラボレーション、アルパ(パラグアイハープ)を含めた
コラボレーションをお楽しみください。
主催
玉木鴬洞
玉木康司
新津里奏
新津里埜
澤田智美
二胡 玉木宣子 ピアノ
パーカッション
津軽三味線
津軽三味線
アルパ
岐阜市・岐阜市東部コミュニティセンター運営委員会