平成27年度岐阜市東部コミュニティセンター文化講演会 第1部 講師 講演「川端康成が歩いた岐阜の町」 三木秀生先生 2015 年 ~川端の手紙発見の意義~ 川端康成は、日本人最初のノーベル賞作家です。「伊豆の踊 子」「雪国」「古都」「山の音」などの作品はよく知られています。さ て、川端の養子・香男里氏(川端康成記念館理事長・東京大学 名誉教授)は「岐阜は川端文学のスタートの地」と話されました。 大正10(1921)年、23歳の川端は3度にわたって岐阜市を訪 れました。東京のカフェの女給でしたが、理由あって岐阜の寺に 預けられた16歳の少女伊藤初代さんに会うためでした。 10月8日、2回目の来岐の折、長良川河畔の旅館で、2人は 結婚の約束をし、長良川の川上から下って来る鵜舟を見ます。 この喜びを描いたのが短編小説「篝火」です(よく知られている 「伊豆の踊子」よりも3年前に出ました)。 残念ながら、結婚することはできませんでしたが、この体験が 後の川端文学に大きな影響を与えました。岐阜での婚約・失恋 の体験が基になった小説は数多くあります。 今回は、「篝火」に描かれた岐阜の町と、昨年7月に公開され た川端の手紙・初代さんから川端に送られた手紙についてお話 をさせていただきます。 三木秀生先生 講師 プロフィール 昭和18(1943)年 関市生まれ 関西大学文学部国文学科卒業 富田学園岐阜東高等学校教諭 現中部学院大学非常勤講師 第2部 23日(日) 8月 開場 12:30 開演 13:00 終演 15:40 会 場 東部コミュニティセンター(大集会室) 岐阜市芥見4丁目80番地 電 話 241-2222 参加料 無料 著書 「岐阜の文学碑散歩」 「ことばの玉手箱」 「いわずもがな」 「篝火に誓った恋」 川端康成 伊藤初代 コンサート 当日の演奏曲目 ♪Viva Tsugaru ♪哀愁の Tsugaru ♪Viva Lassela ♪コンドル~花祭り など 初代から康成宛ての書簡 出演者 オープニングは津軽三味線。二胡とピアノとパーカッション&津軽 三味線のコラボレーション、アルパ(パラグアイハープ)を含めた コラボレーションをお楽しみください。 主催 玉木鴬洞 玉木康司 新津里奏 新津里埜 澤田智美 二胡 玉木宣子 ピアノ パーカッション 津軽三味線 津軽三味線 アルパ 岐阜市・岐阜市東部コミュニティセンター運営委員会
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