安倍政権政策「まち ・ ひと ・ しご と 創 生総 合戦 略

6月
平成27年6月
第六号
・
・
(回答)
昨年、十一月二十八日に公布され
た「まち・ひと・しごと創生法」で
は、地方公共団体は、この基本理念
にのっとり、まち・ひと・しごと創
生に関し、国と役割分担して、その
地方公共団体の区域の実情に応じた
自主的な施策を策定し、実施する責
務を有します。具体的には、都道府
県と市町村は、「まち・ひと・しご
と創生総合戦略」を目標に掲げ、そ
れぞれの基本計画を策定するものと
されています。
ま た、国 が 示 し た 基 本 方 針 の 中
に、「五十年後に一億人程度の人口
を維持することを目指し、日本の人
口 動 向 を 分 析 し、将 来 の 展 望 を 示
す」といった「長期ビジョン」があ
り、その「長 期ビ ジョン」を 基 に今
後五ヵ年の政府の施策の方向性を提
示するとしています。
当町においても、平成二十六年度
補正対応で地方創生にかかる予算を
計上したところであり、平成二十七
年度の高取町総合計画の策定に当た
り、国 や 県 が 考 え て い る「総 合 戦
略」と「地方人口ビジョン」を参考
にしながら、高取町総合戦略を明確
にしていきたいと考えています。
現在は、高取町まち・ひと・しご
と創生総合戦略及び高取町人口ビ
ジョンの高取町まち・ひと・しごと
創生本部を立ち上げるとともに、幹
安 部 政 権 が 目 玉 政 策 に 位 置 付 け る いるのでしょうか。
地 方 創 生 は、「ま ち・ひ と・し ご と
創 生 総 合 戦 略」が 昨 年 十 二 月 末 に 閣
議 決 定 さ れ た こ と を 受 け、地 域 ご と
に政策づくりが動き出しています。
高 取 町 で は、ど の よ う な 戦 略 を 考
え よ う と し て い る の か。ご 意 見 番 で
は、四月一日に質問してみました。
ご 意 見 番 で は、昨 年 十 二 月 一 日
に 町 政 に 係 る 様 々 な 事 柄 に つ いて
質 問 を 行 い ま し た。そ の 内 容 と 回
答を掲載します。
(質 問 一)平 成 二 十 八 年 四 月 に 開
所と言われて いる育成小学校跡地
に出来 る老 人福祉施設 特養 の入
所 人 員 や 特 色 、地 域 貢 献 事 業 等 に
ついてお知らせ下さい。
(
)
(回 答 二)町 が 実 施 す る 駅 前 整 備
と県が行う国道一六九号線壷阪山
駅前交差点改良工事があります事
業 実 施 に あ た っ て、本 町 の 整 備 計
画 と 整 合 性 を 図 る た め に 、交 差 点
周 辺の 道路 構 造 等に つ いて 県と の
協 議 を 行 っ て い る と こ ろ で す。県
と の 協 議 が 一 段 落 し ま す と、今 後
警察協議など他機関との協議も必
要となります。
お尋ねの一部変更計画につきまし
て は、十 月 二 十 九 日 水 開 催 の 協
議 会で 駅 前 広 場 の 計 画 案 と して
基本構想案と事業性等を考慮した
修 正 案 を 提 示 し ま し た が、決 定 し
たものではございません。
今 後、協 議 会 に お い て 町 の 財 政 状
況に 見合った修正案で 賛 同して い
ただけるよう協議して 行きたいと
考えております。
)
(
)
討し報告します。
(質 問 五)二 十 七 年 度 中 に 開 所 予
定の公営学童保育所の詳細をお知
らせ下さい。
(回 答 五)た か む ち 小 学 校 の 運 動
場の南西部分に学童保育施設の建
設 を 予 定 し て い ま す。現 在、造 成
工 事 を 行 っ て い る 状 況 で す。定 員
六十人の予定です。
(質 問 六)「貸 金 請 求 訴 訟 事 件」
で、最 高 裁 に お い て 事 件 決 着 し た
ことによる公社解散の意思と問題
点、課題について 預託金の一部返
還請求等 町長の見解をお聞かせ下
さい。
(回 答 六)「賃 金 請 求 訴 訟 事 件」
で 、高 取 町 土 地 開 発 公 社 の 裁 判 は
全 て 終 了 し ま し た が 、高 取 町 土 地
開 発 公 社 決 算 に お い て、今 回 の 裁
判とは別に従来からの流動負債と
し て、平 成 二 十 年 度 か ら 当 初 約 八
億三千万円 平成二十五年決算時
は、約六億一千万円 の負債を償還
期間 二十年で 金融 機関に 償還 して
い る 最 中 で あ り、今 後 公 社 解 散 と
なると特定土地の処分も検討して
いかなければなりません。
ま た、今 後 に お い て 高 取 町 土 地
開 発 公 社 の 債 務 を、高 取 町 一 般 会
計が背負うとなると 高取町一般会
計の財政計画に大きく影響して く
る た め、あ
る 程 度、債
務負債額が
減少するま
では時期早
尚と考えま
す。
)
(
)
(
)
(質 問 三)特 別 職 等 報 酬 審 議 会 が
設 置 さ れ た と 聞 い て お り ま す が、
諮問内容をお知らせ下さい。
(回 答 三)諮 問 し た 内 容 は、「高
取町の特別職の職員で 非常勤のも
の の 報 酬、費 用 弁 償 に 関 す る 条
例 」の 中 で 規 定 し て い る 行 政 委 員
の報酬額についてです。
(質 問 四)「た か と り 通 学 合 宿」
の宿泊公民館をリ ベルテホール 中
央公民館 で活用したいという要望
が あ り ま す が、町 長 の 見 解 を お 聞
かせ下さい。
)
(
(回 答 四)「た か と り 通 学 合 宿」
の 宿 泊 公 民 館 の 利 用 に つ い て は、
現 段 階 で は「 高 取 町 公 民 館 使 用 規
則」第 二 条 一 項 の と お り 宿 泊 利 用
は 認 め ら れ ま せ ん が 、前 向 き に 検
(
(回 答 一)入 所 定 員 は、五 十 床、
シ ョ ー ト ス テ イ 短 期 入 所 が、十
床 の 予 定 で す。本 体 建 物 が 運 動 場
部 分 に 建 設 さ れ る 予 定 で す。詳 細
に つ い て は、事 業 所 に お い て 検 討
中とお聞きしています。
(編集談)
創 生 総 合 戦 略 は、五 年 間 の 息 の
長 い 戦 略 的 事 業 で す 。し っ か り と
高 取 の 先 を 見 据 え て、見 守 り つ
つ、協 力 で き る 部 分 は 協 力 し て い
きたいと思います。
事 会・分 科 会 や 有 識 者 等 に よ る 第
三者審議会を設置して計画策定を
進める準備を整えたところです。
この高取町版総合戦略の策定を
平成二十七年 度中に完 了す ること
に よ り、将 来 の 高 取 町 の ビ ジ ョ ン
が 明 確 と な り 、他 市 町 村 に は な い
高 取 町 独 自 の「総 合 戦 略」と し
て、今 後 の 政 策 に 繋 が る も の と 考
えています。
(質 問 二)駅 前 開 発 は 当 初 の 計 画
を 一 部 変 更 し、駅 前 の 南 部 分 は 残
し北部分の開発に変更したとのこ
と で す が 、現 行 の 進 捗 状 況 を お 知
らせ下さい。
(
(質問)
「ま ち・ひ と・し ご と 創 生 総 合 戦
略」の「地 方 版 総 合 戦 略」立 案 作 業
は、地 域 ご と の 課 題 に 沿 っ て 都 道 府
県 や 市 町 村 が 担 い ま す。総 合 戦 略 は
二 〇 一 五 年 度 か ら 五 ヵ 年 計 画 で、実
現 す る た め に「地 方 が 自 ら 考 え、責
任をもって取り組むことが何よりも
重 要」と 自 治 体 の 役 割 を 明 記 し て い
ま す。地 域 の 実 情 に 合 っ た 取 り 組 み
が欠かせないという考え方だと思い
ます。
具体策の一つとして 盛り込まれた
の が、自 治 体 を 支 援 す る た め、使 い
道を制約しない新しい交付金の創設
で す。活 用 例 に は 東 京 圏 か ら の 移 住
促進や海外への販路開拓支援などを
示 し て い ま す 。公 共 事 業 以 外 な ら ば
使 い 道 は 原 則 自 由 で、自 治 体 の ア イ
デア次第です。
交付金を受け取る都道府県や市町
村 に は、独 自 の 政 策 と 数 値 目 標 を 盛
り込んだ地方版総合戦略を二〇一五
年度中に策定するように求めて いま
す。そ こ で 高 取 町 で は、町 の 実 情 を
踏 ま え た う え で、ど の よ う な 町 独 自
の「高 取 版 総 合 戦 略」を 立 案 さ れ て
特養・駅前開発・報酬・学童保育・開発公社
高取町長への公開質問内容とその回答
~発行~
高取町ご意見番
高 取 町 松 山667
編者 中西宏次
電話 0744-52-5050
安倍政権政策「まち ひと しごと創生総合戦略」
高取版の創生総合戦略は如何に・・・
平成27年
協生(第六号)
し た が、調 査 の 結 果、数
件 と も「い じ め」で は な
い と 学 校 で は 、判 断 し て
い ま す 。た だ 中 学 校 で 、
一 件「い じ め」と 思 わ れ
る 事 象 が あ り ま し た が、
現在では解消していま
す。
(
ろ考え方はあると思われます。安易
な報酬批判は考え物ですが、この議
員 報 酬 は、 町 民 の 税 金 よ り 支 出 さ れ
て い る こ と も 紛 れ も な い 事 実で す。
町民の代弁者である
町 会 議 員 は、そ れ ぞ
れ の 強 み を 活 か し、
その報酬に見合った
活動を期待するもの
であります。
月八日の入学式
で 、新 一 年 生 が
車にはねられる
人身事故も 発生
していた。
これ以外にも、学力の状況などにつ
いて も、質問を 行って お ります。こ
れに関する 回答は、ご意見番ホー ム
ページに掲載しておりますので、ご
覧ください。
そ う い っ た 経 緯 に よ り、現 在 で
高取町議会第四回定例会 平成二
十六年十二月九日~十 二日)の総務 は、人事院勧 告や、地域の人事 委員
経 済 建 設 委 員 会 で 可 決 し た 高 取 町 議 会 の 勧 告 に 基 づ き 、そ れ ぞ れ の 地 方
会議員の議員報酬等に関する条例の 自治体の判断で、職員の給与や議 員
一 部 改 正 に よ り 、 高 取 町 議 会 議 員 の 報 酬 、期 末 手 当 の 増 額 議 案 が 議 会 に
議 員 報 酬 の 期 末 手 当 ( い わ ゆ る ボ ー 提出されました。
ナス)は、百分の二百九十五から三
そ も そ も 人 事 院 に て 、国 家 公 務 員
百十に引き上げられます。(平成二 の給与を民間企業の従業員の給与水
十七年四月より)
準 と 比 較 調 査 を して 勧 告 を 出 し て い
今 回 の 議 員 報 酬 の 期 末 手 当 の 増 額 る 訳 で す が 、人 事 院 が 対 象 と し て い
の根拠は、昨年の八月に出された人 る民間企業というのは、五〇名以上
事院勧告に基づくものです。人事院 が働く事業所で、規模の小さな企業
とは、国家公務員の人事管理を担当 の給与が含まれておら ず、実際の日
する中立的な第三者機関であり、ス 本全体の民間企業の給与とは金額が
ト ラ イ キ 権 な ど の 労 働 基 本 権 が 行 使 ず れ て い る と い う 批 判 が あ り ま す。
できない公務員に代わ って、給与等 実際に、現在でも大企業の給与は 上
の勤務条件の改定について 国会や内 がってきて いますが、中小企業の給
閣に勧告を します。実際に国家公 務 与は上がっておらず、格差が広が っ
員 の 給 与 は 人 事 院 勧 告 通 り に 月 給 て い る 傾 向 に あ り ま す 。し か し な が
0・2 7 % 上 昇、ボ ー ナ ス も 0・1 ら、地方自治体は、人事院勧告に必
ず 従 う 必 要 は 無 く 、地 方 議 会 で も 町
5月分の増額となりました。
民 の 理 解 を 配 慮 して い く 判 断 を して
衆議院議 員、参議院議員では期末 いくべきだと考えます。
手 当(ボ ー ナ ス)が 0・1 5 月 分 増
さて、この高取町の議員報酬は 高
額されました。
い の か 安 い の か は 、人 に よ り い ろ い
グリ ー ン タウ ン 自 治 会が 以 前 よ り
れます。
公道や人の気ない駐車場などに停 要望して いた、たかむち小学校前の
めた車内や荷台等には、荷物を置か 歩道にガードレールが昨年八月二八
日に設置されました。
ないといった対
松山・兵庫区間のバイパス開通に
策をしっかり取
伴い、国道一六九号線鶉町交差点か
りましょう。
ら松山ラ ンプを経て御所市・大和高
田方面へ向かう車両の増加及びス
ピードの出し過ぎで、歩行に関して
大変危険な状態であった。今年の四
たかむち小学校前の歩道にガードレールが設置
高取町内における、ここ半年間の
犯罪発生状況は、窃盗事案八件、不
審者・わいせつ事案四件、器物損壊
事案一件、詐欺事案一件、不法投棄
事案一件となっています。
特に、窃盗事案が多く、車上荒ら
し、自転車、車上の草刈機などが発
生しており、注意すれば防ぐことが
出来たかもしれない事案も見受けら
高取町内の犯罪発生状況(昨年十二月~六月)
(質問抜粋)少年犯罪の低年齢化、
いじめ、校内暴力等について、現状
をお知らせ下さい。小中学校の現行
に お け る 問題 点 や 課 題 に つ いて お 知
らせ下さい。
(回答抜粋)少年犯罪や校内暴力に
つ い て は、今 現 在、た か む ち 小 学
校、高取中学校ともに発生事例はあ
りません。
また、「少年犯罪の低年齢化」に
つ い て は、各 学 校 で 意 識 し な が ら そ
こ に 至 る こ と の な い よう な 指 導 を 全
校 生 徒 や 学 級 で の 取 り 組 み を 通 じて
進めて います。「いじめ」について
は、小学校で数件の申し出がありま
高取町議会議員の議員報酬
高取の小中学校の現状を質問
報酬に見合った活躍に期待!
いじめ・暴力事案・学力など
6月
平成27年
協生(第六号)
高取町ご意見番
本年度スローガン
「協働のまちづくり」
編
集 後 記 ~
町民、企業、学校など多様 な人、組
織 が 町政 へ 参 加 す る 機 会 の拡 大 が 求 め
られています。また、幅広い年代から
新たなまちづくりの担い手が生まれ、
高取町ならではの、「一人ひとりの顔
が見えるコンパクトな協働社会の実
現」が 必要 不可欠で す。環境、教育、
防犯、防災、福祉などのさまざまな分
野で、地域社会の課題が多様化してお
り、従来の行政サービスだけでは十分
に 対 応 で き な い ケ ー ス が 出て き て い ま
す。町民やボランティア、町民活動団
体、企業、大学、行政と いっ たそれぞ
れ の立場 の特性 や 専門性 を活 か した取
組が求められます。町民の「町への関
心」や「まちづくりへ の参加意欲」を
より一層高め、地域と連携し、新たな
層の町政参加を拡大し、町民の中に潜
在 す る 知 恵 と 活 力を 発 掘 し な が ら 協 働
の ま ち づ く りを 浸 透 さ せ て い く こ と に
尽力していきたいです。
~
一年 ぶり の発行とな りま した。植
村 町 政も 二 期 目 も 最 後 の 年 を 迎 えて
い ま す。今 回は、今 の 制 作 キ ー ワ ー
ドで ある地方 創生をも踏まえた今後
の 町 政に 対す る 質問と そ の 回答を中
心に紙面を構成しました。
今 回は 教育 に 関す る 質 問 と そ の 回
答も 掲載しました。行 政的な 問題だ
け で な く、 身 近 な 話 題 も 取 り 入 れ な
が ら、今後 も 構 成 して いき た いと 考
えております。
本 紙面で は 伝 えき れな か った 内容
や新しい情報はホーム
ページで公開していま
す。「高 取 町 ご 意 見
番」で 検 索 し て く だ さ
い。