被告準備書面(8)

平成 1 6 年
,第 25
( 行ウ) 第 2 1 7 号
0号 , 第 2 5 1 号
住 民票 ヨー ド付 定取 消請 求事 件
原 告
樋 口大 弐 ほか 2 名
被 告
西 東 京 市長
準 備 書 面 ( 8 )
平成 1 8 年
東 京 地 方裁 判 所 民事 第 3 8 部 合 A l 係
2月 28日
御 中
被告指定代 理人
集
島
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崎
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官 之 下
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被 告 は , 本 準備 書 面 にお い て , 原 告 ら準備 書 面 ( 7 ) にお け る主 張 に対 し, 必 要 と
認 め る限度 で 反 論 等 を行 う。
なお , 略 称 等 は , 従 前 の 例 に よ る。
第 1 原 告 ら準 備書 面 ( 7 ) 第 1 に つ いて
原 告 らは , 原 告 ら準備 書 面 ( 7 ) 第 1 に お い て , 被 告 準備 書 面 ( 7 ) 第 1 に お け る
被 告 の 主 張 に対 し, 本 件 にお い て訴 え の 変 更 が行 われ た もの で はな い と反 論 す
る。
しか し, 本 件 にお け る 「
訴 え の 変 更 にほか な らず , 変
請 求 の趣 旨 の 変 更 」 カミ
更 後 の 訴 えが 出訴 期 間 を経 過 してお り不適 法 で あ る こ とは , 被 告 準備 書 面 ( 7 )
第 1 な どにお い て繰 り返 し主 張 した とお りで あ る。
原 告 らの上 記 主 張 は , 本 件 にお い て 取 消 しを求 め る とす る行 政処 分 の 内容 が
二 転 三 転 した 経 緯 を説 明す るにす ぎず , 訴 えの 変 更 が 行 われ た もので な い とす
る理 論 的 な根拠 は何 ら示 され てい な い 。
第 2 原 告 ら準備書面 ( 7 ) 第2 及 び第 3 に ついて
原告 らは, 原 告 ら準備書面 ( 7 ) 第2 及 び 第 3 に お いて, 被 告準備書面 ( 7 ) 第2
及び第 3 に おける被告 の主張に対 し, る る反論す る。
しか し, 原 告 らの上記 主張は, 従 前 の主張 の繰 返 しであ り, あ るい は独 自の
主張を述 べ るにすぎない もので あって, こ れ らの主張がいずれ も失当であるこ
とは, 既 に被告準備書面 ( 7 ) 第2 及 び第 3 な どにお い て詳述 した とお りである。
第 3 原 告 ら準備書面 ( 7 ) 第4 に ついて
原告 らは, 原 告 ら準備 書面 ( 7 ) 第4 に お い て , 「行政 サ ー ビスの 向上 と行政
事務 の効率化」 につい て, 被 告 に対 して釈明を求めている。
しか し, 本 件 における原告 らの主張がいずれ も失 当であ り, 本 件 につい て速
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3
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や か に訴 え却 下 な い し請 求棄 却 の判 決 が され るべ き こ とは , こ れ まで述 べ て き
た ところか ら明 らか で あ る。
した が つて , 原 告 らの上 記 求釈 明 の 申出 は , 本 件 の 訴 訟 関係 を明陳 にす るた
めに必 要 な も の で は な く, 被 告 は , 上 記 求 釈 明 に対す る回答 の 要 を認 めな い 。
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4
-
森
平成 1 6 年
( 行ウ) 第 2 1 7 号
) 第 250号
,第 251号
住民票 コー ド付定取消請求事件
原 告
樋 日大弐 ほか 2 名
被 告
西 東京市長
圭申
見
思
立
2月 28日
岳
轟
三ロ
一
東 京 地方裁 半J 所民事 第 3 8 部 合 A l 係
平成 1 8 年
弘
轡
御 中
被告指定代 理人
柴
島
宮
崎
宮 之 下
雅
信
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坂
浩
下
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末日
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2
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被 告 は , 本 意 見書 にお い て , 原 告 らの 2 0 0 6 年
( 平成 1 8 年 ) 2 月
7 日 付 け証
保谷 」 とい う。)
拠 申出書 ( 以下 「
本 件 申出書 」 とい う。) に お け る保 谷 高範 ( 以下 「
及 び藤 本
一男
( 以下 「
藤 本 」 とい う。) の 証 人 尋 間 の 申請 に つ い て 意 見 を述 べ る。
1 原 告 らは,保 谷 に対す る証人尋間を実施す るこ とによつて ,「西東京市が改 正
住基法案 (住基ネ ッ ト法案) の 成 立に どのよ うに関与 し,同 法案成 立後,自 治事
ー
務 としての住 基ネ ッ トの稼働 準備 をどのよ うに進 めてきたか。住民票 コ ドに違
和感 を抱 く住民や住民票 コー ドを必要 としない住民へ の対応 を どうす るつ もりだ
ったのか な ど」 を,ま た ,藤 本 に対す る証人尋問を実施す る ことによつて, 「住
基ネ ッ ト (住民票 コー ドを含 む。)は ,コ ンピュー タネ ッ トワー クの何 たるか を
わきまえない, しか も,公 共機 関の活用法 として極 めて望ま しくない ものだ とい
うこと。住民票 コー ドを個人 の識別方法 として設定す る こ とに,行 政 の手法 とし
て問題があること。住基ネ ッ トにはそ もそもなぜ このよ うなネ ッ トワー クを作 つ
たか とい う明確 な 目的 がな く,作 ってか ら考 えればよい とい う,従 来 の箱物行政
と同 じ発想 であるか ら,管 理 は杜撰 になるし,使 い物にな らない仕組 みに膨大な
予算をつ ぎ込む こ とになる ことな ど」 を,そ れぞれ明 らかにす るとしてい る ( 本
件 申出書 2, 3ペ ー ジ)。
2 し か し,原 告 らが本訴請求にお いて取消 しを求める被告 の行為 が正当な行政 目
的を有す る住基法 の規定 に基 づいて適 切 に行われたもので あ り,こ れによ り原告
らの人格権や プライバ シー が何 ら侵害 され るもので な く,こ の点に関す る原告 ら
の主張がいずれ も失 当であることは,保 谷及 び藤本 の証人尋問を実施す るまで も
なく,こ れまで の被告 の主張立証によ り既 に明 らかである。
そ して,本 件 申出書に よる人証 申請は,原 告 らが取消 を求める行為 の適法性 の
判断 と何 ら関係 しない事情を立証対象 とす るもの にほかな らず,明 らかに実施 の
必要性 を欠 くもので ある。
3 以 上 の とお り,本件 申出書に よる人証 申請は,いずれ も実施 の必要がないか ら,
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速 や か に却 下 され るべ き で あ る。
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