管路工事施工管理要領 管路工事施工管理要領

旧
新
管路工事施工管理要領
管路工事施工管理要領
平成17年10月
平成27年 7月
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
備 考
旧
1
適用範囲
新
1
本要領は東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社及び西日本高速道路株式会社(以下「NEXCO」
という。
)が施工する通信用管路工,照明用管路工及びトンネル防災用管路工の施工に適用する。
適用に当たっては現地の状況を十分勘案し、現場に適合した施工を行うよう留意しなければならない。
関係法令及び規格
適用範囲
本要領は東日本高速道路株式会社,中日本高速道路株式会社及び西日本高速道路株式会社(以下「NEXCO」
という。
)が施工する通信用管路工、照明用管路工及びトンネル防災用管路工の施工に適用する。
2
備 考
適用にあたっては現地の状況を十分勘案し,現場に適合した施工を行うよう留意しなければならない。
2
管路工を施工するに当たって、遵守すべき主たる法令及び規格は土木工事共通仕様書(以下「共通仕様書」と
関係法令及び規格
管路工を施工するにあたって,遵守すべき主たる法令及び規格は土木工事共通仕様書,電気通信工事共通仕
いう)によるほか次のとおりとする。
様書,機械設備工事共通仕様書によるほか次のとおりとする。
(1) 電波法(昭和 25 年法律第 131 号)
(1) 電波法(昭和 25 年法律第 131 号)
(2) 有線電気通信法(昭和 28 年法律第 96 号)
(2) 有線電気通信法(昭和 28 年法律第 96 号)
(3) 電気通信事業法(昭和 59 年法律第 86 号)
(3) 電気通信事業法(昭和 59 年法律第 86 号)
(4) 電気事業法(昭和 39 年法律第 170 号)
(4) 電気事業法(昭和 39 年法律第 170 号)
(5) 電気設備に関する技術基準
(5) 電気設備に関する技術基準を定める省令(通称「電気設備技術基準」
)
(6) 日本電気規格調査会標準規格(JEC)
(6) 日本工業規格(JIS)
(7) 日本電気工業会標準規格(JEM)
(7) 電気学会電気規格調査会標準規格(JEC)
(8) 日本電子機器工業会標準規格(JCE)
(8) 日本電機工業会規格(JEM)
(9) 日本水道規格(JWWA)
(9) 電子情報技術産業協会規格(JEITA)
(10) 電力会社外線及び内線規程
(10) 日本水道協会規格(JWWA)
(11) その他関係法令及び規格
(11) 電力会社外線及び内線規程
(12) その他関係法令及び規格
3
管路工の構成,種別
3-1 構
成
3
管路工の構成,種別
3-1 構
成
1
旧
新
備 考
P S 管(保護砂無)
V E 管(
一
道
般
路
土
横
工
断
部
部
〃
P S 管
)
V E 管
一 般
V E 管(保護砂有)
波付硬質
合成樹脂管(保護砂無)
波付硬質
合成樹脂管(保護砂有)
土 工 部
F P 管
T R F
P S 管
VE,FP,PS管(保護砂有)
V E 管
土 工 部 管 路 工
P S 管(
〃
)
V E 管(
〃
)
P S 管(
〃
)
V E 管(
〃
)
道 路
路 床 内 縦 断 部
横 断 部
土 工 部 管 路 工
C P 管
路肩路床内縦断部
路肩舗装内縦断部
埋
設
S
管(コンクリート巻)
S
管
G
管
F P 管
P S 管
路 床 内 縦 断 部
V E 管
P S 管
路肩路床内縦断部
V E 管
S
V E 管
管(コンクリート巻)
路肩舗装内縦断部
S C 管
橋りょう・高架部管路工
添
P S 管
架
G
管
S C 管
吊
下
S
げ
G
埋
管
管
設
V E 管
S C 管
橋梁・高架部管路工
添
架
SUSFX管
吊
下
げ
S C 管
2
旧
新
備 考
P S 管(保護砂有)
S
管(保護砂無)
G
管(
〃
)
鋳 鉄 管(
〃
)
P S 管
埋
設
設
V E 管(保護砂無)
G
管
FRPE管
V E 管
V E 管(保護砂有)
トンネル部管路工
C P 管
多 孔 陶 管(保護砂無)
FEPS管
トンネル部照明工
管路工
管
鋳 鉄 管
鋳 鉄 管(保護砂有)
埋
S
多 孔 陶 管(保護砂有)
FEPS管(
〃
)
管路工
添
架
S C 管
G
管
S C 管
添
架
G
埋
設
標
管
柱
埋
設
標
柱
伸
縮
継
手
鋼 管 用
鋼 管 用
伸
縮
継
手
VE管用
変
管
路
付
帯
換
継
手
自 在 伸 縮 継 手
管
路
付
帯
工
工
ボ
ン
ド
変
換
ボ
継
ン
手
ド
耐 火 対 策 工
耐 火 対 策 工
防 鼠 対 策 工
防 鼠 対 策 工
ハンドホール
土
工
ハンドホール
部
土
マンホール
ハ ン ド ホ ー ル 工
埋込型ハンドホール
工
部
マンホール
ハ ン ド ホ ー ル 工
埋込型ハンドホール
橋りょう・高架部
橋 梁 ・ 高 架 部
プルボックス
プルボックス
くいあり
盛
土
くいあり
部
盛
くいなし
非 常 電 話 基 礎 工
平
地
部
切
土
部
土
部
くいなし
非 常 電 話 基 礎 工
橋りょう・高架部
平
地
部
切
土
部
橋 梁 ・ 高 架 部
ト ン ネ ル 部 (非常電話ボックス)
非常電話用内照標識工
ト ン ネ ル 部 (非常電話ボックス)
非常電話用案内標識工
支線あり
引
込
支線あり
柱
引
支線なし
配
線 (管内ケーブル)
分
岐
非常電話照明電源引込工
端
接
照明ポール基礎工
(地盤沈下用)
末
処
柱
支線なし
配
線 (管内ケーブル)
分
岐
非常電話照明電源引込工
理
端
地
橋りょう・高架部
込
接
照明ポール基礎工
末
処
理
地
橋 梁 ・ 高 架 部
3
旧
新
3-2 種
別
管路工の種別及び区分内容は次のとおりとする。
備 考
3-2 種
別
管路工の種別及び区分内容は次のとおりとする
(1) 管路種別
種
区 分 内 容
G
厚鋼電線管
VE
硬質塩化ビニル電線管
FP
波付硬質合成樹脂管
PS
外面二層ポリエチレン被覆鋼管
SC
外面一層ポリエチレン被覆鋼管
S
内面塗装鋼管
CP
多孔陶管
FEPS
結束型合成樹脂可とう電線管
TRF
樹脂製ケーブルトラフ
SUSFX
ビニル被覆SUS製フレキシブル電線管
CIP
鋳鉄管
CIPφS
鋳鉄異形管
FRPE
繊維補強ポリエチレン管
(2) 土工部管路工
(1) 土工部管路工
種
別
別
区 分 内 容
保護土
種
別
区 分 内 容
保護土
E1 -PSφ(n)
一般部にPS管を埋設
無
E1 -PSφ(n)
一般土工部にPS管を埋設
無
E1 -VEφ(n)
一般部にVE管を埋設
無
E1 -VEφ(n)
一般土工部にVE管を埋設
無
有
E1S-VEφ(n)
無
E1
E1s-VEφ(n)
E1 -FPφ(n)
〃
一般部にFP管を埋設
-FPφ(n)
〃
一般土工部にFP管を埋設
無
E1s-FPφ(n)
〃
有
E1S-FPφ(n)
E1-VP50(1)
排水管(VP50)を埋設
無
E1A-VEφ(n)
園地部及びお客様が立入る可能性がある場所にVE管を埋設
無
E2S-VEφ(n)
道路横断部(本線及びランプウェイ以外)にVE管を埋設
有
E1A-FPφ(n)
園地部及びお客様が立入る可能性がある場所にFP管を埋設
無
E2S-FPφ(n)
道路横断部(本線及びランプウェイ以外)にFP管を埋設
有
E1D-TRF(w)
土工部の橋梁接続部に限定してTRFを埋設
無
E2S-PSφ(n)
道路横断部にPS管を埋設
有
E1
排水管(VP50)を埋設
無
E3S-PSφ(n)
路床内縦断部にPS管を埋設
有
E2S-VEφ(n)
道路横断部(本線及びランプウェイ以外)にVE管を埋設
有
E3S-VEφ(n)
路床内縦断部にVE管を埋設
有
E2S-FPφ(n)
道路横断部(本線及びランプウェイ以外)にFP管を埋設
有
E3C- Sφ(n)
路床内縦断部にS管を埋設
無
E2S-PSφ(n)
道路横断部にPS管を埋設
有
E4C- Sφ(n)
路肩舗装内縦断部にS管をコンクリート埋設
無
E2S-CPφ(n)
道路横断部に多孔陶管を埋設
有
E4S-PSφ(n)
路肩舗装内縦断部にPS管を埋設
有
E3S-PSφ(n)
路床内縦断部にPS管を埋設
有
E5S-PSφ(n)
路肩路床内縦断部にPS管を埋設
有
E3S-VEφ(n)
路床内縦断部にVE管を埋設
有
E5S-VEφ(n)
路肩路床内縦断部にVE管を埋設
有
E4C- Sφ(n)
路肩舗装内縦断部にS管をコンクリート埋設(切削工)
無
E4C- Sφ(n)cut
路肩舗装内縦断部にS管をコンクリート埋設
無
E4B-PSφ(n)
路肩舗装内縦断部にPS管を埋設(パラペット貫通部)
有
E5S-PSφ(n)
路肩路床内縦断部にPS管を埋設
有
E5S-VEφ(n)
路肩路床内縦断部にVE管を埋設
有
注:φは呼び径,n は条数を表わす(以下同じ)
-VP50(1)
〃
有
有
注1:φは呼び径,n は条数を表わす(以下同じ)
注2:(w)は幅を表す。
注3:道路横断部のCP管接続はボルト接続とする。
注4:cut はカッター工を表わす。
4
旧
新
(2) 橋りょう,高架部管路工
種
備 考
(3) 橋梁,高架部管路工
別
区 分 内 容
種
別
区 分 内 容
B1-S φ(n)
橋りょう,高架部にS管を埋設
B1-S φ(n)
橋梁,高架部にS管を埋設
B1-G φ(n)
橋りょう,高架部にG管を埋設
B1-VEφ(n)
橋梁,高架部にVE管を埋設
B1-VEφ(n)
橋りょぅ,高架部にVE管を埋設
B2-SCφ(n)
橋梁,高架部にSC管を添架
B2-SCφ(n)
橋りょう,高架部にSC管を添架
B2-SUSFXφ(n)
橋梁,高架部にSUSFX管を添架
B2-G φ(n)
橋りょう,高架部にG管を添架
B3-SCφ(n)
橋梁,高架部にSC管を吊下げ
B3-SCφ(n)
橋りょう,高架部にSC管を吊下げ
B3-G φ(n)
橋りょう,高架部にG管を吊下げ
(3) トンネル部管路工
種
(4) トンネル部管路工
別
区 分 内 容
保護土
種
別
区 分 内 容
保護土
T1 -PSφ(n)
トンネル部にPS管を埋設
無
T1 -PSφ(n)
トンネル部にPS管を埋設
無
T1 -S φ(n)
トンネル部にS管を埋設
無
T1 -S φ(n)
トンネル部にS管を埋設
無
T1 -CIPφ
トンネル部に鋳鉄管を埋設
無
T1 -G φ(n)
トンネル部にG管を埋設
無
T1 -CIPφS
トンネル部に鋳鉄異形管を埋設
無
T1 -VEφ(n)
トンネル部にVE管を埋設
無
T1 -BVφ
トンネル部にバタフライ弁を設置
無
T1 -FEPS(n)
トンネル部にFEPS管を埋設
無
T1 -VEφ(n)
トンネル部にVE管を埋設
無
T1S-FEPS(n) トンネル部にFEPS管を埋設
有
T1 -FEPS(n)
トンネル部にFEPS管を埋設
無
T1 -CPφ(n)
トンネル部に多孔陶管を埋設
無
T1S-FEPS(n)
トンネル部にFEPS管を埋設
有
T2 -SCφ(n)
トンネル部にSC管を添架
無
T1 -CPφ(n)
トンネル部に多孔陶管を埋設
無
T2 -G φ(n)
トンネル部にG管を添架
無
T2 -SCφ(n)
トンネル部にSC管を添架
無
T2 -G φ(n)
トンネル部にG管を添架
無
注:CP管は管径によりボルト接続とカップリング接続を使用する。
(5) トンネル部管路工(防災管)
種
別
区 分 内 容
保護土
T1 -CIPφ
トンネル部に鋳鉄管を埋設
無
T1 -CIPφS
トンネル部に鋳鉄異形管を埋設
無
T1 -BVφ
トンネル部にバタフライ弁を設置
無
T1 -FRPE
トンネル部に繊維補強ポリエチレン管を埋設
無
5
旧
新
(4) 管路付帯工
備 考
(6) 管路付帯工
種
別
区 分 内 容
種
別
区 分 内 容
MK-A
土工部に通信用管路埋設標柱を設置
MK-A
土工部の埋設管内に光ケーブルを含む場合に管路埋設標柱を設置
MK-B
コンクリートシール部に管路埋設標柱を設置
MK-B
コンクリートシール部に管路埋設標柱を設置
MK-C
舗装部に管路埋設標柱を設置
MK-C
舗装部に管路埋設標示ピンを設置
MK-D
土工部に管路埋設標柱を設置
EXφSS1
鋼管又は厚鋼電線管用で一般伸縮継手使用
EXφSL2
鋼管又は厚鋼電線管用で長尺伸縮継手使用
EXφSS1
鋼管用で一般伸縮継手使用
EXφSS5
ビニル管区間で橋梁高架部用
EXφ
地盤沈下用として自在伸縮継手を設置
EXφSS6
ビニル管,鋼管の切替区間で橋梁高架部用
ADφ
変換継手を設置
EXφSL7
ビニル管,鋼管の切替区間で長尺伸縮継手使用
BOND-A
ハンドホール用ボンドを設置
ADφ
変換継手を設置
BOND-B
伸縮継手用ボンドを設置
BOND-A
ハンドホール用ボンドを設置
FF
橋梁・高架部区間で管路耐火対策工を設置
BOND-B
伸縮継手用ボンドを設置
RS-A
ハンドホール外側の配管端末に防鼠対策工を設置
FF
橋りょう高架部区間で管路耐火対策工を設置
RS-B
ハンドホール内側の配管口に防鼠対策工を設置
RS-A
ハンドホール外側の配管端末に防鼠対策工を設置
RS-B
ハンドホール内側の配管口に防鼠対策工を設置
土工部の埋設管内にメタルケーブル又は電力ケーブルを含む場合に管路埋設
MK-D
標柱を設置
注:伸縮継手の記号は下記による。
SS:鋼製一般伸縮継手
注:伸縮継手の記号は下記による。
SS:鋼製一般伸縮継手
SL:鋼製長尺伸縮継手
(5) ハンドホール工
種
別
CA -SD4
CB -SD2
CC -SD1 (DD1)
CD -SD1 (DD1)
CE -SD1 (DD1)
CF -SD1 (DD1)
CD -ST1 (DT1)
CE -ST1 (DT1)
CF -ST1
CD-S-ST1 (DT1)
CF-S-ST1 (DT1)
CM1-SD6
CM2-SD6
CM1-ST6
CM2-ST6
C1A
C1B
C1C
C2A
C2B
C2C
C3A
C3B
C3C
C4A
C4B
C4C
区 分 内 容
下 部 構 造
土工部用プレキャストハンドホール
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
土工部用路肩部用プレキャストハンドホール
〃
土 工 部 用 マ ン ホ ー ル
〃
〃
〃
橋梁、トンネル部用ハンドホール
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
CA 型
CB 型
CC 型
CD 型
CE 型
CF 型
CD 型
CE 型
CF 型
CD-S型
CF-S型
CM1 型
CM2 型
CM1 型
CM2 型
箱 抜
〃
〃
〃
〃
〃
鋼板型
〃
〃
〃
〃
〃
(7) ハンドホール工
鉄 蓋
SD4
SD2
SD1(DT1)
〃
〃
〃
ST1(DT1)
〃
ST1
本体に含む
〃
SD6
SD6
ST6
ST6
C1A
C1B
C1C
C2A
C2B
C2C
C3A
C3B
C3C
C4A
C4B
C4C
種
別
CA -SD4
CB -SD2 (DD2)
CC -SD1 (DD1)
CD -SD1 (DD1)
CE -SD1 (DD1)
CF -SD1 (DD1)
CD -ST1 (DT1)
CE -ST1 (DT1)
CB -ST2 (DT2)
CD-S-ST1 (DT1)
CF-S-ST1 (DT1)
CM1-SD6
CM2-SD6
CM1-ST6
CM2-ST6
C1A
C1B
C1C
C2A
C2B
C2C
C3A
C3B
C3C
C4A
C4B
区 分 内 容
下 部 構 造
土工部用プレキャストハンドホール
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
土工部用路肩部用プレキャストハンドホール
〃
土 工 部 用 マ ン ホ ー ル
〃
〃
〃
橋梁,トンネル部用ハンドホール
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
CA 型
CB 型
CC 型
CD 型
CE 型
CF 型
CD 型
CE 型
CB 型
CD-S型
CF-S型
CM1型
CM2型
CM1型
CM2型
箱 抜
〃
〃
〃
〃
〃
鋼板型
〃
〃
〃
〃
鉄 蓋
SD4
SD2(DD2)
SD1(DD1)
〃
〃
〃
ST1(DT1)
〃
ST2(DT2)
本体に含む
〃
SD6
SD6
ST6
ST6
C1A
C1B
C1C
C2A
C2B
C2C
C3A
C3B
C3C
C4A
C4B
6
旧
〃
〃
橋 梁 部 埋 込 用 ハ ン ド ホ ー ル
〃
〃
橋りょう高架部吊下用ハンドホール
〃
〃
土工部用プレキャストハンドホール
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
土工部用現場打ちハンドホール
土 工 部 用 マ ン ホ ー ル
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
PB1
PB2
F3
F4
E3C
OB-A
OB-B
OB-C
EA -C1
EB -C2
EC -C2
ED -C2
EE -C2
EF -C2
EG -C2
EH -C2
ED -SD5
EE -SD5
ES -ST5
EM1-SD5
EM2-SD5
EM3-SD5
EM4-SD5
EM1-ST5
EM2-ST5
EM3-ST5
EM4-ST5
注:ハンドホール及びマンホール等の形状寸法は次のとおりとする。(単位㎜)
種 別
CA 型
CB 〃
形 状 寸 法
内
寸
〃
800× 400× 800
1200× 400× 400
CC 〃
〃
1200× 600×1000
CD 〃
〃
1200× 600× 850
CE 〃
〃
1200× 800×1300
CF 〃
〃
1200× 800×1050
CD-S〃
〃
1200× 600× 850
CF-S〃
〃
1200× 800× 800
CM1 〃
〃
1800×1000×1500
CM2 〃
〃
2300×1300×1500
C1A 〃
〃
1600× 350× 200
C1B 〃
〃
1600× 300× 200
C1C 〃
〃
1600× 250× 200
C2A 〃
〃
1000× 350× 200
C2B 〃
〃
1000× 300× 200
C2C 〃
〃
1000× 250× 200
C3A 〃
〃
1600× 350× 200
C3B 〃
〃
1600× 300× 200
C3C 〃
〃
1600× 250× 200
C4A 〃
〃
1000× 350× 200
新
〃
〃
〃
〃
〃
鋼板型
〃
〃
EA 型
EB 型
EC 型
ED 型
EE 型
EF 型
EG 型
EH 型
ED 型
EE 型
ES 型
EM1 型
EM2 型
EM3 型
EM4 型
EM1 型
EM2 型
EM3 型
EM4 型
-
-
F3
F4
E3C
-
-
-
C1
C2
C2
C2
C2
C2
C2
C2
SD5
SD5
ST5
SD5
〃
〃
〃
ST5
〃
〃
〃
備 考
C4C
〃
〃
C4C
PB1
橋 梁 部 プ ル ボ ッ ク ス
〃
-
PB2
〃
〃
-
F3
F4
E3C
OB-A
OB-B
OB-C
EA -C1
EB -C2
EC -C2
ED -C2
EE -C2
EF -C2
EG -C2
EH -C2
EL -C2
ED -SD5
EE -SD5
ES -ST5
EM1-SD5
EM2-SD5
EM3-SD5
EM4-SD5
EM1-ST5
EM2-ST5
EM3-ST5
EM4-ST5
橋 梁 部 埋 込 用 ハ ン ド ホ ー ル
〃
〃
橋梁高架部吊下用ハンドホール
〃
〃
土工部用プレキャストハンドホール
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
土工部用現場打ちハンドホール
土 工 部 用 マ ン ホ ー ル
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
鋼板型
〃
〃
EA 型
EB 型
EC 型
ED 型
EE 型
EF 型
EG 型
EH 型
EL 型
ED 型
EE 型
ES 型
EM1型
EM2型
EM3型
EM4型
EM1型
EM2型
EM3型
EM4型
F3
F4
E3C
-
-
-
C1
C2
C2
C2
C2
C2
C2
C2
C2
SD5
SD5
ST5
SD5
〃
〃
〃
ST5
〃
〃
〃
注:ハンドホール及びマンホール等の形状寸法は次のとおりとする。(単位㎜)
種 別
CA 型
形 状 寸 法
内
寸
800× 400× 800
CB 〃
〃
1200× 400× 400
CC 〃
〃
1200× 600×1000
CD 〃
〃
1200× 600× 850
CE 〃
〃
1200× 800×1300
CF 〃
〃
1200× 800×1050
CD-S〃
〃
1200× 600× 850
CF-S〃
〃
1200× 800× 800
CM1 〃
〃
1800×1000×1500
CM2 〃
〃
2300×1300×1500
C1A 〃
〃
1600× 350× 200
C1B 〃
〃
1600× 300× 200
C1C 〃
〃
1600× 250× 200
C2A 〃
〃
1000× 350× 200
C2B 〃
〃
1000× 300× 200
C2C 〃
〃
1000× 250× 200
C3A 〃
〃
1600× 350× 200
C3B 〃
〃
1600× 300× 200
C3C 〃
〃
1600× 250× 200
C4A 〃
〃
1000× 350× 200
7
旧
新
C4B 〃
〃
1000× 300× 200
C4B 〃
〃
1000× 300× 200
C4C 〃
〃
1000× 250× 200
C4C 〃
〃
1000× 250× 200
PB1 〃
〃
1600× 350× 200
PB1 〃
〃
1600× 350× 200
PB2 〃
〃
1000× 350× 200
PB2 〃
〃
1000× 350× 200
F3
〃
〃
1200× 350× 220
F3
〃
〃
1200× 350× 220× 185
F4
〃
〃
1000× 350× 220
F4
〃
〃
1000× 350× 220× 185
E3C 〃
〃
600× 250× 200
E3C 〃
〃
600× 250× 200
OB-A
〃
1100× 375× 620
OB-A
〃
1100× 375× 620
OB-B
〃
1000× 625× 800
OB-B
〃
1000× 625× 800
OB-C
〃
1600× 525× 620
OB-C
〃
1600× 525× 620
EA 〃
〃
500× 500× 700
EA 〃
〃
500× 500× 700
EB 〃
ユニット
a+c
EB 〃
ユニット
a+c
EC 〃
〃
a+d
EC 〃
〃
a+d
ED 〃
〃
a+b
ED 〃
〃
a+b
EE 〃
〃
a+b+c
EE 〃
〃
a+b+c
EF 〃
〃
a+b+d
EF 〃
〃
a+b+d
EG 〃
〃
a+b+b
EG 〃
〃
a+b+b
EH 〃
EL 〃
〃
〃
a+c+d
a
EH 〃
EL 〃
〃
〃
a+c+d
a
寸
800× 800×1000
ES 〃
内
寸
800× 800×1000
EM1 〃
〃
1500×1000×1800
EM1 〃
〃
1500×1000×1800
EM2 〃
〃
1500×1500×1800
EM2 〃
〃
1500×1500×1800
EM3 〃
〃
1800×1800×1800
EM3 〃
〃
1800×1800×1800
EM4 〃
〃
2000×2000×1800
EM4 〃
〃
2000×2000×1800
各ユニットの形状寸法は次のとおりとする。
各ユニットの形状寸法は次のとおりとする。
800
100
(6) 非常電話基礎工
区 分 内 容
盛土部用(くいなし)
ET- A' 盛土部用(積雪寒冷地)
ET- B
盛土部用(くいあり)
ET- C
平地部用
ET- C' 平地部用(積雪寒冷地)
ET- D
300
500
ユニットa
100
800
100
100
800
100
100
100
(8) 非常電話基礎工
別
ET- A
ユニットb
800
100
ユニットc
100 500
500
100 500
ユニットa
100 500
500
ユニットb
ユニットd
570
ユニットc
300
570
ユニットd
500
内
100 500
ES 〃
種
備 考
切土部用
種
別
区 分 内 容
ET- A1 盛土部用(くいなし)
ET- A2 盛土部用(積雪寒冷地)
ET- B
盛土部用(くいあり)
ET- C1 平地部用
ET- C2 平地部用(積雪寒冷地)
ET- D
切土部用
8
旧
ET-JA
新
盛土部用ケーブル接続型(くいなし)
ET-JA' 盛土部用ケーブル接続型(積雪寒冷地)
ET-JB
盛土部用ケーブル接続型(くいあり)
ET-JC
平地部用ケーブル接続型
ET-JA1 盛土部用ケーブル接続型(くいなし)
ET-JA2 盛土部用ケーブル接続型(積雪寒冷地)
ET-JB
盛土部用ケーブル接続型(くいあり)
ET-JC1 平地部用ケーブル接続型
ET-JC' 平地部用ケーブル接続型(積雪寒冷地)
ET-JC2 平地部用ケーブル接続型(積雪寒冷地)
ET-JD
ET-JD1 切土部用ケーブル接続型
切土部用ケーブル接続型
ET-JD' 切土部用ケーブル接続型(積雪寒冷地)
BT- A
橋りょう,高架部用
ET-JD2 切土部用ケーブル接続型(積雪寒冷地)
BT- A
橋りょう,高架部用
(アンカーボルト及び台盤の設置)
(アンカーボルト及び台盤の設置)
TT- A
非常電話ボックス設置のみ(監視員通路あり)
TT- A
非常電話ボックス設置のみ(監視員通路又は監査路)
TT- B
非常電話ボックス設置のみ(監視員通路なし)
TT- B
非常電話ボックス設置のみ(非常駐車帯)
TT- C
扉設置のみ(監視員通路又は監査路)
(9) 非常電話用案内標識工
(7) 非常電話用内照標識工
種
別
種
区 分 内 容
TS- 5H
別
区 分 内 容
TS- 5H
土工部用内照標識 5m高
土工部用案内標識 5m高
(10) 非常電話照明電源引込工
(8) 非常電話照明電源引込工
種
別
種
区 分 内 容
別
区 分 内 容
POLE-A
引込柱 7m 支線あり
POLE-B
引込柱 7m 支線なし
3C
P-VVR3.5(3)
管内配線 VVR 3.5 ㎜ 2 3C
P-VVR5.5(3)
管内配線 VVR 5.5 ㎜ 2 3C
P-VVR5.5(3)
管内配線 VVR 5.5 ㎜ 2 3C
C-BRH3C
ケーブル分岐接続レジン充填工法
C-BRH3C
ケーブル分岐接続レジン充填工法
C-END3C
ケーブル端末処理 3Cケーブル
C-END3C
ケーブル端末処理 3Cケーブル
EARH-A
A種接地工事
EARH-A
A種接地工事
EARH-D
D種接地工事
EARH-D
D種接地工事
EARH-C
C種接地工事
EARH-C
C種接地工事
POLE-A
引込柱 7m 支線あり
POLE-B
引込柱 7m 支線なし
P-VVR3.5(3)
管内配線 VVR 3.5 ㎜
2
(11) 照明ポール基礎工
(9) 照明ポール基礎工
種
備 考
別
区 分 内 容
種
別
区 分 内 容
B-Pb1
壁高欄用
B-Pb1
壁高欄用
B-Pb2
ガードレール地覆用
B-Pb2
ガードレール地覆用
9
旧
4
材
料
管路工に使用する材料は次のとおりとする。
(1) コンクリート
コンクリートは共通仕様書「第8章コンクリート構造物工」のコンクリートCl-1以上の強度を有するものと
する。
新
4
材
料
管路工に使用する材料は次のとおりとする。
(1) コンクリート
コンクリートは土木工事共通仕様書「第8章コンクリート構造物工」のコンクリートCl-1以上の強度を有す
るものとする。
(2) 鉄
筋
鉄筋は共通仕様書「第8章コンクリート構造物工」8-4によるものとする。
(2) 鉄
筋
鉄筋は土木工事共通仕様書「第8章コンクリート構造物工」8-4によるものとする。
(3) 敷砂及び保護砂
砕石ダスト(スクリーニングス)とする。ただし、結束型合成樹脂可とう電線管を使用する場合にあっては、
(3) 保護土及び敷砂
保護土及び敷砂は土木工事共通仕様書「第16章交通管理施設工」16-7-3によるものとする。また,
最大粒径10㎜未満とする。また、本線縦断部(路肩部)に使用するコンクリートは早強のC1-1(最大粒径
本線縦断部(路肩部)に使用するコンクリートは早強の圧縮強度18N/㎜2、スランプ15㎝、粗骨材の最大寸法2
20㎜、膨張剤添加)をアジテータで運搬し、現場にて流動加剤を加えたものとする。
備 考
0mm又はC1-1(最大粒径20mm,膨張剤添加)をアジテータで運搬し,現場にて打設時のスランプが15cmとな
るように流動化剤を加えたものとする。
(4) 金属管
(ⅰ) PS管
PS管とはNEXCO「ケーブル保護用鋼管,同付属品仕様書」に定める「 」A外面二層ポリエチレン被
覆鋼管をいう。
(ⅱ) SC管
SC管とはNEXCO「ケーブル保護用鋼管,同付属品仕様書」に定める「 」A外面一層ポリエチレン被
覆鋼管をいう。
(ⅲ) S管
S管とはNEXCO「ケーブル保護用鋼管,同付属品仕様書」に定める「 」A内面塗装鋼管をいう。
(ⅳ) G管
G管とはJIS C 8305(鋼製電線管)に定めるものをいう。
(ⅴ) 鋳鉄管
鋳鉄管とは日本水道協会規格JWWA G110(水道用T型遠心力ダクタイル鋳鉄管)及びJWWA G1
11(水道用T型ダクタイル鋳鉄異形管)に定めるものをいう。なお,異径管に使用するフランジは別に定
めるところによる。
(ⅵ) 鋼管付属品
鋼管敷設工事等に必要な鋼管付属品はNEXCO「ケーブル保護用鋼管,同付属品仕様書」による。
(4) 金属管
(ⅰ) PS管
PS管とは機材仕様書「ケーブル保護用鋼管・同付属品仕様書」3-1及び4-4による「 」外面二層ポ
リエチレン被覆鋼管をいう。
(ⅱ) SC管
SC管とは機材仕様書「ケーブル保護用鋼管・同付属品仕様書」3-1及び4-3による「 」外面一層ポ
リエチレン被覆鋼管をいう。
(ⅲ) S管
S管とは機材仕様書「ケーブル保護用鋼管・同付属品仕様書」3-1及び4-2による「 」内面塗装鋼管
をいう。
(ⅳ) G管
G管とはJIS C 8305(鋼製電線管)による。
(ⅴ) 鋼管付属品
鋼管敷設工事等に必要な鋼管付属品は機材仕様書「ケーブル保護用鋼管・同付属品仕様書」3-2、3-3、
3-4及び4-5による。
(ⅵ) 鋳鉄管
鋳鉄管とは機械設備共通仕様書「第2章トンネル非常用設備工事」によるほか、日本水道協会規格JWWA
G113(水道用ダクタイル鋳鉄管)及びJWWA G114(水道用ダクタイル鋳鉄異形管)による。なお,
異径管に使用するフランジは別に定めるところによる。
(ⅶ) 鋳鉄管用弁
バタフライ弁とし,呼び径50~125㎜については鋳鉄製レバー付バタフライ弁(本体:ねずみ鋳鉄,弁:ス
(ⅶ) 鋳鉄管用弁
バタフライ弁とし,呼び径50~125㎜については鋳鉄製レバー付バタフライ弁(本体:ねずみ鋳鉄,弁:ステ
テンレス)
,呼び径150㎜以上は鋳鉄製ギャ一式バタフライ弁(本体:ダクタイル鋳鉄,弁:ダクタイル鋳鉄
ンレス)
,呼び径150㎜以上は鋳鉄製ギャ一式バタフライ弁(本体:ダクタイル鋳鉄,弁:ダクタイル鋳鉄又は青
又は青銅)とする。
銅)とする。
(5) 合成樹脂管
(5) 合成樹脂管
(ⅰ) VE管
VE管とはJIS C 8430(硬質塩化ビニル電線管)に定めるものをいい,その接続はJIS C 8
(ⅰ) VE管
VE管とはJIS C 8430(硬質塩化ビニル電線管)によるものをいい,その接続はJIS C 84
432(カップリング)に定めるTSカップリング又はNEXCO「硬質ビニル管特殊付属品,スリーブ加
32(硬質塩化ビニル管用付属品)によるTSカップリング又は機材仕様書「硬質塩化ビニル管特殊付属品・
工仕様書」に定めるスリーブ加工を原管に工場加工したもののいずれかを使用するものとする。
スリーブ加工仕様書」4-3によるスリーブ加工を原管に工場加工したもののいずれかを使用するものとす
(ⅱ) プラスチック可とう管
プラスチック可とう管は別に定めるところによる。
る。
(ⅱ) 硬質ビニル管付属品
硬質塩化ビニル管敷設工事等に必要な硬質塩化ビニル管付属品は機材仕様書「硬質塩化ビニル管特殊付属
(ⅲ) 硬質ビニル管付属品
硬質ビニル管敷設工事等に必要な硬質ビニル管付属品はNEXCO「硬質ビニル管特殊付属品,スリーブ加
工仕様書」に定めるもの又はJIS規格品による。
品・スリーブ加工仕様書」4-1、4-2及び4-4によるもの又はJIS規格品による。
(ⅲ) FP管
波付硬質合成樹脂管はJIS C 3653(電力用ケーブルの地中埋設の施工方法)
「付属書1(規定)波付
硬質合成樹脂管」による。
10
旧
新
(ⅳ) 結束型合成樹脂可とう電線管
結束型合成樹脂可とう電線管とは波付硬質合成樹脂管からなる多条管をいい、管と管の間隙が20㎜のもの
(ⅳ) FEPS管
結束型合成樹脂可とう電線管は機械電気通信設備標準設計図集W-14による。
を使用するものとする。
(6) 多孔陶管
多孔陶管は別に定めるところによる。
備 考
(ⅴ) FRPE管
繊維補強ポリエチレン管は機械設備工事共通仕様書「第2編トンネル非常用設備工事」による。
(6) CP管
多孔陶管はJIS C 3653(電力用ケーブルの地中埋設の施工方法)
「付属書2」
(規定)多孔陶管」によ
る。
(7) TRF
樹脂製ケーブルトラフは再生プラスチックを主材料とした樹脂製のケーブルトラフであり、土工部の橋梁接続
(7) プレキャストコンクリート製品
ハンドホール等のプレキャストコンクリート製品はNEXCO「機械電気通信設備標準設計図集」に定めるも
部に限定して使用するものをいう。
(8) SUSFX
のとする。なお,管路及びケーブル埋設標についてはNEXCO「管路,ケーブル埋設標仕様書」によるもの
フレキシブル電線管は機材仕様書「ビニル被覆SUS製フレキシブル電線管・同付属品仕様書」3-1及び3
とする。
(8) ハンドホール蓋
ハンドホール蓋の鉄蓋はNEXCO「電気通信用ハンドホール鉄蓋仕様書」によるものとし,その他について
-2による。
(9) プレキャストコンクリート製品
ハンドホール等のプレキャストコンクリート製品は「機械電気通信設備標準設計図集」V-01~04、V-
は別に定めるところによる。
08~10及びV-20~25によるものとする。なお,管路及びケーブル埋設標については機材仕様書「管
路・ケーブル埋設標仕様書」による。
(9) 非常電話用台盤
非常電話用台盤はNEXCO「非常電話用台盤仕様書」による。
(10) プルボックス及び支持金物類
プルボックス、管路及びハンドホール等に使用する支持金物類はJIS H 8641(溶融亜鉛めっき)H
DZ55による溶融亜鉛めっきを施すものとする。ただし,厚さが3.2㎜以下の鋼材を使用するものについては
HDZ35Aとする。
(10) ハンドホール蓋
ハンドホール蓋の鉄蓋は機材仕様書「電気通信用ハンドホール鉄蓋標準仕様書」による。
(11) 非常電話用台盤
非常電話用台盤は機材仕様書「非常電話用台盤仕様書」による。
(12) プルボックス及び支持金物類
プルボックス,管路及びハンドホール等に使用する支持金物類は電気通信工事共通仕様書「第2章共通工事」
2.10.1(b)
(2)によるほか、JIS H 8641(溶融亜鉛めっき)HDZ55,又はHDZ45に
よる溶融亜鉛めっきを施すものとする。ただし,厚さが3.2㎜以下の鋼材を使用するものについてはHDZ35
とする。
5
施工準備
管路工の施工にあたり,設計図書等により設計数量,工事材料,工事期間等の内容を十分検討し,材料を現場
に搬入して,監督員の搬入検査を受けるものとする。なお,現場と工事図面とを照合し,設計図書どおりの施工
が不可能と考えられるものは,事前に監督員と打合せしその指示を受けるものとする。施工準備にあたり注意す
べき事項は次のとおりである。
(1) 材料,工具の手配及び処置
材料は置場を定めて,受領場所,期日等を決め,受領の際はその都度数量を確かめて受取るものとする。工具
は手落ちのないように現場に配置して工事を遅らすことのないよう注意するものとする。なお、材料及び工具
等の配置は次の事項に注意するものとする。
5
施工準備
管路工の施工にあたり,設計図書等により設計数量,工事材料,工事期間等の内容を十分検討し,材料を現場
に搬入して,監督員の搬入検査を受けるものとする。なお,現場と工事図面とを照合し,設計図書どおりの施工
が不可能と考えられるものは,事前に監督員と打合せしその指示を受けるものとする。施工準備にあたり注意す
べき事項は次のとおりである。
(1) 材料,工具の手配及び処置
材料は置場を定めて,受領場所,期日等を決め,受領の際はその都度数量を確かめて受取るものとする。工具
は手落ちのないように現場に配置して工事を遅らすことのないよう注意するものとする。
また、保護砂及び川砂はなるべく使用場所付近に置く。
(ⅰ) 工具及び材料の格納
工具及び材料は盗難と散逸を防ぐため倉庫内に格納する。
管類は現場事務所敷地内に井形状に積上げ,PS管及びビニル管については太陽光線からの紫外線防止のた
めビニールシート等で被いをしておくものとする。
11
旧
新
備 考
ハンドホール等は現場事務所敷地内に損傷のないように積上げる
か使用場所付近で交通の支障とならない場所に仮置きするものとす
る。
(ⅱ) 保護砂及び川砂の処置
保護砂及び川砂はなるべく使用場所付近に置く。
なお、結束型合成樹脂可とう電線管を使用する場合にあたって
は、できるだけ乾燥したものの方が管と管の間が充填され易いた
め、雨水等にさらされないようにする。
井形状積上げ
(ⅲ) 道路上に置く諸材料の処置
道路上に置くものは工事車両の交通保安上に支障がなく,他の工事の施工に支障がない場所とする。また、
仮置期間はなるべく短期間とし,仮置中はバリケード等の防護物で保護しておくものとする。
(2) 材料の検査
(2) 材料の検査
現場での材料の検査は承諾図書との照合,数量,破損の有無及び品質について行う。検査は材料搬入後速やか
現場での材料の検査は承諾図書との照合,数量,破損の有無及び品質について行う。検査は材料搬入後速やか
に受けるものとし,不良品が出れば直ちに補充するよう手配するものとする。
(3) 現場の事前調査
に受けるものとし,不良品が出れば直ちに補充するよう手配するものとする。
(3) 現場の事前調査
工事に着手する前に設計図書等により次のような現場調査を行い,工事に支障のないことを確認する。
工事に着手する前に設計図書等により次のような現場調査を行い,工事に支障のないことを確認する。
(ⅰ) 設計図との照合
ハンドホールの設置位置,道路横断箇所,非常電話基礎の位置及び他の諸施設の配置状況を確認し,測量等
(ⅰ) 設計図との照合
ハンドホールの設置位置,道路横断箇所,非常電話基礎の位置及び他の諸施設の配置状況を確認し,検測等
をして現場に目印を明記しておく。
をして現場に目印を明記しておく。
(ⅱ) 検 測
施工上必要なときは検測して数量の照合を行う。
(ⅱ) 検 測
施工上必要なときは検測して数量の照合を行う。
(ⅲ) 既設埋設物位置の点検
他の地下管路用排水構造物,カルバートボックス等の有無を点検し,位置,深度を確認しておく。
(ⅲ) 既設埋設物位置の点検
他の地下管路用排水構造物,カルバートボックス等の有無を点検し,位置,深度を確認しておく。
建物等の付近は他の埋設物との輻輳が考えられるので他の施工業者とも打合せを行う。
建物等の付近は他の埋設物との輻輳が考えられるので他の施工業者とも打合せを行う。
(4) 掘削前の準備
管路及びハンドホール等の掘削にあたり,事前に測量を行い埋設位置の誤りがないよう注意するものとする。
(4) 掘削前の準備
管路及びハンドホール等の掘削にあたり,事前に測量を行い埋設位置の誤りがないよう注意するものとする。
管路は100m程度毎に位置測量を行い,その区間を白線等で明記しておくものとしその白線等に添って掘削を行
管路は100m程度毎に位置測量を行い、その区間を白線等で明記しておくものとしその白線等に添って掘削を行
うものとする。なお,ハンドホール等は1箇所毎に測量を行い,位置及び施工高さがわかる仮枠を行うものと
うものとする。なお、ハンドホール等は1箇所毎に測量を行い、位置及び施工高さがわかる仮枠を行うものと
する。
する。
6
土工部管路工
土工部管路工とは土工部の管路で,一般部管路,道路横断部管路及び路床内縦断部管路を設置する管路工事を
いい次の事項を厳守して施工しなければならない。
(1) 一般部管路
一般部管路とは本線,ランプウェイ及びサービスエリア等において交通による重荷重,工事中のローラー等の
建設機械類の荷重がかかる恐れのない所に布設する管路をいう。
(ⅰ) 掘 削
請負人は掘削に先立って地中埋設物の有無,他の工事による掘削の可能性及び工程等を十分調査し,監督
員と連絡をとって施工するものとする。
(ⅱ) 配 管
(イ) 一般事項
① 配管は水の滞留及び土砂等の混入が生じないようにすべて中高配管又は片勾配配管となるように施工
するものとする。
② 施工に当たっては,管の損傷を十分点検し,施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意する
ものとする。また,管の内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに,接続部にもご
6
土工部管路工
土工部管路工とは土工部の管路で,一般土工部管路,道路横断部管路,路床内縦断部管路,路肩路床内縦断部
管路及び路肩舗装内縦断部管路を設置する管路工事をいい次の事項を厳守して施工しなければならない。
(1) 一般土工部管路
一般土工部管路とは本線,ランプウェイ及びサービスエリア等において交通による重荷重,工事中のローラー
等の建設機械類の荷重がかかる恐れのない所に敷設する管路をいう。配管断面については機械電気通信設備標
準設計図集W-01・02・03・04による。
(ⅰ) 掘 削
受注者は掘削に先立って地中埋設物の有無,他の工事による掘削の可能性及び工程等を十分調査し施工す
るものとする。
(ⅱ) 配 管
(イ) 一般事項
① 配管は水の滞留及び土砂等の混入が生じないようにすべて中高配管又は片勾配配管となるように施工
するものとする。
② 施工にあたっては,管の損傷を十分点検し,施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意する
ものとする。また,管の内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに,接続部にもごみ
12
旧
みの付着がないよう配慮しなければならない。
新
の付着がないよう配慮しなければならない。
③ 配管の曲率半径は10m以上とし,地下埋設物などのためやむを得ない場合の許容限度は2.5mとする。
③ 配管の曲率半径は10m以上とし,地下埋設物などのためやむを得ない場合の許容限度は2.5mとする。
④ 水平曲線と縦断曲線とを同一箇所にとる場合は一平面内の曲線となるようにする。
④ 水平曲線と縦断曲線とを同一箇所にとる場合は一平面内の曲線となるようにする。
(ロ) 金属管
① 金属管の布設は敷設前に内外面の異常の有無を十分点検し,管の接続に当たっては外被の保護材を損
(ロ) 金属管
① 金属管の敷設は敷設前に内外面の異常の有無を十分点検し,管の接続にあたっては外被の保護材を損
傷しないように施工し,万一損傷した場合は定められた工法により補修しておくものとする。
② ポリエチレン被覆鋼管の継手部の補修方法は参考資料…1「ポリエチレン被覆鋼管継手部補修方法」
傷しないように施工し,万一損傷した場合は定められた工法により補修しておくものとする。
② PS管及びSC管(以下「ポリエチレン被覆鋼管」という)ポリエチレン被覆鋼管の継手部の施工方
により行うものとする。
法は(5)ポリエチレン被覆鋼管,継手部施工方法により行うものとする。
③ 管の切口はリーマーなどを使用して平滑にするものとする。
③ 管の切口はリーマーなどを使用して平滑にするものとする。
④ 管と管との中心間隔は15㎝(呼径50㎜未満は11㎝)とする。なお、段積みする場合は枕木を利用し,
④ 管と管との中心間隔は150mm(呼径50㎜未満は110mm)とする。なお,段積みする場合は枕木を利用
枕木厚さを5㎝として上・下の管を接近させることとする。
⑤ 埋設深度は30㎝以上とする。なお,電力用管路の建屋周辺,歩道部分及びPA・SA等の園地等は60
し,枕木厚さを50mmとして上・下の管を接近させることとする。
⑤ 埋設深度は300mm以上とする。なお,電力用管路の建屋周辺,歩道部分及びPA・SA等の園地等は6
㎝以上とする。
(ハ) 合成樹脂管
① 合成樹脂管の布設は,接続部の接着時間を十分とって行うものとする。
00mm以上とする。
(ハ) 合成樹脂管
① 合成樹脂管の敷設は,接続部の接着時間を十分とって行うものとする。
② 管を加熱する場合は過度にならないようにし,焼けこげを生じないように注意する。
② 管を加熱する場合は過度にならないようにし,焼けこげを生じないように注意する。
③ 管の接続はスリーブ加工品又はTSカップリングを使用して行うものとする。
③ VE管の接続はスリーブ加工品又はTSカップリングを使用して行うものとする。
④ 管と管との中心間隔は15cm(呼径54㎜未満は11cm)とし,段積する場合は保護土を敷き,枕木は敷か
④ 管と管との中心間隔は150mm(呼径54㎜未満は110mm)とし,段積する場合は保護土を敷き,枕木は敷
ないものとする。
⑤ 埋設深度は30㎝以上とする。なお電力用管路で建屋周辺,歩道部分,PA・SA等の園地等は60㎝以
備 考
かないものとする。
⑤ 埋設深度は300mm以上とする。なお電力用管路で建屋周辺,歩道部分,PA・SA等の園地等は
上とする。
600mm以上とする。
(ニ) 樹脂製ケーブルトラフ
土工部・橋梁部接続管路の施工においては,下記の施工に注意して行う。
① 地盤沈下時、トラフ蓋が外れるようにトラフの設置は差込み側がハンドホール側にくるように順次重
ねて設置する。
② 掘削後,敷砂を入れ十分転圧し据付けレベルを出す。
③ 蓋が開閉できるように,トラフ脇を埋戻す。
④ 埋戻しの際は蓋が埋まらないように、仕上り面をGL+50mmとなるように設置する。
⑤ 蓋固定留め金具は差込み側のみとする。
(ⅲ) 埋戻し
埋戻しは管に損傷を与える可能性のある石等は管の周囲に埋戻さないよう注意し,金属管は掘削土で,合
成樹脂管を段積した場合は最上段の管上5㎝まで保護土で埋戻し十分転圧するものとする。
(ⅲ) 埋戻し
埋戻しは管に損傷を与える可能性のある石等は管の周囲に埋戻さないよう注意し,金属管及びケーブルト
ラフは掘削土で,合成樹脂管を段積した場合は最上段の管上50mmまで保護土で埋戻し十分転圧するものとす
る。
(2) 道路横断部管路
道路横断部管路とは本線,ランプウェイ及びサービスエリア等において交通による重荷重,工事中のローラ
(2) 道路横断部管路
道路横断部管路とは本線,ランプウェイ及びサービスエリア等において交通による重荷重,工事中のローラ
ー等の建設機械類の荷重がかかる部分の地下に埋設する管路をいう。施工に当たっては,工事用車両等の障害
ー等の建設機械類の荷重がかかる部分の地下に埋設する管路をいう。施工にあたっては,工事用車両等の障害
とならないよう原則として片車線ごとに施工することとし,施工中の箇所は適当なバリケードを行うものとす
とならないよう原則として片車線ごとに施工することとし,施工中の箇所は適当なバリケードを行うものとす
る。
る。配管断面については機械電気通信設備標準設計図集W-06・07による。
(ⅰ) 掘 削
掘削を行う場合は,あらかじめ道路断面構造を十分把握して段階的に施工しなければならない。
施工順序は路床部分の掘削を行った後に路体部の掘削を行う。この時、路床材と路体材は分離して仮置き
する。
(ⅱ) 配 管
(イ) 一般事項
① 配管は水の滞留及び土砂等の混入が生じないように全て片勾配配管となるように施工するものとす
る。
(ⅰ) 掘 削
掘削を行う場合は,あらかじめ道路断面構造を十分把握して段階的に施工しなければならない。
施工順序は路床部分の掘削を行った後に路体部の掘削を行う。この時,路床材と路体材は分離して仮置き
する。
(ⅱ) 配 管
(イ) 一般事項
① 配管は水の滞留及び土砂等の混入が生じないように全て片勾配配管となるように施工するものとす
る。
② 施工に当たっては,管の損傷を十分点検し,施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意する
② 施工にあたっては,管の損傷を十分点検し,施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意する
ものとする。また、内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに接続部にもごみの付着
ものとする。また,内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに接続部にもごみの付着
がないよう配慮しなければならない。
がないよう配慮しなければならない。
13
旧
新
③ 管は全て直線に配管するものとし,道路横断の場合は道路と直角に横断することとする。
③ 管は全て直線に配管するものとし,道路横断の場合は道路と直角に横断することとする。
備 考
④ 管は外面二層ポリエチレン被覆鋼管を用いるものとする。
(ロ) 金属管
① 管の布設前に内外面の異常の有無を十分点検し,管の接続に当たっては外被の保護材を損傷しないよ
うに施工し,万一損傷した場合は定められた工法により補修しておくものとする。
② 継手部の補修方法は「参考資料-1ポリエチレン被覆鋼管継手部補修方法」により行うものとする。
(ロ) 金属管
① 管の敷設前に内外面の異常の有無を十分点検し,管の接続にあたっては外被の保護材を損傷しないよ
うに施工し,万一損傷した場合は15管路補修に定められた工法により補修しておくものとする。
② 継手部の施工方法は(5)ポリエチレン被覆鋼管,継手部施工方法により行うものとする。
③ 管の切口はリーマー等を使用して平滑にするものとする。
③ 管の切口はリーマ等を使用して平滑にするものとする。
④ 管と管との中心間隔は15㎝(呼径25㎜は11㎝)とする。なお、管の下側には枕木を利用し,枕木厚さ
④ 管と管との中心間隔は150mm(呼径25㎜は110mm)とする。なお,管の下側には枕木を利用し,枕木厚
を5㎝として上・下管を接近させるものとする。
⑤ 埋設深度は路床面下30㎝以上かつ舗装表面下60㎝以上は確保するものとする。
さを50mmとして上・下管を接近させるものとする。
⑤ 埋設深度は路床面下300mm以上かつ舗装表面下600mm以上は確保するものとする。
(ハ) 合成樹脂管
① 合成樹脂管の敷設は,接続部の接着時間を十分とって行うものとする。
② 管を加熱する場合は過度にならないようにし,焼けこげを生じないように注意する。
③ VE管の接続はスリーブ加工品又はTSカップリングを使用して行うものとする。
④ 管と管との中心間隔は150mm(呼径54㎜未満は110mm)とし,段積する場合は保護土を敷き,枕木は敷
かないものとする。
⑤ 埋設深度は路床面下300mm以上とする。
(ニ) 多孔陶管
土工部多孔陶管の敷設は8トンネル部管路工(1)埋設管路(ⅰ)多孔陶管による他,次による。
① 道路横断に使用できる多孔陶管はボルト接続とする。
② 掘削後,敷砂を入れ十分転圧し管路据付けレベルを出す。
③ 管端面にズレが生じないように合わせてから締め付ける。
④ 埋設深度は路床面下 300mm 以上とする。
(ⅲ) 埋戻し
埋戻しは管に損傷を与える可能性のある石等は管の周囲に埋戻さないよう注意し,保護土を管上10㎝まで
入れ,その上を掘削土で埋戻し十分転圧するものとする。
(ⅲ) 埋戻し
埋戻しは管に損傷を与える可能性のある石等は管の周囲に埋戻さないよう注意し,保護土を管上100mmま
で入れ,その上を掘削土で埋戻し十分転圧するものとする。
14
旧
(3) 路床内縦断部管路
路床内縦断部管路とは主に中央分離帯又は路側において,交通による
新
(3) 路床内縦断部管路,路肩路床内縦断部管路
路床内縦断部管路とは主に中央分離帯又は路側において,交通による直下荷重はかからないが分布荷重の
直下荷重はかからないが分布荷重のかかるところ及び工事中のローラー
かかるところ及び工事中のローラー等の建設機械類の荷重がかかる路床内に埋設する管路をいう。配管断面に
等の建設機械類の荷重がかかる路床内に埋設する管路をいう。
ついては機械電気通信設備標準設計図集W-08・10による。
(ⅰ) 掘 削
掘削を行う場合はあらかじめ管路を埋設しようとする位置の道路断
面構造を十分把握して埋設位置の測量及び表示を行った上で施工しな
ければならない。
備 考
(ⅰ) 掘 削
掘削を行う場合はあらかじめ管路を埋設しようとする位置の道路断面構造を十分把握して埋設位置の測
量及び表示を行った上で施工しなければならない。
掘削土は掘削付近において工事用車両等の通行に支障がないように整然と仮置きするものとする。
掘削土は掘削付近において工事用車両等の通行に支障がないように
整然と仮置きするものとする。
(ⅱ) 配 管
(ⅱ) 配 管
(イ) 一般事項
(イ) 一般事項
① 配管は水の滞留及び土砂等の混入が生じないよう全て中高配管又は片勾配配管となるように施工す
るものとする。
② 施工に当たっては,管の損傷を十分点検し,施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意する
ものとする。また、管の内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに接続部にもごみの
付着がないよう配慮しなければならない。
③ 配管は湾曲がないよう直線又は道路線形に沿った施工を行うものとする。
④ 配管の曲率半径は10m以上とし,地下埋設物などのためやむを得ない場合の許容限度は2.5mとする。
⑤ 水平曲線と縦断曲線とを同一箇所にとる場合は一平面内の曲線となるようにする。
⑥ 管路の直線区間の径間は250mを限度とする。
⑦ 管路の直線区間で下記に適合しない場合は監督員と協議のうえ径間を250m以下に短縮するものとす
る。
a.曲率半径10m以上,交角60゚程度の曲線部分で1径間内に1箇所
b.曲率半径10m以上,交角30゚程度のゆるい曲線部分で1径間内に2箇所
⑧ 管路の曲線区間で曲率半径が10m未満となる場合の径間は150mを限度とし,曲率半径に応じて短縮
するものとする。
⑨ 道路線形切換え付近のガードポストと接近する場所は配管位置の測量を行いポスト施工時に管の損
傷がないよう注意するものとする。
(ロ)金属管
① 金属管の布設は敷設前に内外面の異常の有無を十分点検し,管の接続に当たっては外被の保護材を損
傷しないように施工し,万一損傷した場合は定められた工法により補修をしておくものとする。
② ポリエチレン被覆鋼管の継手部の補修方法は「参考資料-1ポリエチレン被覆鋼管継手部補修方法」
により行うものとする。
③ 管の切口はリーマーなどを利用して平滑にするものとする。
④ 管と管の中心間隔は15㎝とし、段積施工であっても枕木を敷かないものとする。
⑤ 埋設深度は路床面下30㎝以上とする。
① 配管は水の滞留及び土砂等の混入が生じないよう全て中高配管又は片勾配配管となるように施工す
るものとする。
② 施工にあたっては,管の損傷を十分点検し,施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意する
ものとする。また,管の内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに接続部にもごみの
付着がないよう配慮しなければならない。
③ 配管は湾曲がないよう直線又は道路線形に沿った施工を行うものとする。
④ 配管の曲率半径は10m以上とし,地下埋設物などのためやむを得ない場合の許容限度は2.5mとする。
⑤ 水平曲線と縦断曲線とを同一箇所にとる場合は一平面内の曲線となるようにする。
⑥ 管路の直線区間の径間は光単独の場合1000m、メタル単独又は光・メタル併設の場合333mを限度と
する。
⑦ 管路の直線区間で下記に適合しない場合は監督員と協議のうえ径間を光単独の場合1000m、メタル単
独又は光・メタル併設の場合333m以下に短縮するものとする。
a.曲率半径10m以上,交角60゚程度の曲線部分で1径間内に1箇所
b.曲率半径10m以上,交角30゚程度のゆるい曲線部分で1径間内に2箇所
⑧ 管路の曲線区間で曲率半径が10m未満となる場合の径間は150mを限度とし,曲率半径に応じて短縮
するものとする。
⑨ 道路線形切換え付近のガードポストと接近する場所は配管位置の測量を行いポスト施工時に管の損
傷がないよう注意するものとする。
(ロ)金属管
① 金属管の敷設は敷設前に内外面の異常の有無を十分点検し,管の接続にあたっては外被の保護材を損
傷しないように施工し,万一損傷した場合は定められた工法により補修をしておくものとする。
② ポリエチレン被覆鋼管の継手部の施工方法は(5)ポリエチレン被覆鋼管,継手部施工方法により行
うものとする。
③ 管の切口はリーマなどを利用して平滑にするものとする。
④ 管と管の中心間隔は150mmとし,段積施工であっても枕木を敷かないものとする。
⑤ 埋設深度は路床面下300mm以上とする。
15
旧
(ハ) 合成樹脂管
① 合成樹脂管の布設は接続部の接着時間を十分とって行うものとする。
② 管の曲げは加熱法によることなく管自体の自然曲折によるものとする。
新
(ハ) 合成樹脂管
① 合成樹脂管の敷設は接続部の接着時間を十分とって行うものとする。
② 管の曲げは加熱法によることなく管自体の自然曲折によるものとする。
③ 管の接続はスリーブ加工品又はTSカップリングを使用して行うものとする。
③ VE管の接続はスリーブ加工品又はTSカップリングを使用して行うものとする。
④ 管と管の中心間隔は15㎝とし、段積施工であっても枕木を敷かないものとする。
④ 管と管の中心間隔は150mmとし,段積施工であっても枕木を敷かないものとする。
⑤ 埋設深度は路床面下30㎝以上とし,それが確保できないときは金属管で施工するものとする。
⑤ 埋設深度は路床面下300mm以上とし,それが確保できないときは金属管で施工するものとする。
⑥ 金属管との接続は「9管路付帯工(3)変換継手」によるものとする。
⑥ 金属管との接続は9管路付帯工(3)変換継手によるものとする。
(ⅲ) 埋戻し
埋戻しは敷砂を均一に敷ならした上で配管を行い,保護砂を規定被りに敷いて十分転圧を行った上で,そ
(ⅲ) 埋戻し
埋戻しは敷砂を均一に敷ならした上で配管を行い,保護土を管上100mmまで入れ十分転圧を行った上で,
の上に掘削土で埋戻し十分転圧するものとする。なお,埋戻しにあたっては管に損傷を与える可能性のある
その上に掘削土で埋戻し十分転圧するものとする。なお,埋戻しにあたっては管に損傷を与える可能性のあ
石等を管の周囲に混入しないよう注意するものとする。
る石等を管の周囲に混入しないよう注意するものとする。
(4) 本線縦断路肩部管路
本線縦断路肩部管路とは交通の直下荷重のかかる路肩舗装内に鋼管を設置するものである。
備 考
(4) 路肩舗装内縦断部管路
路肩舗装内縦断部管路とは交通の直下荷重のかかる路肩舗装内に鋼管を設置するものである。配管断面に
ついては機械電気通信設備標準設計図集W-09による。
(ⅰ) 掘 削
① 切削に先立ち管路布設位置の墨出しを行う。
(ⅰ) 掘 削
(イ) 切削に先立ち管路敷設位置の墨出しを行う。
② 切削は切削機を改造したものを使用する。
(ロ) 切削は切削機を改造したものを使用する。
③ 切削後タイヤショベル(溝スクレーパ付)で切削材を掻き出す。
(ハ) 切削後タイヤショベル(溝スクレーパ付)で切削材を掻き出す。
④ 掻き出した切削材をタイヤジョベルで積み込む。
(ニ) 掻き出した切削材をタイヤショベルで積み込む。
⑤ 切削溝内の切削材をスィーパー等により清掃を行う。
(ホ) 切削溝内の切削材をスィーパー等により清掃を行う。
⑥ 清掃後、転圧、整形を行う。
(ヘ) 清掃後,転圧,整形を行う。
(ⅱ) 配 管
① 施工に当たっては管の損傷を十分点検し、施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意するも
のとする。また、管の内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに、接続部にもごみの
付着がないよう配慮しなければならない。
(ⅱ) 配 管
(イ) 施工にあたっては管の損傷を十分点検し,施工中においても管に損傷を与えないよう十分注意する
ものとする。また,管の内側には土砂等の障害物が入らないように注意するとともに,接続部にもご
みの付着がないよう配慮しなければならない。
② 配管は湾曲がないよう直線又は道路線形に沿った施工を行うものとする。
(ロ) 配管は湾曲がないよう直線又は道路線形に沿った施工を行うものとする。
③ 配管の湾曲半径は10m以上とし、地下埋設物などのためやむ得ない場合の許容限度は2.5mとする。
(ハ) 配管の曲率半径は10m以上とし,地下埋設物などのためやむ得ない場合の許容限度は2.5mと
④ 水平曲線と縦断曲線とを同一箇所にとる場合は一平面内の曲線となるようにする。
する。
⑤ 管路の直線区間の径間は500mを限度とする。
(ニ) 水平曲線と縦断曲線とを同一箇所にとる場合は一平面内の曲線となるようにする。
⑥ 管路の直線区間で下記に適合しない場合は監督員と協議のうえ径間を500m以下に短縮するものと
(ホ) 管路の直線区間の径間は光単独の場合1000m、メタル単独又は光・メタル併設の場合333mを限度
とする。
する。
a.曲率半径10m以上、交角60°程度の曲線部分で1径間内に1箇所
b.曲率半径10m以上、交角30°程度のゆるい曲線部分で1径間内に2箇所
⑦ 管路の曲線区間で曲率半径が10m未満となる場合の径間は300mを限度とし、曲率半径に応じて短
縮するものとする。
⑧ 金属管の布設は敷設前に内外面の異常の有無を十分点検し、管の接続に当たっては外被の保護材を損傷
しないように施工し、万一損傷した場合は定められた工法により補修をしておくものとする。
⑨ ポリエチレン被覆鋼管の継手部の補修方法は「参考資料-1ポリエチレン被覆鋼管継手部補修方法」に
より行うものとする。
⑩ 管の切口はリーマーなどを利用して平滑にするものとする。
(ヘ) 管路の直線区間で下記に適合しない場合は監督員と協議のうえ径間を光単独の場合1000m、メタル
単独又は光・メタル併設の場合333m以下に短縮するものとする。
① 曲率半径10m以上,交角60°程度の曲線部分で1径間内に1箇所
② 曲率半径10m以上,交角30°程度のゆるい曲線部分で1径間内に2箇所
(ト) 管路の曲線区間で曲率半径が10m未満となる場合の径間は300mを限度とし,曲率半径に応じ
て短縮するものとする。
(チ) 金属管の敷設は敷設前に内外面の異常の有無を十分点検し,管の接続にあたっては外被の保護材を
損傷しないように施工し,万一損傷した場合は15管路補修に定められた工法により補修をしておく
ものとする。
(リ) ポリエチレン被覆鋼管の継手部の施工方法は(5)ポリエチレン被覆鋼管,継手部施工方法により行
うものとする。
(ヌ) 管の切口はリーマなどを利用して平滑にするものとする。
16
旧
新
(ⅲ) 埋め戻し
① 埋め戻し用コンクリートは早強のC1-1(最大粒径20mm、膨張剤添加)をアジテータで運搬し、
現場にて打設時のスランプが15㎝となるように流動化剤を加える。
② コンクリート打設用カートにコンクリートを受取り、切削溝にコンクリートを流し込み棒バイブレー
タで締め固める。
備 考
(ⅲ) 埋め戻し
(イ) 埋め戻し用コンクリートは早強の圧縮強度18N/㎜2、スランプ15㎝、粗骨材の最大寸法20mm又はC1
-1(最大粒径20mm,膨張剤添加)をアジテータで運搬し,現場にて打設時のスランプが15cmとなる
ように流動化剤を加える。
(ロ) コンクリート打設用カートにコンクリートを受取り,切削溝にコンクリートを流し込み棒バイブレー
③ 締め固め後人力によるコテ仕上げを行う。
タで締め固める。
④ 目地間隔は16.5mを原則とし、くさび型の目地を設ける。
(ハ) 締め固め後人力によるコテ仕上げを行う。
⑤ 目地材は常温施工式注入目地材を翌日流し込む。
(ニ) 目地間隔は16.5mを原則とし,くさび型の目地を設ける。
⑥ 切削溝表面にアスファルト乳剤を散敷する。
(ホ) 目地材は常温施工式注入目地材を翌日流し込む。
⑦ コンクリート打設完了後は交通解放が可能となるまで養生をする。
(ヘ) 切削溝表面にアスファルト乳剤を散敷する。
(ト) コンクリート打設完了後は交通解放が可能となるまで養生をする。
(ⅳ) その他
一日の工事が終了した時や何らかの理由で工事を中止した場合、翌日からの切削が容易に行えるよ
うに配管長より多く切削するものとするが、次の工事を始めるまでの間は切削溝に車両等が入らない
ように縞鋼板製の蓋をするものとする。
(ⅳ) その他
一日の工事が終了した時や何らかの理由で工事を中止した場合,
翌日からの切削が容易に行えるよう
に配管長より多く切削するものとするが,
次の工事を始めるまでの間は切削溝に車両等が入らないよう
に縞鋼板製の蓋をするものとする。
1500
200
100
(5) ポリエチレン被覆鋼管,継手部施工方法
(ⅰ)保護層の被覆を剥ぎ取る。
下図のとおり管端部の保護層被覆を剥ぎ取る。
17
旧
備 考
新
(ⅱ)ねじ部の清掃を行ったうえ、防食剤を塗布する。
鋼管及びソケットのねじを点検し、砂、塵埃等が付着していれば、ブラシ及びウエスで入念に清掃を行い、
防食剤を両方のねじ部に塗布する。塗布量は次のとおりとする。
管の呼び径
塗布量(g)
25A
20
40A
26
50A
30
65A
40
80A
50
100A
60
備
考
(ⅲ)ねじ接合の後、防食剤をならす。
ねじ接合の後、はみ出した防食剤をへらにより下図のとおりならし、防食テープが巻きやすいようにする。
(ⅳ)防食剤を塗布する。
継手表面、原管外面、防食、層表面に付着した水分、錆、土砂、塵埃等をブラシ及びウエスで入念に清掃を
行い、下図のとおり防食剤を均等に塗布する。この際、原管表面の粘着剤は除去しなくても良い。
18
旧
新
備 考
(ⅴ)防食テープを巻く
25 ㎜または、50 ㎜のポリエチレンまたは塩ビテープを使用し、テープ幅の1/2の重なりで2回巻きを行
う。テープ巻きの範囲は下図のとおりとし、2回目は1回目の方向と逆に巻く。
巻く際は、引張りながらしわの寄らないように行う。
(ⅵ)そ
の
他
管の接合は、原管ねじ部と保護層剥ぎ取り部の中間の原管露出部分を利用してパイプレンチ等で行うものと
し、保護層をきずつけないように行うものとする。なお、管の曲げは原則として行わない。
管の保護層に傷を付けた場合は防食剤を塗布し、防食テープを2重巻きして施工を行う。
19
旧
7
備 考
新
橋りょう,高架部管路工
7 橋梁,高架部管路工
橋りょう,高架部管路工とは橋りょう,高架のコンクリート内に埋設又はコンクリート面に添架及び吊下げる
橋梁,高架部管路工とは橋梁,高架のコンクリート内に埋設又はコンクリート面に添架及び吊下げる管路工事
管路工事をいい,次の事項を厳守して施工するものとする。
をいい,次の事項を厳守して施工するものとする。配管断面については機械電気通信設備標準設計図集 W-15
(1) 埋設管路
埋設管路はコンクリート打設時のバイブレーター等による管の破損及び浮き上りの防止並びに移動に注意し
~21による。
て施工しなければならない。
管路はコンクリートの打設温度によって移動がないよう鉄筋で完全に結束するものとし,場合によっては伸縮
継手を途中に挿入するものとする。
(2) 添架管路
添架管路は管の外面を損傷しないようにサドルにより堅固に取付けるものとし,施工時落下物のないよう十
分注意するものとする。
(1) 埋設管路
埋設管路はコンクリート打設時のバイブレーター等による管の破損及び浮き上りの防止並びに移動に注意し
て施工しなければならない。
管路はコンクリートの打設温度によって移動がないよう鉄筋に完全に結束するものとする。
(2) 添架管路
添架管路は管の外面を損傷しないようにサドルにより堅固に取付けるものとし,施工時落下物のないよう十
分注意するものとする。
添架管路の支持金物類は「4材料(10)プルボックス及び支持金物類」によるものとし,その支持金具の配置
添架管路の支持金物類は4材料(12)プルボックス及び支持金物類によるものとし,その支持金具の配置決定
決定は次の手順によるものとする。
は次の手順によるものとする。
(イ) 鋼管添架の場合
(ⅰ) 鋼管添架の場合
(a) 橋床の分割点又は橋台から1m隔った箇所に固定支持点(伸縮継手側のみ)をおく。
(b) ボックスがあるときはボックスより1m隔った箇所に固定支持点をおく。
(イ) プルボックスがあるときはプルボックスより1m隔った箇所に固定支持点をおく。
(c) 橋床の中間点に伸縮継手がある場合はその伸縮継手側に1m隔った箇所に固定支持点をおく。
(ロ) 添架管路の支持金具類及び配置の決定方法は機械電気通信設備標準設計図集W-18による。
(d) 固定支持点の間に4m以内の間隔(なるべく等間隔とする)で一般支持点をおく。
(ハ) 一般支持点は2m以内の等間隔で設置する。
表 7-1 支持点標準配置
表 7-1 支持点標準配置
区分
鋼管添架
区分
鋼管添架
一般支持点
4m
一般支持点
2m
固定支持点
50m
固定支持点
標準図W-18による
図 7-1 固定支持点の配置例
(3) 吊下げ管路
吊下げ管路は吊り金具等により堅固に取付けるものとし,施工時は落下物のないよう十分注意するものとす
る。吊下げ管路の支持金物類及び配置の決定方法は「(2)添架管路」に準ずるものとする。
図 7-1 支持点の配置イメージ図
(3) 吊下げ管路
吊下げ管路は吊り金具等により堅固に取付けるものとし,施工時は落下物のないよう十分注意するものとす
る。吊下げ管路の支持金物類及び配置の決定方法は機械電気通信設備標準設計図集W-19による。
20
旧
8
トンネル部管路工
トンネル部管路工とは管路をトンネル内の監視員通路等にコンクリート又は砂により埋設する管路工事で、次
の事項を厳守して施工しなければならない。
(1) 埋設管路
(ⅰ) 多孔陶管
多孔陶管は十分に焼締めたもので使用上有害なひび割れ,傷,そり及び気泡等がないものを使用するもの
とする。なお、製品は使用に先立ちあらかじめ監督員の検査を受けるものとする。
多孔陶管の接続は接続部に空げきの生じないよう入念に施工するものとし、レベリング等に十分注意する
ものとする。布設長さの調節は管を切断することなく調節用の短管を挿入することとし下図の様に行うこと
とする。
新
8
備 考
トンネル部管路工
トンネル部管路工とは管路をトンネル内の監視員通路等にコンクリート又は砂により埋設する管路工事で,次
の事項を厳守して施工しなければならない。配管断面については機械電気通信設備標準設計図集W-13・14
による。
(1) 埋設管路
(ⅰ) 多孔陶管
(イ) 多孔陶管は使用上有害なひび割れ,傷,そり等がないものを使用するものとし,製品は使用に先立ち
あらかじめ監督員の検査を受けるものとする。また,搬入時に衝撃等により破損が生じないよう十分
に注意する。
(ロ) 多孔陶管の接続は接続部に空げきの生じないよう施工するものとし,レベリング等に十分注意するも
のとする。
(ハ)ハンドホール内の仕上げは,管口をハンドホール内側に合わせるか,内面より内側に出して仕上げをする。
(ニ) ボルト接続の場合の敷設長さの調節は,管を切断することなくハンドホール側に調節用の短管を挿入し
下図(イ)の様に行う。また,ハンドホール内のボルト穴はモルタル等で埋めるものとする。
(ホ) カップリング接続の場合の敷設長さの調節は必要な長さに切断し下図(ロ)の様に行うものとする。なお
切断した調節管はハンドホール面から2個目に挿入する。
(イ)ボルト接続の調整方法
(ロ)カップリング接続の調整方法
21
旧
備 考
新
曲り及び勾配箇所は管を接続することなく傾斜管及び短管を組合せて行うものとし,その標準的な組合せ
(ヘ) 管路の曲り及び勾配箇所は曲がり管及び調節管などを組合せて行うものとし,その標準的な組合せは表 8-
1,8-2 のとおりとする。
は表8-1,8-2のとおりとする。
曲り管配管施工例(R=1,500)
表 8-1 曲り配管の部材別構成表
R寸法
80 ㎝
使用管種
1m
表 8-1 曲り配管の部材別構成表(ボルト接続)
2m
3m
R寸法
5m
使用管種
傾斜 30 ゚ベンド管
3
レベル変更施工例(H=600)
3
3
3
3
短 管 100 ㎜
1
2
2
2
短 管 150 ㎜
2
4
2
3
2
5
10
榛準管 600 ㎜
800mm
1,500mm
6
6
15゚曲り管
短 管 150 ㎜
短 管 200 ㎜
2m
3m
4m
6
6
6
10
5
5
5m
6
15
10
5
榛準管 600 ㎜
5
5
備考 Rは管の中心から半径
上表は 90 ゚1スパンである
表 8-2 レベル変更配管の部材別構成表
H寸法
使用管種
傾斜 30 ゚ベンド管
21 ㎝
2
短 管 100 ㎜
31 ㎝
41 ㎝
2
2
2
1
短 管 150 ㎜
寸
法
2
61 ㎝
80 ㎝
97 ㎝
105 ㎝
71 ㎝
2
2
2
1
2
標準管 600 ㎜
L
51 ㎝
表 8-2 レベル変更配管の部材別構成表(ボルト接続)
80 ㎝
4
90 ㎝
4
4
2
1
2
1
1
1
132 ㎝
149 ㎝
167 ㎝
100 ㎝
2
134 ㎝
144 ㎝
151 ㎝
H寸法(mm)
210
310
410
510
600
710
810
950
990
2
2
2
4
4
4
8
8
8
短 管 150 ㎜
1
1
1
1
1
短 管 200 ㎜
1
使用管種
15゚曲り管
標準管 600 ㎜
L
寸
法(mm)
2
1
1
2
1,010
1,036
1,750
1,310
1
1
1
1
1,470
1,660
1
1,400
1,480
1,500
22
新
旧
備 考
表 8-3 曲り配管の部材別構成表(カップリング接続)
R寸法
800mm
使用管種
1,500mm
6
15゚曲り管
調整管
調整管寸法(㎜)
2m
3m
4m
5m
6
6
6
6
6
5
5
5
5
5
190
320
580
190
450
1
1
榛準管 650 ㎜
表 8-4 レベル変更配管の部材別構成表(カップリング接続)
H寸法(mm)
使用管種
15゚曲り管
調整管寸法 1(mm)
200
300
400
500
600
700
800
900
1,000
2
2
4
4
4
4
6
6
6
560
290
380
580
500
320
480
620
500
調整管寸法 2(㎜)
270
標準管 650 ㎜
L 寸 法(mm)
(ⅱ) 金属管,合成樹脂管
コンクリート内に埋設する場合はコンクリート打設時にバイブレーター等による破損及び管の浮き上が
りを防止するものとし,ポリエチレン被覆鋼管及び合成樹脂管を砂で埋戻す場合は「6土工部管路工(1)一
般部管路」の項によるものとする。
(ⅲ) 鋳鉄管
鋳鉄管の布設に当たっては接続部に水もれが生じないよう下記により入念に施工するものとする。
(イ) 管の接合
(a) 管は全てその断面が変形しないよう管軸心に対して直角に切断し,その切口は平滑に仕上げるものと
する。
(b) 管は接合する前にその内部を点検し,異物のないことを確かめ,切りくず及びごみ等を十分除去して
から接合するものとする。
(c) 配管の施工を一時休止する場合等は管内に異物が入らないように養生するものとする。
(d) メカニカル接合の場合は受口部の底に差口端部が接触するまで差込み,あらかじめ差口端近くにはめ
込んだゴム輪を受口と差口との間隙にねじれが生じないように挿入の上,押輪で押えボルト,ナットで
周囲均等に締付けゴム輪を管体に密着させるものとする。
(e) 差込接合の場合はあらかじめゴム輪をゴム輪のバルブ部が奥になるように受口内面の突起部に正確に
はめ込むものとする。なお,管の挿入に使用する潤滑剤は衛生上無害であり,かつ,水質に悪影響
を与えないものとする。
(ロ) 配
管
(a) 配管の施工に先立ち,他の設備管類及び機器との関連を詳細に検討し,勾配を考慮してその位置を正
確に決定するものとする。
(b) 主配管には適当な箇所にフランジ継手を挿入し,取りはずしが容易なものとする。なお,呼び径25㎜
以下の見え掛り配管にはコニカル形ユニオンを使用するものとする。
(c) 主管より左右に分岐する場合は必ずT継手を使用するものとし,クロス継手の使用及びT継手をしゆ
もく形に使用してはならない。
(d) 配管中に生ずる空気だまりには空気抜弁又は泥だまりには排泥弁を設けるものとする。排泥弁の大き
さは管と同径とし管の呼び径25㎜を超えるものは呼び径25㎜とする。
(e) 埋設管の分岐,曲り等には必要に応じコンクリートその他で衝撃防護を設けるものとする。また、埋
設管には必ず埋設標を設置するものとする。
1
950
1,330
260
1
1,120
1,290
1,460
1,630
1,450
1,550
1,650
(ⅱ) 金属管,合成樹脂管
コンクリート内に埋設する場合はコンクリート打設時にバイブレーター等による破損及び管の浮き上が
りを防止するものとし,ポリエチレン被覆鋼管及び合成樹脂管を砂で埋戻す場合は6土工部管路工(1)一般
土工部管路の項によるものとする。
(ⅲ) 鋳鉄管
鋳鉄管の敷設にあたっては接続部に水もれが生じないよう下記により入念に施工するものとする。
(イ) 管の接合
① 管は全てその断面が変形しないよう管軸心に対して直角に切断し,その切口は平滑に仕上げるものと
する。
② 管は接合する前にその内部を点検し,異物のないことを確かめ,切りくず及びごみ等を十分除去して
から接合するものとする。
③ 配管の施工を一時休止する場合等は管内に異物が入らないように養生するものとする。
④ メカニカル接合の場合は受口部の底に差口端部が接触するまで差込み,あらかじめ差口端近くにはめ
込んだゴム輪を受口と差口との間隙にねじれが生じないように挿入の上,押輪で押えボルト,ナットで
周囲均等に締付けゴム輪を管体に密着させるものとする。
⑤ 差込接合の場合はあらかじめゴム輪をゴム輪のバルブ部が奥になるように受口内面の突起部に正確
にはめ込むものとする。なお,管の挿入に使用する潤滑剤は衛生上無害であり,かつ,水質に悪影
響を与えないものとする。
(ロ) 配
管
① 配管の施工に先立ち,他の設備管類及び機器との関連を詳細に検討し,勾配を考慮してその位置を正
確に決定するものとする。
② 主配管には適当な箇所にフランジ継手を挿入し,取りはずしが容易なものとする。なお,呼び径25㎜
以下の見え掛り配管にはコニカル形ユニオンを使用するものとする。
③ 主管より左右に分岐する場合は必ずT継手を使用するものとし,クロス継手の使用及びT継手をしゅ
もく形に使用してはならない。
④ 配管中に生ずる空気だまりには空気抜弁又は泥だまりには排泥弁を設けるものとする。排泥弁の大き
さは管と同径とし管の呼び径25㎜を超えるものは呼び径25㎜とする。
⑤ 埋設管の分岐,曲り等には必要に応じコンクリートその他で衝撃防護を設けるものとする。また,埋
設管には必ず埋設標を設置するものとする。
23
新
旧
備 考
(f) 鋳鉄管に対するコーキング処理は行ってはならない。
⑥ 鋳鉄管に対するコーキング処理は行ってはならない。
(g) 配管完了後,通水試験時を利用して管内の洗浄を十分行うものとする。
⑦ 配管完了後,通水試験時を利用して管内の洗浄を十分行うものとする
(ⅳ) 結束型合成樹脂可とう電線管
(ⅳ) 結束型合成樹脂可とう電線管
結束型合成樹脂可とう電線管とは波付硬質合成樹脂管を用途に応じ所定の孔数に結束させたもので,管は
使用上有害な傷・割れ・その他ケーブルの被覆を損傷しないものを使用するものとする。
なお、製品は使用に先立ちあらかじめ監督員の検査を受けるものとする。
結束型合成樹脂可とう電線管とは波付硬質合成樹脂管を用途に応じ所定の孔数に結束させたもので,管は
使用上有害な傷・割れ・その他ケーブルの被覆を損傷しないものを使用するものとする。
なお,製品は使用に先立ちあらかじめ監督員の検査を受けるものとする。
(イ) 接続部に空げきを生じないよう入念に施工するものとし,結束型合成樹脂可とう電線管の接続はカップ
(イ) 接続部に空げきを生じないよう入念に施工するものとし,
結束型合成樹脂可とう電線管の接続はカップリ
ング及び挿入側ゴムに専用滑剤を塗布した後,専用治具で一括して挿入連結する。
リング及び挿入側ゴムに専用滑剤を塗布した後,専用治具で一括して挿入連結する。
(ロ) 布設長さの調整は管軸に対して直角に専用管切断治具を用いて一括切断し,バリ取り仕上げ後ゴム輪及
びカップリングを装着し行うものとする。
(ロ) 敷設長さの調整は管軸に対して直角に専用管切断治具を用いて一括切断し,
バリ取り仕上げ後ゴム輪及び
カップリングを装着し行うものとする。
(ハ) 曲がり及び勾配箇所で曲率半径Rが大きいとき(R=10m以上)は,管の可撓性を利用しそのまま曲がり
に沿わせ,曲がりが戻らないように床面及び壁面に固定し敷設する。
(ハ) 曲がり及び勾配箇所で曲率半径Rが大きいとき(R=10m以上)は,
管の可とう性を利用しそのまま曲がり
に沿わせ,曲がりが戻らないように床面及び壁面に固定し敷設する。
(ニ) R=10m以下2mまでに曲げる場合は,結束バンドを一旦外し,Rに合わせ現場結束用ベントで再度結
(ニ) R=10m以下2mまでに曲げる場合は,結束バンドを一旦外し,Rに合わせ現場結束用ベントで再度結束
束し管の端面を揃えるため一括接続し布設する。Rが小さいときは接続部(カップリング)が曲がり部に来
し管の端面を揃えるため一括接続し敷設する。
Rが小さいときは接続部(カップリング)が曲がり部に来ない
ないようにする。曲がり及び勾配部の標準的な施工は下図のとおりとする。
ようにする。曲がり及び勾配部の標準的な施工は下図のとおりとする。
FEPS
FEPS
曲がり部
FEPS
FEPS
曲がり部
カップリング
カップリング
カップリング
カップリング
直管部 R
カップリング
R
曲がり部
R
カップリング
曲がり部
カップリング
カップリング
① 曲がり部配管施工例
直管部 R
カップリング
カップリング
② 勾配部配管施工例
① 曲がり部配管施工例
注.Rが小さいときは,接続部(カップリング)が曲がり部にないように施工する
(ホ) 埋戻し
埋め戻しは敷き砂を均一に敷き均した上で配管を行い,最上段の管上5㎝まで保護砂で埋戻し十分転圧
する。その後,規定の被りまで敷きさらに十分転圧するものとする。
② 勾配部配管施工例
注.Rが小さいときは,接続部(カップリング)が曲がり部にないように施工する
(ホ) 埋戻し
埋め戻しは敷砂を均一に敷き均した上で配管を行い保護砂で埋戻し十分転圧する。保護砂の被りは最上
段の管上 100mm を必ず確保するものとする。
なお,保護砂の被りは最上段の管上10㎝を必ず確保するものとする。
(2) 添架管路
添架管路は機器配置及び内装板等との関連を詳細に検討し,
「7橋りょう,高架部管路工(2)添架管路」によ
って施工するものとする。なお,鋼製電線管の支持間隔は2m以下とする。
(2) 添架管路
添架管路は機器配置及び内装板等との関連を詳細に検討し,7橋梁,高架部管路工(2)添架管路によって施工
するものとする。
24
新
旧
9
管路付帯工
管路付帯工とは管路工事を行う場合の埋設標柱,伸縮継手,変換継手及びボンド等を設置する工事をいい,次
の事項を厳守して施工するものとする。
(1) 埋設標柱
9
備 考
管路付帯工
管路付帯工とは管路工事を行う場合の埋設標柱,伸縮継手,変換継手及びボンド等を設置する工事をいい,次
の事項を厳守して施工するものとする。管路付帯工については機械電気通信設備標準設計図集W-30~34に
よる。
(1) 埋設標柱
埋設標柱にはコンクリート製と金属製の埋設管標示ピンがあり,その設置方法等は下記による。
(a) 一般土工部、路床内縦断部管路、路肩舗装内縦断部管路及び路肩路床内縦断部管路の場合
(イ) 管路の直線部分20m間隔
(ⅰ) 一般土工部管路,路床内縦断部管路,路肩舗装内縦断部管路及び路肩路床内縦断部管路の場合
(イ) 管路の直線部分20m間隔
(ロ) 管路のシフト変化区間2m間隔
(ロ) 管路のシフト変化区間2m間隔
(ハ) 管路の埋設深さの変更区間2m間隔
(ハ) 管路の埋設深さの変更区間2m間隔
(ニ) その他必要な場所
(ニ) その他必要な場所
(b) 道路横断管路部の場合
(イ) 道路横断箇所部の路肩
(ⅱ) 道路横断管路部の場合
(イ) 道路横断箇所部の路肩
(ロ) その他必要な場所
(ロ) その他必要な場所
(c) 上記以外の管路埋設部の場合
その他必要な場所
(2) 地下埋設表示テープ
(イ) 公団の敷地外で埋設する区間
(ⅲ) 上記以外の管路埋設部の場合
その他必要な場所
(ⅳ) 地下埋設表示テープ
地下埋設表示テープは電気通信共通仕様書「第2章共通工事」2.10.2(e)
(3)
(ロ)による。
(ロ) 高圧・特別高圧の埋設する区間
(3) ケーブル切断事故は道路管理機能の著しい低下を招くとともに社会的影響も大きいことから、工事完了後の
(ⅴ) ケーブル切断事故は道路管理機能の著しい低下を招くとともに社会的影響も大きいことから,工事完
補修・改良工事等において容易に地下埋設管路を発見し、地下埋設管路の損傷を防止するために管路埋設標柱
了後の補修・改良工事等において容易に地下埋設管路を発見し,地下埋設管路の損傷を防止するために
を管路の真上に設置する。なお、埋設標柱には埋設方向及び埋設物の内容が判るように表示するものとし、コ
管路埋設標柱を管路の真上に設置する。なお,埋設標柱には埋設方向及び埋設物の内容が判るように表
ンクリートなどの容易に破壊されない材質とする。
示するものとし,コンクリートなどの容易に破壊されない材質とする。
(4) 「道路法施行令」第14条及び同法施行規則第4条の3の2には、地下に設ける占用物件は「名称」
「管理者」
(ⅵ) 「道路法施行令」第二章 第十二条の二のハに,地下に設ける占用物件は「名称」
「管理者」
「埋設の
「埋設の年」
「電圧」を表示しなければならないとある。したがって、NEXCO敷地以外で占用許可を受けて
年」その他保安上必要な事項を明示するものであることとある。したがって,NEXCO敷地以外で占
埋設する管路は埋設表示テープを敷くものとする。また、
「電気設備の技術基準の解釈について」第134条6項に
「電気設備技術基準」第120条2
用許可を受けて埋設する管路は埋設表示テープを敷くものとする。また,
て、高圧又は特別高圧の地中電線路を管又はトラフに布設する場合について同様の規定があるので、特別の場
項にて,高圧又は特別高圧の地中電線路を管又はトラフに敷設する場合について同様の規定があるので,
合(道路横断部及び15m以内の配管区間)を除いて埋設標示テープを敷くものとする。
特別の場合(道路横断部及び15m以内の配管区間)を除いて埋設標示テープを敷くものとする。
なお、この場合の設置間隔は概ね2m間隔とする。
なお,この場合の設置間隔は概ね2m間隔とする。
表示テープの記載方法及び布設方法は図9-3による。
表示テープの記載方法及び敷設方法は図9-1による。
(5) 設置方法
管路及びケーブルの直上(2条以上の場合は平面図上の幅の中心直上)で埋設標柱の辺を縁石,路肩等に
平行にして,上面の矢印を管路又はケーブルの布設方向に近似させるものとし次のとおり設置する。
(ⅶ) 設置方法
(イ) 埋設標柱
管路及びケーブルの直上(2条以上の場合は平面図上の幅の中心直上)で埋設標柱の辺を縁石,路肩
等に平行にして,上面の矢印を管路又はケーブルの敷設方向に近似させるものとし,次のとおり設置す
(a) 芝生内は張芝面から3㎝上部に出す。
る。
(b) コンクリート平面及び舗装敷等では周囲の高さと埋設標柱上面が同一の高さにする。なお,埋設標柱上
① 芝生内は張芝面から50mm上部に出す。ただし,お客様の動線上に設置する場合はGL仕上げとする。
面は周囲の仕上げ勾配と同一とする。
(c) 矢印は管路又はケーブルの布設方向に近似した溝に油性赤ペイントを塗布する。
(d) 文字の向きは路肩の場合は車道側から,中央分離帯の場合は上り車線から読める方向とする。
② コンクリート平板及び舗装敷等では周囲の高さと埋設標柱上面が同一の高さにする。なお,埋設標柱
上面は周囲の仕上げ勾配と同一とする。
③ 矢印は管路又はケーブルの敷設方向に近似した溝に油性赤ペイントを塗布する。
④ 文字の向きは路肩の場合は車道側から,中央分離帯の場合は上り車線から読める方向とする。
25
新
旧
備 考
埋 設 標 柱
270
GL
30
(1) 芝生内区間
切込砕石
50
340 × 220
(2) コンクリート平板区間
埋 設 標 柱
300
切込砕石
50
図 9-1 設置方法の例
340 × 220
(ⅷ) 埋設管標示ピン
管路の直上(2条以上の場合は平面図上の幅の中心直上)で埋設管標示ピンの表示マークを埋設管
路に平行にして,上面の矢印を管路の敷設方向に近似させるものとし,次のとおり設置する。
(イ) 新設アスファルトに施工
① ピンの設置位置にピンアダプター等により下穴を開ける。
② 下穴にピンを立てプラスチックハンマーで叩き路面と平らになるように施工する。
(ロ) コンクリート平板・既設アスファルトに施工
① ドリルにて所定の下穴を開け,上部はピン頭部の径の穴を開ける。
② 下穴にモルタルを流し込み,ピンを挿入し路面と平らに設置する。
26
旧
新
備 考
(1) 一般型ハンドホール
(2) 落差型ハンドホール
(3) 埋設深度が変わる例
(4) 曲点(平面図)
27
旧
新
備 考
(5) 構造物付近(平面図)
図 9-2 設置位置の例
28
新
旧
③
「①」
「電力」又は「通信」を記入
①: 名
②: 埋設の年号
③: 電圧の区分
「○日本高速道路㈱」
称
②
③
~~~
①: 用途名称
②
~~~
「日本道路公団」
~~~
~~~
「①」
備 考
「電力」又は「通信」を記入
②: 埋設の年度
「低圧」又は「高圧」を記入(通信線は不要)
テープ地色:
電力線はオレンジ色、通信線は赤色
文 字 色:
黒 色
③: 電
圧
「低圧」又は「高圧」を記入(通信線は不要)
図 9-1 埋設表示テープ
図 9-3 埋設表示テープ
(2) 伸縮継手
(2) 伸縮継手
伸縮継手は管路の伸縮を吸収するもので、その設置空間の決定は設置場所及び周囲温度により下記のとおり
施工するものとする。
なお、最大伸縮量は差し込み量とし、余裕量は20mmとする。また、最大伸縮量から両端余裕量20mmを差し引
△ =(t1-t2)×α×L
いたものを伸縮量とする。
:Aの中心位置より挿入管の先端までの長さ(㎜)
△
△ =(t1-t2)×α×L
t1 :施工時の温度(℃)
t1 :施工時の温度(℃)
中=+10℃
t2 :最高,最低温度間の中心値
RC,PC=+15℃
鋼
:Aの中心位置より挿入管の先端までの長さ(㎜)
△
t2 :最高,最低温度間の中心値
地
伸縮継手は管路の伸縮を吸収するもので,その設置空間の決定は設置場所及び周囲温度により伸縮継手の中
心から差し込み位置の調整を行うものとする。差し込み量の算出は下記のとおりとする。
地
中=+10℃
橋=+20℃
α :管の線膨脹率
ビニル管=7×10-5
鋼
α :管の線膨脹率
管=1.2×10-5
構造物押込みの場合には
RC,PC=1.0×10-5
鋼
橋=1.2×10-5
鋼
管=1.2×10-5
図 9-4 伸縮継手の設置図
L :伸縮区間の管の長さ(㎜)
図 9-2 伸縮継手の設置図
なお,沈下吸収用の伸縮継手は最も奥まで挿入して設置するものとする。
伸縮継手の設置場所は下記による。
L :伸縮区間の管の長さ(㎜)
(計算例)L=333m,鋼管施工時温度+25℃の場合
(ⅰ) 土工部埋設
鋼管施工の場合のみ設置するものとし,その設置場所は下記のとおりとする。
原 因
対 象 区 分
20m以上 50m未満の径間
熱 応 力
50m以上の径間
橋
地 盤 沈 下
台
際
使
用
場
Δ =(25-10)×0.000012×333×1000
所
その区間の片側のハンドホールに隣接する管の接続
点。
その径間の両側のハンドホールに隣接する管の接続
点。
=59.94 ≒ 60mm
Aの中心位置より片側30mm差し込み位置を調整して設置するものとする。
伸縮継手の設置場所は下記による。
(ⅰ) 土工部埋設
鋼管施工の場合のみ設置するものとし,その設置場所は下記のとおりとする。
原 因
対 象 区 分
橋台に隣接する管の接続点。
カ ル バ ー ト
個別に検討する。
軟 弱 地 盤
個別に検討する。
20m以上 50m未満の径間
熱 応 力
50m以上の径間
使
用
場
所
その区間の片側のハンドホールに隣接する管の接続
点。
その径間の両側のハンドホールに隣接する管の接続
点。
29
新
旧
備 考
橋りょう際の伸縮継手位置図
一般部の伸縮継手位置図
ハンド
ホール
伸縮継手
=≧50mの場合は両方設ける
図 9-3 伸縮継手位置図
ハンド
ホール
図 9-4 伸縮継手位置図
路肩部の伸縮継手位置図
図 9-5 伸縮継手位置図
30
旧
新
備 考
(ⅱ) 橋りょう,高架部埋設
上部工スラブの埋設点に設置するものとし,スラブの伸縮量を十分吸収可能なものとする。
伸縮継手の位置にあたっては施工時温度,スラブの乾燥及びクリープ状態を考慮し設置するものとし,い
かなる場合でも挿入管のはずれや圧縮がないものとする。
スラブ伸縮の温度伸縮,乾燥収縮及びクリーブの関係は図9-6,9-7のようになる。
図 9-6 橋床の伸縮関係
(1) 橋床セット時遊間と管路のセット時遊間とは
セット時期,管路の完全固定時期により同一では
ない。
(2) 余裕量は双方とも 20 ㎜とする。
(3) 鋼橋は乾燥収縮,クリープはない。
図 9-7 伸縮継手のセット関係(埋設管)
また、配管時温度と地覆部のコンクリート打設時におけるコンクリート温度の差のため、管の温度伸縮に
より伸縮継手等が破壊することのないよう伸縮継手はスラブ分割点に完全に固定しなければならない。
31
新
旧
備 考
(備考) コンクリート打設時の管のズレ
計算式 △ c-L×α×(t1-t2)×K
ここで△ c
=コンクリート打設時のズレ(㎝)
L
=配管長(㎝)
t1
=コンクリ-トの打設温度(℃)
t2
=打設前の周囲温度(℃)
鋼
管:0.000012/℃
=線膨脹係数
ビニル管:0.00008/℃
α
K
=係数
鋼
管:1
ビニル管:0.2
※この係数とはコンクリートの重量及び配
管の支持金具による熱応力の減少比をい
う。
( ) 鋼管で配管長 100m,t1=30℃,t2=0℃のとき
△ c
=10000×0.000012×(30-0)×1
=3.6 ㎝
のズレがあることとなる。
(ⅱ) 自在伸縮継手
自在伸縮継手は地盤沈下による管路の伸縮を吸収するもので,設置検討の必要性がある場所を対象
とするものとする。その設置場所は下記のとおりとする。
なお,図 9-2 に規定する差し込み量については沈下吸収用の伸縮継手は最も奥まで挿入して設置す
るものとする。
原 因
地 盤 沈 下
対 象 区 分
使
カ ル バ ー ト
個別に検討する。
軟 弱 地 盤
個別に検討する。
用
場
所
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