多言語化商品情報表示サービス利用約款

多言語化商品情報表示サービス利用約款
第1条(目的)
本約款は、実験事業者と本事業に参加する事業参加者の間の契約(以下、
「本契約」という)に適用されるも
のとします。
第2条(定義)
本約款で使用する用語の定義は、次の通りとします。
「本事業」
公益財団法人沖縄県産業振興公社(以下、「公社」という)により平成 27 年度新産業研究開
発支援事業に採択された「クラウド型多言語対応の商品情報プラットフォーム研究」として、
沖縄県内の小売店数店舗に設置した多言語表示モニター端末に商品の多言語表示をしてその利
用状況を調査し分析する実証実験事業
「事業参加者」
本事業のために、商品情報を多言語化する目的で商品情報を実験事業者に提供する法人又
は法人に準ずる団体
「実験事業者」
株式会社アイディーズ
「多言語化」
商品情報を内容に応じて 4 言語に翻訳すること
4 言語とは、中国語(繁体字・簡体字)
、韓国語、英語をいう
「商品情報」
小売店に来店する顧客が商品を購入するにあたり、参考となる商品情報として事業参加者
が適宜定めたもの。
「商品画像」
商品を認識できる静止画又は動画
第3条(本契約の成立)
事業参加者は、実験事業者所定の申込書類に必要事項を記入して実験事業者に提出し、実験事業者はこれに
対し受諾した旨を事業参加者に通知することで、申込書類及び本約款に定められた条件にて、本契約が成立す
るものとします。
第4条(役割分担)
1. 実験事業者の役割
(1) 本事業のスケジュールを決定し、事業参加者に通知
(2) 多言語表示モニター端末とそのソフトウェアを開発し、沖縄県内の小売店数店舗に通信環境を整備した
上で、必要な台数の同端末を設置
(3) 事業参加者から提供を受けた商品情報について多言語化を実施
(4) 多言語化した商品情報を事業参加者の確認を得て、本事業用に実験事業者のサーバー内に格納する
(5) 小売店舗に設置された多言語表示モニター端末の利用状況から各種分析を行い、その結果を事業参
加者に報告
2. 事業参加者の役割
(1) 事業参加者が扱う商品情報のマスターデータをエクセルフォーマットに出力し、商品画像とともに、
本事業用ホームページにアップロードなどの方法により実験事業者に提供
(2) 実験事業者から多言語化された商品情報のデータを受領
(3) 実験事業者から定期的に本事業の結果報告を受け、事業参加者のインバウンド対策に活用
第5条(再委託)
1.実験事業者は実験事業者の責任の下、実験事業者が負う義務と同様の義務を課して、本事業の遂行にお
いて必要な作業を第三者に再委託又下請負わせることができるものとします。
2.実験事業者は商品情報の多言語化、すなわち商品情報の4言語への翻訳については、実験事業者が適当
と判断する翻訳機械または翻訳者を選択することがきるものとします。
第6条(免責等)
1.多言語化された商品情報は、あくまでも小売店に来店する顧客が商品を購入する際の参考情報に過ぎない
もので、食品表示法その他の諸法令に定める表示とみなされてはならないものです。
2.実験事業者は多言語化における翻訳機械または翻訳者の選定については、本事業が成功すべく適切な注意
を払い、多言語化の精度が向上するよう努めます。
3.実験事業者は、事業参加者から提供された商品情報と、多言語化された商品情報とが、厳密な意味で同意
義となっていることを保証しません。
4.万一、小売店に来店する顧客が、多言語化された商品情報に関して、苦情を申し出るなどの紛議が生じて
も、実験事業者は多言語表示モニター端末の利用方法についての注意事項を記載する他、なんら責任を負
いません。
5.実験事業者は本事業における多言語化を、商品分類の優先度その他の事情に応じて順次実施していくため、
事業参加者から提供された商品情報の多言語化の時期は、前後することがあります。
第7条(知的財産権)
1.本事業に係るノウハウ、システム、その他一切の権利は実験事業者に帰属します。
2.事業参加者は実験事業者に対して提供した商品情報を、多言語化することおよび多言語化された商品情
報を本事業に用いる為に利用することを許諾します。
3.実験事業者が多言語化した商品情報の著作権は、実験事業者に帰属します。ただし、実験事業者は、事
業参加者に対し、当該事業参加者が提供した商品情報について、その多言語化した商品情報の利用を許諾
します。
第8条(料金等)
本事業の多言語化に係る費用は、特別に費用が発生する業務を除き、本事業の期間中に限り、実験事業者の
負担として、事業参加者には発生しないものとします。
第9条(本事業終了後の対応)
1. 本事業の終了時期は平成28年3月31日とします。
2. 本事業終了後、実験事業者は本事業の成果を踏まえたうえで、これを実験事業者の事業として継続する
か否かの判断をするものとします。
3. 実験事業者が本事業を継続するとの判断をした場合においては、事業参加者はその継続する事業に参加
するか否かについて、実験事業者と協議するものとします。
4. 事業を継続した場合の事業内容、実験事業者および事業参加者の役割、費用負担等は別途協議するもの
とします。
5. 実験事業者が本事業終了後、本事業を継続しないと判断した場合、事業参加者はその判断について、異
議を申し立てないものとします。
第10条(機密保持)
実験事業者及び事業参加者は、本事業の遂行にあたって知り得た、相手方が機密として開示・提供する技術、
営業、顧客に関する情報、その他機密と明示した情報を、相手方の承諾がない限り、公表または第三者に漏洩
しないものとします。但し、次の各号の一つに該当するものは機密情報から除かれるものとします。
(1) 相手方から開示される以前に既に公知である情報
(2) 相手方から開示される以前に既に自らが所有していた情報
(3) 相手方から開示された後に自己の責めによらずして公知となった情報
(4) 相手方以外の正当な権限を有する第三者から守秘義務を負わずに知り得た情報
(5) 法令の定め又は管轄官公庁から開示を要求された情報
(6) 機密情報によらずして独自に開発した情報
第11条(反社会的勢力の排除)
1.実験事業者および事業参加者は、現在次の各号のいずれにも該当しないことを表明し、かつ将来にわた
って該当しないことを確約します。
(1) 暴力団
(2) 暴力団員
(3) 暴力団準構成員
(4) 暴力団関係企業
(5) 総会屋等、社会運動等標榜ゴロまたは特殊知能暴力集団等
(6) その他前各号に準ずる者
2.実験事業者および事業参加者は、自らまたは第三者を利用して次の各号に該当する行為を行わないこと
を確約します。
(1)暴力的な要求行為
(2)法的な責任を超えた不当な要求
(3)取引に関して、脅迫的な言動をし、または暴力を用いる行為
(4)風説を流布し、偽計を用いまた威力を用いて相手方の信用を毀損し、または相手方の業務を妨害する
行為
(5)その他前各号に準ずる行為
3.実験事業者または事業参加者が第1項各号のいずれかに該当し、もしくは前項各号のいずれかに該当す
る行為をし、または第1項の規定に基づく表明・確約に関して虚偽の申告をしたことが判明し、相手方と
の取引を継続することが不適切である場合には、相手方は、請求により本契約を解約することができるも
のとします。この場合、被解除者は相手方に対し異議を述べることができず、損害賠償その他の請求はで
きません。相手方が本契約の解約によって損害を被った場合には、被解除者はその全額を支払い、相手方
に迷惑をかけません。
第12条(公社への情報提供)
事業参加者は、本事業が公社による平成 27 年度新産業研究開発支援事業によるものであることから、第1
0条の定めに拘わらず、本事業の実施状況、成果、および公社が求める本事業に係る情報を実験事業者が公社
に提供することについて、意義がありません。
第13条(協議)
本約款に記載されていない事項で本事業を遂行するにあたって決定することが必要な事項については、実験
事業者と事業参加者で協議の上、別途定めるものとします。
第14条(合意管轄裁判所)
本約款に関する一切の紛争については、那覇地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
以上
株式会社アイディーズ
平成 27 年 7 月 14 日