北見市 (株)清月 いちごのサンド

北海道のおいしいつながり パッケージデザイン展 2015
[ヒアリングシート]
北見市 (株)清月
いちごのサンド
<企業情報>
企業名
株式会社 清月
所在地
北見市北 1 条西 1 丁目 10
企業の概要
 1935(昭和 10)年創業。現在の従業員数は 38 人。
 創業と同時に、北見の薄荷(ハッカ)、道産の小豆とビート糖を使った「薄荷羊
羹」を発売し、北見の名物羊羹となる。
 1996(平成 8)年、チーズケーキ「赤いサイロ」を発売。全国に発信できるお土産
菓子になると考え、
「北海道の風景」を伝える名前とパッケージにしたところ、全国
的なヒット商品となる。
 2008(平成 20)年、
「バウムラスク」を発売。やわらかいお菓子がブームとなって
いた時に、あえて硬いお菓子を作ろうと、一度焼いたバウムクーヘンをもう一度焼
くお菓子を開発。その製法が特許を取得する。
 創業 80 年を記念し、地元への感謝を込めて、北見産小豆をアピールする新ブラン
ド「きたみあずき屋」を立ち上げる。
 北見市内に本店、屯田支店、夕陽ヶ丘店がある。
企業理念
 「お菓子は四季を語り人の心を伝えます」―四季を通じて清月のおいしいお菓子を
召し上がっていただくことで、全社員の幸福を追求し、地域そして社会に貢献する。
 伝統を守りながら新しい味に挑戦する。年間 500 トンも良質な小豆を生産している
北見産小豆の魅力を伝えるため、新しいお菓子づくりをさらにすすめていく。
商品の考え方
 オホーツクの小麦、小豆、乳製品にこだわっている。
 定番商品でも、できるものは道産、オホーツク産、北見産に原料を切り替え、改良
を加えていく。
 まず、地元の人たちが喜ぶものを作る。そこから、道内、道外へ広がっていくと考
えている。
地域情報
 北見市はオホーツク圏最大の都市。
 2006 年に北見、常呂、端野、留辺蘂と 4 つのまちが合併し、新しい北見市となる。
その面積は北海道で 1 位、全国で 4 位の広さ。
 畑作・酪農と農業が盛んな地域なので、お菓子の原料が入手しやすい。
URL
http://www.seigetsu.co.jp/
<商品情報>
対象商品
いちごのサンド
商品分類
お菓子
小売価格
130 円(税別)
賞味期限
2 週間(常温保存)
原材料
小麦粉(オホーツク産)
、バター(オホーツク産)
、ショートニング、鶏卵、い
ちご(北見産)
、ビート糖(北見産)
開発コンセプト
など
 北見市留辺蘂町にある「塩別つるつる温泉」では、温泉水を活用したハウス
でいちごを栽培・販売している。そのいちごがお菓子に合う「すずあかね」
であることから、焼き菓子を試作したところ、とてもおいしいお菓子ができ
たので、2 年前からいちごが入手できる期間に販売している。
 いまはまだ主力商品ではないが、今後育てていきたい商品。
商品の特徴
 酸味のあるいちごを生かした甘酸っぱいクリーム。そのクリームをたっぷり
と、さくさくのクッキーでサンドしたお菓子。
現在の販路
 店舗販売のみ
<デザイン要件>
商品名について
つるつる温泉で採れたいちごを使いました。
いちごのサンド
パッケージについて
 個包装であれば仕様は自由。数量が限られるので、当面はバラで販売したい。
 地元産いちごを使った限定商品なので、プレミアム感を出したい。
 まだ知名度は無いので、フレーズや名前は変えてもらってもいい。
デザインへの要望
季節商品のためパッケージをシンプルにしていたが、デザインを見直したいと
考えていた。おいしい商品なので、ぜひ手に取ってもらえるパッケージにした
い。
渡辺主人代表取締役
創業80年を迎えた清月の店内
いちごのサンド(個包装)
甘酸っぱいいちごクリームがたっぷり