解説≫ I thought, at any rate , that I should call you and give you the

≪解説≫
と も かく、何 に し て も
I thought, at any rate, that I should call you and give you the
チャンス 機会
chance.”
親愛なる
奴、仲間
ど う
しても、なんであれ
“My dear fellow, I would not miss it for anything.” I had no
熱心である
喜
捜
査
逃
び
後
を
つ
け
す
職
る
業
的
な
keener pleasure than in following Holmes in his professional
称 賛 す る
早
い
推
測
素 速 い
investigations, and in admiring the rapid deductions, as swift
直
感
ま だ
い つ も
建 設 す る
理論的な
土
台
提
示
す
as intuitions, and yet always founded on a logical basis with
剥
が
す
問
題
る
which he unravelled the problems which were submitted to
him.
と も かく、何 に し て も
1. at any rate, “rate”は“割合”とか“比率”。
『本日の為替レートは○○円です。』なんてテレビで聞いたこともあるか
と思います。
“at any rate” で、“割合がどうであっても”、だから、“とにかく”。
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2. I should …、 I would …
ともに、前項で取り上げた仮定法未来。
“(~なのであれば)、…すべき(もしくは、…する)。“ ということなの
ですが、前段の、 (~なのであれば)が省略されています。
で、特に『仮定法未来』ということは意識せずに、『自分は…すべきだ。』、
とか 『…したい。』、といった意志を表現するときに、こういう言い方をし
ます。
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親愛なる
奴、仲間
3. My dear fellow 逐語訳をすれば、“私の親愛なる奴よ”。
『うれしいことを言ってくれるね。』『お前って、いいやつだね。』といったとこ
ろでしょう。
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4. for anything
ちょっと前に、‟free”の解説で、“for free” は“た
だ” という意味だとご説明しました。この“for” は交換を示す“for” 。
“for free” は交換するものがないから “ただ”。
“for anything” は交換するものが“なんであれ”。
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5. I have no keener pleasure than ~.
前から訳して行くと、
私は 持っている なにもない より熱心な
I
have
n o
喜
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“執心な” の比較級です。
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~よりも
keener pleasure than ~.
ということで、“~に勝る喜びはない”
6. Keener
び
7. in following
“follow” は “後をつける” ですが、この場合はホ
ームズに“ついて回る”のもそうですが、捜査方法などを近くから見るよう
な意味合いもありますね。
“in” はその前の ”pleasure”と関係していて、“ついて回ることに喜び
を見出す。”です。
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職
業
的
な
捜
査
8. professional investigations “professional” は“それで飯を
食っている”。“プロ野球”とか“プロスポーツ”とかという時の“プロ”です。
“investigation”は“調査”。
ホームズは探偵を職業としているのですから当然“プロ”なわけですが、
それにしても群を抜いた手法を用いているということです。
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素 速 い
9. as swift as “as … as ~”で、“~と同じように・・・”
“swift”は“素早い”という意味。これと同じ名前の車があります。
きっと素早い走りが売りの車なのでしょう。
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10. founded
『find, found, found だから、found は“見つける”の
過去、過去分詞。それがまた過去になっているから、見つけたった?』
いいえ、”found”は “建てる“という意味の別な単語です。
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11. basis
"土台” “base” (ベース)と同源の言葉です。
日本語で『しっかりベースを固めてから次のステップに』なんて言いますが、
このような使い方をするのであれば、英語では、”basis” の方が適切
です。
“we would confirm a basis to proceed for next step.”
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≪要約すると≫
『というわけで、一言、声を掛けておこうと思ってさ。』
『それは嬉しいね。すぐに支度をするよ。』
彼の捜査に同行して彼の鋭い推理を聞というのは私の無上の喜びだ。彼の
推論は、あまりの短時間で言い当てるために、感覚で言っているのかと疑うほ
どなのだが、実際は、緻密な論理の積み重ねに基づくものなのだ。