超音波診断装置 - 日立アロカメディカル株式会社

製品紹介……③
超音波診断装置
昨今の国内における高齢化に伴い、さまざまな循環器疾患が増えています。そのような環境下に
おいて、循環器市場では、術前術後における外科医と内科医とのコミュニケーションをより向上させ
るために、3D経食道プローブが使用される局面も年々増えています。
ProSound※ F75 PremierCVは、このような状況に対応するため、国産メーカー初の3D経食道
プローブに対応し、
「日々のルーチン検査を効率良く行う操作性」
、
「正確な診断を行える高画質イ
メージング」
、
「状況に応じて使い分けられる豊富な機能群」を軸に開発された装置です。
●主な特長
1.優れた操作性
3Dエコーを実施するうえで大切なのは、簡便に
求めている3D像を表現できることです。
ProSound F75 PremierCVでは、特にこの検
査効率を向上するための使い勝手に注力しまし
た。2D経食道プローブにおいて好評をいただい
ていた操作部の軽さ、取り回しのしやすさを3D
図1:3D経食道プローブ UST-52128
経食道プローブにも採用しました。ソフトウェア
の操作性では、例えば、2D画像上で 3D画像を構築するため
の関心領域を設定した際に、タッチパネル上にある代表的な
部位名を押すだけで 3D画像を自動で回転、クロッピングする
ことが可能です。この機能により、僧帽弁逸脱症の術前評価に
有用なSurgeon’
s View(左房側から見る僧帽弁のView)
を瞬
時に描出することが可能です。この自動回転、クロッピング操作
は、オフラインでの再構築も可能なため、検査終了後に必要な
側面から観察することができます。
2.高画質イメージング
より精細な画質を表現するために、Matrix Arrayの 3Dプ
ローブから3D画像を構築する装置側のエンジンまでシステム
として最適な画質を追求しました。2Dエコーとしても問題の
無い、Bモードやカラードプラの十分な深部感度も持ち合わせ
図3:臨床例1
(人口弁)
ています。特に、昨今、国内でも使用例が少しずつ報告される
ようになってきたTAVR
(経カテーテル大動脈弁留置術)
の術前
評価で重要な大動脈弁の描出が可能で、正確な診断に寄与す
ることを期待されます。描出困難例や心房細動により時間分解
能を稼げない場合には、
Quality modeという一時的な感度、
時
間分解能を向上する機能も有しています。
3.豊富な機能群
3D描出機能のみではなく各種評価に対して最適な機能群を搭
載しています。形態評価する機能として、限られた関心領域を
評価するActive 3D mode 、心臓全体の形態としての動きを確
認するWide Angle 3D modeや、より高精細なFull Volume
modeを搭載しています。
図4:臨床例2
(僧帽弁)
※ PROSOUND/プロサウンドは日本における日立アロカメディカル株式会社の登録商標です。
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図2:ProSound F75 PremierCV