韓国KC_KCsマーク規制概要(PDF

韓国KC/KCsマークの規制概要
株式会社 UL Japan
コンシューマーテクノロジー事業部
コマーシャルグループ
EMC/無線セールス マネージャー
石綿 剛
2015年11月19日
UL and the UL logo are trademarks of UL LLC © 2015
Agenda
◆KCマーク
韓国KCマーク概要
適合認証/指定試験所適合登録/自己試験適合登録
技術基準
放送通信機資材等の適合性評価に関する告示 改訂
表記要件
安全認証
市場監視及び罰則
申請方法
◆KCsマーク
韓国KCsマーク規制
申請方法
2
韓国KCマーク概要
KCマーク(Korea Certification Mark) 韓国の国家統合認証マーク
韓国の電波法・電気通信基本法、電気用品安全管理法、品質管理および工業製品安全管理法 に
基づきそれぞれの対象製品に対して適合性が検証された製品に表示されるマーク。
韓国政府は、重複認証の解消により企業の負担を軽減し、韓国の認証マークを世界的ブランドとし
て育成し発展させる事を目的として、2008年8月20日に、国務総理を委員長とする国家標準審議会
で、KCマークを導入し、 13個の法的な強制認証マークをKCマークに統合する事を決定。
2011年7月にマークの統一が完了しています。
韓国における放送機器および通信機器は国立電波研究所(RRA)管轄するKCマークは、
韓国へ輸出または製造・販売するには製品に表示しなければなりません。
3
韓国KCマーク概要
規制領域別分離施行の概略図
技術標準院 [KATS]
認証を取得するための手続きは
分野ごとに認証機関が異なる。
電気用品
&
放送通信機資材等
KATS:
Korean Agency for Technology and Standards
• 電気安全
国立電波研究院 [RRA]
電気用品
• 電磁波適合性
&
放送通信機資材等
RRA:
National Radio Research Agency
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韓国KCマーク概要
政府組織・法体系・要求事項の関係
国務総理(首相)
EMC
未来創造科学部(MSIP)
産業通商資源部(MOTIE)
国立電波研究院(RRA)
技術標準院(KATS)
RF/ EMC
SAR
Telecom
SAFETY
工場監査
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韓国KCマーク概要
危険度による認証種類 の分類
危険度
大
3区分
Conformity Certification
適合認証 (型式登録/型式検定の対象機器)
Conformity Registration
①指定試験所適合登録
(電磁波適合登録/型式承認の対象機器)
②自己試験適合登録
(一部不良率が低い電磁波適合登録/形式承認の対象機器)
小
Interim Certification
暫定認証
(評価基準のない新製品につき、電波環境に危害がなく、かつ、
安全性が保障される範囲内において暫定的に認証)
製品例:
WlrelessLAN, Bluetooth,
RFID, レーダー等の無線機器、
や電話機等
製品例:
パソコン、プリンタ等の情報処
理機器や冷蔵庫、洗濯機等
の家電製品
製品例:
産業機器及び計測機器
製品例:
基準が存在しない機器
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KCマーク:適合認証(Conformity Certification)
放送通信機材等の適合性評価に関する告示 別表1
■対象機器リスト:50分類
電波障害、人命の安全等の人体に有害な影響を及ぼす装置、
あるいは通信ネットワークの安全とサービスに影響を及ぼす装置
■必要手続き
現地指定機関にて試験 ⇒ RRAへ申請 ⇒ 審査 ⇒ 認証書発行⇒ 販売
■ 必要資料
・申請書
・技術仕様書
・ブロック図/回路図
・写真(外観/内部)
・ユーザーマニュアル(韓国語)
・現地代理人指定書
・試験サンプル/動作手順書
■WEB公開有(資料公開は無) / 認可証の有効期限無
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KCマーク:指定試験所適合登録(Conformity Registration)
放送通信機材等の適合性評価に関する告示 別表2
■対象機器リスト:14分類
適合認証の対象となる装置に比べて人体への影響が小さい装置
■必要手続き
現地指定機関にて試験 ⇒ RRAへ登録 ⇒登録済み書の発行 ⇒ 販売
■ 必要資料
・申請書
・技術仕様書
・ブロック図/回路図
・写真(外観/内部)
・ユーザーマニュアル(韓国語)
・現地代理人指定書
・試験サンプル/動作手順書
■WEB公開有(資料公開は無) / 登録証の有効期限無
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KCマーク:指定試験所適合登録(Conformity Registration)
放送通信機材等の適合性評価に関する告示 別表2
指定試験所適合登録 対象機器
1. 商業・科学、医療用等で用いる高周
波利用機器類:
産業・科学・医療及び家庭用で高周波エネルギーを発
生させる、又は部分的に利用するよう設計された装置
及び機器類(「電波法」第58条の3第1項第4号(イ)目及
び(カ)目の機器と同法第58条第1項各号の規定の電
波応用設備は除く)
※抜粋
Remarks
1)産業用の高周波機器
2)科学用の高周波機器
EMC
3)医療用の高周波機器
4)家庭用の高周波機器
1.電圧調整器
13. 絶縁用変圧器
*定格容量5kVA以下で機器付属する
特殊構造のものは除外
1)変圧器及び
電圧調整器
2.家庭用小型変圧器
EMC
3.交流アダプタ
2)高周波ウェルダー
EMC
1.電気溶接機
3)電気溶接機
EMC
2.電気アーク溶接機
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KCマーク:自己試験適合登録(Conformity Registration)
放送通信機材等の適合性評価に関する告示 別表3
■対象機器リスト:7分類
測定と試験に使われる装置、工業科学の目的に使われる装置
ただし家庭内あるいは同様の環境で使われる装置を除く
■必要手続き
自己試験 ⇒ RRAへ登録 ⇒ 登録済み書 ⇒ 販売
■ 必要資料
※本資料のKCマーク申請方法で詳細説明
■WEB公開有(資料公開は無) / 登録証の有効期限無
10
KCマーク:自己試験適合登録(Conformity Registration)
放送通信機材等の適合性評価に関する告示 別表3
自己試験適合登録 対象機器
1) 試験・測定用 計測設備類
(オシロスコープ, 電界強度測定機器, スペクトラム分析
機, ネットワーク分析機などで第2条第1項第6号の情報
機器の定義を含めることに限る)
1. 測定. 検査を 目的に 使
用される機資材類
2. 産業.科学用に使用され
る機資材類
(‘産業用’ とは製品の製造
または生産工程及び ビル
制御などに 使用になる 機
資材を言う)
第2条第1項第6号の情報機器:
データ 及び 放送通信メッセージの入力, 保存, 出力, 検索, 送信, 処理, スイ
チング, 制御の中でどれ一つ(またはこれらの組合)の機能を持つとか, 情報
送信のために使用される複数の ポ-トを備えた 機器として600Vを超過しな
い定格電源電圧を使用する機器を言う。
Remarks
KN 11
KN 61000-6-1
KN 61000-6-2
2) 携帯用自動車診断器
KN 22 KN 24
1) 産業用コンピューター
KN 22 KN 24
2) 産業用コンピューターの制御を受ける産業用設備
KN 11
KN 61000-6-2
3) その他、産業.科学用にて使用される機資材
KN 61000-6-2
KN 61000-6-4
11
KCマーク:自己試験適合登録(Conformity Registration)
放送通信機材等の適合性評価に関する告示 別表3
自己試験適合登録 対象機器
3. 特定用途として限定された
空間で使用される機資材類
4.ネットワーク危害 の影響が
少ない機資材類
Remarks
1) 電子式運行記録計
EMC
2) 駐車遮断制御装置
EMC
1) 有線通信端末
及び放送共同受
信設備
(1) 接続コネクタ
有線
(2) 分枝器
有線
(3) 分配器
有線
(4) 同軸ケーブル
有線
(5) 保護機
有線
(6) 加入者保護機(CATV)
有線
(8) 光分配器
有線
(9) 光ケーブル
有線
(10) 直列端子
有線
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KCマーク:自己試験適合登録(Conformity Registration)
放送通信機材等の適合性評価に関する告示 別表3
自己試験適合登録 対象機器
4. ネットワーク危害 の影響が
少ない機資材類
1) 有線通信システ
ム付属物類
Remarks
1) 応答サービスに 使用になる
集線装置
EMC&有線
2) システムに 使用になる附属
物 及び 構成品
EMC&有線
5. 電気鉄道機器類:電気鉄道車, 電源装置, 制御装置など電気鉄道車内の 機器, 走
行制御のための信号機器 及び 電気通信機器, その外の固定電源設備
6. 高電圧設備及び その付属機器類
KN 50
KN 51
KN 61000-6-2
KN 61000-6-4
or
KN 60947
7. その他、次の各号の機資材
1) 第1号から第6号に準する機資材として院長が認める機資材
2) 別表2の指定試験所適合登録機資材の中で、但書規定(定格入力、出力電圧
定格容量、消費電力、定格電流など) 以外の機資材及び特殊条件の機資材
KN 61000-6-1
KN 61000-6-2
KN 61000-6-3
KN 61000-6-4
13
KCマーク:技術基準 電磁波適合登録の技術基準 内訳
Items
Update
Remarks
放送通信機資材などの適合性評価に関する告示
Regulation on the conformity evaluation of the
Broadcasting Communications Equipment
RRA告示 第2015-4号
-
電磁波障害防止基準
Technical Requirements for Electromagnetic
Interference
RRA告示 第2015-9号
-
電磁波障害試験方法
Conformity Assessment Procedure for
Electromagnetic Interference
RRA 第2014-91号
-
電磁波保護試験基準
Technical Requirements for Electromagnetic
Susceptibility
RRA告示 第2015-8号
-
電磁波保護試験方法
Conformity Assessment Procedure for
Electromagnetic Susceptibility
RRA 第2014-92号
14
KCマーク:技術基準 *電磁波障害防止基準(EMI)*
EMC Registration
1_1_電磁波障害防止基準
RRA告示 第2015-9号 (April 4, 2015)
[別表1] 第2条 第3項
住居, 商業及び軽工業環境での障害防止基準
[別表11] 第12条
電力線通信機器類の障害防止基準
[別表2] 第2条 第3項
産業環境での障害防止基準
[別表12] 第12条の2
無線設備機器類の障害防止基準
[別表3] 第5条
産業.科学.医療用など高周波利用機器類の障害防止基準
[別表13] 第12条の2
海上業務用無線設備機器類の障害防止基準
[別表4] 第6条
自動車などの電磁波放射の障害基準
EMI
[別表14] 第13条
無停電電源装置(UPS)の障害防止基準
[別表6] 第7条
放送受信機器類の障害防止基準
[別表15]
低圧開閉装置及び制御装置の障害防止基準
[別表7] 第8条
家庭用電気機器及び電動機器類の障害防止基準
[別表16]
マルチメディア機器類の障害防止基準
[別表8] 第9条
蛍光灯及び照明機器類の障害防止基準
[別表17] 第16条
可変速電力駆動機器(PDS)の障害防止基準
[別表9] 第10条
情報機器類の障害防止基準
[別表18] 第17条
エレベーターの障害防止基準
[別表10] 第11条
電気鉄道機器類の電磁波障害防止基準
15
KCマーク:技術基準 *電磁波保護試験基準(EMS)*
EMC Registration
1_2_電磁波保護試験基準
RRA告示 第2015-8号 (April 24, 2015)
[別表1] 第6条 第1項
住居, 商業及び軽工業環境での一般イミュニティ基準
[別表10] 第13条の2
海上業務用無線設備機器類のイミュニティ基準
[別表2] 第6条 第2項
産業環境での一般イミュニティ基準
[別表11] 第14条
照明機器類の耐久性基準
[別表3] 第7条
自動車及び火花点火エンジン駆動機器類のイミュニティ基準
[別表12] 第13条
無停電電源装置(UPS)の耐久基準
[別表4] 第8条
放送受信機器類のイミュニティ基準
[別表5] 第9条
家庭用電気機器及び電動機器類のイミュニティ基準
[別表6] 第10条
情報機器類のイミュニティ基準
[別表7] 第11条
電気鉄道機器類のイミュニティ基準
[別表8] 第13条
医療機器類のイミュニティ基準
EMS
[別表13] 第13条
アーク溶接機の耐久基準
[別表14]
低圧開閉装置及び制御装置の耐久基準
[別表15]
マルチメディア機器類の耐久基準
[別表16] 第19条
可変速電力駆動機器(PDS)の障害防止基準
[別表17] 第20条
エレベーターの耐久基準
[別表9] 第13条の2
無線設備機器類のイミュニティ基準
16
KCマーク:技術基準 *電磁波障害試験方法(EMI)*
EMC Registration
1_1_電磁波障害防止基準
RRA告示 第2015-9号 (April 4, 2015)
1_3_電磁波障害試験方法
RRA 第2014-91号 (Dec 29, 2014)
[別表2] 産業.・科学・.医療用機器(ISM)類の障害防止試験方法
KN 11 : 2011-12 (Ref. CISPR 11 : 2010-03)
[別表12] 無停電電源装置(UPS)類の電磁波適合性試方法
KN 62040-2 : 2012-06 (Ref. IEC 62040 : 2005-10)
[別表3] 放送受信機及び関連機器類の障害防止試験方法
KN 13 : 2008-5 (Ref. CISPR 13 : 2006-03)
[別表13] 低電圧開閉装置及び制御装置の試験方法
KN 60947 : 2012-06 (Ref. IEC 60947-1 : 2011-03)
[別表4] 家庭用電気機器及び電動機器類の障害防止試験方法
KN 14 -1: 2014-6 (Ref. CISPR 14-1 : 2011-07)
[別表5] 情報機器類の障害防止試験方法
KN 22 : 2009-12 (Ref. CISPR 22 : 2006-03)
[別表6] 自動車及び火花点火エンジン駆動機器類の障害防止試験方法
KN 41 : 2011-12 (Ref. ECE R10.Rev3)
EMI
試験
方法
[別表14] 住居, 商業及び軽工業環境での障害防止試験方法
KN 61000-6-3 : 2012-06 (Ref. IEC 61000-6-3 : 2011-02)
[別表15] 産業環境での障害防止試験方法
KN 61000-6-4 : 2012-06 (Ref. IEC 61000-6-4 : 2011-02)
[別表16] マルチメディア機器の電磁波障害防止試験方法
KN 32 : 2013-06 (Ref. CISPR 32 : 2012-01)
[別表7] 電気鉄道機器類の障害防止試験方法
KN 50 : 2010-12 (Ref. IEC 62236-1~5 : 2008-12)
[別表17] 家庭用無線電力伝送機器障害防止試験方法
KN 17 : 2013-06
[別表9] 照明機器類の障害防止試験方法
KN 15 : 2011-09 (Ref. IEC CISPR 15 :2009-01)
[別表18] 可変速電力起動機器の電磁両立性試験方法
KN 61800-3 : 2014-06 (Ref. IEC 61800-3 : 2012-03)
[別表10] 電子レンジから放射される1GHz 以上の障害防止試験方法
[別表19] エレベーター電磁波障害防止試験方法
KN 12015 : 2014 (Ref. EN 12015 : 2004)
KN 19 : 2008-05 (Ref. CISPR 19 : 1983-01)
[別表11] 電力線通信機器類の障害防止試験方法
KN 60 : 2008-05 (Ref. ITU-T K.60: 2003)
17
KCマーク:技術基準 *電磁波保護試験方法(EMS)*
EMC Registration
1_2_電磁波保護試験基準
RRA告示 第2015-8号 (April 24, 2015)
1_4_電磁波保護試験方法
RRL 第2014-92号 (Dec 29, 2014)
[別表2] 医療機器のイミュニティ試験方法
KN 60601-1-2 : 2008-05 (Ref. IEC 60601-1-2 : 2004-11)
[別表10] アーク溶接機の電磁両立性試験方法
KN 60974-10 : 2011-06 (Ref. IEC 60974 : 2007-8)
[別表3] 放送受信機 及び 関連機器類 イミュニティ試験方法
KN 20 : 2009-05 (Ref. CISPR 20 : 2006-11)
[別表11] 住居, 商業及び軽工業環境でのイミュニティ試験方法
KN 61000-6-1 : 2012-06 (Ref. IEC 61000-6-1 : 2011-09)
[別表4] 家庭用 電気機器 及び 電動機器類 イミュニティ 試験方法
KN 14-2 : 2014-06 (Ref. CISPR 14-2 : 2008-07)
[別表5] 情報機器類 イミュニティ試験方法
KN 24 : 2011-09 (Ref. CISPR 24 2010-08)
EMS
試験
方法
[別表12] 無停電電源装置(UPS)類電磁両立性試験方法
KN 62040-2 : 2012-06 (Ref. IEC 62040-2 : 2005-10)
[別表13] 低圧開閉装置 及び 制御装置の 試験方法
KN 60947 : 2012-06 (Ref. IEC 60947-1 : 2011-03)
KN 41 : 2011-12 (Ref. ECE R10.Rev3)
[別表14] 産業環境での一般的なイミュニティ試験方法
KN 61000-6-2 : 2012-06 (Ref. IEC 61000-6-2 : 2011-09)
[別表7] 電気鉄道機器類のイミュニティ試験方法
KN 51 : 2008-05 (Ref. IEC 62236-1~5 : 2000-09)
[別表15] マルチメディア機器イミュニティ試験方法
KN 35 : 2013-06 (Ref. CISPR 32 : 2012-01)
[別表9] 照明機器イミュニティ基準及び試験方法
KN 61547 : 2012-06 (Ref. IEC 61547 : 2009-06)
[別表18] 可変速電力駆動機器の電磁両立性試験方法
KN 61800-3 : 2014-06 (Ref. IEC 61800-3 : 2012-03)
[別表6] 自動車及び火花点火エンジン駆動機器類のイミュニティ試験方法
[別表19] エレベーター電磁波保護試験方法
KN 12016 : 2014 (Ref. EN 12016 : 2013)
[別表1-1] 静電気放電 イミュニティ 試験方法
KN 61000-4-2 : 2013-06 (Ref. IEC 61000-4-2 : 2008-12)
[別表1-2] 放射性無線周波数電磁界 イミュニティ試験方法
KN 61000-4-3 : 2011-10 (Ref. IEC 61000-4-3 : 2010-03)
[別表1-3] 電気的高速過渡現象/バースト イミュニティ試験方法
KN 61000-4-4 : 2011-10 (Ref. IEC 61000-4-4 : 2010-01)
Basic Standard
[別表1-4] サージ イミュニティ試験方法
KN 61000-4-5 : 2008-05 (Ref. IEC 61000-4-5 : 2005-11)
[別表1-6] 電源周波数磁界 イミュニティ試験方法
KN 61000-4-8 : 2013-06 (Ref. IEC 61000-4-8: 2009-09)
[別表1-5] 伝導性無線周波数電磁界 イミュニティ試方法
KN 61000-4-6 : 2013-06 (Ref. IEC 61000-4-6 : 2008-10)
[別表1-7] 電圧ディップ・瞬時停電 イミュニティ試験方法
18
KN 61000-4-11 : 2008-05 (Ref. IEC 61000-4-11 : 2004-03)
KCマーク:放送通信機資材等の適合性評価に関する告示 改訂
改正履歴
第2015-4号
第2014-16号
第2014-12号
第2014-4号
第2013-5号
第2012-16号
第2012-9号
第2011-2号
2015/3/30 改正
2014/11/17改正
2014/7/2改正
2014/4/1改正
2013/7/1改正
2012/9/28 改正
2012/3/23 改正
2011/1/24 制定
【主な変更点】
●識別符号が”KCC”から”MSIP”に変更
旧:KCC-CRM-ABC-XXXXXXXXXXXXXX
新:MSIP-CRM-ABC-XXXXXXXXXXXXXX
●事後管理試験(第22条) 項目追加
・適合性評価を受けた者は、院長に事後管理の結果(適合性評価基準不適合のみ)を通知した
日から14日以内に、その機資材の他の製品に関する追加試験要求などに異議を申し立てるこ
とができる。この場合、追加試験にかかる諸費用(試料の購入、試験料など)は、異議を提起し
た者が負担する。
・不適合の判断基準は、電磁両立性の場合、第4条第3項の規定による電磁波障害防止試験方
法の製品ラインの試験規格で定められた統計的手法を適用して判断する。ただし、有線およ
び無線通信機資材の場合には、情報機器の電磁波障害防止試験方法で定めた統計的手法
を準用することができる。
・異議提起された製品の試験を指定試験機関が行うことができ、この場合、
19
担当公務員が参観する中で試験を実施しなければならない。
KCマーク:放送通信機資材等の適合性評価に関する告示 改訂
【主な変更点】
●適合性評価の変更の範囲(第15条)
EMC影響が軽微な部品を変更する場合、再試験なしで変更申請が認められる。
軽微な部品変更とは?
1. 抵抗(Resistor)、インダクタ(Inductor)、キャパシタ(Capacitor)を、同じ種類の部品に
置換する場合(ただし、部品の電気的サイズや要領に関係なく置換する事ができる。)
2.ダイオード(発光ダイオードを含む)を同じ種類のダイオードに置換する場合。
3. 電気的回路は同じで、電力容量(Wattage)を縮小する場合。
4. 適合性評価を受けた製品の構成品を削除する場合。
5. コンピュータ内蔵構成品(別表2第6号ハ目)の内、適合性評価を受けた同等な
機能の構成品で対峙する場合。
6.ハードウェアの変更なしにソフトウェアを使用して、
使用している機能をブロックしたり、または削除する場合。
20
KCマーク:表記要件
■製品表記要件
認可/登録製品上に下記を表示すること。(基本的には証書に記載の言語にて表
示が必要だが、製品のグローバル展開等やむを得ない事情がある場合は英文表
示も可能。)
① 適合性評価マーク(KCロゴ)
② 識別符号(認可番号/登録番号)
③ 適合性評価を受けた者の商号/商号名(申請者名)
④ 機資材の名称(証書にEquipment Nameとして記載される製品カテゴリー)
※無線を使用する製品:当局が定めた機資材の名称
※無線を使用しない製品:申請者が定めた製品名
⑤ モデル名
⑥ 製造年月
⑦ 製造者名
⑧ 製造国
⑨ 電波混信に関する注意文(2.4/5GHzの無線データ通信システムに該当する製品の場
合のみ) ※英語表示は不可。韓国語表示のみ認められている。
21
KCマーク:表記要件
※製品上とパッケージ上の両方で製品表記要件①~⑧が記載されていれば、
①~⑧ のマニュアルへの記載は不要。
但し、製品の大きさや、製品上のデザインの理由により①~⑧を製品上とパッケ
ージ上に記載することができない場合には、製品上とパッケージには最低限、①
適合性評価マーク(KCロゴ)、②識別符号(認可番号/登録番号)を表示し、マニュ
アルにのみ③~⑧を記載することも可能。
※パッケージへの表示は最小単位のパッケージ毎に行うこと。
※数種類の製品が1つのパッケージに梱包される場合は、その中で主な機能をも
った製品の識別符号を選択して記載することができる。
22
KCマーク:表記要件
■適合性評価マーク
※マークの例および寸法図は http://rra.go.kr/license/kcmark.zip
よりダウンロード可能
23
KCマーク:表記要件
適合性評価マーク
※マークの色は以下のような紺(5PB 2/8)とする。但し、必要に応じて、金(10YR
6/4)、銀(N 7)の使用も可。紺、金、銀のいずれも使用できない場合は、黒(N 2)
を使用してもよい。また、金、銀を選択する場合は、グリッターを用いてもよい。た
だし、規定上の色を使用した場合、製品の表示された適合性評価表示の識別が
容易でない場合など、仕方なく必要と認められる場合には、これら4色以外の色を
使うことが出来る(背景色は指定無)
色
基本色
特別色
韓国規格(KS A 0062)で規定の色番号
5PB 2/8
10YR 6/4
N7
N2
24
KCマーク:表記要件
※識別符号は適合性評価マークの下もしくは製品のよく見える場所に表示するこ
と。2つ以上の識別符号がある場合は、1つのKCマーク付近に識別符号を列記し
てもよい。
※マークの高さは5mm以上とすること。但し、メモリー機器のような非常に小さい
製品や、刻印などの方法で表示を行う製品の場合は、マークのサイズを製品のサ
イズに合わせて調節してもよい。
※販売・貸与を目的としてインターネット上に掲示する場合、適合性評価表示は
該当の製品が掲示されているページの上端または製品価格表示の下部に表示し
なければならない。
識別符号は、文字形態(TEXT)で表示されなければならない。
※体内組込型医療機器のような製品上への認証表示が難しい製品の場合は、パ
ッケージに表示するのみでよい。
25
KCマーク:表記要件
※適合性評価の申請時のモデル名と、製品の販売▪広報時に使用するモデル名
が同一の場合には、製品上とパッケージに「KCマークとモデル名」のみ記載し、マ
ニュアルにのみ適合性評価マーク、識別符号、適合性評価情報(申請者名、機資
材の名称、 モデル名、製造年月、製造者名、製造国)を表示することが可能。
この場合、モデル名は識別符号の位置に記載しなければならない。
(下図参照)
この位置にモデル名を記載
26
KCマーク:表記要件
※適合性評価を受けた無線送信/受信機(無線モジュール)が、
最終製品の一部品として使用される場合、その無線送信/受信機の
識別符号は、最終製品上のよく見える場所へ、最終製品の識別符号と
共に表示すること。
[電波混信に関する注意文の例]
해당 무선설비는 운용 중 전파혼신 가능성이 있음
参考和訳: 該当の無線設備は運用にあたり電波混信の可能性があります。
※注意文に関し、製品が小さく表示が困難な場合のマニュアルへの記載はサイズ
表示の規定が無い為自己責任でご対応頂くこととなります。
27
KCマーク:表記要件
■識別符号
識別符号の詳細は以下の通り。※認可番号の改行表示可
M
S
I
①
放送通信機器
P
-
C
R
M
② ③ ④
基本認証情報
-
A
B
C
- XXXXXXXXXXXXXX
⑤
⑥
申請者情報
製品情報
(最大14桁)
① 「MSIP」と表示。これは放送通信機器等を意味する。
② 認証カテゴリーコードを表示。
認証カテゴリー
適合認証 Conformity certification
適合登録 Conformity registration
暫定認証 Interim certification
コード
C (Certification)
R (Registration)
I (Interim)
28
KCマーク:表記要件
③ 試験カテゴリーを表示
試験カテゴリー
コード
備考
Radioカテゴリー
R (Radio)
Telecomカテゴリー
T (Telecommunication)
EMCカテゴリー
Radio, Telecom,
EMCマルチカテゴリー
E (Electromagnetic Wave)
M は Radio+Telecom 、 Radio+EMC 、
Telecom +EMC 、 も く は Radio+Telecom
+EMCの認証/登録を必要とする製品に使
用
M (Multi function)
例) 有線無線アクセスポイント、WLAN搭載パ
ソコン、FAX搭載プリンタ等
④ 申請者の業種を表示
申請製品カテゴリー
製造者
輸入者
販売者
コード
M (Manufacture)
I (Import)
S (Sale)
備考
製造と輸入の両方を行っている場
合は M を、輸入と販売の両方を
行っている場合は I を使用
29
KCマーク:表記要件
⑤ 当局から申請者(=製造者、輸入者、販売者のいずれか)に対して発行された
3桁の申請者コードを表示
※旧KCC認証で取得済の申請者コードの使用可。申請者コードを未取得の場合
は、取得手続きを行う必要有。
ご希望の場合、弊社にて取得代行が可能ですので、任意のコード(3桁、アルファ
ベットと数字のみ使用可)を第4希望までご連絡ください。
⑥ 最大14桁の製品コードを表示
(アルファベット、数字、ハイフンの組み合わせ可、スペースやピリオド、特殊文字
の使用は不可)
30
KCマーク:表記要件
■マニュアル表記要件
製品のクラスに関する注意文(申請時にEMC試験が実施される機器の場合のみ)
[注意文の例]
Class A機器の場合
A급 기기 (업무용 방송통신기자재)
이 기기는 업무용(A급) 전자파적합기기로
서 판매자 또는 사용자는 이 점을 주의하시
기 바라며, 가정외의 지역에서 사용하는 것
을 목적으로 합니다.
参考和訳:
Class A機器(業務用放送通信機器)
この機器は、業務用電磁波発生機器(Class
A)であり、家庭以外の場所での使用を意図
しています。販売者やユーザーはこの点に
注意してください。
Class B機器の場合
B급 기기 (가정용 방송통신기자재)
이 기기는 가정용(B급) 전자파적합기기로
서 주로 가정에서 사용하는 것을 목적으
로 하며, 모든 지역에서 사용할 수 있습니
다.
参考和訳:
Class B機器(家庭用放送通信機器)
この機器は、家庭用電磁波発生機器
(Class B)であり、主に家庭での使用を意
図しているため、あらゆる場所での使用が
可能です。
31
KCマーク:表記要件
- 電波混信に関する注意文(2.4/5GHzの無線データ通信システムに該当する製
品の場合のみ)
※この注意文は、パッケージ上へ表示することも可。
[注意文の例]
해당 무선설비는 전파혼신 가능성이 있으므로 인명안전과 관련된 서비스는 할 수 없습니다
参考和訳:
該当の無線設備は電波混信の可能性があるため、人命安全に係わるサービスは行う事ができません。
- 製品のクラスに関する注意文(申請時にEMC試験(規格:KN 22/KN 24)が実施
される機器の場合のみ)
32
KCマーク:表記要件
以下の①~⑧をマニュアルに表示してもよい。これらをマニュアルとパッケージの
両方に表示した場合、③~⑧については、製品上への表示を省略することが可
能。
① 適合性評価マーク(KCロゴ) ② 識別符号(認可番号/登録番号)
③ 適合性評価を受けた者の商号/商号名(申請者名)
④ 機資材の名称(当局が定め、証書に記載される製品カテゴリー) ⑤ モデル名
⑥ 製造年月 ⑦ 製造者名 ⑧ 製造国
※無線機器の申請の場合は、申請時に韓国語のマニュアルが必要。
製品使用距離に関する注意文(無線試験の平均出力値が13dBmを超え、
且つSAR対象外とするが、使用距離が20cm以上であるか少しでも曖昧な場合の
み。)を記載。
본 기기는 통상 이용 상태의 경우 인체(머리, 몸통)와 20cm 초과하는 거리에서 사용되어야 합니다
参考和訳:
本機器は通常使用時において、人体(頭/胴体) からアンテナの距離が20 cmを超過する距離で使用
しなければならない。
33
KCマーク:安全認証
■ 安全認証対象電気用品
電気用品安全管理運用容量による安全認証が必要な電気用品は、
供給される交流電源が1,000V以下で使用されるもの (一部例外あり)
・ 安全認証対象電気用品
電線・コードセット、機器スイッチ、電源コンデンサ・フィルタ、電気設備用付属品・連結
部品、電気機器保護用部品、絶縁トランス・ACアダプタ家電および類似機器、電
動工具、IT機器(コピー機,UPS,アダプタ)、照明機器(ランプフォルダ,一般照
明器具等)
・ 安全確認対象電気用品
機器スイッチ、溶接機、家電および類似機器(掃除機,電気アイロン等)、
AV機器(TV等)、IT機器(ノートPC,モニタ,プリンタ,プロジェクタ等)、
照明機器(白熱灯器具,放電ランプ等)
・ 供給者適合性確認対象電気用品
家電(精米機,時計等)、AV機器(チューナ・レコーダ等)、
IT機器(スキャナ・レジスタ等)、照明機器(蛍光ランプ用スタータ)
34
KCマーク:安全認証
安全認証
安全確認申告
供給者適合性確認
申請者条件
生産工場
生産工場または輸入業者
生産工場または輸入業者
製品試験
安全認証試験機関
安全認証試験機関
自らまたは第3者に委託可能
初期工場審査
有り
(品目別 1回)
無し
無し
定期検査
有り (工場審査+製品審査)
(品目別 1年に1回)
無し
無し
認証書有效期間
無し
5年
無し
-製品試験 サンプル: 1台
-申請書/委任状
-ユーザーマニュアル
-回路図
-CB certificate & report
※ 備置 (保管)書類
(製品出庫の前 または 輸入通関の
前に作成して最終 製造日から 5年
間保管)
-ユーザーマニュアル
写真含み, ハングル作成必須
-試験結果書
(a) 製品定格, b) 電気回路図, c) 主
要部品及び材質リスト, d) 注意, 警
告文含む表示事項, e) 試験日付け,
場所, f) 試験及び承認者含む
-供給者適合性確認書
必要なサンプル
及び資料
-製品試験 サンプル: 1台
-申請書/委任状
-ユーザーマニュアル
-回路図
-CB certificate & report
(IEC 規格によって試験された
ことで、3年以内に発行された
ことだけ参照可能)
-重要部品に対する KC ま
たは IEC 承認書 (安全認対
象電用品対象部品として, CB
に記載していない場合に限り)
(IEC 規格によって試験され
たことで、3年以内に発行さ
れたことだけ参照可能)
-重要部品に対する KC ま
たは IEC 承認書 (安全認
対象電用品対象部品として,
CBに記載していない場合に
限り)
35
KCマーク:安全認証
■安全認証免除対象
①特別な設計によって作られる特殊な構造用品として、
その使用が限定されるもの電気用品
②特殊な用途の軍需品として、国防部長官が必要と認めるもの電気用品
③外国貿易管理規定第59条 韓国観光用品センターが外貨獲得のために
輸入し、外国人に販売するために、観光ホテルに供給される電気用品
④販売やレンタルを目的とせず、個人が使用するために外国から
搬入される1つの電気用品(複数の利用施設で使用するものを除く)
⑤産業用(統計庁告示韓国標準産業分類に定める製造業、全企業に限る)
またはその他の特殊な用途に使用される電気用品
36
KCマーク:市場監視及び罰則
市場監視の取り組み
RRAでは、毎年市場抜き取りを行っている。
*登録済み製品の3~5%
機種選定については、その時期に市場で入手し易い、安価な製品が
多い。
2013年から、指定試験所適合登録対象製品については、各指定試
験所で認可した製品の3%を抜き取り試験することが義務付けされる
抜き取る製品は、RRAから各指定試験所に指示される。
RRAでは、人と時間の掛かる作業の為、予算内でどの様に効率的
に進めるか検討しながら進めている。
·市場監査報告の公表について
今は公表していない。今後、公表の検討は行う。
37
KCマーク:市場監視及び罰則
行政処分の基準
適合性評価を受けた者に対する行政処分基準
《電波法施工令118条の1、別表23》
違反内容
法基準
1次
行政上の罰則基準
2次
3次
法58条4.1.1
製造、輸入及び販
是正命令
売の停止命令
(2ヶ月)
適合性評価のマークがない
法58条4.1.2
製造、輸入及び販 製造、輸入及び販
是正命令
売の停止命令
売の停止命令
(1ヶ月)
(2ヶ月)
適合性評価マークの疑わしい使用
法58条4.1.2
適合性評価規格に従っていない放送機器・通信機器
取消
-
適合性評価の変更が報告されていない
A.適合評価規格に関連のある事項の変更申告がされていない 法58条4.1.3
製造、輸入及び販
是正命令
売の停止命令
(2ヶ月)
B. A以外の事項に関して変更申告をしていない
是正命令
関連書類の不備で、58条2.1に違反する
法58条4.1.4
是正命令
適合性評価を偽って受けた、または非合法的な方法で受けた
58条4.1に従った改善措置を実施しなかった
法58条4.2.4
法58条4.1.2
取消
取消
是正命令
取消
取消
是正命令
製造、輸入及び販 製造、輸入及び販
売の停止命令
売の停止命令
(2ヶ月)
(4ヶ月)
-
38
KCマーク:市場監視及び罰則
過料の請求基準
放送通信機資材の罰則に対する過料規則
《電波法施工令124条の1、別表28》
内容によって、
200,000~10,000,000 wonの罰金!!
39
KCマーク:申請方法(自己試験適合登録)
自己試験適合登録フロー
申請者
申請代行(ULJ/現地試験所)
Information Sheet 作成
試験成績書提出
申請書 Draft 作成
申請書へ署名
申請書作成
適合登録済み証受領
適合登録済み証受領、送付
受理機関
国立電波研究院
登録
登録処理
適合登録済み証交付
官報公告
40
KCマーク:申請方法(自己試験適合登録)
Information Sheet(1)
Applicant
Company Name
製造者、輸入者、販売者のいずれかの情報をご記入ください。
President/CEO Name
Address
Name
E-mail
Personnel in Charge
TEL
FAX
MSIP-XXX-【3桁の申請者コードをご記載下さい】-【製品情報をご記載下さい(最大14桁)】
Certification Number
Equipment Class (Please check)
Short-term Confidential
Equipment for
Application
Manufacturer
アルファベット(大文字/小文字)、数字、ハイフンの組み合わせ可。スペースやピリオド、特殊
文字の使用は不可。
詳細は表記要件の資料をご参照ください。
XXXの部分については、申請カテゴリーや申請者、試験内容に基づき当局が指定します。
□ Class A for Office Use
□ Class B for Home Use
Days) *1-30 Days
□ Yes (
No
□
Equipment Name
Model Name
Series Model Name
Company Name
Country of origin
Address
Company Name
Factory
Address
41
KCマーク:申請方法(自己試験適合登録)
Information Sheet(2)
【申請者コードを未取得の場合】
ご希望コード(3桁)を第1希望から第5希望までご記載下
さい。
*アルファベットと数字のみ使用可能
第1希望
第2希望
第3希望
第4希望
第5希望
42
KCマーク:申請方法(自己試験適合登録)
■ 必要資料
①AAL(委任状)(署名書類) ←RRAへ提出
②Confirmation Letter(署名書類) ←RRAへ提出
③テストレポート(試験所に対する基準は特に無し/KN規格にて試験されていること
レポートに記載の会社名・申請者名・モデル名は一致している必要有)
④韓国語または英語のマニュアル(表記要件を満たしているもの)
※ユーザーマニュアルにはクラス(A/B)に関する注記分が記載されている必要有。
詳細は表記要件参照。
⑤外観写真(製品の6面及び他の機器との接続されるPortや装着面含む)
⑥内部写真(全ての基板の前面・裏面の写真)
⑦各基板の実装位置が確認できる写真(製品のどこに搭載されているかが判ること)
※写真は拡大した時に部品、基板パターン、アンテナコネクタが鮮明に見える必要有。
※シールドがある場合は、シールド除去した写真が必要。
⑧ラベル図またはラベル写真
⑨Information Sheet
43
KCマーク:申請方法(自己試験適合登録)
【保管義務資料】
*生産・販売中断後、5年間保管が必要
□登録証
□AAL
□Confirmation Letter
□テストレポート
□韓国語または英語のマニュアル
□外観写真
□内部写真
□ラベル図またはラベル写真
44
KCマーク:申請方法(自己試験適合登録)
登録済証
放送通信機材等の
適合性評価に関する告示
書式7
45
韓国KCsマーク規制
KCsマーク安全認証制度とは?
韓国では、プレス機/せん断機/クレーン/リフト等の危険機械による災害を防止する
ために、完成・性能および定期的な検査制度が導入されてきた。しかし、労働災害
の発生率は改善されず、労働災害における機械災害の発生比率も高くなっていた。
このため、2009年1月1日から導入されたKCマーク導入等の政府方針に従い、危
険機械の設計、完成及び性能の検査制度並びに設計及び製造段階における個人
用保護具や安全装置の試験制度は 強制安全認証と 自律安全確認申告(適合
宣言報告)に変更されました。
韓国に流通・販売される産業機器の安全性は、KOSHA が規制。
【Korea Occupational Safety & Health Agency(韓国産業安全保健団体)】
46
韓国KCsマーク規制
自律安全確認申告をした者は、自律安全確認対象の機械・器具など、及びそれらを
入れる容器、または包装に雇用労働部令で定める、自律安全確認の表示をする必
要があります。
6.5a
5mm以上
表示方法
● 表示は「国家表示基本法施行令」第15 条の4 第1 項に基づく表示基準及び方法に従う。
● 表示をする場合、人体に障害を及ぼす恐れがある材質や表面の粗い材質を使用してはならない。
47
韓国KCsマーク規制
≪強制安全認証対象品≫
区分
製品
クレーン、リフト、プレス機械、断裁機、ロール機、昇降機
圧力容器、射出成形機、移動式作業床、移動式のこぎり
プレス安全装置、過負荷防止装置、ボイラー安全弁、圧力
防護装置 (8種) 容器安全弁、圧力容器破裂板、絶縁用防護具、電気防爆
装置、建設用仮設装置
保護帽、安全靴、保護手袋、防じんマスク、ガスマスク、空
保護具 (12種) 気呼吸器、 空気清浄呼吸用保護具、防護服、安全ベルト、
保護めがね、溶接用保護面、耳栓または、 エアマフ
危険機械 (10種)
≪自律安全確認申告対象品≫
区分
製品
研削盤または研磨機、産業用ロボット、混合機 、コンベア
危険機械・器具 破砕機または粉砕機、食品加工機械(破砕機、切断機、混合機、製麺機)、
自動車整備用リフト、工作機械(旋盤、ドリル、平削・形削機、ミーリング)
11種
木材加工機(丸鋸、鉋、ルータ機、帯鋸、面取り機)、印刷機、気圧調整室
アセチレンまたは混合ガス溶接用安全装置、 溶接用自動電撃防止器機、
防護装置 8種 ロール機緊急停止装置、研削盤カバー、丸鋸盤安全装置、動力鉋盤安全
装置、産業ロボット用安全マット、建設用仮設装置
保護具 4種 保護帽、保護めがね、保護面、潜水器具
48
韓国KCsマーク規制
対象品 別適用範囲(Ⅰ) 自律安全確認申告対象品
番号 対象品
仕様及び型式別適用範囲
研削盤又は研磨機
動力によって回転する研削砥石、又は研磨材などを用いて金属やその他
1 (携帯型を除く)
の加工物の表面を削ったり、切断または磨いたりするために使用するもの
EMC Report 必要
直交座標ロボットを含む3軸以上のマニピュレーター (アクチュエーター、教
示ペンダントを含むコントローラーとの通信インターフェースを含む) を装備
2
し、専用のコントローラーを用いてプログラム及び自動制御ができる固定式
EMC Report 必要
ロボット
産業用ロボット
3 混合器
回転軸に固定されている羽根を用いて内容物をかき回したり、混ぜ合わ
せたりするもの。但し、以下のいずれかに該当するものを除く
イ. 外筒全体を回転させて内部の物質をかき混ぜる容器回転型混合器
ロ. 噴射装置を用いて物質をかき混ぜる気流攪拌型混合器
ハ. 混合容器の容量が200 リットル未満、又はモーターの駆動力が1kW 未
満の混合器
ニ. 食品用
岩石や金属、又はプラスチックなどの物質を必要な大きさに破砕、又は粉
状に砕くもの。但し、以下のいずれかに該当するものを除く
4 破砕機又は粉砕機
イ. 食品用
ロ. 1 時間当たりの破砕、又は粉砕容量が50kg 未満のもの
49
韓国KCsマーク規制
対象品 別適用範囲(Ⅱ)
イ. 食品破砕機:野菜、肉類、穀物、又は魚類などの食品をつぶすもの
但し、以下のいずれかに該当するものを除く
1) 駆動モーターの容量が1.2kW 以下のもの
2) 家庭用として使用されるもの
ロ. 食品切断機:野菜、肉類、穀物、又は魚類などの食品を一定の大
きさに切るもの。但し、以下のいずれかに該当するものを除く
1) 駆動モーターの容量が1.2kW 以下のもの
2) 家庭用として使用されるもの
ハ. 食品混合器:野菜、肉類、穀物、又は魚類などを混合する機械。但
食品加工用機械
し、以下の
5
(破砕・切断・混合・製麵機) いずれかに該当するものを除く
1) 外筒全体を回転させて内部の物質をかき混ぜる容器回転型混合
器
2) 駆動モーターの容量が1.2kW 以下のもの
3) 家庭用として使用されるもの
ニ. 製麺機:小麦粉、そば粉など、粉末状の穀物を一定の長さの麺に
作り出す機
械。但し、以下のいずれかに該当するものを除く
1) 駆動モーターの容量が1.2kW 以下のもの
2) 家庭用として使用されるもの
50
韓国KCsマーク規制
対象品 別適用範囲(Ⅲ)
材料・半製品・貨物などを動力によって自動的に連続運搬するもので、
以下のいず
れかに該当するコンベア。但し、搬送距離が3m 以下のコンベアを除く
6 コンベア
イ. ベルトあるいはチェーンコンベア
ロ. ローラーコンベア
ハ. トロリーコンベア
ニ. バケットコンベア
ホ. ネジコンベア
荷重積載装置に車を積載した後、動力を用いて車を持ち上げた状態
7 自動車整備用リフト
での点検及び整備作業に使用する装置
イ. 旋盤: 回転する軸 (主軸) に工作物を取り付け、固定されている切
削工具を用いて円筒形の工作物を加工する工作機械
ロ. ドリル: 工作物をテーブルの上に固定し、主軸に取り付けられてい
工作機械 (旋盤、ドリル、
るドリル工具を回転させて軸方向に送りながら工作物に穴加工をする
平削・形削機、ミーリン
工作機械
グ)
8
ハ. 平削機:工作物をテーブルの上に固定し、切削工具を水平往復さ
せながら工作物の平面を加工する工作機械
EMC Report 必要
ニ. 形削機:工作物をテーブルの上に固定し、ラム (ram) によって切
削工具が上下運動しながら工作物の垂直面を切削する工作機械
ホ. ミーリング機:複数の切削刃が取り付けられた切削工具の回転運
動を用いて固定された工作物を加工する工作機械
51
韓国KCsマーク規制
対象品 別適用範囲(Ⅳ)
イ. 丸のこ盤: 固定された丸鋸の刃の回転力を用いて木材を切断加工
する機械
ロ. 機械かんな: 工作物を移送しながら回転するかんな刃で平削り、み
固定型木材加工用機械
ぞ切り、又は面取りなどの加工を行う機械
(丸のこ盤、かんな、ルー
ハ. ルーター機: 高速回転する工具を用いて工作物に彫刻、面取り、切
ター機、バンドソー、面取
9
り抜きなどの加工作業をする機械
り機)
ニ. バンドソー: フレームに取り付けられた上下、又は左右2 つの鋸の
車輪にエンドレス状のバンドソーをかけてピンと張った状態で一方の駆
EMC Report 必要
動鋸車輪を回転させ、木材の加工を行う機械
ホ. 面取り機: 工具の回転運動を用いて曲面切削、カーブ切削、溝付き
作業などに使用する機械
10 印刷機
11
気圧調整室
(Chamber)
版面にインクをつけて紙、フィルム、繊維、又はこれらに類似した材質の
表面に押し付けて印刷作業を行う機械。この場合、切断機や製本機、
用紙反転機などの設備付属装置を含む
潜水作業に従事する労働者が加圧、又は減圧を受ける場所で使用する
装備。但し、医療用機器を除く
52
韓国KCsマーク規制
危険性の評価と試験•検査結果書
機械‧機構名
番号
1
危険度
(項目)
材料
産業用ロボット
型式(仕様)
危険対策
(制作と安全基準)
評価日
危険場所
評価者
危険対策
試験‧検査結果
実施結果
または結果報告書
適合
不適合
ロボットに使用される材料の機械的性質と
強度は設計は、使用条件に適合しなけれ
ばならない。
53
韓国KCsマーク規制
危険性の評価と試験•検査結果書(項目説明)
番号
A
危険度
(項目)
B
危険対策
(制作と安全基準)
C
危険場所
D
E
試験‧検査結果
危険対策
実施結果
または結果報告書
適合
不適合
A,B 危険度、危険対策: 「自律安全確認告示」の制作及び安全基準の “項目” “区分”と “内容”の各項
目を記載
※自律安全確認告示に含まれていないその他のリスクについては、結果書の最後の項目番号に追加し
て記載
C 危険場所: 危険対策が適用される機械·器具の位置を詳細に全て記載
D 危険対策実行結果: 危険場所に関するリスクの予防対策を実施した後、これに対する試験検査結果
の表示
※製作および安全基準に適合するように設計された場合、“適合”に“✓"、不適切な場合は "不適合"に
"✓"を表示し、非適用の項目である場合は"✓"表示はせずに、"試験・検査結果"の項目に"非適用"と
記載
E 試験・検査結果や結果書: 個別試験項目の試験·検査結果書添付し、定量的な基準がある場合は、基
準値と測定値を記載
※試験検査結果書添付:防護装置自律安全確認申告証明書、防爆構造電気機械器器具および部品の
安全証明書、イミュニティ(EMS)試験成績書、その他の性能試験成績書等(Ⅲ-3-2- ニ *25ページ を参
照)
※定量的な基準がある場合は、基準値と測定値機材絶縁抵抗試験、接地連続性試験、残留電圧試験、
通路幅、隙間、ガード寸法、制動時間など
54
韓国KCsマーク規制
EMC/安全試験項目
試験区分 試験項目
ESD
RS
BURST
EMS
SURGE
CS
Voltage Dip
接地連続性試験
絶緣抵抗試験
安全
内電圧試験
残留電圧試験
基準
KN 61000-6-2
PE端子と保護ポンディング回路位置具の適切な地点の間で実施して10A以上の電流
を与えたとき最⼤電圧降下の数値がKOSHAから提示した数値を超えないようにする。
電源線と 保護ポンディング回路の間に直流電圧500Vを与えて、測定した絶縁抵抗数
値がKOSHAから提示した基準に適合であること。
安全超低電圧またはそれ以下で動作するように設計された線路を除いたすべての回
路の導体と保護ボンディング回路の間に少なくとも1秒以上の試験電圧を印加したとき
耐えることができなければならない。
ただし試験電圧に耐えることができない定格を持つ部品は、試験中に遮断しなければ、
この場合に使用される試験電圧は、次のとおりである。
1.装置の定格電圧の2倍と1000Vの電圧
2.50/60Hzの周波数
3.最⼩500VA定格の変圧器から供給
KOSHAから提示した基準に適合であること。
55
韓国KCsマーク規制
申告の免除
1 研究・開発を目的に製造・輸入したり、輸出を目的に製造する場合
2 産業安全保健法第34 条第4 項に基づく安全認証 (S マーク安全認証) を受け
た場合
※ 但し、安全認証が取り消しされたり、安全認証表示の使用禁止命令を受け
た場合を除く
3 雇用労働部令で定める他の法令で安全性に関する検査や認証を受けた場合
▶ 「品質経営及び工業用品安全管理法」第14 条に基づく安全認証を受けた場
合
▶ 「産業標準化法」第15 条に基づく認証を受けた場合
▶ 「国家標準基本法」に基づく試験・検査機関から実施する試験を受けた場合
▶ 国際電気技術委員会 (IEC) の国際防爆電気機械・器具相互認定制度
(IECEx Scheme) に基づく認証を受けた場合
56
KCsマーク:申請方法
申請者
申告書類作成・提出
代理人委任書提出
自律安全確認証明書受領
申請代行(ULJ/現地試験所)
申請書類提出
受理機関
韓国産業安全保健団体
申告内容・提出書類
確認
*申告書、危険性評・試
験結果書の作成代行も
可能
自律安全確認
証明書交付
自律安全確認
証明書発行
57
KCsマーク:申請方法
申告提出書類
1 自律安全確認申告書 (産業安全保健法施行規則[別紙第11 号様式])
2 製品の説明書(韓国語)
3 自律安全確認対象となる機械・器具などの自律安全基準を満たすことを証明する
書類
▶ 申告製品に対する危険性評価結果書及び公認試験機関が実施した試験・検査結果
書 (試験・検査結果書は、届出人が関連試験・検査設備を保有した場合、代わり
に独自の試験・検査結果書を提出することができる)
4 事業者登録証 (法人の場合は法人登記事項証明書)
※ 但し、「電子政府法」第36 条に基づく行政情報の共同利用により、該当書類を
確認することに同意する場合は提出しないことができる
書類の保存
「産業安全保健法」第35 条第2 項、及び第64 条第2 項に基づき、自律安全確認申告をし
た者は、自律安全確認対象の機械・器具などが自律安全確認基準を満たすことを証明す
る書類を2 年間保管しなければならない。
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≪問合せ先≫
㈱UL Japan
コンシューマーテクノロジー事業部
TEL: 0596-24-8116
MAIL: [email protected]