Ⅰ:新聞を読もう Ⅱ:入試トピックス Ⅲ:進路指導部より 今月の言葉 輝く

Vol.
Ⅰ:新聞を読もう
大学入試で「小論文」や「国語」、英訳しての「英語」問題などに使
われることがあるのが新聞です。これは時事問題の社説やコラムなどさ
⑤桜美林大学グローバル・コミュニケーション学部の新設
桜美林大学もグローバル・コミュニケーション学部・学科の新設を構
造中です。定員は250人の予定です。
⑥東京理科大学の学科の新設・改組
まざまな文章が、それぞれの学部・学科に合った考えさせられる話題を
東京理科大学は、経営学部にビジネスエコノミクス学科を新設(定員
提供してくれるからでしょう。
160人)し、工学部に情報工学科(定員90人)を設置します。
では、どの新聞が大学入試問題に採用されているのでしょうか?
そのため工学部経営工学科と工学部(第二部)の募集が停止されます。
2015年度入試では、①朝日新聞(41%)②日本経済新聞(20%)
③読売新聞・毎日新聞(18%)⑤産経新聞(3%)となっています。
このうち朝日新聞に関しては、250大学の438問題で493記事
⑦「国際」の次のテーマは「地域」・「共生」?
亜細亜大学は新たに都市創造学部・学科を、大正大学も地域創生学
部・学科を、さらに関東学院大学は人間共生学部(コミュニケーショ
が採用されている、とのことです。採用記事の内容としては
ン学科・共生デザイン学科)を新設します。
①天声人語(22%)②社説(16%)③総合(10%)④社会(8%)
現在、各大学が工夫をこらして「受験生」にアピールをしていますが、
⑤文化(6%)などとなっています。この割合は他の新聞でも傾向は変
その一つのテーマが人口の自然減少に転じた日本の「地域再生」とな
わらないでしょう。
っていくのかもしれません。
やはり、普段から社会的問題に関心を持ち、それに対して自分の意見
Ⅲ:進路指導部より
を持つ訓練をしておく必要があります。
統計上、特に5月から9月までの記事が多く出題されるようですの
で、「夏休み」は新聞を意識して読みましょう!
Ⅱ:入試トピックス
①AO入試の現状
AO入試は、平成26年度538大学で実施されました。私立大学で
は80.6%、国立大学では56.1%が導入している計算になります。
また志願者は97689人、合格者は54090人で、単純計算で競争
7月16日に「夏に向けて」の進学講演会が行われました。参加申し
込みが生徒・保護者合わせて4年生11名、5年生16名で、悪天候の
中参加は17名でした。
これから夏休みという長期休みに入りますが、部活動だけ・娯楽だけの
毎日にならないように「受験」を意識し、毎日絶対にこれをやるという
ことを決めて実行していきまししょう。
夏休みに必要な学習、というよりも「第一志望合格」に向けての学習
のポイントは
倍率は1.8倍となります。内訳では、国立大学が3.5倍、公立大学
①基礎力の充実・徹底(→入試問題の80%は基本問題!)
が3倍、私立大学が1.7倍となっています。
②苦手科目の克服(→苦手意識を作らない)
AO入試ではエントリーが比較的自由にできる反面、「専願」の大学
③根気強い学習・反復練習(→継続は力なり)
も多いため、行って悔いのない大学であるか、自分のやりたいことがき
④規則正しい計画性のある学習(→時間は作り出すものです!)
ちんとやれるかなど慎重に吟味する必要があります。
⑤正確な入試情報を知る(→赤本対策で敵を知る)
②中央大学経済学部の「英語運用能力特別入学試験」
去年の上智大学「TEAP利用型入試」、今年の立教大学「グローバ
ル方式」と英語の外部試験を取り入れ、基準以上で「英語」を免除する
入試方法が増えています。この中央大学の試験も同じです。
今、英語には従来の「読む」・「書く」だけでなく、「聞く」・「話す」
力の向上が求められています。強く意識して早めに英語の資格や基準点
クリアする努力をしていきましょう!
ということでしょう。もう何度も同じことをいろいろな場所で聞いたこ
とがあるとは思いますが、それほど基本的な重要事項なのです。
特に夏休みは1学期に学んだ授業内容を復習し、覚えていないことや
忘れてしまったことなどに時間をかけることのできる貴重な時間です。
もう一度教科書やノート、問題集などをやり直してみましょう。
さらに、応用問題にも挑戦し、自分の今の力を知ることも大切です。難
しい問題ができなければ基本に立ち戻って何度も基礎的な問題演習を
繰り返しましょう!
③女子大の人気がアップ?
今年の秋から始まるNHK連続テレビ小説は、日本女子大学の創立発
今月の言葉 輝く人生を
起人の女性がモデルとなったヒロインが登場します。このドラマの人気
腕を組んでそこに座り込みただ眺めているだけで、
によるかもしれませんが、「女子大」に注目が集まる要素の一つになる
何も行動しないというのは、もうやめなさい。
かもしれません。女子大学の志願状況に注目です。
行動して、この素晴らしい輝く人生を生きなさい。
④武蔵野大学の「グローバル学部」の新設
武蔵野大学は、グローバル学部(グローバルコミュニケーション学科、
日本語コミュニケーション学科、グローバルビジネス学科)を構想中で、
その一環として英語の資格・検定試験を活用した「グローバル方式」の
入試を行うとのことです。今後もこの受験方式の流れは続くでしょうか
ら、志望大学の入試制度には細心の注意を払いましょう!
今すぐ、やらねばなりません。
アイリーン・キャディ(エジプト生まれの女性哲学者)
みなさんの前には「輝く未来」が待っています。しかし、ただ「眺め
ている」だけではその未来には近づいていけません。何もしないのは、
本気でないか、あきらめているかのどちらかなのです。自分にできるこ
とを何か、ささやかでも一歩一歩始めましょう!