学 校 だ よ り 平成27年3月10日30号 流山市立東深井中学校 在籍生徒数 418名 千葉県教育実践研修論文にて最優秀賞を受賞 本校の総合的な学習の時間の実践論文が、千葉県教育実践研修論文審査委員会にて最優秀賞をいただき ました。2月25日千葉市にて授賞式が行われました。 研修論文より「研究の趣旨について」 論文作成者 町田教諭 3年生を送る会 3年生を送る会が3月4日、本校体育館にて行われました。3年生を送る会は1、 2年生の生徒会の企画による生徒の手で行われる卒業式と捉えています。 テーマは「希望」~455人のありがとう~です。 1、2年生はいままでさまざまな事で学校をリードしてくれた3年生に感謝の気 持ちを表現するために、学年の発表を行いました。3ヶ月をかけ、準備をしてきた だけあって、どの学年発表も工夫があり、心のこもった感動的な発表ができました。 後輩の発表を見ていた3年生の中には涙する生徒もいました。3年生の発表は、3 年間の集大成として、後輩達への感謝の気持ち、先生方への感謝の気持ち、そして 今まで慈しみ大切に育ててくれた保護者への感謝の気持ちを表現してくれました。本校の生徒達の絆や心 の優しさが各発表に表れたすばらしい会でした。3月12日には卒業式を迎えますが、全校の力を結集し、 感動ある卒業式をつくってくれると信じています。 ~グローバル時代に生きる日本人としての あり方を目指して~ 現在、日本を取り巻く国際情勢は誠に複雑である。その中でグロ ーバル化する時代を逞しく生き抜く日本人の育成が求められている。 ではグローバリズムと何か。それは互いがそれぞれの文化を尊重し あい、そしてよりよい関係を結びながら協調し合って生きていくこ とではないだろうか。190以上もの国のあるこの世界で、生徒達 はこれからの日本を背負い生きていかなければならない。そこには 言葉の壁はもちろんのこと宗教を始め、物事の見方や捉え方、考え方の違いにも遭遇するであろう。時には相 手の考えを受け入れていかなければならない。しかし同時に自分の主張もしていかなければならない。その時 の背景になるのは我々が生まれ育った日本の文化だと私は考える。 昨今、日本の技術力はもちろんのことであるが、日本人のものの考え方、そして人を思いやる民族性が世界 で大きな話題を呼んでいる。オリンピック招致の演説で有名になった言葉「おもてなし」を始め、世界から絶 賛をあびたワールドカップ後のサポーターのゴミ拾い等は良い例である。そこで、21 世紀を生き抜く生徒達に、 この日本の文化を堂々と世界に発信し、そして協調性のある真の国際人に育ってもらいたいと考え、総合的な 学習の中で、3 年間を見通した日本文化を探究する学習プログラムを考えた。 まずは 1 年生では発達段階を考え、自分たちが生まれ育った町、或いはその周辺の町を探究する「身近な地 域を知ろう」学習、2 年生では「身近な地域学習」を発展させた林間学園の取り組み、そして日本人の精神文 化である武士道を探る「鎌倉学習」 、次に 3 年生では鎌倉時代を更にさかのぼり日本文化の基礎ともなった「奈 良・京都学習」 、そして最後にもう一度近現代に戻るための「江戸・東京学習」である。即ち生徒達は現在から 過去、そして現在に戻るという時間軸で日本文化を探求していく。特に3年生での「江戸・東京学習」では現 在の日本の技術力の源でもある「職人文化」を体験する。周知の通り、江戸時代、築城に向けて全国から多く の職人が江戸に集められた。そしてその流れを汲み、今でも東京の下町には多くの匠の技を持つ職人がいる。 生徒達は実際にその職人技を体験することにより、物作りの大変さ、素晴らしさを学び、そして更により良い 物をつくり、社会や世界に貢献していくという技術立国としての日本人の気質を持って卒業を迎えさせたいと 考えるのである。即ちこのプログラムは未来へも続く一連のプログラムともいえる。 当然のことながら、この日本文化探究学習は総合的な学習の基本ともなる探究的な学習、体験的な学習が中 心となり、またそれと同時に教科・領域を横断するという特徴も兼ね備える。時間的な縦軸、教科・領域を横 断する横軸、そして探求と体験を通して、生きる力を確実にしていくことを狙いとするのがこの学習である。 これを通して、生徒達には日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ち、日本文化を積極的に世界に発 信できる真の意味での国際人になってもらいたいと思う。 (なお、詳細は本校1階にて掲示してあります。) 新全校応援団が決まる 3年生から2年生に全校応援団が引き継がれました。全校応 援団は、これから全校を引っ張っていくリーダーとして活躍が 期待されます。応援団のそれぞれが目標を持ち、仲間から信頼 される真の応援団になろうと頑張っています。今、挨拶を全校 に広めようと毎朝、登校する生徒に向かって元気に挨拶運動を 行っています。活気あるあいさつが広まっています。 【応援団】 下道 龍哉さん 三輪 真喜さん 河嶋 嶺さん 天野 晃太さん 山田 雄太さん 梁田 智哉さん 百井 健 吾さん 蓮見 陸也さん 大澤 太一さん 手島 颯志さん 實山 裕汰さん 久家 慶己さん 山田 浩平さん 山本 高 大さん 3年生を送る会を終えて 1学年 伏見 祐香さん 2学年 橋本 楓さん 無事に成功させることができ、とてもうれしく 今までの発表の中で、本番の発表が一番気持ちが入 思います。自分の出せる精一杯以上の声を出すこ っていて良かったと思います。発表の途中で、3年生 とができました。少しでも先輩方に感謝の気持ち の先輩方が拍手をしてくださったり、笑顔で見てくだ が伝わったらうれしいです。歌や手打ちやダンス、さったりして、感謝の気持ちが伝わったかなと思いま 太鼓の演奏、そしてステンドグラスや招待状づく した。 り、全体をまとめてくれた実行委員の人達の力、 発表を完成させるまでには、色々な苦労がありまし そして1年生全員の力で成功させることができま た。しかし2学年の団結力も強まったと思います。僕 した。この会を通じて集団でつくることの大変さ たちはいよいよ最上級生です。先輩の思いをしっかり とやりきった充実感を学びました。 と受け止めて、3年生になって全校をリードできるよ うに頑張ります。 3年生から 春日 香菜さん 今回初めて送られる側になって、どのようにすれば、感謝の気持ちを伝えられるか悩みました。私は途 中から実行委員をやり、学級委員が提案した案をもとに発表案を考えました。はじめの練習ではみんなの 集中力や協力性があまりなく、本気にさせるのが大変でしたが、前日に実行委員がみんなに想いを伝えて から変わってくれました。卒業式でもみんなで気持ちをひとつに頑張ります。 3年生から 瀨田 祐太さん 今回の3年生を送る会では新たに実行委員を組織しました。私は実行委員のまとめ役になりました。不 器用な私には、上手にまとめることができるか不安でしたが、ほかの実行委員のメンバーがとても頑張っ てくれたのでやりやすかったです。1、2年生の発表はとてもすばらしく感動的でした。それに応えよう と3年の発表も頑張りました。卒業までにまだ時間があるので、最高の卒業式をつくれるように最後まで 頑張ります。 「夢を持つこと」をテーマに講演会を実施 京都サンガ普及部コーチ 3月4日午後、「夢を持つこと」をテーマに本校昭和60年度卒業生で ある京都サンガ普及部コーチの荒川友康氏を招いて講演会を行いました。 3年生を送る会の後の講演会でしたが、生徒達は真剣にお話を聴き、夢 を持ちその夢に向かって努力することの大切さを学びました。何かうま くいかないことがあった時、過去の出来事を悔やんだり、また、先の心 配をしたりして悩んだりすることなく、心を空っぽにして、今を全力を 尽くすことで越えることができる。「空」という言葉を教えていただき ました。特に3年生にとっては卒業を間近に控え、それぞれの進路に進 むときの励みとなるメッセージをいただきました。 荒川友康氏を招いて
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