第2回 アジア・フィルムコミッション・ネットワーク総会

第2回
アジア・フィルムコミッション・ネットワーク総会
アジア8カ国22のフィルムコミッションおよび映画撮影支援機関の連合体である
アジア・フィルムコミッション・ネットワーク(Asian Film Commis
sions
Network-AFCNet)の第2回総会が10月13日(木)午後
2時、釜山海雲台(ヘウンデ)朝鮮ビーチホテルで行われた。
総会には、8カ国19の正会員および4カ国10のオブザーバーが参加、また、金鍾
海(キム・ジョンへ)釜山広域市文化観光局長、ビル・リンドストロム国際フィルム・
コミッショナーズ協会(Association
oners
of
Film Commissi
International-AFCI)代表、マイケル・レイク
ロサ
ンゼルス・ビレッジ・ロードショー・ピクチャーズ上席副社長、李鉉升(イ・ヒョンスン)
監督、林元植(イム・ウォンシク)監督なども参加した。
この日の総会では、今年4月AFCI Locations Trade Showに
AFCNet会員が共同参加するなど、1年間の主な事業経過と22のAFCNet会
員の撮影情報を盛り込んだ「AFCNet
directory」の製作報告が行われ
た。
また、カンボジア文化芸術部傘下の映画局、シンガポールフィルムコミッション、広
島フィルムコミッションなど、5つの新規会員に対する承認が行われた。そして、今後
正会員ばかりでなく各国の映画・映像産業の関連団体および関係者も準会員として加入
し、活動できる「AFCNet準会員運営制度」の承認もなされた。
さらに今後、AFCNet Directoryの米州、欧州への配布やAFCNe
tホームページと会員間のホームページが双方向でリンク可能なオン/オフライン広報
マーケティング活動の強化を決めた。
第1部の最後には、正会員代表と参加者が韓国の伝統衣装である「マンゴン」と「チ
ョットゥリ」を着用、APEC首脳会談さながらの記念撮影が行われた。
第2部は、「台風(テプン)」(韓国
真因社(チニンサ)フィルム)の撮影を支援し
たウラジオストク・フィルムコミッションおよび「ソウル攻略」
(香港
sia
Media
A
Films)を支援したソウル・フィルムコミッションの支援事例の発表が行
われた。
アレクサンダー・ドルーダ
ウラジオストック・フィルムコミッション代表は「台風」
の撮影支援のため、ウスリスク、ミカイロフスキーなど、約50地域のロケハンを行っ
た。同氏は、政府機関の積極的な協力のおかげで公道での大規模な撮影や撮影装備、フ
ィルムのスムーズな通関手続きを行うことができたと語った。
また、ロシアにおける専門俳優のキャスティング、銃器類の空輸、韓国語通訳の人材
提供など、海外プロダクションの撮影支援のため、フィルムコミッションとしてのさま
ざまな役割をアピールした。
「ソウル攻略」の支援事例を発表したホン・ソンウォン
ソウル・フィルムコミッシ
ョン事務局長は、地下鉄内部の撮影、軽飛行機の公道での滑走などのため、ソウル市お
よびソウル警察庁の協力支援を取り計らった。
同氏はこの席で、この作品によるアジアエリアの人々に対する莫大な宣伝効果と制作
会社が支出した20億ウォン前後に対する経済効果を伝えた。