電気回路学および演習 課題 2 平成 27 年 10 月 20 日実施 学籍番号: 氏 名: 問題 1: 教科書の演習問題 2 の問 2.1(P.28) 問題 2: 教科書の演習問題 2 の問 2.2(P.28) 問題 3: 教科書の演習問題 2 の問 2.5(P.29) 問題 4: 教科書の演習問題 2 の問 2.6(P.29) 問題 5: 教科書の演習問題 2 の問 2.8(P.30) 電気回路学および演習 課題 2 平成 27 年 10 月 20 日実施 解答 1: (1) 端子 2 − 2’ の両端に現れる電圧 V2 = R2 J R3 R2 +R3 J (2) 端子 2 − 2’ を短絡するとき,R2 に流れる電流 I2 = R2 (3) 端子 2 − 2’ の両端に現れる電圧 V20 = R R2 +R J= 3 +R RR2 R2 +R3 +R J (4) R の大きさを変化させるとき,R1 に流れる電流は影響を受けない. (5) 電流源が現実の電流源であった場合には,内部抵抗が存在するため,影響を受ける. 解答 2: (1) 電圧源のみが動作しているとき,電流源は開放となり,R2 に流れる電流 I 0 = (2) 電流源のみが動作しているとき,電圧源は短絡となり,R2 に流れる電流 I 00 = E R2 +R3 R3 R2 +R3 J (注意:電流 I 0 と I 00 の流れる方向は逆である. ) (3) 二つの電源が同時に動作しているとき,抵抗 R2 に流れる電流 I が I 0 と同じ方向に 流れると仮定する.よって,電流則より,抵抗 R3 に流れる電流は I + J となり,電圧 則より,E = IR2 + (I + J)R3 が得られ,I = E R2 +R3 − R3 R2 +R3 J = I 0 − I 00 となる. (4) R1 の大きさを変化させても,R2 と R3 にかかる電圧 E は変わらないので,R2 を 流れる電流に R1 は無関係である. 解答 3: 端子 a–b 間の抵抗値 Rab = Ra + Rb = 13Ω 端子 b–c 間の抵抗値 Rbc = Rb + Rc = 8Ω 端子 c–a 間の抵抗値 Rca = Rc + Ra = 11Ω 以上より,Ra = 8Ω, Rb = 5Ω, Rc = 3Ω 解答 4: 端子 a − d 間は,Rc + xRa , Rd と Rb + (1 − x)Ra の三つの抵抗を並列しているため, その抵抗値は, Rad = (Rc + xRa )//Rd //(Rb + (1 − x)Ra ) 1 1 1 1 1 1 1 = + + = + + Rad Rd Rc + xRa Rb + (1 − x)Ra Rd Rc + xRa Rb + Ra − xRa である.最大になる条件は dRad d = dx dx ( 1 1 Rad ) n = −n 1 Rad 1 Rad o0 o2 = 0 1 Rad 0 = −Ra Ra + 2 (Rc + xRa ) (Rb + Ra − xRa )2 Ra −(Ra + Rb )2 + 2xRa (Ra + Rb ) − x2 Ra2 + Rc2 + 2xRa Rc + x2 Ra2 = (Rc + xRa )2 (Rb + Ra − xRa )2 Ra −(Ra + Rb )2 + 2xRa (Ra + Rb ) + Rc2 + 2xRa Rc = =0 (Rc + xRa )2 (Rb + Ra − xRa )2 である.したがって, 2xRa (Ra + Rb + Rc ) = (Ra + Rb )2 − Rc2 x= (Ra + Rb + Rc )(Ra + Rb − Rc ) (Ra + Rb − Rc ) = 2Ra (Ra + Rb + Rc ) 2Ra のとき,Rad の最大値は Rad = Rd (Ra + Rb + Rc ) Ra + Rb + Rc + 4Rd となる. 解答 5: 回路が整合状態 (R = R0 ) のとき,有能電力は Pmax = E 2 /(4R0 ) である. 抵抗 R に消費される電力は P = V I = RI 2 = E2 R Pmax 2 = E = (R0 + R)2 2 8R0 よって, R 1 − =0 2 (R0 + R) 8R0 R2 − 6RR0 + R02 = 0 √ R = (3 ± 2 2)R0 となる.
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