「米子駅南北自由通路等整備事業」に関する意見提出票 住 所 (法人の場合は、所在地) 名 前 (法人の場合は、名称及び代表者) 電話番号 ご 意 見 欄 683-0805 鳥取県米子市西福原3丁目 7-32 ホンムラビル 301 グラムデザイン一級建築士事務所 木村智彦 0859-34-3552 1 自由通路について (延長、幅員等の規模、機能、意匠など、ご自由にご記入ください。) 平成 24 年 8 月の米子駅南地区土地利用検討報告書によると、 米子駅乗降客数 7060 人に対し、自由化通路の利用者は 7770 人という試算がある。 これは半橋上駅とするために、南北を横断しない歩行者も自由化通路の 使用者に含まれる試算とすると、自由化通路を歩道として利用する人数は、 その差である 710 人/日という計算になるのでしょうか。 この自由化通路、歩行者のためだけの歩道橋に終わらせるのは勿体無い。 何か抜け道を使ってでも、用途を歩道に限定しない、 魅力的な原っぱのような都市空間をつくれる発想などあると、 次世代に残す意味のあるものになるのではないかと感じます。 2 駅南広場について (広場の規模、機能など、ご自由にご記入ください。) 新たに整備すべき南側は、駅北と比べ非常に計画を立てやすい。 駅舎含む駅北全体の整備に内容が周知された時点で、再度意見を募る。 その方法はパブリックコメント以外の方法が良いのではないかと感じます。 3 駅北広場(駅ビルも含む)について (駅北広場や駅ビルに求められる機能など、ご自由にご記入ください。) 現在の駅ビルを南東に一部残し解体し、北西に半橋上駅を建設、 その中央に新駅ビルを新たに建設することとなっているが、 これでは現在一体的な駅の建築が3つに分断されることとなる。 パブリックコメントの資料は、 “米子市の玄関口にふさわしい 都市環境を創出することとしています。”と、事業の目的を 締めくくっていいるにも関わらず、玄関口周辺の都市環境の最も要となる ”駅舎の建築”の在り方について、配慮する気配が微塵も感じられません。 本当にそれで良いのでしょうか。 新たな駅ビルの内容が全く見えない状態の中で、 一般市民にリアクションを求めることにも、無理があると感じます。 また、駅南北の利便性を向上することは悪くはないとしても、今ある駅ビルを 耐震補強で活かしリノベーションを行い活用することは出来ないのか。 駅ビルの補償費を米子市が負担するのであれば、駅ビルの補償費と、 耐震改修等の費用を比較検討する価値もあると感じます。 駅ビル、駅北広場、駅南広場、自由通路についても言えることは、 市民や利用者は、それらを一体として認識し利用するということと、 それらの内容と魅力を集積するモチベーションがなければ、 有益な都市空間はつくれないのではないかということです。 ただ歩道橋をつくる事業なら、本当に必要かと。 4 その他、ご自由にご意見をお願いします。 ”B/C に対する重大な疑義” パブリックコメントの資料にも、調査を行わなければ明らかにできない 駅ビル等の移転補償費 については、コストに計上されていないと記載があります。 この B/C が南北自由化通路を建設する利点が市民にあるという 根拠になりえるでしょうか。 また前述のとおり、米子駅乗降客数 7060 人に対し、 自由化通路の利用者は 7770 人という試算がある。 自由化通路を歩道として利用する人数は、その差である 710 人/日という試算であると考えてよろしいのでしょうか。 ”パブリックコメントの有用性に対する疑義” 意見を徴収するにしても、意見に対して議論を重ねることができず、 一門一答の形式で回答が行われるパブリックコメントの有用性に疑問を感じる。 この形式では、将来を見通した意見があったとしても、 事業計画を大きく変更するような意見が拾われることは考えられない。 市民から市のパブリックコメントに意見が集まらない、 市民が関心を示さないのには、意義や意見がないのではなく、 それなりの理由があるからだと認識する必要があるのではないでしょうか。 ”最後に” 事業年度の計画に合わせてただ工事費を経済的にという発想だけで、 次世代に残して恥じない米子のまちの顔がつれるでしょうか。 このような駅の改修や自由化通路の新設において、行政と住民が やりとりするために、大学などの研究者や専門家に協力をしていただき、 計画の段階から市民参加を促し、整備後のソフト的な活用方法に 対してまでも濃密な議論を行った事例もあるようです。 JR も絡み、事業主体も複雑となるこのような計画において、 行政と市民が濃密なやりとりを展開するには、市民に第三者的な 立場で説明のできる研究者や専門家が必要なのではないでしょうか。 とにかく、現在の南北自由化通路のパースも非常に貧相なものと感じます。 これが形式的に審議され、承認され、実現してしまう危機感を感じずにはいられません。 この事業が本当の意味で、 ”米子市の玄関口にふさわしい都市環境を創出する”事業とするべく、 市も市民への関心と参加を促す努力をしていただくことを切に願います。 ・上記ご意見欄の1~4のうち、一部の項目についてのご意見も歓迎いたします。 ・本票を用いず、任意の様式で提出いただくこともできます。その際には、住所・氏名・電話番号を ご記入の上、ご提出ください。
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