第3号 【1月30日発行】

札幌市立北都中学校 剣道部通信
発行責任者:髙橋靖昌・髙松敏之
平成27年1月30日発行 NO,3
~鳳雛杯の趣旨とは~
「鳳雛〔ほうすう〕」とは、鳳凰〔ほうおう〕の雛〔ひな〕のことであり、転じて、将来
すぐれた人物になることが期待される若者を指す言葉です。
中学校、高校から剣道を始めると、以前から習っていた仲間になかなか試合で勝つこと
ができません。しかし、厳しい稽古を続ける中で、必ず力はついています。
同じ時期に剣道を始めた仲間と、今までの練習の成果を試し合ってほしい。お互いに雛
の時期であるこの時期である今、のびのびと試合をしてほしい。そんな願いから始まった
試合です。北都中には現在、多く雛たちが育っています。いつかは経験者に追いつき、追
い越し、みんなで、全道・全国を目指していきましょう!
【中学男子】
今回で第三回を迎えた「鳳雛杯」ですが、第一回大
〔1年〕優 勝:榊 隼人
準優勝:米内山 孝
会では、今井くん・三上さんが共に第二位。第二回大
奎介 第三位:遠嶋 雅也
会では、松岡くんと石井さんが共に第三位。そして、
〔2年〕優 勝:旗手 将人 準優勝:丹羽 秀征
今回の第三回大会では浦東さんが第一位、林さん、石
第三位:佐藤
第三位:村上 攝
第三位:増田 雄生
【中学女子】
川さん、佐藤くんが第三位と優秀な成績をおさめてく
れました。
〔1年〕優 勝:浦東 璃奈 準優勝:阿部 花菜
第三位:林 実応
第三位:石川 汐音
しかし、
「鳳雛杯」はまだ誰も手に入れていません。
ぜひ、来年の第四回大会では、北都中剣道部の中から、
〔2年〕優 勝:佐藤 愛梨 準優勝:齋喜 晴香
「鳳雛杯」を勝ち取る人が出てほしいと思います。そ
第三位:上西 夏帆 第三位:石田 彩華
のためには、稽古あるのみですね!一緒に頑張ろう!
○中学生1年生【女子】
優 勝:浦東 璃奈
新人戦や補員として出た中体連で
○中学生1年生【女子】
第三位:石川 汐音
私は長沼練成会を終えて、不安な
は、自分の力ではなく、周りにいる仲
ことがありました。それは、試合に
間が頑張ってくれたからこその結果
勝てないということです。当日も不
でした。その結果に対して、「私がメ
安でいっぱいでしたが、その日の夜
ダルや賞状をもらっていいのか…。
」と思っていました。
に父と石井先輩と稽古をしました。石井先輩に技をひと
しかし、今回初めて自分が自分で出せた結果なので、す
つ教えてもらうことができました。
ごく感動しました。鳳雛杯決定戦では、相手に合わせて
しまい、負けてしまいました。でも、すごくいい経験に
そして、当日の決勝トーナメントでその技を出して勝
つことができました。石井先輩に感謝しています。
なりました。これで、念願の面と小手を買ってもらえま
結果的に負けてしまい、すごく悔しいです。さらに、
す!これからは、自分で一本取りに行く時と、一本もっ
その相手に浦東さんは勝ちました。改めて、自分の弱さ
ている時の動きがしっかりできるようにすることと、も
を知ることになり、なおさら悔しかったです。
っといろんな技を試合で出せるようにしていきたいで
す。そして、部活と勉強の両立を頑張っていきます!
今後は自分の課題を見つけたので、これからの稽古に
生かし、頑張っていきます!
○中学生1年生【女子】
第三位:林 実応
○中学生1年生【男子】
第三位:佐藤 奎介
私は「鳳雛杯」に出て、はじめて
僕は今回の鳳雛杯で優勝すること
個人で入賞することができました。
を心に決めていました。だけど、鳳雛
結果は、三位でとても悔しかったけ
杯のリーグ戦がはじまると積極的に
ど、普段の練習の成果を思いきり発
打っていけませんでした。結果は、ギ
揮することができてよかったと思います。
中学・高校から剣道を始めた人たちなのに強くて、私
も勉強になることがたくさんありました。
リギリでリーグを一位通過しました。僕は自分がギリギ
リでリーグを一位になったことが悔しかったです。次の
試合では、上原子くんが相手でした。その試合は3位を
全国で活躍している菅原小織さんの模範稽古を見て、
確定する試合でしたが、面を取り勝つことができまし
声の大きさや動きなど真似できるとこはすべて真似て、
た。しかし、次の試合では、すぐに面を取られ、その後
来年こそは自分が一位になり、「鳳雛杯」を取りたいと
に小手を取られて負けてしまいました。相手が小手を打
思います。今後も、日々努力をし、強く正しい剣道をし
ってくるのはわかっていたので、今後は小手の応じ技を
ていきます!
練習をしたり、相手をよく見て技を出していきます!
「鳳雛杯」を終えて…
浦東さん、石川さん、林さん、佐藤くん、入賞おめでとうございます。残念ながら入賞できなかったみなさん
も、今回の経験をこれからにいかしていきましょう。
北都中学校としては、予選を上がった人が多く良かったです。しかし、試合になると気持ちが弱くなり、
『声の大
きさ』と『技の連続性』
、何よりも『自分から攻め込む積極性』が大きく足りなかったのではないかと思います。
これからはもっと、
『のびのびと大きく、自分から攻め込む剣道』を目指していきましょう。
優勝した浦東さんの剣道ノートには、
『決勝戦では北都中の部員が応援してくれる声が聞こえて、最後までがんば
ることができました。だから優勝できたのはみんなのおかげだと思います。
』ということが書かれていました。
個人戦なので、優勝したのは一人ですが、そこには間違いなく北都中学校としてのみんなの力があったのだと思
います。そして、そのように人に対する感謝の気持ちを、優勝した浦東さんが、強く感じとったことが嬉しかった
です。たぶん、その成長が優勝という結果につながったのだと思います。
鳳雛杯は、中学校から剣道を始めた人達のために、活躍の場を与えてあげたいという思いから先生方が始めた大
会です。この大会に限らずですが、運営者、先生方、保護者の方々など、多くの人達に支えられて大会や錬成会は
成り立っています。
北都中学校剣道部5つの心得の中にある、
「環境を作ってくれる人に感謝」という言葉をもう一度胸にして、日々
努力を続けていきましょう。
保護者の皆様につきましても、朝早くから夕方まで、送迎、応援をしていただき本当にありがとうございました。
~保護者のみなさまへご連絡~
先日、2月の部活動予定表を配布させていただきました。2月11日(水)の北広島市近郊で予定していました錬
成会ですが、参加することが決定しましたのでご承知おきください。後日、改めて詳細を載せたプリントを配布さ
せていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。現地集合・現地解散となりますので、お車の配車、乗
り合わせ等の確認の方もよろしくお願いします。