2016 年併願作戦のポイント

2 0 1 5 第 4 回 合 不 合 判 定テ ス ト
第 4 回合不合判定テスト参加者配布資料
2015 年 10 月 18 日実施
第1章
ポイント 1
2016 年併願作戦のポイント
~はじめに~
4 月よりスタートしました 2015 年合不合判定テスト
■今後のスケジュール
も今回で 4 回目となり、いよいよ 「 受験を具体化してい
く時期」となりました。今回のテーマは「2016 年併願作
戦のポイント」及び「あと 100 日の過ごし方」です。合
不合判定テストのそれぞれのデータを最大限に活用して
併願パターンを作成し、それを元に様々な場合をシミュ
レーションし、入試までの期間を最大限に活用すること
で、ぜひとも成功を勝ち取っていただきたいと思います。
また、合不合判定テストは、多くの学校の協力のもと学
校会場を拡大しています。実際の入試会場で受験するこ
とにより、より実戦的な力が養われます。
この 10 月以降、ご父母の皆様も今まで以上に、忙し
くなってまいります。学校情報を得るための説明会等へ
の参加、本日のような模擬試験への付き添い、お通いに
なっている塾での面談への参加、受験校の願書の入手と
その準備等、何かと気ぜわしくなってまいります。受験
生自身も入試が近づくにつれ、目の前のテストの成績等
を見て心が折れそうになってしまうのもこの時期です。
そういった中、目標に向かって進んでいくためには、受
■今後の父母説明会のテーマ(予定)
験生だけでなく、ご家族全体のスケジュール管理と前向
きな気持ちの共有がいままで以上に重要です。今回の父
母説明会でのお話やこの資料が、少しでも皆様のお役に
立てれば幸いです。
ポイント 2
2016 年入試でも多くの学校で変更が
また、既報の通り、2016 年入試は、昨年 2015 年入試のサンデーショック(東京・神奈川の入試が開始とな
る 2 月 1 日が日曜日にあたるために、一部のミッション校が入試日程を 2 日に移動する)の揺り戻しのもとに行
われる入試となります。特に女子においては、前年のデータが利用できず、例年以上に綿密な準備とデータの活
用と動向の読みが必要となります。
次ページから、一般的な併願パターンの組み方、最新の志望動向について掲載しておりますので、ぜひ参考に
なさってください。
2 015 第4回合不合判定テスト
併願パターンの組み方
ポイント 3
3 段階の段差をつけたパターンを組む
人気校の難度が一向に緩和されない状況の中、合格を確保するためには、第1志望校の難度は現状の成績よ
り多少高めであっても、併願校に段差をつけ、その中で階段を上がってゆくように合格を重ねていくことが大
きなポイントになります。基本は「A チャレンジ校(受験生の偏差値が 50%ラインに達しているかその前後に
位置する)
」
、
「B 実力適正校(受験生の偏差値が 80%ラインに達しているかその前後)
」
、
「C 合格有望校(受験
生の偏差値が 80%ライン以上に達している)
」という3つのラインでパターンを組み立てることです。それを
踏まえた上で階段を上がっていくような形を作るのが昨今の中学入試のトレンドとなっています。
受験校は 3 段階
A チャレンジ校の考え方
B 実力適正校の考え方
50% 偏差値を使用
C 合格有望校の考え方
80% 偏差値を使用
80% 偏差値を使用
受験生の偏差値
実力適正校
→
難易度
チャレンジ校
難易度
受験生の偏差値
難易度
→
→
チャレンジ校
受験生の偏差値
→
→
→
合格有望校
基本的な併願パターンの例
A
B
80% 偏差値を使用
80% 偏差値を使用
日程→
日程→
チャレンジ校1
チャレンジ校
受験生の偏差値
→
受験生の偏差値
実力適正校
難易度
難易度
→
チャレンジ校2
→
→
合格有望校
合格有望校
危険な併願パターンの例
80% 偏差値を使用
C
80% 偏差値を使用
D
日程→
日程→
チャレンジ校1
チャレンジ校2
チャレンジ校2
チャレンジ校3
→
受験生の偏差値
実力適正校
難易度
受験生の偏差値
難易度
→
チャレンジ校1
→
→
2 0 1 5 第 4 回 合 不 合 判 定テ ス ト
前述の3つの幅を考える際に、受験生の偏差値は必ず各回を平均した数値を用いてください。受験生の自己
最高値(自己 BEST)で考えるのは危険です。一般的には受験生の偏差値(前述の平均偏差値)にプラス5まで
に位置する学校をチャレンジ校とし、マイナス5~ 10 よりも下に位置する学校を合格有望校とするようです。
(合不合判定テストでは、前述のように 50%偏差値と 80%偏差値を組み合わせて使います。
)
最も避けなければならない併願パターンは、難度の高い学校(チャレンジ校)ばかり横並びに組んでしまう
形です。受験生の心理を考えますと、ごく一部の受験生を除いて、同じように高いレベルの学校ばかりを受験
することは、過去問対策を含めて、大きな負担となります。受験する前から、ただでさえ緊張している受験生
に対していたずらにプレッシャーをかけることは賢明なやり方とは言えません。なるべく本人が自信を持って
受験できるような形にすることが重要です。そして、校風の違い、教育内容の違いなども考慮して、上手に併
願パターンを組み立てていただきたいものです。
理想的な併願パターンの例
80% 偏差値を使用
E
日程→
基本的な考え方は、左の図 E のように日程的に余裕を
持ちながら階段を上がっていくような形ですが、受験生
チャレンジ校
受験生の偏差値
難易度
→
の居住エリアの関係等で、そうもいかないのが実状です。
実力適正校
下に掲載しました図 F は千葉県・埼玉県の入試(1月入
→
試)を組み入れたパターン、図 G はそうではないパター
合格有望校
ンの例です。
80% 偏差値を使用
80% 偏差値を使用
F
1 月前半
G
2月
1 月後半
2月
チャレンジ校1
チャレンジ校1
→
難易度
受験生の偏差値
実力適正校
難易度
→
チャレンジ校2
実力適正校1
受験生の偏差値
実力適正校2
→
→
合格有望校
合格有望校
ダブル出願を使った併願パターンの例
80% 偏差値を使用
2月
1 月中
チャレンジ校2
チャレンジ校3
実力適正校
合格有望校
→
チャレンジ校1に不合格の場合
難易度
チャレンジ校1
受験生の偏差値
昨今では、左図のようにダブル出願(同じ日程
チャレンジ校1に合格の場合
→
H
の試験を 2 校出願しておき、直前でどちらを受験
するかを決める)やトリプル出願(同じ日程の試
験を 3 校出願しておき、直前でどれを受験するか
を決める)を利用する受験生も見られます。
今回の資料では、次ページ以降に最新の併願パターンデータ(第一志望者の多い試験回を男女それぞれ 50 音
順に掲載)を、22 ページには実際に併願パターンを作成していただくページを掲載いたしました。また、今回
の合不合 4 回の実施翌日の月曜日に四谷大塚入試情報センター HP に 1 月入試校簡易スケジュール表を UP い
たします。これらのデータを参考に、受験生のタイプにぴったり合った併願パターンを構築してください。
【2015 合③より最新併願パターン 【男子①】
【2015 合③より最新併願パターン 【男子②】
【2015 合③より最新併願パターン 【男子③】
【2015 合③より最新併願パターン 【男子④】
【2015 合③より最新併願パターン 【男子⑤】
【2015 合③より最新併願パターン 【男子⑥】
【2015 合③より最新併願パターン 【男子⑦】
ご多忙な時期での調査であり、また極めてプライベートな内容をお伺いすることになりますが、この調査の趣旨をご理解いただき、是非とも全員の皆様の調査へのご協力をお願いする次第です。調査させていただいた内容は、厳重に保管し、上記目的以外の使用はいたしません。
入試結果調査についてのお問い合わせ先:03-3384-7291
来年、入試の結果が判明する頃になりましたら、四谷大塚・入試情報センターより、出願校および入試結果ならびに進学先についてお伺いさせていただきます。
※四谷大塚ネットワーク加盟塾(四谷大塚 NET 塾、YTnet 塾 ) 在籍の方については、原則塾を通して確認させていただきます。
合不合判定テストを受験いただき、ありがとうございました。本テストの結果を上手に活用し、弱点の補強・課題の克服に努め、志望校決定にお役立ていただければ幸いです。皆様が志望される中学校に見事合格されますことを、心よりお祈りいたしてお
ります。
さて、四谷大塚では、例年合不合判定テストを受験されました方および四谷大塚ネットワーク在籍生を対象として「入試結果調査」を実施させていただいております。
この調査結果は、 ■2016 年度入試結果の総括 ■次年度以降の入試関係資料作成の基礎データ となり、合不合判定テストにおいては、合格率算出(偏差値設定)の基礎データとなる等、これから入試を志す方々への大変重要なデータとなるものです。
入試に関する調査のお願い
【2015 合③より最新併願パターン 【男子⑧】
【2015 合③より最新併願パターン 【女子①】
【2015 合③より最新併願パターン 【女子②】
【2015 合③より最新併願パターン 【女子③】
【2015 合③より最新併願パターン 【女子④】
【2015 合③より最新併願パターン 【女子⑤】
【2015 合③より最新併願パターン 【女子⑥】
【2015 合③より最新併願パターン 【女子⑦】
ご多忙な時期での調査であり、また極めてプライベートな内容をお伺いすることになりますが、この調査の趣旨をご理解いただき、是非とも全員の皆様の調査へのご協力をお願いする次第です。調査させていただいた内容は、厳重に保管し、上記目的以外の使用はいたしません。
入試結果調査についてのお問い合わせ先:03-3384-7291
来年、入試の結果が判明する頃になりましたら、四谷大塚・入試情報センターより、出願校および入試結果ならびに進学先についてお伺いさせていただきます。
※四谷大塚ネットワーク加盟塾(四谷大塚 NET 塾、YTnet 塾 ) 在籍の方については、原則塾を通して確認させていただきます。
合不合判定テストを受験いただき、ありがとうございました。本テストの結果を上手に活用し、弱点の補強・課題の克服に努め、志望校決定にお役立ていただければ幸いです。皆様が志望される中学校に見事合格されますことを、心よりお祈りいたしてお
ります。
さて、四谷大塚では、例年合不合判定テストを受験されました方および四谷大塚ネットワーク在籍生を対象として「入試結果調査」を実施させていただいております。
この調査結果は、 ■2016 年度入試結果の総括 ■次年度以降の入試関係資料作成の基礎データ となり、合不合判定テストにおいては、合格率算出(偏差値設定)の基礎データとなる等、これから入試を志す方々への大変重要なデータとなるものです。
入試に関する調査のお願い
【2015 合③より最新併願パターン 【女子⑧】
N o.
34 併願校(試験)の 80%偏差値(合③より)
35 併願校(試験)の併願志望者数(合③より)
36 2 月 4 日以降の併願校(試験)名
37 併願校(試験)の試験科目
38 併願校(試験)の試験日
39 ▼の場合は併願校(試験)が午後実施であることを表します。(空欄の場合は午前実施)
40 併願校(試験)の 80%偏差値(合③より)
14 2 ∼ 6 の順位
15 1 月の併願校(試験)名
16 併願校(試験)の試験科目
17 併願校(試験)の試験日
18 ▼の場合は併願校(試験)が午後実施であることを表します。(空欄の場合は午前実施)
19 併願校(試験)の 80%偏差値(合③より)
20 併願校(試験)の併願志望者数(合③より)
41 併願校(試験)の併願志望者数(合③より)
33 ▼の場合は併願校(試験)が午後実施であることを表します。(空欄の場合は午前実施)
41
13 7 の学校(試験)の第一志望者数(合③より) 39 40
32 併願校(試験)の試験科目
38
12 7 の学校(試験)の志望者数(合③より)
37
31 2 月 3 日の併願校(試験)名
36
11 7 の学校(試験)の 50%偏差値(合③より)
34 35
30 併願校(試験)の併願志望者数(合③より)
33
10 ▼の場合は 7 の学校(試験)が午後実施であることを表します。(空欄の場合は午前実施)
32
29 併願校(試験)の 80%偏差値(合③より)
31
9 7 の試験日
29 30
28 ▼の場合は併願校(試験)が午後実施であることを表します。(空欄の場合は午前実施)
28
8 7 の試験科目
27
27 併願校(試験)の試験科目
26
7 併願パターンの軸となる学校(試験)
24 25
26 2 月 2 日の併願校(試験)名
23
27
27
26
20
志望者数
6 1 の志望者が2月4日に志望した学校(試験)のデータ
22
SS80
54
53
51
57
25 併願校(試験)の併願志望者数(合③より)
21
学校名
2/4以降併願校
科目 試験日 午後
40 明大中野2 4
2/4
17 法政第二2 4
2/4
16 成蹊2
4
2/4
9 立教池袋2 2
2/5
志望者数
24 併願校(試験)の 80%偏差値(合③より)
20
学校名
2/3併願校
科目 午後 SS80
19 慶應中等部 4
65
6 学習院2 4
55
4 成城学園2 4
49
3 暁星
4
57
志望者数
5 1 の志望者が2月3日に志望した学校(試験)のデータ
18 19
学校名
2/2併願校
科目 午後 SS80
27 中央大附属横浜2 4 ▼ 56
16 高輪算数午後 算 ▼ 58
14 日本大学B 2 ▼ 48
13 山手学院B 2 ▼ 53
志望者数
4 1 の志望者が2月2日に志望した学校(試験)のデータ
17
2/1併願校
科目 午後 SS80
4
64
4
63
4
63
4
47
23 ▼の場合は併願校(試験)が午後実施であることを表します。(空欄の場合は午前実施)
16
早大学院
成城学園
早稲田実業
慶應普通部
学校名
6
3 1 の志望者が2月1日に志望した学校(試験)のデータ
15
35
19
12
10
志望者数
5
22 併願校(試験)の試験科目
14
SS80
60
62
53
55
4
2 1 の志望者が1月以前に志望した学校(試験)のデータ
9 10 11 12 13
1月併願校
学校名 科目 試験日 午後
1/25
59 1 立教新座 4
2 市川
4
1/20
3 専修大松戸 4
1/20
4 栄東A
4
1/10
第一志望
3
21 2 月 1 日の併願校(試験)名
8
併願基準校
科目 試験日 午後 SS50 志望者数
4
2/2
50
207
2
1 併願パターンの軸となる学校(試験)のデータ
7
学校名
青山学院
1
★★最新併願パターン資料の見方★★
http://www.yotsuyaotsuka.com/njc/
合不合実施週の月曜日にこちらに UP いたします。
①資料の見方→試:試験日、発:合格発表日(公式の合格発表日です。)、締:入学手続締切日 グレーの期間は出願期間を示します。網点の期間は手続き受付期間を示します。
②出願形態欄の見方→窓:窓口、郵:郵便 イ:インターネット
③発表形態欄の見方→掲:掲示、郵:郵便 イ:インターネット 手:手渡し 電:電話
※こちらの資料はスケジュールを大まかに把握していただくためのものです。詳細については必ず学校配布の要項で確認してください。
※こちらに掲載のものは HP 版の見本版です。実際のデータは 12/1 ~ 2/10 迄のスケジュールを網羅しています。
以下の資料の完全版(1 月入試分)を合不合判定テスト実施翌日月曜日に四谷大塚入試情報センター HP(http://www.yotsuyaotsuka.com/njc/)に UP いたします。
1 月入試校(合不合判定校)簡易スケジュール表の活用
2 015 第4回合不合判定テスト
併願パターン シミュレーション
※拡大コピーしてお使いください。
1 月前半
1 月後半
2/1
2/2
2/3
2/4
2/5 以降
2/1
2/2
2/3
2/4
2/5 以降
このパターンの狙い:
1 月前半
1 月後半
このパターンの狙い:
2 0 1 5 第 4 回 合 不 合 判 定テ ス ト
第2章
あと 100 日の過ごし方
2 月 1 日の東京都・神奈川県の入試解禁日まで、あと約 100 日となりました。1 月の埼玉県・千葉県の入試
開始まではすでに残り 100 日を切っており、追い込みの時期に入ってきたといえます。
「あと 100 日しかない。
」
ととらえる方、
「まだ 100 日もある。
」ととらえる方、受け取り方は様々ですが、ここでいえるのは入試までに
残された期間はすべての受験生に「平等」であるということです。
残された期間を充実したものとするために、まずご父母の皆様に確認していただきたいのは、受験までの長
期的な計画、見通しを立てる、もしくは見直すことです。具体的には何をどのように進めていくべきかを予め
整理しておくことが必要となります。小学校のある日とない日、塾での学習時間を考慮に入れ、体調を壊した
りすることがないように、無理のない計画を立てることが大切です。
そして、到達度の目安として記録を残しながら、目標をしっかりと見据え、効率的に学習を進めていけるよ
うにしたいものです。
ポイント 1
具体的には
具体的な学習においては、これまで同様、領域別の学習を続けながら、過去問など実践的な演習を並行して行っ
ていることと思います。入試が直前にせまってくると、思うようにいかない焦りや不安が出てきますが、前述
のとおり綿密なスケジュール管理のもと、ひとつひとつ着実にこなしていくことにより、学力の定着、増強を図っ
てください。
入試における出題は広範囲にわたり、なかなか「これで大丈夫」という実感が持てないものです。これが焦
りや不安のもとになるものと考えられますが、やらなければならないことは明確です。それは、一日一日の課
題をしっかりこなし、ひとつでも「これができるようになった」という体験を積み重ねることです。着実に積
み上げていくことが実力や自信につながっていくことは言うまでもありません。
学習における基本は、テストや演習を行ったあとの、
復習、解き直しです。皆様に受験いただいている合不
合判定テストは、現在の学力で志望校に合格する可能
性がどれくらいかを知ることができますが、自分の弱
点を知り、今後に活かすという見直し、解き直しの作
業の方がより重要となります。そして、自分の成績結
果から分かった弱点を、今後の学習課題に結びつけて
ください。
また、社会における時事問題の出題の広まりはここ
数年の特徴です。
『ニュース最前線』を上手く活用し、
対策をとりましょう。
次に、入試まで残り 100 日の各教科における取り組
み方について簡単ではありますがまとめておりますの
で、参考になさっていただければ幸いです。
2 015 第4回合不合判定テスト
��������
��
①計算問題・
計算問題・一行問題で
一行問題で確実に
確実に得点できるように
得点できるように
②総合問題(
総合問題(過去入試問題等)
過去入試問題等)への取
への取り組み
この繰り返しが得点力を高める一番の近道
��
①知識事項の
知識事項の補強で
補強で読解力につなげる
読解力につなげる
知識の整理と総合演習は並行して実施する
②読解問題演習の
読解問題演習のポイント
��
①基礎事項を
基礎事項を完全に
完全にマスターする
マスターする
能動的な学習で印象深く定着させる
②出題傾向を
出題傾向を踏まえた学習
まえた学習を
学習を
��
①知識量を
知識量を増やす
いろいろな出来事や事柄を関連づけて理解
②総合的な
総合的な問題に
問題に慣れる
2 0 1 5 第 4 回 合 不 合 判 定テ ス ト
ポイント 2
事前準備の重要性
入試本番までの学校説明会や行事の日程を予め確認しておくことも大切です。忙しい時期ではありますが、
受験を考えている学校に関しては、併願校であったとしても入学する可能性がある以上、事前に一度は足を運
び見ておく必要があります。校風や教育理念・方針、先生方の熱意や在校生の様子、子どもの個性・性格に合っ
ているか等、どれも直接目にして確認いただきたい内容です。近年の募集に関する行事は説明会だけでなく、
入試問題解説会や個別相談会を実施している学校もありますので様々な行事を上手く活用し、学校の見極めを
行ってください。そして、改めて受験する学校は通いたい学校であるという原則を今一度思い出して欲しいと
思います。
今後は、受験に向けた志望校の決定が塾の個別進路相談を通して行われていきます。
事前準備として、先生に相談したい内容は予めまとめておきましょう。第一志望校に対する受験生そしてご
家庭の思い入れはどうなのか。併願校としてどんな学校を検討しているのか。各教科における不安な要素は無
いか。など準備をして面談に臨むことが大切です。
ご家庭の希望や不安を的確に伝えることで、残された時間を有効に活用するための明確なアドバイスが得ら
れるはずです。
また、模試の志望校判定や過去問演習を通じて、合格基準に達していない状態が続くと焦りからつい感情的
になってしまう時期でもあります。一時の感情に任せ、叱責をしてしまうことはよくあることですがプラスに
は働きません。受験生もご父母同様不安や焦りを感じています。勉強した成果が数字となって表れない時期に
叱責を続ければ、モチベーションの大きな低下を招くことにも繋がりかねません。
そこで、受験生の頑張りが見えた時には「褒める」ことが大切になってきます。全体としての出来は良くな
かったとしても、前回と比べて改善した部分や集中して取り組んだ分野や教科が点数に繋がった点など、良かっ
た点を見つけて評価してあげることが必要なのです。努力したことについて一定の評価を与え、そのうえで次
の課題を提示すれば、モチベーションを維持しながら建設的に学習を進めていくことができるはずです。
成績の推移が特に気になる時期を迎え、偏差値も無視できない要素であることは間違いありませんが、それ
だけで学校選択を行うことの無いようにすることが大切です。
実際の併願パターンを組んでいくうえで大事なことは、合格有望校・実力適正校・チャレンジ校をバランス
良く配置し、階段を上がっていくような、段差をつけるということです。詳細は前項を参考にしてください。
受験する学校が決定し、いざ出願ということになりますと、手続き等で慌しくなります。直前で慌てること
のないように、願書の入手をはじめとし今のうちからできることを進めておきましょう。また、写真の枚数や
報告書・通知表のコピーの有無、健康診断書の有無、受験料および出願期間など確認が必要な事項は様々あり
ますので、受験校ごとに整理しておくことをおすすめします。
過去問演習には http://www.yotsuyaotsuka.com/chugaku_kakomon/ 中学入試過去問データベースをご利用ください。