身の回りの音についての一考察

身の回りの音についての一考察
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1.はじめに
私たちの日常生活は音で溢れている。音楽はもちろん声など様々な音が存在している。
ではその音とはどのようなものであるか、そして私たちはその音に対してどのように感じ
ているのかということを、調査し述べていきたいと思う。
2.生活環境のなかにある音
音にはどのようなものがあるだろうか。雨が傘に当たる音、波の音、小鳥の音、セミの
音、声などの自然界の音。店から流れる BGM、楽器の音、TV の CM の音などの人工的に
作られた音と私たちの周りには様々な音があり音を効かない日は無いといっていいと考え
る。
しかし、私たちの周りの音は全てが心地の良いものではないはずだ。では心地の良い音
と心地の悪い音にはどのような差があるのだろうか。
3.騒音
騒音トラブルという言葉を耳にしたことがある。騒音とは「①うるさくて、不愉快なお
と。騒がしいおと。②[理]振動が不規則なおと。(↔楽音)」 i
いわゆる心地の悪い音と言うのが騒音に分類されるのだろう。どのような音が騒音とよ
ばれているのだろうか。
私は「すべての音は潜在的騒音」iiという言葉にとても関心をもった。望まない音であれ
ばそれは騒音になり望んでいる音は騒音ではないというのだ。確かにいくら素敵な演奏で
あっても授業中になれば騒音になるだろうし、逆に騒音になりうるスポーツカーの走る音
は、レース場であれば騒音ではなく素敵な音になるであろう。
自分がいくらいい音楽だと思って音楽をながしていても、となりの部屋の人に聞こえて
しまい勉強の邪魔になるのであれば騒音になってしまう。
4.まとめ
1
騒音と騒音ではない音の違いはさほど大きな差はなく、場所、時間など条件と個々の人
が聞くことを望んでいるのかというところに焦点があてられる。私たちの周りの音はいつ
騒音といわれてもおかしくない。私たちが音楽を聴いたり、私語をしたりするときは、周
りの人の気持ちを考え適切な場所で適切な音量を適切な時間に行うことが騒音防止につな
がっていく。
5.参考資料
・曽根敏夫『ポピュラーサイエンス
・難波精一郎「音の環境心理学
・『三省堂国語辞典
i
ii
くらしと音』裳華房
いい音
1991 年
悪い音」NEC メディアプロダクツ
第六版(小型版)』三省堂
2008 年
『三省堂国語辞典 第六版(小型版)』三省堂 2008 年 p.764
※[理]:物理・化学分野での特殊用語
曽根敏夫『ポピュラーサイエンス くらしと音』裳華房 1991 年
2
p.66
2001 年