所属 人間科学部人間科学科 職名 准教授 氏名 秋本倫子 大学院所属

所属
人間科学部人間科学科
職名
准教授
氏名
秋本倫子
大学院所属状況
英字表記
(ABC,def)
AKIMOTO, Michiko
大学院における研究指導担当資格の
有無 (無)
研究科
取得学位
文学修士
最終学歴
上智大学大学院博士課程前期修了
専門分野
臨床心理学、高齢者心理学、高齢者・脳障害者の心理的リハビリテーション、身体疾患・身体障害を有する人に対する心理療法、 神経精神分析、糖尿病心理臨床
現在の研
「脳―こころー身体の臨床心理学」
究テーマ
「共感」「共感の教育」
( 複 数
「脳科学からみた箱庭療法の治療的機序」
可)
「脳損傷リハビリテーションにおける神経精神分析」
「介護家族に対する心理的ケア」
Ⅰ 研究活動
論文(査読付)
論文の名称
単著・共著
の別
筆頭著者・非
筆頭著者の
別
V.E.フランクル『夜と霧』再訪―“運
発行または発表
発行所、発表雑誌(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁
の年月
2012 年 3 月
59-82
東洋英和女学院大学 人文・社会科学論集
第 30 号
命”-の生き方
論文(査読なし)
論文の名称
単著・共著
発行また発表の
年月
発行所、発表雑誌(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁
の別
リメディアル教育の実践及び携帯ポータルサイトを用
共著
2013 年 3 月
教育工学研究会発表報告集
いた読書活動の必修化の効果
柳沢昌義・久保田まり・
秋本倫子・下坂英
著書
著書等の名称
単著・共著・共同執筆
(アンソロジー)・編
著・翻訳(単著)
・翻訳
(共著)の別
発行または発表
の年月
発行所、発表雑誌(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入
該当頁
なし
学会等における研究発表
学会名
XX International Congress of Rorschach and
基調講演・招待講演・
一般講演の別
一般演題
Projective Methods
発表の年月
発表タイトル
2011 年 7 月 19
「ロールシャッハ所見から見た生体ドナーの心的ストレスと葛藤」
日
Psychological Stress and Conflict Observed in Living Donors: A Rorschach Study.
松森基子・秋本倫子・神山佳奈絵 Motoko Matsumori, Michiko Akimoto, Kanae Kouyama
The 14th International Neuropsychoanalysis
一般演題
2013 年 8 月 24
A Psychothrapy for an elderly with right prefrontal damage: the roles of image in
Congress
(口頭発表)
日
neuropsychoanalysis
The 15th International Neuropsychoanalysis
一般演題
一般演題
Narita K, Hatta, T., Hirao, K. Yama, M, Mitshumura T., Kubota, Y., Akimoto, M.,
Congress
(口頭発表)
(共同発表)
Kishimoto, N.
The 15th International Neuropsychoanalysis
一般演題
2014 年 7 月 26
Psychotherapy for an elderly woman with anosognosia-images of trauma expressed in
Congress
(口頭発表)
日
sandplay and Baumtest.
On Narcissism: An Re-Introduction from the perspective of ANPS.
Ⅱ 教育活動
教育実践上の主な業績(項目ごとに年月日順)
年
月 日
概
要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
『人間科学基礎演習 I,II』
2014 年 4 月~
『共感』を理論・実習の両方から学ぶ授業を行った。
2015 年 1 月
1.理論編:臨床心理学的カウンセリングの理論、脳科学(社会認知
神経科学)理論等を学生の発表を中心に学習できるようにした。
2.実習編:前期(I)では、カウンセリングのロール・プレイを行う
と共に、各自が美術館に行って美術作品を鑑賞して作者や作品中の人
物の身になることを試みた結果をゼミ内で発表し、レポートを提出し
た。後期(II)では、各自が好きな映画の一場面を選び、どう共感し
たかを発表し、さらには小説の一場面を選び、どのように共感したか
を発表した。後期のまとめのレポートでは、理論と実習の両方の成果
について統合的に書く課題を期末レポートとして課した。
3.学生たちの発表やレポートから、学生たちが、共感には言葉のみ
ならず細かい表情や動作、アニメでの背景効果、雰囲気、など多くの
ことが関係し、共感とは奥深いものであることを学んだことが伺われ
た。
『人間科学基礎実習』、
『人間科学演習 I 、II、III、IV』
2011 年 4 月
マインドマップ®の指導と活用
2015 年 1 月
~
マインドマップ®のかき方を学生に指導し、学生が自己紹介、読書の
まとめ、発表、論文のアイディアの発想、自己分析などをこれを用い
て行うことを指導した。
「考えを整理しやすくなった」という評価が学生からあった。学生の
R に描いてもらうと、現在の課題、達成できた
現状をマインドマップ○
こと、解決できないでいる問題、将来の夢や計画を教員が一覧できる
のみならず、描き方から精神的な安定度や積極性も見ることが可能で
あった。
『人間科学基礎演習 I、II』、
『人間科学演習 I、 II、 III、 IV』
2012 年 7 月~
脳の活性化と再教育に効果的とされる運動プログラム:ブレインジム
ブレインジム® の指導と活用
2015 年 1 月、
® を外部講師に授業内で指導していたただき、以後、授業時に教員と
学生が一緒に行った(人間科学基礎演習 I、II、演習 I、 II、 III、 IV)。
その結果、本来なら乳幼児の時に消失していたはずである原始反射が
残存していた学生の原始反射を統合でき、鉛筆の持ち方などが改善し
た。学生からは、気分の安定、体が軽くなった、集中力が上がった、
生き生きとした気分になった、等のフィードバックがあった。
『生涯発達心理学』における工夫
(1)外部講師(脊髄損傷による身体障がいの当事者)による講演
2012 年 6 月
「試練の乗り越え方」というテーマでお話いただき、講師の方の前向
2013 年 11 月
きな生き方は多くの学生に強い印象を与えたことが、感想文から伺え
た。
2013 年 9 月~
授業内で小グループによるディスカッションの時間を頻繁に設け、各
2014 年 1 月、
グループの中に生涯学習センターの受講生に加わって頂いた。学生た
2014 年 9 月~
ちからは、「人生の先輩の話が聴けた」、生涯学習センターの方たちか
2015 年 1 月
らは「若い人たちとの交流ができた」と好評であった。
(3)映像資料、インターネットの活用
2012 年~2015 年
図書館にある映像資料、さらには最近はウェブサイトも活用した。
『神経心理学』における工夫
2014 年 9 月~
映像資料(図書館所蔵、ウェブサイト)を活用すると共に、脳の模型
2015 年 1 月
を使って、脳の解剖についての学習を進め、脳解剖の用語についての
(2)生涯学習センターの受講生と学部生の交流
試験を 3 回行った。それにより「用語を覚えたので、授業の内容がわ
かりやすくなった」と学生たちより評価された。映像資料は、英語の
ものも逐語訳をしながら紹介し、できるだけ最先端の話題に触れられ
るように努めた。また、自験例を紹介することで、脳損傷についての
理解が深まるようにした。
2 作成した教科書、教材、参考書
学部科目『生涯発達心理学』授業用プリント
(15 回授業分)
学部科目『神経心理学』授業用プリント、パワーポイント資料
2007 年 9 月~
講義の要点、新聞・雑誌記事等のコピーを含む。毎年改訂)
2015 年 1 月
ドット・キャンパスを利用し、欠席者が後日入手できるようにした。
2014 年 9 月~
2015 年 1 月
学部科目「フレッシュマンセミナー」用プリント教材 第 6 回~第8回を分担
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
2011 年 4 月~7 月
文章の読み方、要約のしかたに関する教材を作成した。
なし
4 その他教育活動上特記すべき事項
なし
Ⅲ 学会等および社会における主な活動
1 学会活動
年月
概
日本心理臨床学会会員
正会員
日本老年精神医学会会員
正会員
日本箱庭療法学会会員
正会員
The International Psychoanalysis Society
member
要
日本箱庭療法学会第 25 回大会
2011 年 10 月 16 日
発表「高齢者が体験する箱庭世界」において司会者を務めた。
日本箱庭療法学会第 26 回大会
2012 年 10 月 28 日
発表「意味を捉えがたい箱庭の検討」
「中年期女性の『振り返り体験』」
において司会者を務めた。
日本箱庭療法学会第 28 回大会
2014 年 10 月 5 日
基礎研究発表 において司会者を務めた。
2013 年 5 月 13 日^
事例発表『右前頭前野損傷の高齢女性に対する心理療法の一例
2 研究会等での発表
2013 年度前期心身臨床学研究会
~神経精神分析におけるイメージの役割』
生理学的データ応用研究会
2014 年 1 月 30 日
口頭発表『脳科学から見た箱庭療法』
2014 年度前期心身臨床学研究会
2014 年 5 月 18 日
事例発表『病態失認を示した高齢女性に対する心理療法一例
映し出した内界』
2 一般講演
なし
3 新聞寄稿
なし
箱庭が
4 インタビュー
NHK
TV『ハートネット TV』協力取材
2014 年 12 月 11 日、 『障害福祉章(2)芸が与えてくれた光―東京・貝野光男さん』
18 日放送
心理リハビリテーションの元担当者として取材に応えた。
2013 年 11 月 26 日
『記憶をめぐる話』パワーポイントを使用して授業を行った。
2010 年 7 月 25 日
『 “空気”の臨床心理学 “空気”をめぐる脳とこころと身体』
5 高等学校等へのアウトリーチ活動
模擬授業 於神奈川県立厚木東高等学校
6 その他特記すべき事柄
オープンキャンパスでのミニ授業
Ⅳ 外部資金獲得状況(科学研究費等)
科学研究費
研究資金提供元
独立行政法人日本学術振興会
研究課題名
脳科学から見た箱庭療法:近赤外分光法
代表・分担・共同の別
代表 秋本倫子
期間
2013 年~2015 年
予算規模(単位:千円)
4,810,000 円
(うち直接経費は 3,700,000 円)
(NIRS)によりその治療的機序を探る
その他財団等
研究資金提供元
なし
研究課題名
代表・分担・共同の別
期間
予算規模(単位:千円)