平成 26 年 12 月 10 日設立 平成 27 年 6 月 24 日改正 神石高原生姜生産者協議会規約(案) 神石高原町内において生産される生姜は、旧神石郡内(現神石高原町)で細々とである が生産され、町の第 3 セクター(「油木百彩館」 、「182 道の駅」、及び「神石高原まるごと 市場」)においてこれらの店舗の設立時(昭和 50 年代)から販売されてきた。そして、近 隣の消費地の方々より特徴ある生姜として長く愛用されてきた。さらに一昨年よりこの生 姜を東京の銀座の割烹料理のお店にも出荷したり、茨城県内の産直市などに出荷したり、 またあるいは陸前高田市に震災支援として寄贈したりしたところ、これまで国内で販売さ れていた国内産生姜とは明らかに異なる品質を有しているものとの再評価を得、ブランド 化され得る神石高原町の作物と考えられた。この特徴ある生姜に神石高原町の名称を冠し た名称「神石高原生姜」とし、神石高原町内の生産者が集まり「神石高原生姜」の特質を 守り、またブランドとして発展させることを期して、本生産者協議会を立ち上げた。本規 約は、「神石高原生姜」の品質及び「神石高原生姜生産者協議会」の維持を目的に、本会の 運営に関して次のように定めた。 第1条 目的 1.「神石高原生姜」の生産方法とこの生産方法の結果として生まれる特徴ある品質を守 り、これを我が町内のブランド商品として育てることを第 1 の目的とする。 2.神石高原町内において「神石高原生姜」の生産の普及を図り、個人ではなかなかな し得ない全国的な販売を本協議会という組織により、効率的な販売ルートの開発な どを推進することを第2の目的とする。 第2条 「神石高原生姜」の品質の定義(特性) 大型の生姜であるにもかかわらず、①辛さが強いこと、②さっぱりしていること、 ③繊維が柔らかくて粗であること、④色調が黄色あるいは白色であること、⑤香り が強いこと、及ことの 5 点である。 第3条 本協議会の会員資格 1.本規約の第 1 条で述べた「目的」に賛同する生姜生産者であること。 2.神石高原町内に住所を有し、生姜の生産あるいは「神石高原生姜」を使用した加工 業者であること。 3.本協議会の者が生産する生姜の取り扱い業者(流通業者)で、町内に住所を有する 者。 1 第4条 「神石高原生姜」の生産(定義) 次の生産方法により生産される該当地域の生姜とする(耕作地の条件)。 「神石高原生姜」とは(定義) 1)1年以上生姜の栽培がない畑あるいは田に植え付けた土地(連作の禁止)で、 植え付け 2 ヶ月前から収穫までの間農薬の使用は3回以内の生姜を言う。 ただし、農薬の種類により、本協議会が禁止したものは過去 3 年間使用してい ない土地(農薬使用の制限)であること。 2)生産地及び生産方法「定義」 イ 生産地は、神石高原町内及び神石高原町に隣接する市町とする(ただし、気 候条件が異なる福山市内は除く。また、生産者は神石高原町内に住所を有し、 かつ神石高原町内でも農業生産を営んでいる者が栽培する生姜であること。) ロ それぞれの農家で従来の方法で植付け、栽培管理及び収穫をされている生姜 を言い、水耕栽培、ハウス栽培等人工環境下で栽培していない生産方法とする こと。 第5条 会の維持に関する事項 1.本会には、互選で会長及び副会長を 1 名ずつ選出する。 会長及び副会長の任期は 2 年とする。 2.本会の事務所は(株)神石高原内に置く。 神石高原町相渡 5166、TEL 0847-89-5005、 FAX0847-89-5015 3.会の総会は、会長が招集し、年 1 回以上開くこと。 (原則毎年 6 月あるいは 7 月に開 催すること。 ) 第6条 本協議会の入会、脱会及び除名 1.神石高原生姜の生産あるいは加工をする者の本協議会への入会・脱会は、基本とし て自由であるが、除名された者は原則 2 年間本協議会に入会することは出来ない。 2.除名は、本協議会の名誉を傷つけ、あるいは本会に経済的損失を与えた者で、本協 議会の会長が指名する 5 名以上の協議会の会員による審議を経て除名処分を受ける。 第7条 神石高原生姜の品質確保 1.神石高原生姜の品質の確保を図るため、本協議会では「神石高原生姜」と表記を 希望する生産者あるいは加工業者は、生産あるいは使用予定の生姜を 200g 程度事務 局に生産履歴とともに提出すること(別途様式あり)。本協議会の会長は、提出され た生姜サンプルについて 3 人以上(必ず奇数であること)の本会会員を集め、官能 検査を実施し、提出されたサンプルが「神石高原生姜」として官能的に適切である かどうかを検査すること。もし、この官能検査で不適切と判断された場合、生産者 2 は 2 名以上(必ず偶数であること)の推薦する本協議会の会員を追加した 5 名で再 び官能検査を実施すること。これらの「審査結果」、適格とされた生姜のみが「神石 高原生姜」として販売することができる。 2.不適切と判断された生産物は、「神石高原生姜」とは表記出来ないが、本協議会の 副会長が招集する本会会員の 3 名以上集め、その原因を調査する。 その調査が終了次第、副会長は官能検査で不適格となった理由を公表すること。そ の原因が ① 生産方法等が不適切であったことなど人為的な要因によるものである場合に は、その生産方法等を行わないよう全会員に周知徹底させる。 ② 他の生産地のものなど、悪意あるいは故意による品質不適格生姜であった場 合は、その生産者あるいは加工業者等は除名となる。(副会長は、会長に除名 とするよう要請し、会長はこれを会員全員に周知する手続きをとること。)。 ③ 原因が不明であった場合には、翌年、その生産者あるいは加工業者の生姜生 産方法を本会会長が指名する本会会員 2 名に点検させることが出来る。 第8条 本規約(変更)の発効 本規約は、平成 27 年の生姜生産から適用する。 第 9 条 補足 (この補足は平成 28 年の本会の総会後、廃止する。 ) 1)本協議会では、「神石高原生姜」の「シンボルマーク」を作成し、生の生姜及び 加工品生姜に利用できるように平成 27 年 8 月末までに手配する。 利用料は別途定める。 2)この「神石高原生姜」は、商標登録を平成 28 年 7 月までに出来るように事務局 は検討する。 また、「神石高原生姜」の「シンボルマーク」は同様に意匠登録を平成 28 年 7 月までに出来るように事務局は検討する。 3
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