2015年度 • エミール デュルケム (Emile Durkheim) 第3回 社会学の理論(3) 社会的事実の探求 • 生没年 1858~1917 2 1 社会的事実 社会的事実 • 社会学は何を扱うか? • 主要著作 社会学の対象 『 (岩波文庫) M. ウェーバー 』 3 社会的事実 4 社会的事実 • 社会学は何を扱うか? • 当時の社会科学の基本的な世界観 社会学の対象 E. デュルケム 社会的事実 5 6 1 2015年度 社会的事実 社会的事実 • 社会的事実 • 当時の社会科学の基本的な世界観 1) 脱個人主義 デュルケム の狙い 7 8 社会的事実 社会的事実 • 社会的事実 • 社会的事実 2) 社会で一般化されている 3) 脱個人主義 脱功利主義 9 社会的事実 10 社会的事実 • 社会的事実 • 社会的事実の例 4) 行為によって実現する など 脱功利主義 11 12 2 2015年度 社会的事実 社会的事実 • 社会的事実の例 もしこれらがなくなったら・・ ① 個人を超えて存在し、 ② 人々の行為を束縛する 13 社会的事実 14 社会的事実 • 社会的事実は・・ 社会を支え もしこれらがなくなったら・・ る基本作用 15 16 社会的事実 • 社会的事実は・・ 社会的事実 社会的な説明が必要 学としての客観性 社会学が扱うべき領域 共変法 17 3 2015年度 学としての客観性 学としての客観性 • どう分析するか? • 社会的事実をモノとして扱うことの意味 E.デュルケムの提言 モノではないが (社会的事実 ≠ モノ) 19 学としての客観性 20 学としての客観性 • 社会的事実をモノとして扱うことの意味 • 社会的事実をモノとして扱うことの意味 客観的な分析を可能にする (社会的事実 (社会的事実 ≠ モノ) ≠ モノ) 21 学としての客観性 22 学としての客観性 • 客観性に対する考えの違い • 客観性に対する考えの違い デュルケムは 「モノとしての社会的事実」 23 24 4 2015年度 学としての客観性 学としての客観性 実証主義の確立 観念のみの議論を排除 事実にもとづいた議論 25 学としての客観性 26 学としての客観性 • モノとモノの間には • モノとモノの間には が成り立つ が成り立つ Ex.自然科学 社会科学に も適用する Ex.自然科学 27 学としての客観性 28 学としての客観性 デュルケムは・・・ デュルケムは・・・ 自殺論 客観的な分析を 行おうとした 29 30 5 2015年度 共変法 • 実証主義 社会的事実 自然科学 学としての客観性 共変法 32 共変法 共変法 • 実証主義 • 実証主義 社会学で実験を 行うことは困難 ができないから 33 34 共変法 共変法 • 実証主義 • 例えば・・・ 歴史的事象の特徴 明智光秀が謀反を起こさなかったら、 日本の歴史はどうなっていたか? 完全に同じ状態は再現できない… 35 36 6 2015年度 共変法 共変法 • 共変法 • 共変法 異なる変数の関係を 明らかにし、 を特定する 37 38 共変法 共変法 • たとえば… ① • たとえば… 似た特徴をもつ集団を 抽出する 39 40 共変法 共変法 • たとえば… ③ 原因論の否定 現象の違いを特定する 41 42 7 2015年度 共変法 共変法 原因論の否定 目的論の否定 あの人がたまた ま優れていた、 というようには 考えない 43 共変法 44 共変法 目的論の否定 デュルケムは、 人間主義的な要素を排斥し、 を確立した 行為者は社会的事 実に拘束される 45 共変法 46 共変法 • 特定化されなければならないこと デュルケムの 基本的な考え方 社会的事実の間の相互作用・因果関係 47 48 8
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