ソフトボール部通信 緑丘商業高等学校 No.6 ~求めるものと求められるもの~ 最近の女性が求める男性像は4低(低姿勢、低依存、低リスク、低燃費)と言う そうです。一昔前は3高(高学歴・高収入・高身長)なんて言われていましたが・・・。 しかし、そのような理想像は男性だけに求められるべきものではなく、男性側も女 性に対する理想像を持っています。つまりは、他人に求めることは、他人からも求 められるわけです。 ここからが本題です。他人に要求する前に、まずは自分から理想に近づくべきで はないでしょうか。部活において、良いプレーが出来ないことを相手チームのせい にしたり、審判のせいにしたり、味方のせいにしたりする前に、自分が求めている 以上のプレーをすることに集中することが必要です。勝利や成功を収めるのに、他 人任せなんてことはありません。まずは己ありきです。他人は変えられません。で も自分は今すぐ変えられます。高みを目指し、己を磨きましょう。 チームメイトがあなたのために何をしてくれるかではなくて、 あなたがチームメイトのために何ができるかである。 マジック・ジョンソン(プロバスケットボール選手) ~叱咤激励~ 今の君たちをひと言で表すと「優しい」です。もっと言えば「優しすぎ」です。 私が期待することは「仲間からの厳しい声」です。「このままじゃダメだ」の一声 が欲しいのです。「声を出そう!!気持ちを出そう!!」と。 強いチームは、よくケンカをしているように見えているが、本人達からしてみる と、「叱咤激励」なのです。 悪送球をした際に、「ゴメン」「いいよ!大丈夫」と馴れ合いのチームと「足を 動かして取れ」「ちゃんとグローブに投げてこい」と言い合えるチーム。どちらが 負けないチームになれるでしょうか。目標のために「良い」・「悪い」を言い合え るチームは絆も強くなります。「嫌われるかもしれないから」と弱気になるのは最 後の大一番で仇となってしまうのです。 ~ユーモアが大切~ 笑顔が素敵な人とは話が弾みます。ニコッといい笑顔で返事をくれたら、こちら も笑顔でもっと話をしたくなります。落ち込んだ時や困った時など悲観的になるほ ど人間の視野は狭くなります。困難な時ほどユーモアが大切です。ピンチの場面で マウンドに集まった際、前キャプテンの熊澤さん(知多中)は常に周りの選手を笑 顔にさせようと色んなやり方で和ませてくれました。 「どんな選手でも時間を止めることはできないが、 良い選手は時間に余裕を与えることが出来る」 ユーモアとは笑わせることだけではなく、「余裕」を持たせることです。余裕が あるところに遊びが生まれ、遊びのあるところに独創性が生まれます。些細なこと だと思うかもしれませんが、すごく大事なことだと思います。技術や身体能力以上 に余裕を生み出す「人柄」がチームを強くすると思います。 ~バッティングは最高におもしろい~ 1.ボールの核を狙って強く振れ 2.積極的に バッティングの際に君たちに言うことはこの2点です。 「強く振れ」私が一番大切と思っていることです。強くバットを振るには相当な勇 気が必要です。三振をしたくないという恐怖心が常に惑わし、フルスイングが出来 なくなってしまうからです。恐怖心に負け、ゆるいスイングでボールに当てにいく スイングでは相手にプレッシャーを与えることもできず、良い打球は飛びません。 誰もが、初めからフルスイングでボールをミートすることはできませんが、「強く 振る」という勇気ある行動を実行できない選手はここぞという場面で、バットを振 ることすら出来ません。何千、何万と地道な素振りやバッティング練習を行い、次 に訪れる場面で、勇気ある行動でピッチャーに立ち向かいましょう。間違ってはい けないことはガムシャラに振れば良いわけではありません。しっかりとボールの核 を打ち抜くのです。 (ホームランバッターはボールの下を打ち抜きスピンをかける。 ) もう一つは積極性です。先日の練習試合で 1 年生の藤吉さん(旭中)は3ボールの カウントから積極的に狙いタイムリーヒットを打ちました。場面によっては振って はいけない場面もありますが、積極的な姿勢が得点に繋がりました。バッティング は打席に立つ前から始まっています。『よし!打ってやるぞ!』という気持ちがな ければ、"見逃し"も多くなります。 打てる球を積極的に強くスイングする!打てた時の快感は他では味わえません。
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