学校だより8月号 - 市立日新小学校

第23回日新七夕祭り
札幌市立日新小学校
平成 18 年
(2006 年)
8月21 日
「日々の暮らしの中に楽しみが、喜びが・・・」
校 長
吉 田 和 史
「夏休みの時間は、どの人にとっても同じだけあります。でも、上手に使うか、そうでないかは自分しだ
いです。時間を上手に使ってね。
」と、
「夏休みの過ごし方」についてのお願いとして私から子供たちにお話
をしました。お子さんの過ごし方はいかがだったでしょうか?
道外に住まわれているあるお母さんから伺った、とっても印象に残るお話から・・・。
小学校1年生の娘の待ちに待った夏休み。でも、家には肌の弱い赤ちゃんがいる。医者からは、プールも
海もよくないと言われている。おまけに、お父さんは仕事が忙しく、満足に休みも取れない。周りの子供た
ちは、旅行だのキャンプだのと予定があり遊び相手もいない。
私が、
「弟が生まれていなければ、もっと夏休みらしいことがいっぱいできたのにね。
」とため息混じりに
言った。すると、娘は「夏休みは赤ちゃんとたっぷり遊べるからとてもうれしい!」と、笑顔で応えた。自
由研究は、赤ちゃんの研究。毎日詳しく成長の様子を記録。絵の宿題も赤ちゃんの絵。本当に楽しそうだ。
娘のこんな姿を目の当たりにし、長い夏休み、
「非日常」を味わわせなければいけないという考えを反省し
た。普段の生活の中に発見がある、楽しみがある。自分で見つけ、つくりだす楽しみが・・・。娘の夏休み
は充実している。もう、二度と見ることができない弟の日々の成長を間近で見つめていられるのだから・・・。
女の子の晴れやかな顔が想像できます。きっと、一生忘れることのない夏休みとなったことでしょう。そ
して、お母さんにとっても・・・。
私自身、忘れかけていたものを思い起こしてもらったという気がいたしました。
「日々の暮らしの中に楽し
さがあり、喜びがあるものだということを・・・。
」
子供たちの学校生活においても同様に、日々の暮らしの中に楽しみがもてる、喜びがもてる、そんな毎日
としていくことができるよう心がけてまいります。
8・9 月は第Ⅱ期「友達と協力し合おう」という目標で
「助け合う心」の育成を重点にしています。子供たちが
夏休み中、子供たちが一生懸命に取り組んだ
作品を展示します。ぜひご覧ください。
◇
期間 8月29日(火)∼9月1日(金)
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場所 各教室、廊下
今年度から展示場所が各学級に変更とな
りました。
学習していく上で、「かかわり」を活かしていくことが
大切です。学習する内容や事象とのかかわり、友達や教
師とのかかわり、地域の方や専門家とのかかわりなど、
様々な「かかわり」があります。その中でも、友達との
かかわりを大切にしていくことで、自分自身の「学び」
を深めていく姿を目標としています。