北斗市観光交流センター内「軽飲食提供施設」運営業務仕様書 1 趣旨 本仕様書は、北斗市から指定管理者として指定され北斗市観光交流センターの管理運営を行う 北斗市観光協会が、北斗市観光交流センター内に開設する「軽飲食提供施設」の運営に係る業務 (以下「委託業務」という。)を委託するに当たり、受託者が実施すべき業務の仕様を定めるもの である。 2 業務内容 (1) 委託する施設 委託する施設は、下記4の(3)の⑤の「軽飲食提供施設」 (以下「委託施設」という。 )とする。 (2) 委託施設の運営 ① 委託施設において、原則として毎日午前9時から午後7時までの間(注1)、駅利用者等に 対して飲料、軽食の販売等のサービス提供を行うこと。 ② 販売する飲料、軽食等については、北斗市(渡島・檜山管内)を中心とした地域の食材等を 活用した商品を一定数提供すること。当該産品について、来店者に、商品、素材等について 紹介・説明するよう努めること。 ③ 商品の企画開発に当たっては、北斗市(渡島・檜山管内)を中心とした地域の生産者や製造 者との協議・連携を通じて、新たな素材活用と商品開発に積極的に取り組むこと。 ④ 委託施設の集客・売上増につながる広報宣伝等の営業活動(店舗情報や提供飲食物のPR、店 内催事、外部販売等)を、主体的・積極的に実施すること。 ⑤ 併設する下記4の(3)の④の休憩施設に設置するテーブル、イス等の備品の日常清掃(注2) 、 美化を行うこと。 ⑥ 北斗市観光交流センター全体に係る広報宣伝、ウェブサイトの運営等は、当協会が運営管理 するが、その委託業務にかかる部分について、受託者は積極的に情報提供等を行うこと。 注1 当協会が特別に定める以外は、年中無休。営業時間の変更が必要な場合には、当協会 と協議のうえ、市の承認を経て決定する。 注2 使用後のテーブル拭き、イスの整理等の簡易な清掃。 3 委託条件 (1) 費用負担 委託施設の設置運営に係る費用のうち、次に掲げる経費は、全て受託者が負担する。 ① 委託施設の内装、内装の改修、設備の設置及び設備の改修等に要する経費 ② 委託施設の内装又は設備の維持修繕及び点検管理等に要する経費 ③ 飲食サービス提供に必要な物品・備品備付け、要員配置、商品仕入れ、売上・在庫管理及 び安全・衛生管理に要する経費(光熱水費、廃棄物処理費等を含む。) ④ 委託業務等の開始に必要な主務官庁の許認可、行政手続に関する経費、製造物責任法(平 成6年法律第85号)の規定による損害賠償責任を履行するための保険料、その他必要な保 険等に関する経費 ⑤ 委託業務に伴う収入は、全て受託者に帰属するものとする。 ⑥ 委託期間終了後に契約を更新しない場合において、委託施設を原状回復するために要す る経費 (2) 納付金 受託者は、毎月、前月の委託施設の商品売上高の3パーセント以上の額を納付すること。た だし、1円未満の端数については切り捨てるものとする。なお、締め日、支払日、支払い方法 等の詳細については別途協議のうえ定めるものとする。 (3) 委託期間 委託業務に係る契約(以下単に「契約」という。)の締結日から平成28年3月31日まで。(注) 注 当初契約期間は、施設開設に係る準備期間が主となるため平成28年3月31日までとする が、その後の市による指定管理者の指定期間ごとに契約更新する。なお、更新の際には、 双方協議のうえ契約の変更を求めることがある。 ① 委託期間中は、次のいずれかに該当する場合又は天災その他の契約に定める事由による 場合を除き、契約を解除しないものとする。 ア 契約の規定に違反したことにより、契約を解除せざるを得ないと判断された場合 イ 契約を解除する日の1年以上前にその旨を申し出、同意を得た場合 ② 委託期間中に契約を解除する場合における当協会及び受託者双方の損害賠償については、 契約で定めるところによる。 ③ 委託契約締結後、委託施設の内装や設備、備品の搬入・設置が可能となるのは、鉄道・運 輸機構から市に北斗市観光交流センターの引渡し後(平成27年6月中を予定)となる。 (4) その他 ① 委託施設の内装や設備、備品のデザイン及び商品メニュー等については、当協会との事前協 議等を行うこと。 ② 委託施設と併設される下記4の(3)の④の休憩施設は、広く一般の利用に供する施設であり、 良質なサービスを委託施設利用客以外の客に対しても広く、平等に提供すること。 ③ 委託施設における事故、委託業務等に伴う苦情その他のトラブルが発生したときは、自らの 責任において迅速・適切に対処するとともに、遅滞なく当協会に報告すること。 ④ 委託施設の売上げ等の現金はレジにより管理し、客にレシートを発行すること。 ⑤ レジ通過者数、メニュー及びアイテム別の売上高、その他当協会が指定する事項を、毎月当 協会に報告すること。 ⑥ 次に掲げる者その他委託業務等を円滑・適正に遂行するのに必要な人員を配置し、労働関係 法令に従って業務に従事させること。 ア 責任者(委託業務等の統括管理及び当協会との調整を行う常勤の者とする。) イ 販売員(北斗市、渡島・檜山管内を中心とした地域の産品に関し十分な知識を有し、来店 者への効果的な説明等、適切な接客が行える常勤の者) ウ 委託業務等の遂行を指導・管理する者(食品衛生責任者、酒類販売責任者等)として必要 な資格を有する者 ⑦ 委託業務等に従事する者に北斗市、渡島・檜山管内を中心とした地域の産品に関する知識を 修得させるため、研修・教育を計画的に行うこと。 ⑧ 委託業務等を開始するまでに、それを行うのに必要な主務官庁の許認可を受ける等必要な 行政手続を完了するとともに、それに伴って発生する恐れのある製造物責任法(平成6年法 律第85号)の規定による損害賠償責任を履行するための保険その他必要な保険に加入する こと。 ⑨ 当協会の求めに応じ報告、資料提出、意見陳述等を行うこと。 ⑩ 当協会が指定する日に、委託施設の運営を開始すること。 ⑪ 委託施設において、火気を使用することはできないため、加温等は電気によること。 4 北斗市観光交流センターの概要 (1) 設置目的 北斗市観光交流センターは、新函館北斗駅舎と一体となった建物であり、新函館北斗駅の利 便性向上を図るとともに、観光及び交通に関する地域情報の提供並びに地場産品の展示、販売 等により、北斗市民と来訪者との交流を促進し、地域の活性化を図ること。 (2) 設置場所(別添「設置場所図」を参照すること。) 北斗市市渡817番地9 (3) 設置する施設(別添「配置図」及び「軽飲食提供施設図」を参照すること。) ① 地場産品販売施設(1階) 北斗市、渡島・檜山管内を中心とした地域の地場産品等の案内、情報提供、展示及び販売 を行う。 ② イベント交流促進施設(1階) 駅利用者等の休憩スペースとして利用のほか、各種イベント開催スペースとして活用する。 ③ 観光案内施設(2階) 観光及び交通に関する案内・情報提供並びに地域情報の発信等を行う。 ④ 休憩施設(2階) 駅利用者等の休憩スペースとして活用するほか、⑤の軽飲食提供施設利用客が利用する。 ⑤ 軽飲食提供施設(2階) (以下「委託施設」という。) 駅利用者等に寛ぎの場を提供し、休憩スペースのサービス向上を図るため、飲料、軽食等 の提供を行う。地域食材等を活用した軽食等の提供を通じて、地域のPRと地域産業、経済の 振興に寄与する業務を行う。 ⑥ 南北連絡通路(2階) 新函館北斗駅北口と南口とを結ぶ通路の美装、環境美化と北海道の観光情報の広報宣伝等 の業務を行う。
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