人生の最終段階における医療体制整備事業 中間報告会 医療法人財団老蘇会 静明館診療所 2015年11月4日(水) 医療法人財団老蘇会 静明館診療所 医師 大友 宣 院内の相談体制を築くために • 法人内でのグループワークとロールプレイ – 7月2日 ガイドライン周知、事業周知 26名 – 9月3日 臨床倫理について グループワーク – 9月10日 ACP ロールプレイ • 院内での相談員研修 – 8月24日~10月20日 朝8:45~9:00 8~10名 – 36回伝達研修 相談体制 • E-FIELD受講者 – 医師1名 – 看護師・保健師1名 – デイサービス所長・ケアマネジャー1名 • 相談員伝達研修参加者 – 常勤医師 3名 – 看護師 3名 倫理委員会 • メンバー – 院長、医師、看護師、訪問介護責任者、外部委員3 名 • 諮問内容 – – – – 本事業の承認 人を対象とする医学研究に関する臨床指針の確認 研修内容の確認 相談事例の報告 • 第1回7/30、第2回8/27、第3回9/24、第4回10/29 対象患者の設定⇒ほぼ全員対象者 • 訪問診療患者約300名 • 医師1名、看護師1名で訪問(すべて相談員) • 認知症患者、神経筋疾患患者、フレイルの患 者が多い • 在宅(ほぼ)専門診療所のなかでは「がん患 者」は比較的少ない印象 相談支援の導入⇒普段どおり • 院内の伝達講習を行いすべての医師が相談 員となっている • 普段の診療の一部として、人生の最終段階 における医療の相談を自然に行ったときに EOLシートに記載する • 導入時にも患者や家族の気持ちの準備が 整っていれば、相談を行いEOLシートに記載 する ある訪問診療医の一日 • 朝:診療所職員にE-FIELD伝達講習 • 午前 – 90歳代女性:娘と自宅で看取る相談 – 80歳代男性:本人・妻と自宅で最期まで過ごす相 談 – 50歳代女性:入退院繰り返し、今後の療養方法 について相談 • 午後 – 90歳代女性:ほぼ経口摂取困難。今後の療養方 法について相談 – 90歳代男性:心不全増悪傾向 • 夜:在宅ケア連絡会で人生の最終段階につ いて講演 EOL相談シートの記載実績 • 9月下旬からE-FIELD参加3名で開始 • 10月20日に伝達講習修了し全員で相談支援 を行うこととなった • 9月半ばから13名の記載があった 今年度の予定 • 各区在宅ケア連絡会などでガイドライン周知事業 – – – – – – – – – – 手稲区在宅ケア連絡会 10月20日 神経難病緩和医療研究会 10月23日 日本リビング・ウィル研究会北海道地方会10月30日 東区在宅ケア連絡会 10月31日 中央区在宅ケア連絡会 11月10日 清田区在宅ケア連絡会 11月11日 南区在宅ケア連絡会 11月18日 中央区在宅ケア連絡会 12月1日 有料老人ホーム12月4日 白石区在宅ケア連絡会、西区在宅ケア連絡会2月 今年度の予定 • E-FIELD相談員研修会「在宅・地域での療養バージョン」 – 10月24日、12月5日、2月6日 • 在宅看取り研究会 – 12月6日 • その他 – 意思決定エイド作成 – 入院時共同診療 この一点 •自宅で最期まで過ご したい人の希望を叶 えたい
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