地球のかんきょうを守る新かん線

テキスト
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【2】 新幹線と環境
たいしょう が くね ん
新幹線の授業テキスト
しょうがく
ねん
じ か ん
対象 学年:小学3・4年 1~3時間
地球のかんきょうを守る新かん線
日本の新かん線は性能がよく、にさんかたんそを出す量が少ないので世界中から注目を集
めています。
1
乗り物と二さん化たんそのはい出量…………
2
2
エネルギー消ひ量の比かく…………………
4
3
新 かん 線 のリ サ イ ク ル率… … … … …
7
1
1
乗り物と二さん化たんそのはい出量
自分が乗ったことのある乗り物に○をつけまし
ょう。
電車(
ふね(
)飛行機(
)新かん線(
)自動車(
)バス(
)
)
かんきょう
乗り物に乗るとき「 環 境 」をまもるために、み
んなでへらそうとしているものは、何でしょう。
自動車や工場などから出る
二さん化たんそ
です。
2
二さん化たんそのはい出量が一番少ない乗り物
はなんでしょう。下の文字をなぞりましょう。
鉄
一番少ないのは
道
です。
1人を1キロメートル運ぶのに排出する二酸化炭素の比較(2010 年度)
g‐CO2/人キロ
18
鉄道
整備新幹線問題調整会議資料
49
バス
102
航空機
169
自家用車
鉄道は、自動車や航空機と比べて、地球温暖化や大気おせんの原因となる二さん化
たんそ(CO2)のはい出量の少ない、環境に優しい乗り物です。
仕事で使う交通手段を飛行機から新かん線にすると、
二さん化たんそは何%少なくなりますか。
現状
東京圏~大阪圏
の仕事利用者が
航空から鉄道へ
交通手段を変更
した場合
鉄道
航空機
航空機
349
(仕事目的)
251
(非仕事目的)
265
鉄道
392
%
現状に比べて、CO2 排出量を
航空機
(非仕事目的)
265
約25%削減できます。
単位:千 t‐CO2
出展:JR東海 Eco出張HP
3
答え 約25%
2
エネルギー消ひ量の比かく
新かん線には、たくさんのしゅるいがあります。
見たことのある新かん線に、○をつけましょう。
本物ではなくても、テレビや写真などで見たことのある新かん線
にも、○をつけてみましょう。
4
新かん線は、改良を重ねるごとに形が変化してきまし
た。どのように変化してきたのか、下の□に書きましょ
う。
昔
現在
形に注目して考えてみよう。新かん線の前の部分は、ど
のように変わってきているでしょうか。
どうして形を変えてきたのでしょうか。その理由をよ
そうして、下に書いてみましょう。
新かん線 N700 系の「顔」といわれる前の部分は「エアロダブルウイング」と
呼ばれ、鳥が羽根を広げたような形をしています。この「エアロダブルウイン
グ」は、デザイン性だけで決められたものではありません。カッコ良いか悪い
かよりも空気の流れや乗り心地、そしてできるだけ使うエネルギーをへらそう
として考えられた形なのです。
答え 鳥が羽を広げた形など
5
使うエネルギーをへらすためなど
昔と今とで新かん線も進化しています。どれぐらいエ
ネルギーをへらせているか資料から読み取りましょう。
100%
300系
700系
92%
△19%
N700系
△25%
75%
N700A
出展:JR東海 アニュアルレポート 2014
300系→N700系
N700A
700系→ N700系
N700A
%
%
東京から大阪に行くために使うエネルギーを飛行機と
新かん線と比べると、どちらが少ないでしょうか。ま
た、約何分の1になるか資料を読んで書きましょう。
東海道新幹線と航空機の比較(東京~大阪)
東海道新幹線
90MJ/座席
N700系のぞみ
航空機の1/8
航空機
746MJ/座席
MJ っていうのは
メガジュールという
エネルギーの単位を
あらわしているよ
(B777-200)
出展:JR東海 アニュアルレポート 2014
の方が、約
分の1になる。
答え 25%
6
19%
新かん線
8
3 新かん線のリサイクル率
新かん線の車両のリサイクル率は何%ぐらいで
しょうか。下の□に書いてみましょう。
約
%
新かん線車両は、車体の約 90%(重量比)をリサイクルで
きるようにつくられています。
新かん線の部品で100%のリサイクル率を実現した
ものがあります。下の□に書きましょう
N700A ではシートクッションの材質を
100%リサイクル可能なポリエステルに変
えました。
答え 約90% シートクッション
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【2】 新幹線と環境
-地球のかんきょうを守る新かん線-
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じ ゅ ぎ ょ う
か
ん
そ
う
アンケート
このテキストを使ってみてどうでしたか?あてはまるところに○をつけてください。
(
)よくわかった。 (
)少しわかった。 (
)むずかしかった。
学校住所:
学校名:
監修
学年:
向山洋一(TOSS代表)
構成............................... 谷和樹(玉川大学教職大学院教授)
本テキスト編集 .......... 松崎 力
本テキスト担当 .......... 前田 吉法 (静岡県裾野市立西小学校)
協 力............................ JR東海
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